美しい彼

utsukushii kare

美しい彼
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神520
  • 萌×295
  • 萌28
  • 中立11
  • しゅみじゃない32

10

レビュー数
84
得点
3075
評価数
686
平均
4.5 / 5
神率
75.8%
著者
凪良ゆう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784199007804

あらすじ

憧れの級友に抱く、信仰にも似た想いーースクールカーストLoveストーリー。

「キモがられても、ウザがられても、死ぬほど君が好きだ」無口で友達もいない、クラス最底辺の高校生・平良(ひら)。そんな彼が一目で恋に堕ちたのは、人気者の清居(きよい)だ。誰ともつるまず平等に冷酷で、クラスの頂点に君臨する王(キング)――。自分の気配に気づいてくれればいいと、昼食の調達に使いっ走りと清居に忠誠を尽くす平良だけど!? 絶対君主への信仰が、欲望に堕ちる時――スクールカーストLOVE!!

表題作美しい彼

平良一成,クラスのパシリの高校生
清居奏,クラスの人気者の高校生

その他の収録作品

  • ビタースイート・ループ
  • あまくて、にがい。
  • 月齢14
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数84

一途すぎる攻め

作家買いです。あらすじを拝見した時に少し痛い話なのかなあ、と思ったのですが読んでみました。

内容をざっくりと。スミマセン、ネタバレしてます。



幼少期から吃音という病気を持っていた平良くん。その障害のためクラスメイトに馴染めず、いじめというほどではないにせよクラスから浮く存在で、平良くん自身周りに溶け込むことをなるべく避けて生活しています。

でも高校2年生になった時に生活が一変します。新学期が始まるにあたり自己紹介するときに吃音が出てしまい、そのせいでクラスメイトからのいじめともいえるからかいが始まってしまいます。でもその自己紹介の時に前に座っていた男子に目を奪われます。それが受けの清居くん。

清居くんは口数が少なく不遜な態度ながら、他のクラスメイトとは違う雰囲気を持っていてそれなりに発言権を持っています。清居くんはクラスメイトからパシリのような扱いを受ける平良くんをさり気なくフォローしてくれることや見た目が美しいことから平良くんはどんどん彼に惹かれていって。
平良くんを庇ってくれると言ってもはっきり庇ってくれるわけではないですし、彼自身平良くんを良いように使うことも多々あるのですが、平良くんはどんどん彼に傾倒していきます。好きだ、というよりまさに王様に傅く下僕ちゃんです。
そんな彼らも卒業すると同時に関係が切れてしますのですが…。

というお話です。

清居くんは確固たる自分の世界を持っていて人から何をされても揺るぎません。それには彼の家庭環境が関係していて。自分の気持ちを素直に出すことができない彼ですが、平良くんに惜しみない愛情を注がれることで徐々に心を開いていくのですが。

対して攻めの平良くん。クラスメイトからからかわれるたびに、いじめを受けるたびに「死」を意識するほど追いつめられていたのですが、清居くんと出会い、彼に尽くすことで自分を取り戻していきます。どうしてそれほど清居くんのことが好きなのか、ちょっとわからない。ただ「これという理由がない」のに惹きつけられるっていうのがこのお話には凄くあっていてよかった。
ただその愛情が自己完結型なんですよね…。相手からの見返りを求めることは一切なく、また相手の気持ちは一切関係なく尽くすことに喜びを見出す。自分が清居くんに受け入れてもらえるはずがないと思い込んでいるので相手の気持ちを推し量ろうともしない。そういう意味では「本当に相手を愛しているのか」とも思えました。もちろん平良くんの愛情は本物なので、すれ違う彼らにやきもきしたりもしましたが。

あと特筆すべきは葛西さんの描かれた挿し絵です。
葛西さんの描かれる絵って儚さや悲しさを感じることが多いのですが、このお話にぴったりのある意味病的ともいえる美しさを持った表紙だな、と。扉絵もすごく良かった。高校生の頃と、今の二人を素晴らしく表現されていて。本編を読み終わってからもう一度拝見するとその表現力にうっとりしました。

前半は平良くん視点で、後半は清居くん視点で書かれているので二人の気持ちが理解しやすく読みやすかったです。

26

弱くて強い彼と、強くて弱い彼

個人的には凪良作品には、あたりはずれもあるのだが
これは好みの一作。
まずは、挿絵が葛西リカコさんということで、
読む前から加点だったのだが、話も期待に違わずだった。

話は全部で4編からなる。
ちゃんと時間順に繋がっていく話なのだが、
一つ一つの色合いが違う。
寒色から暖色へ、シリアスからコミカルな甘さへ、
その変化がとてもいい。


一編目の表題作は、BLでなくても読ませるような短編。
(←これ褒めてます。)
学校カーストの最底辺に位置する平良の視点で描かれる
彼が生き延びる日々の中出会った
憧れ崇めてやまない美しい清居。

平良は弱くて、でも強い。
最下層のパシリなのだけれど、育ちがいいのだろう、
根っこが濁っておらず、優しく
そして人としての心をちゃんと大切にしている……

心の中で呼びかける、アヒル隊長のモチーフがまた秀逸。


続く「ビタースィート・ループ」は、大学に進学しカーストの楔から放たれ
自分にあった居場所を見つけて過ごし始めている平良の日々。
写真のサークルで出会った友人に想いを向けられ、
彼の想いに応えるべきか……と思い始めた矢先に、清居に再会。
キモ!ウザ!と罵られても、彼が俺の幸せ。


そして、視点は清居に移って「あまくてにがい」。
これが可笑しくて、でも可愛くて切なくて悶える!
彼の視点で高校時代からの関係が振り返られていて、
混じりけのない揺らがぬ熱をひたすらに自分に向ける平良に、
徐々に惹かれていく様子が描かれる。

半同棲のようになりながらも、
神のように好き過ぎて手を出すなんて滅相もない感じの平良との
ズレまくったやりとりに、じれてジタバタする清居。
そして、そんな苦労を乗り越えてようやく辿り着くH(笑)。


最後のSS「月齢」は、付き合ってからの平良のモテっぷりに
やきもきする清居という甘いデザート。
中身は相変わらずのキモい奴なんだけれど
清居プロデュースで外見を磨いてみたら
あら!(笑)
嫉妬はHの亢進剤だけれど、平良はつねにMAX!

22

納得の1冊。

読み終えた後に「評価が難しい」という意見と「BLアワード2015小説部門1位」という事実に納得した作品です。
いじめがテーマであろう作品のあらすじを、スクールカーストLOVE!!なんてPOPに仕上げちゃって大丈夫なの!?という不安を抱えながらも、レビューと凪良先生を信じて手に取ったのですが…
結果身体がよじれる程萌えました!!

というのも、あとがきに書かれているのですが、
凪良先生の
「気持ち悪い攻めが好き。スーパーネガティブだけどピュアピュアで受けが好きすぎて、ごめんねごめんねと土下座し、俺はダメだダメだと自らを責めながらも止められず、明後日の方向へ暴走する攻めが大好き」
という趣味に激しく共感出来たからなのです!
受けも強気で美人で性格悪かったりするのが好き、とのこと。ME TOOーーー!!!

しかし性格が悪いと言っても、受けの清居が自分の意志でピラミッドの上位に立っているような人間だったら正直読み進めることは出来なかったと思います。
攻めの平良のいう底辺女子と平良に度が過ぎたからかいが起きたとき清居は
「激しくどうでもいい。それおもしろいの?」と一蹴して周りを黙らせます。けして正義感などからではありません、ただのきまぐれです。
清居は自分勝手できまぐれで自己中だけれど、それは自分自身がいじめの標的にされても変わりません。
清居を賞賛するつもりはないのですが、ファン体質の私には重度のファン体質である平良が清居を崇拝していく様に納得がいったのです。

しかし清居視点になる後半は圧巻でした!
家庭環境のせいで猛烈に愛されたい願望を抱えている清居が、自分に向けられる平良の熱烈な視線に快感を覚えていく様子が見事に表現されていました!

崇めるばかりで清居が自分を好きだなんて発想がこれっぽっちもない平良に対して、自分以上に「俺さま」だという清居の意見に激しく同意!
マイルールに縛られている平良に振り回される清居が痛々しくて、「私のキングに何してくれとんじゃあ!!!」と平良を蹴っ飛ばしたくなったものです。

趣味と構成がハマれば至高の1冊になると思われます。
絶妙のさじ加減で難しいテーマと気持ち悪い攻めを書き切った凪良先生に神評価です!!

20

面白すぎました!!

凪良ゆう先生の小説は、新刊の度に買っています。
なのにもう数冊続けて読んでいません。
新刊発売のスピードに読むのが追いつかないからなんですが。
どれをいつ読んでも面白い、という安心感があります♪

今回は密林限定でSS付きだったので、そちらで購入。
箱を開けて、大好きな葛西リカコ先生のイラストだけ拝もうとして。
ついつい、読みはじめてしまいました。

結論から言います。
面白い!!!
面白すぎる!!!
読むのが遅い私でも、スラ~ッと読める引き込まれようです!!
平良(ひら)の妄想ワールドといい。
清居(きよい)の俺様っぷりといい。
もうね、最っっっ高でした♪

ヤバいわ、先生の小説で一番好きだった作品を越えたかも?!
読後の幸せ感が半端ない。
二人のやり取り、コントみたい~。
いや、吉本新喜劇かな?
笑いあり、涙…あったよな?w
切なさも満載で!

全部で話は4つにわかれていて。
はじめの2つと最後は平良の視点。
3つ目のお話だけが清居の視点。
清居の話ですべてがストン!と府に落ちて。
二度目に読み返すと、二人の気持ちが手に取るようにわかる。
読後の満足感とスッキリ感が半端なかったです♪

もう、平良のキモオタ思考回路がほんとに半端な~い。
先生どこでこんな発想を?!
と先生の頭の中を覗きたくなりました。
いや、しかしですね。
平良の脳内は、限りなく私に近い。
吃音の平良に比べたらマシでしょうが。
私も強度の赤面症だったし、国語の本読み無言に終わった事もありましたよ。
自分の状況を溝川を流されるアヒル隊長に重ねるあたりとか、めっちゃわかるわ~!!
そして、清居へ告る&付き合う事を考えもしないとか、まんま自分と同じ感覚です。

清居は人間ピラミッドの頂点の人。
私が好きになった人達もそんな感じだったので。
キモオタが王様に惚れて崇拝する気持ち、よ~くわかります。
しかし、清居がなぜこんなキモオタくんを?
前半を読む限りは、世界七不思議くらいわからない。
これ、果たしてハッピーエンドになりうるのか?
疑問で疑問で、ドキドキワクワクしました。
清居側の話を読むと、なぜ好きになったのかがよくわかります。
いや、よくわからないけど好きになる、というところこそ恋の恐ろしいところか。

終始、清居は平良の考えがわからずイラついて。
何とか理解しようと会話しても、更に難解な例え話に頭を抱え。
それでも、あの手この手と平良の心に近づこうとする。
しかし、どこまでも思考回路の違う二人…。
よくまあ耐えられるね、ほんとスゴいよ!
と清居をほめてあげたい。
平良は…そのまんま突き進んでください♪

アンバランスさが絶妙なバランスの二人。
小山弟の策略家っぷりとか、平良母の息子溺愛っぷりとか。
他の登場人物達の絶妙なスパイスぶりも最高で。
葛西リカコ先生の挿し絵が、これまた最高で最高で!!
来年のアワードには是非、この作品を入れたいと思います。
凪良先生、楽しく幸せなお話をありがとうでした♪

17

神です

萌えじぬかと思いました。
私は前半の攻め視点は特に好きです。平良のフィルターを通した清居が本当に尊くて神がかっています。この美しい神がどうやってこっち側に堕ちてくるのか。平良に憑依してとんでもない緊張感とともにワクドキしながら読み進めました。結局この平良視点の時点では堕ちてきてくれやしないんですけどねw

それでも二人だけで会う教室の静けさや清居の横顔なんかが目に浮かぶようで、とてもドキドキします。指先にキスをする場面では、本気で萌えじぬかと思いました。これでこんなに萌えてたら、きっとこの後に凪良先生が用意して下さっているであろう、あんなことやこんなことをしちゃった日には、あたしゃどーなってしまうんだろうと。
でも肝心のファーストキスでは、神のほうからして下さったのに、平良のポンコツな受け取り方で、ただただ切ないものとなっておりました。もう、それでもいいと思ってしまう私は立派な奴隷です。

続く平良視点の大学編も、押さえ込んでいた気持ちが再燃していく様が実にリアルで萌えました。小山くんのおかげで、すっかり私の依り代である平良がちょっといい男に思えてきたのも気分が良かったですw それにしても挿絵の美しいこと。ありがとうございます。

そしてその後の清居視点。いやあ、私は清居視点があるとは予想していなかったので、驚きました。さらに神がかっていた彼が、普通の美青年であったことに驚きましたw この辺りは前半の萌えとは違った種明かし的な面白さがありました。

もうとにかく、ふたりのキャラがものすごく立ってて、この二人が他の誰かじゃダメなんだという説得力がすごい。しかもふたりの性格上なかなかくっつかないのも仕方ないと思いつつ、くっつくまで笑いながら(←ここ大事)読めてしまう。心理描写がほんとに絶妙で、受け攻め共に感情移入できて二度美味しかったです。ふたりの想いがようやく通じたときのカタルシスといったらそりゃもう、これが読みたくてBL読んでたよ!と声を大にして言いたいくらいでありました。

平良のことだから、一生清居をだいじにしてくれるでしょう。しっかり甘々で素晴らしい読後感です。
電子限定ss読みたいなあ。

17

美しいだけでなくかわいい彼

受け様の清居のことが好きで好きで好きで、の攻め様の平良。
この設定、大好きな私なのですが、なんだろうこのもどかしさ。
清居にも、読者にも早い段階で両思いじゃんってわかってるのに、思い通りスムーズにすすまないこのじれったさ。
清居のこと、崇め奉っちゃって、恋人としての好き、とは違う方向に突き進んでいた平良。
きもうざの平良なのに、全身全霊をかけたその想いを知ってその熱量にからめとられちゃってた清居。
だれもいない教室で、清居の手に平良がキスするシーンは、神聖的でありながらエロティック。
手にキスするだけなのに、ただよってる甘美なふいんき。
なんだか目に浮かぶようでドキドキしました。
 
 いつまでも何をしても神棚にすえて別次元の愛情しか与えようとしない平良に、清居が泣きながら正直に自分の気持ちを言い募るシーン。
ホント、正直すぎて、めちゃくちやかわいい。
ここまで言わせてようやくわかったか、平良!!
ってゆーか、受け様にここまで言わせんな。(かわいかったけど)
 その勢いのままの初えっちシーンは、清居のかわいさ爆発してました。
きれいな顔してクールなふりして、なんなのその甘えたがり。

 付き合い始めても平良はやっぱり平良のままで。
清居は平良の前でだけ見せる素直じゃない独占欲や拗ね具合がやっぱりかわいい。
ラストの平良のモノローグがとても幸せで切なくて、繊細なガラス細工を壊さないようそーっと大事に抱きしめてるようで、すばらしい余韻を残してくださる一冊でした。

16

末永くお幸せに

まずは、受けの子について
平良が清居のことを『キング』と呼んでいたので、私は某ウエストゲートパークのギャングの王様の様に、常に冷静でカリスマ性を備えた人物なのかと思ってたら、中身はわりと普通の子でした。恋もするし、嫉妬もするし、寂しがり屋で、傷つきやすい。家庭内での孤独を紛らす為、テレビの中に憧れを抱いていた事が切ないです。単純に目立ちたいとかじゃなく、誰かに大事にしてもらいたかったんだろうなぁ。俺様なくせになかなか素直になれず、周りくどいやり方で平良に電話するシーンは爆発的萌えポイントでした。かけ間違えたフリとか…!
イラストがとても綺麗で、平良と身体を重ねるシーンの清居の切なげな表情とか、かわいすぎます!
そして、攻めの子
平良は本当に心から清居を慕っていて、好きすぎて寧ろ神格化しちゃってたもんだからお付き合いするまで、やきもきしました。卒業式のあと清居に「じゃ、またな」と言われて、携帯を水没させてしまった場面は悲しかったです。
二人とも、本当に健気で不器用で愛くるしい!!
とにかく二人の行く末を応援せずにいられないわけですよ。できれば、続編も期待したいのですが…。

16

やっぱり美しい

電子になるの待ってた、お楽しみ作品!

気取らない文章の読みやすさは、ピカ1。
そして、この主従の設定に、皆さんどんな内容なのかと惹き付けられたんじゃないでしょうか。

どうやって好きになるのか、どっちが攻めか。
どんな風に落ちるのか、落とすのか。

パシリにされて、とても好きになれるような相手じゃない設定なのに、そこを、彼らの心情の機微を上手く書き出して、誘導していく作者様に脱帽です。お見事!

この作品、ぶっちゃけ心当たりのある男子にも読んで貰いたい作品です。
内容的にもイジメられる男子の葛藤とか、歪みとかが自然に書かれてて、いい話なんですよ。

BLだからって敬遠されるのが勿体ないって思う作品。

自分が活字中毒だなって思う時があって、何か無性に読みたくなるんですけど、どうせなら男同士の濡れ場シーンがあるやつがいい(ここで選択肢が狭まる)けど、恋愛ものは別に好きじゃないんで、ちょっと毛色の変わったものを物色。
で、時々思うんですよ。世間一般の面白いと評されてるベストセラーの中に、BL要素が入ってたら超楽しみに読むのに・・と。
差別が薄れてきたといっても、やっぱマイナー。
早く世の中の恋愛の常識が、男女だろうが男同士だろうが普通に受け入れてくれる環境になって欲しいですね。
そうしたら、この作品のように、良質なBL作品が読める事請け合いな訳です(笑)

いや、逆に言えば、一般書と同じように良質な内容の小説として表に出て欲しい。
読んで感動するものは、みんな一緒。
BLだからと奥に引っ込めないで欲しい・・と、切に願います。


15

『きも』『うざ』は愛の証?!(笑)

スクールカーストっていうキーワードが若干地雷なもので、なかなか手を出せずにいたんですが、思い切って読んでみて良かったです!
さすが凪良さん。
ストーリー展開が本当に絶妙で、1日で一気に読んでしました☆

この作品の最大の魅力は前半と後半のギャップでしょうか。
ギャップといっても清居のですけど。
平良は最初から最後まで安定のキモい男ですからね(笑)

前半は完全に王様と下僕な関係。
でも王様に使われることは平良にとっては至上の喜び。
ほんとキモいったらありゃしない(笑)
そんな平良を清居の方も仲間と一緒に躊躇なく下僕のように扱います。
昼食の調達から花火の場所取りまで。
優しさの欠片もなく、なぜ平良はここまで清居を愛せるのか、と逆に考えてしまうほどの容赦無さです。
そんな清居ですが、平良が今の状態から更に落ちそうになるとさりげなくすくい上げるんですよ。
清居にとっては無意識の行為ではあるけど、それが平良救いであり清居への想いを確固たるものにしていきます。
その塩梅がほんと絶妙なんですよね。

何があっても平良は変わらない。
常に清居が一番で、神のごとく崇め、ひたすら執着する。
その何事があってもぶれない執着に清居が心地よさを感じ始めた時には、既に平良に堕ちていたんですね。
プライドの高いカーストの頂点に君臨する王様が、プライドが邪魔して素直になれない恋する乙女に変身する瞬間です!
自分への執着は昔と変わらないのに、全く思い通りにならない平良に対して右往左往する清居が可愛いやら愛しいやら、恋をするとここまでなりふり構わなくなっちゃうのねホント(笑)
気位の高い王様の風格はいったいどこへ?!
どれだけ近づいても清居を王様のように崇め、清居の本心をわかろうともしない平良には心底イライラしましたけど、清居の涙ながらの告白は感動的でした☆
やっと言えたか、清居!
やっとわかったか、平良!!

こんなにキモい平良に恋してしまったことに絶望する清居の姿はまさにギャグですけど、心が通じ合った後はひたすら甘い甘い☆
清居がここまで人間味溢れる魅力的な人間になるとは前半を読んでる時は想像もしていなかったので、ほんといろんな意味でやられた作品でした。
それにしても最後までぶれない平良には別の意味で感動しましたよ(笑)
こんなキモい攻め、一生出会えない気がします(笑)

15

こんなに振り回された小説は初めてです(笑)

なんでしょう、、、これは、凄まじいまでに悶え萌え転がりました
私は受けの子が可哀想お話が基本好みなので、読み進めて平良くんが攻めだと知り、「あ、これは地雷かも、、」と半ばガッカリしながら読み進めていました
それに確かに清居くんは美しいけど、キツすぎてあまり好みじゃない、、

中盤、二人きりで過ごす時間が出来き、なにか展開が!
と期待して読み進めましたが、ここでもいまひとつしっくりこない感じ
というかこんなの絶対両思いになれないじゃん!
平良くんほんとに尼さんになるしかないじゃん、、とBL小説なのにこの2人が結ばれる所なんて一ミリも全く全然想像出来ませんでした(脳内は完全に平良くんモード)

そこへきて終盤での清居くんの想い、弾ける可愛さ、シリアス?なのに噛み合わなさ過ぎるふたりの会話に爆笑し、ヤキモキし、焦れったくもずっと噛み締めていたいような、二人のゆるゆると結ばれていく様に、最後はもうずっと泣きながら読み切りました

美しく強い清居がなさけなく、ダサくなる瞬間が愛おしく、神のように崇める彼をそんな風にしておきながら、夢見たい、とこっそり寝顔をみつめる平良くんが愛おしいです



15

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