ヰ也さんのマイページ

レビューした作品

女性ヰ也さん

レビュー数0

ポイント数0

今年度--位

通算--位

  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

Psychedelics011 同人R18 コミック

彩景でりこ 

靴下留め!

「蟷螂の檻」本編を読まずとも、単体でも楽しめる一冊です。
※本編との時系列も説明してくださっています。

育郎が十五とまだ若い時分であること、従者の典彦が二十五。
とっても青い頃なのですが描写がとってもエロチックで雰囲気満点で。

何よりも、表紙の育郎にも描かれている、ソックスガーター(靴下留め)をしたままの情事、
というのが何とも、十五の情事と云うシチュを更に背徳的に魅せてくれていて
昭和の名家美少年の萌え処かと思います。

ひたすら痛々しくうつくしい。

昭和の耽美、アングラ、浪漫等お好きなかたにはおすすめです。
ただ、知的障碍者が昭和初期頃にどのような扱いであったか、むかしの田舎の名家の跡継ぎがどんな立場であったか、などの知識の有無。
父から愛を受けられずに歪んでしまった主人公を悪ととるか哀れととるかで、
この作品の印象も随分変わって来ると思います。

育郎の”畏れ”は漠然とした記憶の靄の中に、檻の中に居た蘭造が己の父を誑かし愛までも奪った。
非力な兄のどこにそのような力があるかわからない。
知らず知らずのうちに自分も取り込まれ、餌食になるのではないかという不安。
だから振り払うように暴力をふるったり、詰ったりしてしまうのではないでしょうか。

誰もしあわせになれる要素がなく、とことん闇堕ちしてゆくばかりですが、
和装やら主従やら背徳やらが好きなかた、どっぷり嵌まって滾れるのではないでしょうか。
因みに私は昭●元●落●心●中が好きで、その登場人物の菊●古さんに主人公の育郎がソックリだったので
そこに萌えてジャケ買いしてしまいましたが個人的に大当たりでした。

古典文学やら団鬼六の美少年がお好きなかたにもおすすめします。