序盤は主人公の境遇がしんどくて、読んでいるこちらまで苦しくなるレベル。
正直「この男のどこを好きになれるんだ…?」と全く理解できなかった。
でも物語が進んで、清居の内面や視点が見えてくると印象がじわじわ変わっていく。
気づけば「清居かわいい…頑張れ…!」と応援している自分がいた。
……だがしかし、主人公が気持ち悪い。主人公にドン引きで、情緒が忙しい。
なのに不思議と、ドン引きしながらも応援してしまう。
この謎の感情、なかなか味わえるものじゃない。
読み終わる頃には、なんだかんだこの二人の行く末を見届けたくなっている。
クセは強いけど、その分しっかり印象に残る作品でした。