オメガバースなのに!というのが読み始めてまず感じたことでした。
律はアルファとしての暁斗を求めておらず、ただその生み出される作品を愛しています。でも芸術家の生み出す作品は芸術家そのものだと思うので、やっぱり暁斗を丸ごと愛してるんですよね。運命の番も拒絶する律は強くて、痛々しいです。暁斗め〜、カレーもちゃんと作れないって、なんてポンコツアルファなんだと歯軋りしながら読みました。でも律のことをずっと可愛いと思ってて、律の誕生月のお花である紫陽花の絵を描く情緒が赤ちゃんな彼が嫌いになれません。完璧アルファ様にはない可愛らしさがあります。
タイトル通りの献身に涙が止まりませんが、何度も読み返している大好きな作品です。