まず表紙が可愛すぎて一目惚れしました。
そして伊達きよさんのポメガバースなんて。。。
絶対"良き"に決まってるやろーーー!(即ポチ)
と初手から期待MAXで読み始めたのですが、
シンプルにすっっっっっごく萌えました…!
ポメがめッッちゃくちゃ可愛いです。
舌をしまい忘れてペロッと出てる。ラブリー。
人間ver.も犬化ver.も可愛さが最強でした♡♡
しかし、そんなポメの愛らしさに反して
ストーリーはすれ違いが切ないというギャップ!
切なキュンがグッと込み上げ涙腺が緩むのです。
攻めも受けもとても真面目な人柄で
優しく温かく穏やかにほのぼのした雰囲気なのに、
言葉足らずの不器用同士なのでもどかしかった…。
私はキャラが傷つくと萌える質なので
指先がビリビリ痺れるほど萌えてしまいました///
誤解なのに攻めも受けも傷ついてて堪らん~!!!
でもベースはあくまで『溺愛系攻め×ポメ男子』。
甘さと可愛さと愛情はてんこ盛りになっております。
ストーリー×挿絵の親和性もとても良かったです…!
さてさて。
受け:碧 (ポメ名:アオ)
犬化症候群に罹患しており、
様々な視線に晒されるのが苦手なクローズドポメ。
ポメ派遣サービス(ポメデリ)でバイトしています。
秘密を抱えて生きてるゆえに
内向的な部分が垣間見える真面目なお人です。
攻め:颯 (ハヤテ)
人気アイドルグループのクール担当。
彫刻のような美しい顔面で表情が薄いタイプ。
無自覚イケメンなのでチャラさはなく真面目。
とある理由でポメ化したアオに入れ込み
アオご指名でポメデリを利用している太客です。
元々碧はハヤテの大ファンで、
犬化から人に戻る時はハヤテの顔面を拝んでいました。
ある日バイトで派遣されたお客様はハヤテ本人…!
仕事中にも関わらずポメから人間に戻ってしまいます。
初日に大失態を犯した碧でしたが
ハヤテは変わらずアオを指名し続けてきます。
共通の趣味も重なり次第に仲良くなった矢先ーーー。
って感じでストーリーが展開します。
個人的に萌えポイントがいっぱいあるんですが。。。
まず!
表情が乏しいハヤテはアオの前だけ違うとこ萌え!
アイドルしてる時は塩対応(がウケる)人で、
他人に興味が無いハヤテが執着するのはアオのみ。
特別感ありまくりの唯一無二っぽさが堪らんです。
アオの前だと年相応の男の子って感じで、
アオをめちゃくちゃ可愛がる姿にホッコリします。
アオの前だとデレデレなのに
普段はスンとしてるギャップが好きだ~~~!!!
アオはひたすら可愛いです。
中身人間なので求められる可愛さを出して来ます。
犬の本能に引っ張られて遊びに夢中になるトコも
めっっっっっっっちゃ可愛い。デレデレしちゃう。
反面、碧になると内向的な部分が目立ちました。
控えめというか自己肯定感が低めなんですよね。
大人気アイドルのハヤテの前だから余計に
自惚れない、烏滸がましい、勘違いしないが強固。
そんな感じで自惚れず控えめな碧と、
基本的に表情が乏しく言葉が足りないハヤテ。
すれ違うのは必然と言うべきか、すれ違います。
これが切なくて切なくてドストライクに萌えました。
泣いた~~~(;////;)
以下、大きめネタバレになっちゃいますが…。
個人的に、
・何らかの理由で攻めの前から姿を消す受け
・突然受けが消えてしまい必死に探し回る攻め
っていうシチュにドドドドド萌える質なので、
ドストライク展開にズビズビ泣きながら悶えました。
めっちゃ刺さる(;////;)
(このシチュって、)
(再会するとことか更に萌えるんですよね…!)
(なんせ攻めはずっと探し回ってるからさ…!)
(受けが動揺して更に逃げようとするトコを捕まえるの大好き…!!!)
伊達きよさんの筆致も相俟って、
碧とハヤテの悲しみや切ない心情が流れ込むから
萌えるし、切ないし、萌えるし、情緒乱れた~!!
そもそもになっちゃうけど、
ハヤテも碧も圧倒的に言葉が足りなさ過ぎるんです。
めッッッッちゃ焦れったいし、読んでてもどかしい。
(この辺りは好みが分れるやも…?)
(遠回しな言葉って場合によってイラッとなるから)
(ウダウダしないでストレートに言えー!ってなる)
あとはポメガバースの宿命なのか、
エッチ問題は切実ながらも少し笑っちゃいました。
エッチの最中にポメ化したら何も出来ない。。笑
挿絵について特筆したいんですが、
風でオールバックになるポメが可愛くて可愛くて!
表紙の可愛さもそうだけど末広マチさんの挿絵も作品に合ってました♪
ボリュームもあって大満足の一冊です(﹡´◡`﹡ )
2冊纏めて通しで読んだ神評価です。
念のため書いておくと、こちらは続編(2巻)です。
無印の「離婚しやがれ、α様」から是非どうぞ…!
2冊まとめてのレビューになるんですが、
めっっっっちゃ良かったです(∩´///`∩)
βからΩへの変性をキッカケに
幼馴染みで親友だった相手と番になる。
今まで築いてきた関係が崩れてしまう。
幼馴染みとしても、親友としても、番としてもどれも中途半端な結果に。
『俺は親友を失って運命の番を手に入れた』
↑これがもぉぉ刺さりに刺さりました(;///;)
上手く言語化出来ないけれど情緒乱れませんか?
親友と番を両方得ようとする器用さがなく、
愛情表現がとてもとてもとても下手なんです…!
(とくに攻めの愛情表現は、)
(不器用を通り越して傲慢ですらある。。。)
そんな紆余曲折がある無印(1巻)を経て、
今作は彼等の関係に強い絆と深まりを感じます。
二度と同じ過ちは繰り返さず愛情表現を第一に。
イチャラブ満載で終始ニヤニヤニヤニヤしました////
ページ数は166ほどで紙本の厚さは薄いのかな?
ストーリー展開はポンポンと進んでいきます。
さてさて。
夫夫として仲良く歩み始めた2人は
そろそろ子作りをしようかと家族計画を始めます。
しかしレイの身体はΩからβに戻りつつあって…。
βに戻れば子どもは出来ない。
番契約も終わってしまう。
そんなこんなで
レイが変化する身体の不安を抱えていたり、
高校時代の同級生が登場して絡んできたり、
天星のお兄さんが意外な形で再登場したり、
と色々ありつつお話が展開します。
続編の良さがありましたねー!
壁が立ちはだかっても前とは違うんですよ。
天星が頼もしくカッコ良くて驚きましたw
慈しむのような愛情も見られて大満足です////
また、
天星がレイに惹かれた部分も良く伝わります。
明るくて、家族に愛されて育って、懐が深い。
人と人を繋ぐ架け橋のような優しさがグッときました。
そして個人的にツボだったのが
天星とレイの関係を第三者視点で見られたこと…!
今作で登場する同級生・タカラは
レイの不安を煽るところが正直嫌いなんですが、
タカラの目を通した天星×レイの姿は萌え!!!
(特に高校時代の両片想い感~!!!)
(ほんの少しだったけどめっちゃ萌えた////)
天星を好きだからこそ何も話せないレイと、
レイの気持ちを一番に考えている天星の愛情。
好きと優しさが合わさった関係に昇華されてすごく良かったです(∩´///`∩)スキ!
先月号に引き続き、恋イン10周年記念企画
お蔵出しプレゼント第2弾が行われています。
柳×先森セットver.だそうですよー!
そして本編は牛通堂×千散編の最終回です。
個人的には室長が全てを持っていきました。
もぅ…ッ!もぅ…ッ!(;///;)
小説掲載もある号で沙野風結子さんでした。
作家買いしているのでドキドキしながら読了。
うん。好き!
しゅきしゅきMAXハートにも進展ありです。
草間さんの新連載も面白かったーーー!!!
◉恋イン全サ関連のお知らせ◉
・全サ小冊子(我玄×秋草) →発送未定
・10巻連動購入ペーパー →発送未定
◆恋するインテリジェンス (丹下道)
千散が新プロジェクトへ加入に伴い、
必然的に牛通堂とのバディ関係は解消。
一時的と思われていましたが長ければ十年単位、
その間は接触も不可能と唐式から教えられます。
バディ解消の重さを改めて突きつけられてーーー。
いや~~~~……
牛通堂さんアホなの?アホかな?アホだよね!
なんかさウジウジとしてる姿も情けないよー!
(こういう時に)
(ズバッとツッコミ入れてくれる桃月ラヴ)
(フォロー藍染とのバランスも良き良き♪)
個人的には最後の最後までウダウダしてて
私の中の牛通堂株は下がりっぱなしでした;
10巻の春日のオドオドは初々しくて可愛かったんだけどな…。
ただ!
バディ解消というセンシティブな話題に触れて、
室長達が解消した重さが改めてグッと感じます。
室長が残した最後の一言で情緒が崩壊しました。
(今連載のMVPは室長!)
最後の最後で松枝が落とした爆弾(失言)で
先森&眞御ちゃんが大ショック受けててですね。
今も我玄と室長を尊敬し続ける弟子コンビの愛をチラリと感じました。
あの先森がよろけるなんてよっぽどですよ…。
バディ解消は弟子達にも影響が強く、根深い。
牛通堂×千散を通じて実感出来たのが良かったです。
◆しゅきしゅきMAXハート (山野でこ)
今号もボリュームたっぷりでした。
(毎号ページ数が多いけど大丈夫かな!?)
ユキのストーカーはただのモブかと思いきや
けっこう人物像の掘り下げがあって意外でしたね。
不思議な現象の解明にも繋がっていくのかな??
続きが楽しみです!
後藤が作ったちっちゃいユキ達が可愛かった~!
◆螺旋の花 (沙野風結子)
何を書いてもネタバレにしかならない~~~;
大学入学前の高校生×大学生のCPなんですが、
とにかく関係性萌えが詰まってました。
恋人としての相性は抜群。
何度巡っても惹かれ合うような運命であり、
同時に相手を死に至らせる関係性でもあり。
一緒にいるのがベストだけど
一緒にいてはいけない関係 is 何 !?!?!?
ちょっと共依存っぽい感じもあって
個人的には大大大好きな関係性萌えでした♪
以下、長くなるので細かい部分は割愛した余談
イイモさんの人外BL最終回とありました。
吸血鬼ハーフ×ゴブリンのお話も良かったー!
コミックス情報ないけど出たら買う…!
上田にくさんの結婚紹介所のお話。
ディルド握りしめた受けさんが可愛すぎた。
こんなんされたら攻めは断れるわけがない!!!
不穏な影を感じる終わりだったので続きが楽しみです。
草間さんの新連載は
外村探偵社のお話にも登場している面々なので
世界観が繋がっている感じでした。
ポジションがめっちゃ気になるところですね!
FANGS3巻発売記念インタビュー有り。
大労働プリンセスのつよつよワードが残るw
4コマで作者代理のエンバブが可愛いです♡
早くも5巻です。
今回は言葉に迷うというか…、
どうレビューを書けば良いかわからないですね。
正直読むのがひたすら辛かった巻になりました。
個人的には今後5巻を読み返す勇気はないです。
評価は……、
・ストーリーから目が離せない! → 神
・地雷要素が多く精神的に参った → 趣味じゃない
間をとって中立であげます。
(限りなく『趣味じゃない』ですが;)
といっても、脱落する・ガッカリした等の
ネガティブな気持ちではなくただただ辛い。
早く…早く…救いを…!!!(;ω;)
以下ネタバレ注意してください。
さてさて。
自分の出自を知り動揺しているアルトですが、
エルヴァには言い出せないまま一人で抱えてます。
そんな中、貴族が何人も殺される事件が発生。
犯人はエルヴァの兄貴分だった覡・ミカエル。
ミカエルを殺すよう命じられたエルヴァですが、
大切な存在だったミカエルを殺す覚悟が持てなくてーーー。
アルトの件は一旦お預け。
ミカエルがなぜ突然起き上がって行動してるのか。
ミカエルがなぜ島民皆殺しをしようとしてるのか。
それには覡の成り立ち・過去が深く関わっていました。
直接的な描写こそ若干ぼかしてるけども
子どもが陵辱されるおぞましさに溢れてます。
心が折れまくりで読むのがすごくキツかった。
(権力持った男共がクソすぎて…クソすぎて…)
黒海が何なのかまだまだ謎に包まれているので、
得体の知れない気持ち悪さが募るばかりですね。
アルトはどうなっちゃうんだよ…(泣)
いや、ほんと、もぅ、
なんでこの内容でこの表紙!?!?!?
内容とのギャップありすぎて心が死んだ。
(春の暖かさに満ちた表紙良きーーー!)
(本編どうなったかなワクワクワクヾ(*´∀`*)ノ)
(って読み始めた私へ浮かれるなと釘を刺したい)
本編でメコメコにされた心ですが、
描き下ろしや特典は癒やし効果抜群です。
アルトとエルヴァのラブラブ仲良しめっちゃ良!
特典は特大の神評価。
回復薬なので必須アイテムですらある。
(応援書店特典は電子版にも付いてるので安心)
(メイト小冊子はすっごいキュンキュンした!)
今回も少しずつ世界観が明らかになりましたが
折り返しまで来ているようです…!
エルヴァにも、アルトにも、
非常に重い運命が課せられているこの物語。
シンドイことばかりが増えいく一方ですが
幸せに向かっていると信じてます…!
印象としてはしっとりした感じ…?
ちょっと湿度高めなBLだなぁと思いました。
(感覚の話で抽象的な表現ですみません;;)
受けが愛に飢えてる感じの依存体質なので
ちょいちょいメンドクサイ部分があるやも…。
人によってかなり好みが分れそうな気がする。
ビッチとまでは言わないけれど、
寂しいからってフラフラしてて危なっかしくて!
マジで攻めと出会えなかったらどうなってたか;
しっかりしてくれ~~~(;ω;) と読みつつ、
攻めの真面目さには読者としても救われました。
さてさて。
受け:栗原
男を寄せ付けるタイプで相手には困らないけど
依存体質で愛が重いとフラれるパターンのお人。
遊びで寄ってくるだけなので恋人に大切にされない。
どことなく危なっかしさを感じます。
攻め:桃井
無愛想だけどとても真面目なお人です。
真っ当な家庭で愛されて育ったんだな…って感じ。
恋人を大切にするのは極当たり前という価値観で、
栗原に寄ってくる男達の思考が理解出来ないタイプ。
無愛想だけどとても真面目なお人です。(2回強調)
ひょんなことから栗原の恋愛事情を知った桃井。
寂しげな栗原を見て見ぬ振りは出来ず、
なんだかんだと気に掛けて一緒に過ごす時間が増えます。
栗原はいつしか桃井に愛されたいと思うようになり、
今までの男達と同じようなモーションをかけたら拒絶されてしまいーーー。
いや~~~桃井がホント良い男でしたね!
拒絶したのも結果的に栗原のためになってるし、
その時受け容れてたら長続きしなかったと思う。
栗原は1度拒絶されたことで、
桃井に恥じない人間になろうと自立するのにグッときました(;///;)
親しい同僚として付き合う期間ももどかしく、
焦れ焦れしながらめっちゃ萌えたーーー!!!
付かず離れずの距離で片思いしてるのキュンキュンしますね╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
桃井はとても真面目なんですが、
栗原に誠実であろうとする姿勢が好感度爆盛り◎
同僚の距離でも大切にしてるのがすごく伝わる。
でもその好意って
愛に飢えてる栗原にはちょっと切なくてですね。
なんか無自覚の愛情がもどかしくて萌えました///
個人的な解釈になるけど、
愛が重いのは桃井も同じな気なする。多分。きっと。
ベタベタに愛されて栗原は初めて安心を知るんだよ。
重い者同士のビッグラブなんて萌えじゃん…。
桃井は人の感情に聡いところがあるから
栗原の不安もしっかり包み込むことでしょう。
栗原は桃井に出会えてホント~~に良かった!
帯に『育み愛』とありましたが、
しっかり時間をかけて育む愛が読めました♡
あっ……、
あっ……、
表紙は青柳がお金で……、
浅桐は汚部屋なんだ……。
読む前は表紙をそんなに気にしてなかったけど
タイトルといい、表紙といい、上手いな……。
青柳がお金で解決してる奥に隠してた願望。
浅桐が汚部屋の中に隠している本当の自分。
どんどん露呈していく下巻は涙腺が緩みまくりでした。
2人とも、コミュニケーション能力はあるのに
肝心なことは言葉にしないからすれ違うんですね。
そりゃ相手も誤解するわ。すれ違うわ。当たり前。
ってツッコミいれたいほどヘタレ。
ただ、そこに至るまでの彼等の心理描写が丁寧で
ヘタレにはヘタレの理由がちゃんとあってーーー。
ゲイだからと本気の相手にされず、
好きな子にもお金を払って抱いてもらってた青柳。
浅桐は元来自分の感情を伝えるのが苦手そう?で、
身体的な自信喪失も加わってどうにも拍車がかかる。
恋愛に対する自己肯定感の低い者同士が
ぶつかって、誤解して、すれ違って、、、、
もぉぉぉぉぉぉぉ切な焦れったいッッッッッッ!!!
浅桐なんてさー、
青柳から告白されてるんだよ?
めっちゃ好きオーラもらってるんだよ?
なのになんでッ!なんでッ!!!(;皿;)ウガーッ!
って思わなくもないけど仕方ないのか。
汚部屋作っちゃうぐらい繊細な部分だもんね (泣)
青柳のなんでもお金で解決するクセ。
これもかなりグサッと刺さりました(;ω;)
いっぱいいっぱい傷ついてきたんだろうな。
ゲイだからって自分を卑下しちゃうの見てて辛い。
そんな自己肯定感が低い者同士が優しく寄り添う。
今までに無いほどの幸福感に満たされていく姿…!
互いの傷を受け容れて温め合う彼等に涙腺が緩みまくりでした(;///;)
これからはバリバリに愛し合って
自己肯定感爆上げ幸福ライフを送ってくれ~~~!
と願わずにはいられませんでした(;////;)
あと脇役の山田部長。
ノンデリのおっさんかと思いきや良い人でしたね。
個人的に脇に登場した中で一番好き!(﹡´◡`﹡ )
(カバー下漫画で登場したのうれしー!)
『巣箱の王子様』
読み終えた後に見るこのタイトルは
とても秀逸だなぁ…とシミジミ(* ˘꒳˘)⁾⁾ウンウン
家(部屋)というのは心の現われとも言いますし、
大切なモノを仕舞っておきたい宝箱でもあって、
"巣箱"の中にいる王子様の変化がグッときました。
救済BLの要素も含まれてるかな…?と思います。
恋愛に関しては自己肯定感の低い2人が
一緒に優しい時間を過ごしてふふふと笑う温かさ、
めっちゃ良かったです…!!!!
さてさて。
攻め:浅桐
優秀な部長さんでイケメンで穏やかな人柄で、
王子様というあだ名がめっちゃ似合うお人です。
しかし完璧なようで実は言えない秘密を抱えてます。
受け:青柳
「ゲイだからまともな恋愛は出来ない」と諦めて、
お金を払ってるセフレで満たして生きてきました。
王子様(浅桐)に片思い中で影からこっそり見てます。
ひょんなことからゲイバレしてしまった青柳。
そのことがキッカケで、
浅桐の誰にも言えなかった秘密を知ることに。
浅桐の秘密。それは汚部屋。
一緒に掃除をします!と申し出た青柳は
その後週末の度に浅桐の家に通うことになりーーー。
上巻のレビューなのでネタバレを抑えて…。
青柳がとってもイイコですね。
パッと明るくて仕事もテキパキとこなし優秀。
浅桐に片思いする姿がとっても可愛いです…!
恋心隠さずダダ漏れの笑顔が癒やされる~~!
そんな明るさの反面、
恋愛へのスタンスは歪で切なくなります(;ω;)
浅桐もホッとさせる穏やかなお人。
経営難の会社を一流に押し上げるほどの能力者。
反面、プライベートで不器用さが目立つのです。
汚部屋のことだけじゃなく、
人間関係においてもーーー。
陽×陽の癒やしオーラのあるカップルながらも
内に秘める繊細な部分がギュッと切なくて…!!!
一見明るくてフワフワしてるのに切なくて…!!!
秋平シロさんの作風で出てくるコントラストが
今回もグッとハマりました(;////;)
(下巻レビューに続く)
シリーズで数えると3冊目になります。
新章スタートです…!(人*´∀`*)パチパチパチ
灰賀が4年生になり就活を控える最中の葛藤や
金江の卒業時を彷彿とさせる灰賀の卒業式etc.
ゆっくりと愛を育む日常の様子が描かれていました。
灰賀の大学生活は
金江で始まって金江で終わる。。。みたいなね!
運命的な出会いをしみじみと感じちゃいますね!
比べるのも野暮ですが比較として…。
無印下巻(シリーズ2冊目)の時みたいな
派手にドカンッとした盛り上がりではないけれど
ゆっくりおだやかに沁み渡ってく感じがあります。
優しく愛を育んでいる日常がお好きな方は是非…!
(最初は箱ヘルから始まるけれど、)
(心理描写のロジックが丁寧な作品だと思ってます)
(無印下巻のリアルがホント良かったので…!!!)
さてさて。
灰賀の進路の悩み・就活の悩み、
金江は仕事で忙しい日々が続き、
新キャラで金江兄の登場、
それによって初めて知る金江の過去、
そして少しずつ近づく灰賀の卒業式ーーー。
慌ただしく過ぎていく日々の中で
灰賀と金江の愛が育まれていきます。
灰賀も金江も誠実な人だし安定感はあるものの、
2人とも相手軸の考え方をするので時には
気遣いが裏目に出てしまう時もあってですね…。
安定感はあるけれどちょっと危うい面がキュッときました(;ω;)
(別れそうとかすれ違いとかじゃないけど)
(なんかちょっとだけ噛み合わない感じ…)
(読んでて ひーん(;ω;) ってなっちゃう。ウウウ)
どっちも「無理させてる…」って思ってて
どっちも相手を慮るのは悪いことじゃないけど!
でも!!!なんかちょっと切ないの!!!!!!
ひーん(;ω;)ウウウウ
金江兄は悪い人じゃないし良い人だと思う。
弟想いの優しい兄だと思うよ。思うけどさ。
ちょぉぉぉぉぉっと黙れ?ってなったよね。
(悪気は無い厄介な人にしか思えなかったんや…;)
ーーーと、何もかも順風満帆ではない中で、
その都度ちゃんと2人で不安を解消していく。
当たり前だけど当たり前じゃない大切なこと。
そうやって育んでる姿を見られてすごく良かったです。
あと2人だけの世界になりすぎないところ。
友人たちのマイノリティへの理解や助言は、
金江も灰賀も愛されてるなぁ…って感じがしてホッとしました。
不安定さを少し感じる中で成長していく続編で
灰賀が社会人になるとまた違う悩みが出ると思うけど、
その度に仲が深くなっていく姿を見るのが楽しみです。
これは非常に良き続編でした(∩´///`∩)
終始ニヤニヤニヤニヤが止まらなかったし、
読み終えた後に即リピしたよね…BIGLOVE♡
いやもぅね、
これは愛が過ぎるでしょ~~~////
って一言に尽きるんですよ。
私は1巻のレビューでこう書きました↓↓↓
何をしても、何が起こっても、
周囲からどれだけ背中を押されても、
恋人ルートしかない道に立たされても、
目 黒 と 秋 野 は 気 づ か な い w
恋 人 に は 絶 対 な ら な い w
しかし2巻を読むと恋人云々の次元を越えて
付き合ってよーが、
付き合ってなかろーが、
例えどんな関係になろうが、
目 黒 と 秋 野 は 気 づ か な い w
恋 人 ど う こ う の レ ベ ル じ ゃ な い w
最後の最後までタイトル回収してるんだけど
1巻のときみたいな焦れったさはなくて、
そういう『気付かない』なら大好物だぜ…!!!
って性癖爆発させながら噛みしめました。
無自覚なままクソデカ感情抱えてるの
マジのマジで萌えが過ぎる。ゆくえさん天才。
あと1巻で秋野のクズっぷりが苦手と思った人は
とりあえず温かい目で2巻の秋野を見て欲しい~!
秋野もね、そこまでバカじゃなかったなっていう。
(っていうか何も考えないトコ長所だった)
(何も考えないところが逆に頼もしい)
(秋野にこんな感情を抱くなんて…(困惑))
ママのツッコミポジも安定の的確さでした。
読者の気持ちを代弁してくれる影の主役…!
カバー下はママの恋愛事情(?)がチラリしてます(﹡´◡`﹡ )
さてさて。
あれだけママに背中押されまくっても
いまだ付き合うに至らない目黒と秋野でしたが、
ようやく観念して認め付き合うことにしました。
目黒としては
秋野はノンケだし…って感情が拭えないけれど、
予想に反して恋人になった秋野はカラッと積極的。
人前でも距離が近いし、
手を繋ぐことにも躊躇がなく、
めちゃんこ THE・彼氏! なんですね。
けれど目黒はどうしても戸惑いが大きく、
過去のトラウマと秋野が重なってしまいーーーと展開します。
ゲイがノンケと付き合う怖さが描かれて
怯えたような目黒の表情が切なかったです。が。
それ以上に秋野が頼もしくてキュンキュンした!
なにやだも~~~~かっこいいじゃん!秋野!
って興奮したよね。チョロい読者なので。ふふふ。
(1巻で彼女や目黒を家政婦扱いしてたことは)
(とりあえず忘れて上げようね…私…)
いつまで経っても
「たぶん好き」のスタンスを絶対崩さないくせに、
無自覚でクソデカ感情抱えるほど好きなんですよ。
めっちゃズルくない???
多分だけど、
目黒はこの先もずっとうっすら不安を抱えながら
うっすら秋野を100%信じないままかもしれない。
でも目黒の様子がおかしいと秋野が敏感に感じ、
その都度ちゃんとコミュニケーションを取って、
気づいたら老後だった!?みたいな。
(目黒がうっすら不安になるのは最早性格で、)
(そんな部分も秋野は大らかに包み込むのよ…)
(っていうのが私の解釈)
深~く愛し合ってるのに気づかず一生を共にする。
この2人ならそれも案外幸せなんだろうな…、と。
心が満たされる続編に大感謝です(;////;)
恋人になったあとの日々がつづられた続編。
誕生日や旅行、学園祭、ほんの些細な日常、
そして夕さんの卒業までが近づいてーーー。
全ての日常に『愛おしさ』が詰まっていました。
1日1日を大切にしている愛情が感じられます。
夕さんも凪もそれぞれの性格上、
大きなすれ違いはなく大きな波乱もない。
周囲の理解があって立ちはだかる壁もない。
ホンット~~~~~~に穏やかなんですね。
そんな世界がとても心地よかったです。
愛おしさが枯れることなく湧き続けるような感じ。
また初めてエッチをする緊張感も良かった!
いわゆる"エロさ"を感じるエッチ描写ではないけど、
愛し合って初めて繋がる特別感にキュンときました。
(っていうか、)
(前巻の時点でエッチ済みだと思ってたので)
(ッッッッッッッえ??????ってなった)
(そうだ。凪だもんね。箱入りの凪が相手だった)
とっても初々しくピュアな関係性の中に、
長年連れ添って縁側でお茶飲んでる感もあって。
春の陽だまりで寄り添うイメージがピッタリ…!
暖かい日に縁側で読みたくなる1冊でした(﹡´◡`﹡ )