期間限定のお世話係
玩具メーカーのぬいぐるみデザイナーの笑耶(受け)は以前一緒に仕事をして今産休中の松浦が幼い子供二人を抱えて体調不良になっているところに出くわします。
緊急入院になってしまった松浦(旦那さんは海外出張中)の子供達(愛花6才、蓮3才)をひと月預かることになったのは松浦の兄で笑耶の会社の顧問税理士をしている東堂崇臣(攻め)でした。
いかにも子供慣れしてなくて威圧感のある崇臣に怯える子供達が心配になった笑耶は臨時パパとなった崇臣の助手に立候補します。
子供達に懐かれ、最終的に崇臣のマンションで一緒に過ごすうち、どんどん崇臣のことを可愛いと思う自分に気づいてしまいます。
笑耶
東堂崇臣
みやーくん
おみさん
可愛いものが大好きでそれを否定しない家族のおかげで、好きを仕事にしたゆいぐるみデザイナーの笑耶。
会社で会うレアキャラで理想の人として認識していた崇臣とは顔見知り以上ではなかったけれど、そしていつも顔を顰められてたから(これが全ての元凶で子供にも怯えられるし本人も治したくても治らない)好かれてないと思ってたけど、子供慣れしてない高臣と子供達が心配で手伝いを申し出てしまうのです。
子供達が本当に天使で可愛くて、子供だからわがままも言ってちゃうけど、両親ではないから気も使っていて(だからストレス性の熱も出してしまう)、こんないい子たちがひと月楽しく預けられたことが本当に良かった。
そんな中で、モグラ叩きのように潰していた崇臣への好意をちゃんと認めて、子供優先だけどアピールしようと思う笑耶の見かけと真逆なやんちゃな感じが好きです。
二人ともが理系脳なので情緒がないのも楽しい。
告白なんでなんとも色気のない。
でも、堂々と裸を見たら後でおかずにする自信があるって言っちゃう崇臣には笑えます。
子供達がいる間はキスだけで我慢。
でも、熱を持った体を覚ますためにするのがクラゲごっこって(笑)
二人が両思いになって、子供達を無事父親に引きわたしてからの崇臣の溺愛具合はすごいです。そばで見てたら甘々すぎて砂吐きそうですね。
きっと、妹夫婦が目撃者になってくれそうです。
子供達の「みゃーくん」「おみくん」呼びが本当にかわいくて可愛くて。ニヤニヤしながら読んでました。
すぐ顔を顰めてしまう癖のある崇臣の眉間の皺の具合で今の気持ちを推しはかれるようになった笑耶すごい
崇臣は両親が忙しいせいで、昔の価値観ガチガチの祖母に育てられたことで、可愛いものが好きなのにそれを表に出せなくて、可愛と思うと顔を顰める癖ができてしまい、甥っ子姪っ子に怖がられてたのが気の毒でした。
気にしなくて良いとおそらく母も妹も言ってたけど治らなかったのが、少しづつ改善してきたのは良かった。
男だからとか女だからとかという育てられ方をした割には、ちゃんと説明されて納得すれば実践できるひとです。
お姉ちゃんだからと我慢しなくていいといえる平等に接していけるところもまた良き。
映画監督であり恩師であり義父の突然の死によるショックで休業状態になって半年。
俳優の秌(受け)は養父の孫であり映画監督の光嶋(攻め)から映画のオファーを受けます。
撮影を通じて、少しづつ「映画の人になりたい」と初めに目指した俳優というものを取り戻していく秌ですが、それでも養父の亡くなった空虚な心は中々埋めることができないでいます。
秌は、軸となる養父亡き今新しい軸を見つけることができるのか。
といったお話です。
秌視点で話は進みますが、秌が養父のことをどう思っていたのかはずっとわかりません。
失意で仕事ができなくなるくらいに慕っていたということや最愛の人と表現していることから、40以上離れている養父に対して恋愛的な意味があるのかないのかどちらとも取れる表現で進んでいきます。
映画監督との恋とは、養父のことなのか光嶋のことなのかどっちかなと思うくらい恋愛については話が進みません。
秌が俳優として再生していく様をずっと追っていく感じで話は進みます。
が、周りは優しく見守ってくれるだけではありません。
過去にあった養父とのスキャンダルの真偽を揶揄うような記事だったり、孫である光嶋との仲を邪推するものだったりで、心を揺さぶられながらも、進んでいきます。
光嶋により、養父の追悼番組をとることになり、養父の半生そして秌の俳優人生の全てを回顧することにより自身の養父への想いを昇華していくさまは物語を読んでいるとは思えないほど真に迫っていて、引きこまれました。
本当に最後のほうになってやっと秌が過去を自分の中に落とし込め、前に進むことができるようになるまで、光嶋はずっと見守ってくれるのです。
光嶋の想いを受け止められるようになって本当に良かった。
恋愛を読むというよりは一人の俳優の生き様を読んでいる感じでとてもおもしろったです。
超人気俳優と老舗百貨店店員が運命の番
老舗百貨店でキッチン用品を担当するオメガの凛月(受け)。
ある日、今まで感じたことのない衝撃を受けたアルファの伊勢原(攻め)。
後で今をときめく大人気俳優だとわかります。
その後、好きな監督の映画のエキストラに参加したらなんと主演が伊勢原で、偶然の再会を果たすのです。
二人は運命の番と認識し、恋人になるのですが、大人気俳優である伊勢原は世間の目を気にしなければならず、世を偲ぶ恋が続くのです。
凛月はオメガ同士の両親から生まれたオメガで、父は女と逃げたため、教師の母親に育てられました。負けず嫌いの母親が歯を食いしばって育ててくれたのですが、愛情深くとはいかず、父に似た顔立ちのオメガの凛月は勉強ばかりさせられ放置気味に育てられました。
そのため自己肯定感が低くなっています。
伊勢原はアルファの人気俳優夫婦から生まれたサラブレッドですが、母親がオメガに変異してしまったことで両親との仲もギクシャクしてしまっていて、こちらも孤独な人です。
普段は太陽のように華やかでオラオラ系で売っていますが、実際は料理を作るのも食べるのも大好きで、番の凛月の面倒を見るのが好きな家庭的な人です。
お話自体は王道展開で、二人は愛を育むけど、中盤以降マネージャーに身を引けと言われたり、密会がバレて大騒ぎになったりと進みます。
伊勢原はもう三十近いのにもう少し事務所と話しないといけないよね。
マネージャーに言っておかないのは良くないと思う。何があるかわからないのに事務所が知らないのでは対処もできない。
ババラッチされた後はてんやわんやの大騒ぎだったでしょう。
オメガバースの話で、アルファとオメガ、アルファ同士、ベータ同士、アルファとベータといろんな組み合わせがあるけど、オメガ同士というのは初めて読みました。
オメガ男性に妊娠させる能力はほぼないっていうのが常識だと思ってました。違う解釈もあるんですね。
それも凛月の両親が珍しいのではない。エキストラ仲間もオメガ同士でとても不思議な感じでした。
ただ、この世界はアルファ同士だとアルファが生まれるみたいなので、オメガが売り手市場ではないのは仕方ないのかも。
王道展開に話は進みましたが、クライマックスからの凛月の行動力には驚きました。
ここに至るまでのためにこの話を読んでたと言っても過言ではないと思います。
伊勢原の体調不良を聞くや速攻で仕事調整してパリまで飛ぶのは(それも初めてのパリ行きと思われる)、今まで自分のことを卑下していた凛月はどこにもいません。
そこからは二人は誰にも引き離せないと言った感じで、周りにも認められて本当に良かった。
ただ、疑問なのは一般人である凛月が婚約記者会見に一緒に出たことです。普通は芸能人だけですよね。百貨店店員なのに、これからの仕事に支障が出るのではとちょっと心配です。
二人が愛を掴めたことで、伊勢原も凛月も両親との仲を修復するきっかけになったことは、良かったと思います。
親には親の辛さがあったと理解できたし、血のつながった親なので切り離すことも難しいですから、歩み寄れることは良いこと。
エキストラ仲間の依田や職場の同僚はいい人ばかりで本当に良かった。特に凛月の同僚の葉中には同じオメガということもあるし、メンタル面でも仕事の調整、身体のこととものすごく頼りになる先輩でした。
売れ残りだと思われていたお守り鳥が実は
鳥の国リューゼルバルド。
お守り鳥という人と共にある特別な鳥のいるこの国で、マル(受け)は他の鳥たちとは少し姿の違うお守り鳥でした。美しい見た目の他の鳥たちと違いまんまるな白い体に飛べない小さな翼、能力は少しの癒しの力だけ。
お守り鳥を扱う店で売れ残っていたマルですが、偶然出会った騎士団長ルーカス(攻め)に気に入られ、ルーカスのお守り鳥になりました。
ルーカスの任務は数百年に一度神によって遣わされる国全体を守る光鳥の捜索です。
手がかりの教会へ訪れる道中の村が、不吉な黒鳥に襲われます。
黒鳥とは何ものなのか、マルたちは光鳥を見つけられるのでしょうか。
とにかくマルが可愛すぎます。
とても素直で純粋で、どんな時でも感謝を忘れず、楽しみを見つけて、常にニコニコしています。
一目惚れしたルーカスの気持ちがわかるというものです。
そばで見ているだけで癒されます。
そんなマルが、ルーカスとお供のザックと共に光鳥を探す道程に黒鳥に襲われる村を助けるのですが、光鳥の話が出た瞬間には読んでるこちらは絶対マルのことだとわかります。
黒鳥をなんとかしないといけないし、光鳥とわかってしまっては国に保護されて国王のところへ送られてしまう。
二人は一緒にいられるのかとドキドキしました。
同時に王弟であるルーカスは兄弟仲は良いのに、権力争いに巻き込まれたせいで、お互い気を遣っている状況が改善するのかどうかというところも気になるところでした。
最後は流石に神の遣い、誰も取り残さない癒しの力を存分の発揮でき、自身も幸せになるという大団円でした。
最後まで、マルの元気と癒しの力が読んでるこちらの気持ちまで癒してくれるようなお話でした。
そして、マルのイラストが可愛すぎる。
でかいシマエナガなのですが、鳥姿のイラストは最初の一枚だけなので、お読んでる最中何度も何度もそこの戻ってはあーかわいいと思いながら読み進めました。
もっと鳥姿のイラスト欲しかったくらい(笑)
兄王子と王位を争う第2王子と運命の番の転生バレエダンサー
酒場でバレエを踊るオメガのセシリオ(受け)は父親の借金で奴隷落ちし、後宮に買われていきます。
そこで再会したのが、過日酔客と揉めているところを仲裁したアルファでした。
第2王子アンドレス(攻め)だと分かった上、運命の番であることも判明します。
運命の番と番った王の時代は繁栄するという。兄王子と王位争いをしているアンドレスにとって優位になる。
だから番にすると宣言されるのですが、心が伴わない相手とはつがわないとセシリオは抵抗し、賭けをすることになります。
セシリオがアンドレスに惚れたら番になると。
二人の勝負の行方は。
セシリオは前世バレエダンサーだった記憶を持っています。
アメリカでは散々差別され愛を知らないと酷評され、帰国して恋人ができたと思ったら相手には婚約者がいてスキャンダルになり、傷心のうちに事故で死んでしまう。
あんな思いは二度としたくない。だからもう恋なんてしないと誓っていたのに、アンドレスとの賭けをすることになってしまいます。
アンドレスは使用人から側妃になった母を持つ王子で、後ろ盾がないため、王位争いでは後塵を拝しています。
第1王子は国民のことを考えないクズなので、なんとしても王位につきたい。
その為に、運命の番であるセシリオと番うことは自分とっても、奴隷になってしまったセシリオにとっても良いことだと思うのです。
二人とも素直にならない為、二人の仲はなかなか進展しません。
膠着している二人を動かすのは、ちょっかい出してくる敵対している第1王子初めとする政敵サイドの人々とセシリオが助ける為に侍従として連れてきた獣人奴隷の双子シーロとロペ。
セシリオの臨機応変な対応もさることながら、どんなにピンチになってもアンドレスが助けに来てくれるので安心です。
こんなに思い合ってるのに、素直になれない二人にじれじれします。
差別の残る国でしたが、アンドレスが王になることで、とても住みやすい国になっていくであろう未来の見えるお話でした。
攻略対象と悪役令息
難病を患い、ろくに高校へ行けなかった世羅(受け)
心の支えになったのは妹がくれた乙女ゲーム。
推しである攻略対象の一人ダニエル(攻め)を卒業させるというミッションをこなせないまま臨終を迎えてしまいます。
そこへ現れたのは、乙女ゲームの世界の猫神バステト。
世羅が死ぬまでやっていた乙女ゲームに仮転生して無事学園を卒業できたら、本転生させてやると。
なんとしても本転生したい世羅でしたが、仮転生した先は悪役令息のエリオット。
既に孤立しているエリオット(世羅)ですが、なんとかダニエルの協力を得ることができ、穏便に卒業まで学生生活を送りたい世羅。
でも、なぜかエリオットを退学になりそうな事件が次々と起きてしまうのです。
神様が卒業しろっていうのだから、世界から干渉を受けてるわけではないはずなのに、なぜかエリオットを退学にしようとする勢力があるとしか思えない出来事の数々。
それをダニエルの全力の協力で毎回ギリギリで回避していきます。
読んでいてドキドキです。
二人で無事卒業して、幸せになってほしいと切実に思いながら読みました。
最後に10年後の二人が本当に幸せそうで、前世では病気でしんどかったけど、ほんと良かったねと思いました。
社畜プログラマーの青木労(受け)が過労死して、気がついたら直前までやっていたゲームで殺したはずのモブエルフに憑依していました。
このままではエルフが負ける未来しかないため、エルフになってしまった労は生き残るためにシナリオに干渉することにするのです。
エルフが闇堕ちする原因となるエルフ王レンドールの妹王女を助けるため、そして過去の自分のように激務に晒されているドワーフ族をたすけるためにエルフを変えようとする労ですが、ゲームシナリオが崩壊しようとするのをシステムが許すわけがなく、さまざまな妨害が発生するのです。
システムからの干渉を断ち切ることができるのか。
というのがストーリーです。
ゲーム内では勇者であるプレイヤー(ここでは労の分身アオキ)がエルフかドワーフどちらかを仲間にし、仲間にならなかった方は魔王軍に与することがシナリオできまっています。
労はドワーフを仲間にしていたことから、魔王軍に与して負けるエルフになっていることに仰天。なんとかエルフを闇堕ちさせる原因である王妹エミリアの病気を治すことから着手します。
その過程で奴隷のように酷使されているドワーフを助け、両種族の和解を画策し、どちらの種族も助けようとするのです。
全てがシステムの掌の上なので、強大すぎる相手にどうやって対抗するのか絶望しても良さそうなのに、さすが社畜。プログラマーとして最後まで足掻く姿がなんとも心強い。
レンドールは早々に労を信用してくれ、エルフたちの偏見を覆すよう動いてくれるし、とても良い王なので、彼らが力を合わせられるのが実現して本当に良かった。
それにしても、プログラマが休憩でスマホゲームって、心は休めるかもしれないけど、目の酷使からは離れられてないじゃんと呆れてましたが、気分転換にはいいんですよね。
わかります。
人を頼ることを覚えた労はこれからは健康的に仕事に邁進してくれることでしょう。
ただ、最後もとの姿に戻ってしまってましたが、種族はどうなったのかしら?
人間に戻ってたら寿命問題が発生するので、見かけだけが戻っていて中身はエルフのままだといいなと思ってしまいました。
年下男子の頑張りがかわいい
サラリーマンで執拗にまでゲイであることを隠している幸人(受け)は、ふと気付いたらベッドに寝てるは、知らない男(好みドンピシャ)が部屋にいるはでびっくり。
その男・直道(攻め)が自分は恋人だというからさらにびっくり。
そして、直近の2ヶ月の記憶がなくなっていてさらにさらにびっくり。
びっくりのオンパレードの今の状況は直前に階段で転んで頭を打ったことが原因のようで。
仕事にあまり支障はなかったけれど、道直は本当に恋人なのか、友人だと思ってた人物の挙動も少し変だし、彼らは本当のことを言ってるのか、幸人の記憶は戻るのか。
と言った話でした。
幸人が中学の頃のトラウマを引きずり、親しい友人や恋人を今も作れずにいるという特徴あれど、海野先生にしては普通の受けでした。(笑)
いつも家族関係とかに原因があるとはいえ、かなり何かにこだわりのある人物が受けであることが多いので。
記憶喪失になる時、忘れたいことを本当に忘れてしまうということがありますが、これもそんな感じで、幸人が忘れているからこそ道直とこ仲が進展していきます。
途中誤解があったりしたけど、道直は本当にいい子で、8歳も年下ということを気にして大人ぶってるけどかっこいいし可愛い。
記憶喪失ものとしては王道なお話だったと思います。
二人が幸せになって良かったし、友人を一人無くしてしまったけど、きっと幸人もまた一歩踏み出せるようになって良かったです。
男爵家の次男として転生したアルヴィ(受け)は幸せな時間は長くなく、戦地で父は亡くなるは、兄は片腕片目を失い療養しないといけないは、恩賞としてもらった土地は本来富裕な土地のはずが上層部のあれこれで痩せた土地が与えられるは、不幸のオンパレード。
そんな中、若干9歳にして兄の代わりに母と采配を振るう受けは十分チート持ち。
奮闘する中で出会ったのが冒険者のレオン(攻め)。
実は祝福持ちの王弟で、アルヴィの運命でした。
初めはBLということを忘れて読むくらい異世界転生のお話は面白かった。
が、レオンが出てきたあたりから不穏な雰囲気に。
歳が離れすぎだよ。18歳差って。
ちゃんと適齢期になったらともかく、今はアルヴィはショタだから、全く萌えない。
それに、運命を探してたんならもう少し一途でもいいと思う。
ヤリチンだったことが窺われるし、確かに魔道具で年齢操作してたけど、まだ相手の了承を得てないのに騙し討ちで致そうとするなんて論外。未遂でよかった。それにアルヴィも流されそうになるし、実際はまだ9歳だよ!
好感度最悪です。
それに、今のアルヴィの立場も気の毒。
兄は療養中で領地の方はなにもできないにも関わらず、家督は兄が継ぎ、アルヴィは男爵弟という立場、でも、荒れた土地をもらってずっと働いて全てを取り仕切ってるのはアルヴィなのに、自分のものにはならない。働いた報酬が出るわけでもない。なんだかなー
領民だって継ぐのが楽しみだって言ってるのに。
初め読んでた時は廃嫡されて療養にに専念して繰り上がりになってると思ってたのに、まさかの男爵弟。本人がいいって言ってても読んでてもやもやする。
それに、これが普通のファンタジーな話だったらともかく、BLなのに兄の恋愛事情なんて詳しくいらないと思う。それは別でして欲しい。
レオンはまだ子供だと知ってもアルヴィに手を出す気満々で、キスしてしまう時点でもう無理でした。子供にキスするな。せめてほっぺにしろ。
お話はまだ続きますが、ここでリタイアします。
理不尽な理由で虐げられたオメガが幸せになる話
オメガのセシル(受け)は政略結婚後(白い結婚のまま)夫に先立たれ実家に帰ってきました。
直後、駆け落ちした妹シリーンの代わりに優秀な魔導士を多く輩出するウォルトグレイ家の次期当主エドワード(攻め)と結婚することになります。
10歳以上離れた夫に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
それでもエドワードは夫としてセシルを尊重してくれますが、屋敷の者たちはセシルをいないものとして扱います。
実家でも同じような扱いだったので、なんとか生活するのですが、ある日エドワードの遠征中に発情期が来てしまうのです。
世話をしてもらえないセシルは薬がない状態で耐えなければなりません。
そんな時エドワードが帰ってきてくれるです。
最初のドアマットヒロイン状態が読んでて辛かった。
どこから溺愛になるのーと思いながら読んでました。
もう少し辛いターンが続いてたら挫折してたかもしれない。
セシルはシリーンが死んで(駆け落ちをは外聞が悪いから)エドワードが仕方なくセシルを娶ったと思ってます。
実は全く逆でエドワードがセシルと結婚するためにシリーンに駆け落ちするよう仕向けていていたのです。
エドワードは出会った10年も前からセシルしか見てないのですが、隠していたこともあってセシルはエドワードの愛に気づいていません。
セシルは生い立ちも気の毒で、王命で結婚した両親。母はセシルを産んですぐに亡くなり、後妻によって徹底的に要らない者扱いされてきました。
外国に嫁がされ、そこでも相手にされず寂しく10年を過ごし、今度はウォルトグレイ家でも同じ。
二人がやっと心が通じ合ってからは楽しく読ませていただきました。
時々セシルはピンチに見舞われますが、ちゃんとエドワードやその相棒親子が守ってくれるので安心です。
この屋敷の連中にはほんと腹が立ちました。
主人が蔑ろにする妻を使用人たちが冷遇するというのはわからないでもないけど、主人が大事にしてる(仮に騙されてるとか誑かされてるとかであっても)妻を主人がいない間に冷遇するなんて許されないのに。
最後はちゃんと報復されてて良かった。
そして実家もちゃんと報いを受けてる。
セシルが生む子供はみんな魔導士かもしれませんね
今のところ3人みたいだけど、もしかしたらもっと子沢山になるかも。
たくさんの子どもに囲まれて、ウォルトグレイ家始まって以来の隆盛になることでしょう。
不幸せな半生でしたが、これからはずっと幸せが約束されていて本当に良かったです。