さよなら、先生。

未完成

mikansei

未完成
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神204
  • 萌×258
  • 萌12
  • 中立13
  • しゅみじゃない20

172

レビュー数
39
得点
1301
評価数
307
平均
4.3 / 5
神率
66.4%
著者
凪良ゆう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
草間さかえ 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829625675

あらすじ

教師の阿南が男とキスをするのを見た高校生の瀬名は、学校とは違う艶めいた表情を見せる彼に興味を持つ。
素っ気なくあしらわれても阿南の傍は居心地良く、瀬名は彼の部屋に通うようになる。
そして自覚した恋心。
がむしゃらに迫り阿南を抱くことはできたが、その心を手に入れたとは思えなかった。
「俺のこと好き?」懇願するような瀬名の問いに、いつも阿南の答えはなくて……。

文庫未収録の『Young Swallow』と書き下ろし『さなぎ』を加えた待望の新装版!!

表題作未完成

瀬名櫂人,17歳,親の離婚騒動で心が不安定な高校生
阿南珪,27歳,瀬名に興味を持たれる英語教師

同時収録作品young swallow

瀬名櫂人
阿南珪

同時収録作品さなぎ

瀬名櫂人
阿南珪

その他の収録作品

  • young swallow
  • さなぎ

レビュー投稿数39

未完成なのが良い…

凪良ゆう先生の作品にハマり既刊を読み始めましたが、草間さかえ先生とのタッグ作!とても楽しみに読みました。

読み始めは瀬名の若さゆえの真っ直ぐさはいいのですが、あまりに周りが見えてない状態にハラハラさせられっぱなしでしたし、イラっとする場面もありました。
先生が好き、先生の他には何も要らない、学校やめて先生と暮らす…その情熱が愛おしくもあり、怖くもある。
攻め目線のお話なので、あまり阿南の気持ちは描かれていないのですが瀬名の真っ直ぐさに、それに応えたい気持ちと常識との狭間で激しく揺れていたのだろうと思います。

生徒と教師で、どうにもならない状況で別れなくてはならない展開に切なさが爆発しました。
きっと法に触れるけど、幸せになって欲しい気持ちしかなかったです。

再会時も淡々と近況を語る2人にヤキモキ。
あの時どうにも出来なかった関係をやり直せて本当に良かったと胸熱でした。

書き下ろしではすっかり大人になった瀬名でしたが、時折みせる年下の顔が可愛い…。
昔通りの幼さを残した年下カレシ最高!
未完成だからこそ良いのかな、と思います。

1

双方に共感が止まらない

とり急ぎ言います
生徒×教師ジャンルに少しでも興味ある方
みんな読んでください!!!!!
後悔させませんから!!!この通り!!!!

今まで生徒×教師ジャンルを読んできて
こんなに壁って低いものだっけ?って
感じた経験ありませんか?
男同士は大前提で生徒と教師なんて
リスク以外の何物でもないじゃないですか
この作品はその弊害から背を背けず
重く受け止めた上でとても切なく書いてくれてます

簡単に2人を表すなら、
はじめて恋をしたまだ子供な攻×大人な受

しかし攻はもう全然子供じゃないんですよ
高校生なんか仕事もできて 判断力もついて
社会に片足突っ込んでるようなモンですからね
でも内側がまだまだ出来上がってないんです
この攻に関しては人一倍その成長が遅いんです
寄ってくる女の子をとっかえひっかえして
仲間内では空気を読んで中身のない会話に
意味がないと気づいていながら日々繰り返す
家族は若い女と不倫した父親と
離婚を嫌がりヒステリックを起こす母親
自分で何かを感じることを
ストップさせている状態ですから、
そりゃあ精神面の成長なんてできない訳です

しかし受に出会ってはじめて
自分が成長できてないことに気がつくんですよ
どれだけ気を引きたくても自分第一にしてしまう
そんな自分に嫌気が刺すけど引き方も分からない
最初こんな攻に少しイラつきました
男同士の行為に知識もないのに半ば無理矢理
行為に及んであげく好き勝手暴走して
一方的に迫って言葉を欲しがってあげく
先生さえいれば何もいらないなんぞほざき出す
でもすごく気持ち分かるんですよ
アピールなんて自分からしたことない、
押すことしか知らない 下手に駆け引きしたら
他の男に取られるかもって怖くて仕方ない

全部"若さゆえの未熟さ"で片ついちゃうんですよ
でもあるきっかけで気付かされて自分なりに
成長するんです できる子なんです

受のキャラも大変いいです
美人で飄々としてて落ち着きもある
でもたまに優しかったり言葉が明け透けだったりして
人間味も持ち合わせている人

最終的にどっちも大好きになります
それぞれの人間味がたまらなく愛おしくて
どっちも幸せになってほしくて

長くなりましたが、
生徒×教師ジャンルに少しでも興味ある方
興味なくても何かBL小説を読んでみたい方
みんな読んでください
長々とありがとうございました

1

何回読み返したか

内容の濃い先生×生徒作品が読みたくて評価の高いこちらを手に取りました
やーーーーー買ってよかった
瀬名は本当まっすぐストレートにすき!先生!!って感じで、ザ高校生ってのがいい!
高校生といっても大人からすればまだまだ子供
それでも彼なりに色々考えて行動するんですよね
でもわからなくて…
手に入れたいのにどうしたらいいかわからない好きだと伝えるのにあやふやなまま
年齢なんて関係ないのになぜダメなのか
だって好きなのに!って
しょっぱいわ〜と思いながら読んでました

もちろん阿南は最初は戯れくらいにしか思って無かったけれど徐々に惹かれてしまう自分がいて
その気持ちに嘘をつく
怖いよね、本気になった後で自分だけ取り残されるのなんて
そりゃ相手も相手だしすんなり受け入れられないよね!!って共感しまくり

しかし最後にはしっかりハッピーエンドなのですが大人になっても本当に変わらなかったんだから驚きですよね
阿南もそこでようやく瀬名の気持ちに自分の気持ちに応えられるようになれて本当によかった
先生×生徒作品ではこちらが一番好きです

1

めちゃめちゃよかった

凪良先生の作品はハズレがないので今回も期待して読みましたが、期待を裏切らないどころか期待を大幅に超えてめちゃめちゃよかったです。
瀬名は強引で阿南先生はたらしという、どちらも描き方によっては、好ましくない印象を与えてしまったり、心情がわかりづらくなりがちなキャラ設定ですが、すごく感情移入して読めました。
凪良先生はお話がしっかりしている分えろは少なくなりがちですが、この作品はえろも割としっかりあるというのも読み応えがあってよかったです。
あと、凪良先生はくっついたあとを書くのが苦手だとおっしゃられてるので、いつも「くっついたあとを見たかった〜!」と思うのですが、この作品は割とくっついたあとも見られるので、程よくお腹いっぱいになれました。

受け視点の作品が好きなので攻め視点だとどんなにいい作品でも受け視点が良かったってなりがちなんですが、こちらは攻め視点でよかった、むしろ攻め視点がよかったです。

別の方がレビューでおっしゃられてますが、まさに「生徒×先生の決定版」です。迷ったらとりあえず読んでみることをお勧めします。

2

足掻く

高校生ものが得意ではないので、購入していたもののずっと寝かせていた2014年刊の本。受けが想定外で重苦しくなくって、読んで良かった!と思いましたため萌2にしました。高校生~20代の勢いでちゃんと成就するのは気持ちが救われて良いです・・本編250P+ドラマCDについていた後日談SS9P+さらにその続きになる書き下ろし20P+あとがき。

若い女に入れあげた父親と、ヒステリックに喧嘩する母親のいる家庭にうんざりしている17歳の瀬名。中学時代の同級生が、高校中退してバイトしている店に避難したところ、たまたまその日はゲイナイト。しかもその店の中で男を連れている英語教師の阿南を見かけて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
イトチュー(攻めの元同級生)、ユッカ、マイ(攻めの彼女)、真崎など高校の友達、大河内(受けのセフレ)、アコ(奇跡の運び手となる女子高生)ぐらいかな。
特に気になったサブキャラはいなかったですが、手酷い事をしたはずの歴代彼女がなんだかんだ言って攻めとの別れを惜しむシーンが良かったです・・・

++

攻めが年下ワンコで大人になりたくて悶えていてというのは想定範囲内でしたが。
受けの阿南が予想と異なり、きっぱりさっくり男前なのが良かったです!ゲイなのを隠していないというか、どう足掻いても「女は抱けない」ときっぱり言い切るところが吹っ切れていて良い!色々あってメンタル的にはちきれそうになっている攻めを受け入れるところも「優しくしろ」なんて、カッコよすぎる。

大人だよな。27歳で大人なのは当然なのですが、自分が27歳の時にこんなに大人に振舞えてなかったよな・・と思うのです。時間が解決するのかと思っていたら、かすかな取っ掛かりから足掻いてみると。

会えるんですよね。
まず再会できたこと、そして怖がっていたものはもう無いって言えるほど時間が経っていたことに感謝です。足掻いていたから掴めたチャンスだったのかもしれないです。最後の最後まで足掻いていたら、いつかチャンスが掴めるかもと思えてうれしい方は多いのでは。そして攻めだけではなく、大人だったはずの受けも足掻いていたことが、とてもとても嬉しかったです。

諦めなくて良くって、頑張り続けたらいつか引き寄せることも出来るって教えてくれるようなお話で良かったなと思います。これからまだ七転八倒する予定の方に、読んでいただけると嬉しいなと思う一冊でした。

0

攻めの成長が眩しい

先生ものとしてはオーソドックス、超王道パターン。
ゲイで場数を踏んでる先生と、家庭環境に問題のある生徒の組み合わせとか、別離からの成長して再会とか、設定展開ともに目新しさはない。

それに、いろいろツッコミどころもある。先生なんだから、もうちょっと丁寧な言葉遣おうよ、とか。攻めにとっては恋愛より大事じゃなかったかもだけど、両親の問題も。家族崩壊したままだし、そこのところなにかしらフォローがあっても、と思う。
中盤で、それまでうまくあしらっていたのにとうとう肉体関係を持ってしまうところも引っ掛かる。個人的に先生ものは、卒業まで最後の一線だけは越えないパターンが好き。

でもキャラは好みで、この口の悪い先生と、なりふり構わずガツガツ行く生徒には萌えちゃった。
なんだろうな、この感じ。駄目だとわかってるのに惹かれてしまう、しちゃいけない相手と恋に落ちるって、こんな感じなのかもと思わせる説得力。

とにかく、攻めの生徒の勢いがすごい。猪突猛進。先生も、そんなところが可愛いかったんだろうな、って。

SSは二つともが受けの先生視点。遠距離恋愛になったふたりのその後。受け視点だと、攻めの若さがとにかく眩しくて。これからどんどんかっこよく、男らしくなっていきそう。

イラストにも萌えさせてもらいましたが、確かに攻めが遊び人には見えないかも(笑)。草間先生のキャラって、みんな誠実そうだから。でも、年上美人受けと年下ワンコ攻めと言えば、草間先生のイメージがもう私の中ではテッパンなので、違和感はまったくなかった。
草間先生のファンの方にもおすすめ。

1

攻の成長がいい!

教え子と教師。
大好きだけど、バレるのではないかと読んでいてハラハラ。阿南(受)は、教師だからと一線引いているのに、瀬名(攻)はまだまだ子どもで、自分の感情で突っ走るタイプ。
もう、痛々しくて見ていられないくらいです。
でも、そんな瀬名が自分の未熟さに打ちのめされ別れを決めてからが、たくましい!かっこいい!
自分の土台を作って、誰からも咎められないようにし、阿南と幸せになろうとする瀬名。前半の姿が嘘のようです。
阿南も、教え子だからと押さえ込んでいた気持ちを解放してからは、もうピカイチの受っぷり!
10才下の彼氏を可愛いと思いつつ、しっかりと成長している姿に惚れ直したり。自分が年上だからこそ瀬名の未来を束縛はしたくないと、将来の話を避けていたり、健気!
色気もあり、瀬名がメロメロなのもわかります。

物語的には王道なのかもしれませんが、先生と生徒のBLって、やっぱりいいなぁと思える作品でした。

3

年の差のある恋人

年下×年上に釣られて読み始めましたが、恋愛小説としてとても良かったです。

受けの阿南先生は大人ということもあって、いつも態度に余裕があるうえに上手く本心を隠しているので、瀬名視点で読み進めると阿南先生の振る舞いにずっと翻弄されている感じがしました。

たとえ相手にされなくとも高校生の瀬名は、年上の阿南に対して臆することなく初めから押せ押せな感じで迫っていきますが、でも後から失敗したかもしれない……とたまに反省の色を見せたりもして、やることは早急で無理矢理(ちょっと乱暴)ではあるけれど、年頃の男の子っぽい可愛げのあるキャラクターです。

最初は、家庭が複雑である瀬名が現実逃避をする為に、阿南に入れ込んでいるのかなともチラッと思いましたが、読み進めるうちに年上の阿南に対して真面目に恋してしまう瀬名の気持ちがひしひしと伝わってくるようになります。

年下の攻め視点で、純粋な恋愛小説を読みたい方にお勧めだと思います。

2

生徒×先生もののナンバーワン作品になりました。

これぞ私の求めていた理想の生徒×先生ものだった!!と軽い興奮状態に陥ってしまいました。
ハラハラしたり、泣いたり、切なさに打ち震えたりの連続で読後は心地良い疲労感にしばらく浸ってしまいました。

生徒×先生ものをある程度読んできて自分なりのナンバーワンがあったのですが、この作品はそれらを超えて私の中のナンバーワンに君臨することになりました。

「未完成」というタイトルも秀逸です。これほどぴったりなタイトルはないと思う。
成長の真っ只中にいる攻めがこの先美しく花開くか、歪んだ形で完成してしまうのか、それとも形にすらならずに終わってしまうか……
自分の存在が彼の将来に及ぼす影響を知っているからこそ、自制せざるえない先生。
それに対して、想像がつかないあやふやな未来なんかよりも目の前にいる先生が欲しい、将来なんかどうでもいい、先生さえいてくれたら他は何にもいらないとすら言い切り、ひたすらに自分の気持ちだけで突っ走る攻め。

あぁ…なんて恐ろしいとは思いつつも、そんな性急さがある意味眩しくもありました。

親の都合に振り回されても従うしかない10代のままならなさ、歯がゆさや焦り。
荒削りで身勝手で、欲しいと思ったら他のことが一切目に入らなくなる若さ特有の傲慢さや甘えや危なっかしさ。
そういうものもぐりんぐりんに詰まっています。

ギリギリまでに追い詰められた先生が感情を爆発させて泣く様子を見て、ようやく自分の未熟さに気づき、怖いものしらずだった彼が初めて「怖さ」を知るシーンが素晴らしいです。

そして自分の気持ちだけで動いていた攻めが別れを経て、痛みを抱えつつも手に職をつけて頑張る日々の中、ふと先生のことを思い出すシーンが泣けました。

「自分の傍に阿南はいない
でも生活の全てに阿南がいる
どんなときでも、静かに、優しい光で瀬名を包んでいる」

これが高村光太郎の詩集・智恵子抄の「亡き人に」の一節
「あなたはまだゐる其処にゐる
 あなたは万物となつて私に満ちる
 私はあなたの愛に値しないと思ふけれど
 あなたの愛は一切を無視して私をつつむ」

これを思い出してしまい、もう堪えきれずぶわーっと泣いてしまいました。

そして「今なら違う愛し方ができるのに。」と思う攻め……。
身勝手で独りよがりに追い求めた愛だったけれど、あの時はそういう愛し方しか知らなかった、コントロールが効かなくなる危うさをはらんだ若さゆえの愛し方しかできなかった。

後半はまだまだ完成形ではないけれど確実に成長していて、いい男になったなぁ…って感慨深くなります。
だけど、相変わらず年下男の可愛さも残っていてたまらないです。

攻めが時々リードしたがるくせに、無防備な年下男の可愛さを撒き散らしているので読んでて時々ノックアウトされそうになりました。

ぎゃー!!と萌え転がったところを一つ。
まだ生徒と先生の関係だった時。
「俺のこと好き?」と聞いたのに「かわいい」としか言ってもらえなかった攻めが「じゃあ、あとどれくらいかわいくなったら好きになってくれる?」と言うんだけど、何これ。かわいい。かわいすぎるよーー。
もう降参。
「バカだな、もうとっくに好きだよ。」って答えてあげたかっただろうに、阿南先生は本当に本当によく耐えたと思う。
本当は手放したくなんかなかったよね。

新旧含めて評価が高いのが納得できる一冊でした。
この本は神の中の神で、これから繰り返し読むことになりそうです。

7

フランク

シーモアで購入

何度でも読める 何度でも感動できる

いやぁ 何度読んでもいい

阿南先生最高です。美人でエロくてかっこ良くてかわいい。理想の受け様。
瀬名は阿南先生に出会えたおかげでいい男になったんだろうと思った。
一途で可愛い攻め様に成長しました。
阿南先生の「俺が育てた。」そりゃそうだわ。その通りですよ 先生。

やっぱりいい男に惚れる男はいい男か、いい男になる資質があると思う。
うんうんと一人頷きながら読みました。
瀬名は途中までは高校生らしくガキ丸出しだったのに大切な人との別れを経験して、再会してからは大切な人とずっと一緒にいる為に色々と自分で考える事ができるようになったし、相手を尊重する事ができるようになったし。
いい男のできあがりです。
阿南先生もそういう瀬名の資質を見抜ける資質あってこそ惚れたんだろうな。

もう二人ともイイ。幸せになってくれてありがとう。って気持ちになりました。
いやとにかくいい話 何度も読める 
モヤモヤする本を読んだ後のお口直しにもなりそうです。


3

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