蟷螂の檻(1)

tourou no ori

螳螂的牢笼

蟷螂の檻(1)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神106
  • 萌×245
  • 萌18
  • 中立15
  • しゅみじゃない10

--

レビュー数
21
得点
779
評価数
194
平均
4.1 / 5
神率
54.6%
著者
彩景でりこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
蟷螂の檻
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396783990

あらすじ

孤独な御曹司に植え付けられた快楽。地方名家・當間家の跡取りとして厳しく育てられてきた育郎(いくろう)は、座敷牢に匿われる妾腹の兄・蘭蔵(らんぞう)に父の関心のすべてを奪われていた。辛くとも気丈に振舞う育郎だったが、そのそばには、常に一人の男がいた。典彦(のりひこ)。育郎が幼い頃から仕える年上の使用人である。典彦は、孤独な育郎を蛇のように愛でた。深い口づけを教え、性処理とうそぶきながら股を開かせ、その長い指で尻を抉った。そうして育郎に快楽の種を植え付け体をいやらしく変えていった。そして数年後、事態は一変する。當間家当主が死に、育郎が次代を継ぐ時が来て――!?

表題作蟷螂の檻(1)

深山 典彦・當間家に仕える使用人
當間育郎・當間家当主

同時収録作品蟷螂の檻

西浦健一・蘭蔵の付き人
當間蘭蔵・座敷牢に匿われる妾腹の育郎の兄

その他の収録作品

  • 第1話 當間蘭蔵
  • 第2話 當間育郎
  • 第3話 深山典彦
  • 第4話 西浦健一
  • 第5話 育郎と典彦
  • 描き下ろし 触れる

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レビュー投稿数21

お家ドロドロもの、序章

1巻は状況設定まで。

地方のだいふごうr、當間家が舞台。
奥の座敷牢で白痴の兄を愛でる父。
後妻で家を継がせることにしか意味を見出さない母。
側付きの典彦。
そんな人達に囲まれ、愛情を受けずに育ちながらも、素直に育った育郎。

1巻は状況設定まで。
父が亡くなり、当主となった育郎。秘書的な役割の典彦。
典彦にしか肯定されることのない存在。育郎は雛が条件反射で親と思うように、常に側にいる典彦に依存していく。
一方、育郎に性の手ほどきをする典彦。

それとは言わないが、ふと触れた肌に欲情してしまう、そんなエロスの1巻です。

0

しなやかに開かれるその脚は、蟷螂の姿態に擬えて。

最新巻、現在4巻目を読了したので。おさらい読みです。
そうか。この1巻は幕開けで、実に巧みに登場人物を浮き上がらせていく。
昭和は戦後。旧家にあったかもしれない、江戸川乱歩や横溝正史のような陰鬱なトーンで描かれていく舞台。
先代当主が愛した白痴の子、蘭蔵。妻を顧みる事なく、その美しい子供に執着する当主。
苦しさのあまり狂って行く妻。両親に愛される事なく育つ息子、育郎。その愛情に飢えた無垢の心に忍び寄り、蟷螂に寄生する虫の様にへつらい意のままに貪り始める使用人、典彦。
當間家の家業を乗っ取らんが為、後継者の嫁にと差し出される娘、さち子。
当主亡き後、誰もが嫌がる白痴の子の世話係を任じられる事になる、混血の子、健一。
蒸し暑いこの夏の様に、鬱屈したこの世界の役者たちが揃う。それぞれの身内に暗い炎を燃やしながら。

白痴であるのに関わらず、先代当主が全ての財産を長兄、蘭蔵に遺すと遺言したことで、裏切られたと怒り、その鬱憤を蘭蔵にぶつける育郎。しかし彼は、精通をした頃から使用人の典彦に自身の躰を弄ばれて行く。縋れるのは典彦だけ。両親に愛されなかったこの子供は、典彦の愛撫に縋って、やっとの思いで生きている。育郎は恐ろしいのだ。いつか見た、父が蘭蔵の足元に平伏して、その脚の間に頭を下げていた事を。蟷螂が獲物を挟み込む様な、その淫靡な姿態を。
長らく座敷牢に閉ざされた其処が「蟷螂の檻」
今読み返しても、ゾクゾクする様な隠微な世界。ゾッとする様なシーンもあるので、決して美しいとは言い難くもあるんだけど。仄暗い耽美でもある。

典彦が寄せるそれは愛情とは言い難く。育郎が壊れていくところを見たいなどという歪な執着。
けれど、憤りに癇癪を起しこそすれ、育郎は素直で強い無垢な心を持っている。
堕ちていくのは典彦だけでいい。4巻まで読んで、私はそう願っている。

0

鬱い…

昔こういうの好きでした。コドモの時。
ドロドロの、因習の、背徳の、執着の、愛欲の、の、の、の…etc
今はなぁ……
…という感じで、実に鬱いです。
犬神○の一族って感じで、家長によって歪められた家族の悲劇、というか。
座敷牢、妾の子、顧みられない妻、狂っていく妻。
愛されない子供。
そんな悲惨があっても一番大事なのは「家」の体面…
使用人・典彦の気味悪い八の字眉毛にゾッとする。
坊ちゃん、逃げて〜っと叫んであげたいけど、もうドップリだもんね…

4巻が出るということで積んでた3冊分を一気に読んでます。世界観も絵面も黒い。

1

賛否両論あると思うけど私はハマりました!

ここまでどストライクな作品無いです。
彩景先生らしいシリアスで歪みまくったお話で傍から見ると怖くなるくらいおかしくてゾッとするんですけど育郎と典彦は愛し合ってておかしさに気付いて無いんだろうなとか思うと余計にサイコでほんと、好きです。語彙力飛びます。

なんでもドンと来いで暗めのサイコパスっぽいような重い歪んだ愛が好きな人は絶対好きだと思います。あと、個人的に黒髪受けが好きなので最高でした(^o^)/

0

好きな世界観

ドラマCD発売のニュースでこの作品を知りました。音声を聴く前に、とコミックスを購入した次第です。
雰囲気は暗いし、なんだかドロドロしてて…わたしにはとても良かったです!独特の陰湿さにエロスがあると思います。
若き当主育郎と、その使用人典彦の関係は、育郎の幼い頃のトラウマに典彦がつけこんでるようでもあるし、典彦の本心がまだまだ分からないです。育郎の兄蘭蔵には、新しい使用人西浦がつき、育郎は婚姻を…と、これからのストーリーに目が離せなくなりました。
さっそく、2巻のページをめくります!

1

気持ち悪さと隣り合わせの甘さ

 退廃した空気と熟れ過ぎた果実のような重苦しい甘さの漂う作品でした。育郎の兄・蘭蔵に囚われていた父、蘭蔵に奪われた父の愛を使用人・典彦に求めた母、精通を迎えた育郎に手を出し始める典彦、典彦からの愛撫を期待してしまうようになる育郎、そして、父亡き後新たに自分の世話をすることになる郵便局員だった西浦を絡め取ってしまう蘭蔵。どの関係性も禁断であり、不毛。静かにどろどろしているような、独特の後味の悪さがありました。

 幼少期の育郎が本当に可愛らしく無垢だった分、父からも母からも愛されず、すっかり諦め癖のついてしまった彼がとても気の毒でした。でも、典彦に愛撫され息を乱す彼はいやらしくて、萌えます。痴呆のように描かれている蘭蔵は何を考えているのか、父との関係をどう思っていたのか、そういうところも気になりますね。

0

予想より闇深め。

以前ロボ耳太郎くんに「すごい勢いで性癖に刺さるBLをおススメしているスレッド」で紹介してもらった作品です(ロボ耳太郎くんありがとう)。

しかしあまりにすごい作品を紹介されてしまって動揺が止まらないよ。
確かに闇って入れたけど、闇が強すぎるよ。
でも、昭和の初期、座敷牢に飼われている義母兄弟、など全体的なテイストはピッタリ。
あとは私の足りない脳みそがどれだけ頑張って物語を理解してくれるか…に期待したいよ。
まだ1巻しか読んでないので、なんとも言えないけど、典彦さんが必要以上にアダルティーなことを教え込んでしまっているところまでは理解出来たよ。
とりあえず2巻を買って、5,6回読み返して頭整理してみるね。

それから、また次にこういう企画があったら、「頭弱めでも理解出来ちゃうぞ!!」的な作品お願いします。

…う~ん、私、これ本当に解説なしで読めるかなぁ。
みなさんのレビュー見ながら頑張ってみま~す(なんか課題図書みたいになってきた…)。

0

典彦を応援してしまう

淡々と進んでいくので感情移入しにくく、盛り上がりに欠けますが、それぞれのキャラクターや時代設定がすごく好みです。

孤独な育郎。妾腹の兄・蘭蔵への憎しみや恐れ、複雑な感情から殴る蹴る、閉じ込めるなどの扱いや

まるで手のかかる子どものような蘭蔵を見ると
やるせない気持ちになります。

當眞家に仕える典彦の、育郎が壊れていく様子がみたいという狂気にゾクッとさせられました。

描きおろしの触ってもらう理由を探す育郎がかわいい。

住み込みで蘭蔵の世話をすることになった西浦さんも「身内の恥」と言われて生きてきたので、共感したのかもしれません。

同情されるのがかわいそうでもある蘭蔵ですが、西浦さんが来てくれて良かった。

薄暗い雰囲気が妙に心地よい作品です。

1

少しずつ毒に侵されていくような読み心地

色っぽい表紙と昭和アングラ感が漂う怪しい雰囲気に釣られて軽い気持ちで読み始めましたが、予想以上に引き込まれるストーリーだったので一気に2巻まで読み終えてしまいました。読み終えた後も作品の毒に当てられたようなクラクラとした余韻が残っています。本当におもしろい作品に出会えたと感動しました!

あらすじは今更なので省きますが、これはただの主従・下克上モノではないです。育郎の抱えるトラウマや孤独に寄り添うようにして、その実それを利用する形で育郎の体を調教し自分のものになるよう仕向けてきた典彦。2巻になって2人は一線を越えますが1巻では幼い育郎が徐々に典彦の毒牙にかかっていく様子が描写されています。無垢な少年だった育郎が秘密の快楽を知って淫靡さを帯びていく過程にゾクゾクしました。

堕ちていく育郎とは対照的に蘭蔵はいつまでも純真なままです。ですが、その頽廃的な魔性によって健一も育郎の父と同様絡みとられて行ってしまう。典彦×育郎に並行して語られていますがこの2人の行く末も非常に気になるところです!

長々とまとまりの無い文章になってしまいましたが、如何せんまだ謎が多い段階なのでこの時点では「エロい!」「すごい!」としか言いようがないです。2巻も読了したので後日レビューを書きたいと思います。
この先の展開にも大いに期待しています!勿論「神」評価で。

4

淫靡で禁忌に満ちた作品。

妖艶で淫靡な雰囲気が表紙からも漂ってきて、吸い寄せられるように買った1,2巻。新巻が出るにあたって読み返しましたが、やっぱりいいです。

時代設定が昭和初期ということもあって、異質なモノを排除しようとしたり、隠匿しようとする風潮が強く、現代物以上に禁忌に触れる感じがたまらなくそそられます。

日も差さない薄暗い座敷牢に幽閉された障碍のある異母兄・蘭蔵と彼を溺愛する父親の愛欲の日々、それを目撃した弟・育郎の蘭蔵に対するトラウマ、蘭蔵に対する怨念じみた母親の狂気と育郎に対する過剰なまでの跡継ぎとしての期待、性処理をすることで育郎の孤独につけ込む典彦の思惑。いろいろな負の要素が絡み合って、どんどん暗く重い世界へ引き込まれていきます。

読後感のよい作品とは言い難いですが、この淫靡さは格別。次がたまらなく読みたくなる作品です。

2

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