この男の餌食にされて 孤独な御曹司に植え付けられた快楽。

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表題作 蟷螂の檻1

深山典彦 → 平川大輔

當間育郎 → 山下誠一郎

その他キャラ
當間蘭蔵[水島大宙]/ 西浦健一[榎木淳弥]

あらすじ

地方名家・當間家の跡取りとして厳しく育てられてきた育郎(いくろう)は、座敷牢に匿われる妾腹の兄・蘭蔵
(らんぞう)に父の関心のすべてを奪われていた。辛くとも気丈にふるまう育郎だったが、そのそばには、常に
一人の男がいた。典彦(のりひこ)。育郎が幼い頃から仕える年上の使用人である。典彦は、孤独な育郎を
蛇のように愛でた。深い口づけを教え、性処理とうそぶきながら股を開かせ、その長い指で尻を抉った。そう
して育郎に快楽の種を植え付け体をいやらしく変えていった。そして数年後、事態は一変する。當間家当主
が死に、育郎が次代を継ぐ時が来て――!?
使用人・典彦×御曹司・育郎の下克上主従が織り成す、執着と依存の官能時代ロマンが遂にドラマCD化!

作品情報

作品名
蟷螂の檻1
著者
彩景でりこ 
媒体
CD
作品演出・監督
植松瑠里子
音楽
鈴木潤一朗
脚本
前川陽子
オリジナル媒体
コミック
メーカー
ムービック(CD)
シリーズ
蟷螂の檻
収録時間
60 分
枚数
1 枚
発売日
JANコード
4549743169729
4.8

(27)

(24)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
130
評価数
27
平均
4.8 / 5
神率
88.9%

レビュー投稿数4

凄い、のひとこと。

こちらのCD発売のニュースで原作を読んでおりました。待ち望んだCD、とても、とても、良かったです。声優さん、とにかく凄い(もちろんCDを作り上げるスタッフの方々のお力も凄いと思います)。
原作がかなり独特の世界観で印象的なのですが、音声が入ることで、まさに息が吹き込まれたというのでしょうか…自分の想像の中で動いていた育郎が、典彦が、らんぞうさんが…イキイキと動き回っていました。
平川さんの典彦を聞くと、原作では氷のような、感情がないような、不気味な人間を思い浮かべていたのが、育郎への「可愛い、愛しい」という想いには血が流れているように感じました。
そして、山下さんの育郎は、まっすぐで「崇高な魂 」の青年という部分も、兄のらんぞうさんに対しては乱れる心情も…清らかで柔らかなオーラがありました。
らんぞうさん、西浦さん、育郎のお母さんや親戚の人々、子供時代…多くのキャスト様が演じられてますが、皆様それぞれに素晴らしかったです。
予約特典のおしゃべりCDは18分もあり、こちらも充実した内容でした。平川さんの典彦は、平川さんの中では最低音とのこと。感情があるような、ないような典彦のセリフが棒読みにならないよう気を付けたとのこと。ううーん、凄い!

12

原作『蟷螂の檻』をじっくりと感じられるCD

「まだドラマCD化されていなかった」という事実に驚かされた作品の1つです。
原作の持つ、あの独特な雰囲気を じっくりと感じることの出来るCDでした。

典彦の感情の読めない、一言で言うとサイコパス的要素を持つ部分を 平川大輔さんが巧みに演じて下さっています。
育郎の声は少々イメージとは異なりましたが、感情的になるば面では、彼の幼さにも似たような部分をひしひしと感じました。

ドラマCD1巻ということもあり、原作『蟷螂の檻』の暗く、深い世界を感じられるまではまだまだ、ですね……
続きを聴くことが出来る日を、楽しみにお待ちしております。

6

ノンフィクションだけど本当にありそう

江戸川乱歩や丸尾末広の陰鬱で残酷な世界観が好きな方に向いていると感じる作品でした。
ただし、短いですが女性の喘ぎ声、言葉の暴力、実際の殴る蹴るの音声描写があるので、キャスト買いはせずに原作を読んで地雷がないかを確認してからの視聴が無難だと思われます。

終始「薄ら気持ち悪い」悪寒を拭えない世界観でゾワゾワしてあまり好きではありませんでしたが、山下誠一郎さんの冷淡な昭和初期口調にすっかり萌えてしまい最後まで聴いてしまいました。
こういう悪寒は「好き」と表裏一体の可能性も秘めているので、もしかすると好きなのかもしれません(笑)
一度の視聴では自分でも好き嫌いの判断がしがたい、これまでにないタイプの作品でした。

挿入のある性行為シーンはないのですが、平川大輔さん演じる使用人の深山典彦が、山下誠一郎さん演じる無垢な当主の當間育郎に施す性処理シーンがどエロいです。
なにが「触ってさしあげましょうか」だ、けしからん。

原作はこのあとも続いており、こちらのCDにも「1」とナンバリングされているので、当初は続編が予定されていたのでしょうか。
発売年がコロナ禍初年度なので、もしかすると、この後に状況が変わってしまったのだとしたら残念です。

BLCD界隈で流行りの「なんとかバース」のような完全に非現実として楽しむタイプではなく、ノンフィクションだけど本当にありそうな昭和初期の日本が舞台という設定なので、今後、こういったBLCDに出会える機会もそうないでしょうし、昭和初期口調のエロいキャストさんを堪能できてよかったです。

0

ダークでディープな世界の序章

原作未読。
冒頭で平川さんのかなりの低音に驚きました。
全体のダークな雰囲気もあり、不気味ささえ感じるほどでした。

育郎(山下さん)と使用人の典彦(平川さん)以外に物語の契機や
今後のカギを握るであろう人物に焦点をあてた章で構成されています。
章によっては現在と過去を行き来するので、原作は読んだほうが理解しやすいと感じました。

育郎は人前ではクールに振る舞う青年ですが、義兄の蘭蔵(水島さん)の前では感情がむき出しに。
山下さんの世を冷めた視点で見ている役は新鮮でした。
典彦によって変えられていくところ、蘭蔵とのかかわり方で見せる面をもっと聴いてみたいと思いました。

典彦は使用人としてときに育郎を制したりしますが、育郎へ向ける感情はまだまだ見えてきません。
トーンの不気味さもあり、腹の内に隠している感情がすごそうです。
平川さんがこれから典彦にどんな感情と声を乗せるのかと思うとゾクッとします。
そんな典彦を相手に育郎もいったいどうなってしまうの…?!とドキドキします。

1巻という位置づけもあり、ダークでディープな世界への序章。
ここからが本番といったところでしょうか。ぜひ続きが出ることを願っています。
山下さんも平川さんもここから先、本領発揮なさるのではないかと期待。

3

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