蟷螂の檻(4)

tourou no ori

螳螂的牢笼

蟷螂の檻(4)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神57
  • 萌×217
  • 萌7
  • 中立7
  • しゅみじゃない0

90

レビュー数
21
得点
381
評価数
88
平均
4.4 / 5
神率
64.8%
著者
彩景でりこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
蟷螂の檻
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784396784829

あらすじ

超クライマックス!
狂愛の腕に抱かれて

サイコパス執着攻×メス若当主


躾けられた雌の躰

「こんな奥、今まで届いたことないでしょう」
政治家に性接待を強いられた育郎は、
側に侍るのみだった典彦を責めた。
しかし典彦は、いびつな独占欲を告げ
3日間、胎の中を塗りつぶすように育郎を抱いた。

典彦に不信を抱いた育郎は
彼との交わりを断つが、
職場や車中…至るところで雄を咥え込んだ記憶を思い出し
股を濡らし仕事もままならない。
若当主として、夫としてあるまじき
ーーーみだらな雌の躰…。

典彦の食い荒らすような愛に苦悩しながら、
育郎は當間家の当主として決断の時を迎えようとしていたーーー。

下克上主従が織りなす、
執着と依存の官能時代ロマン。

表題作蟷螂の檻(4)

深山典彦(當間家使用人・育郎の秘書)
當間育郎(當間家当主)

同時収録作品蟷螂の檻

西浦 健一(使用人、蘭蔵の世話係)
當間 育郎(當間家当主)

その他の収録作品

  • 蟷螂の檻の中の人

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レビュー投稿数21

怒濤の展開

四巻は怒濤の進展でしたね。3巻で会社のために体を売られ、さらにはその後も使用人に何日間も責められた当主育郎。3巻からずーっと可哀想なまま仕舞いには会社までお払い箱にされてしまいました。サイコパス好きの人には堪らないのかもしれませんが甘めの恋愛に飢えている私にはただただ眉間にシワでした。サイコパスの執着野郎典彦が炎の中で蘭蔵くんに育郎を拐われた最後はほんと、スカッとしました。で、優しい元妻に引き取られて終わりかと思ったら、続くんですね。典彦の死も確認されていないし、5巻が嫌な予感しかしません。

どうか育郎の大学時代の友達が助けてくれますように。
蘭蔵くんが早く健一への愛情に気づきますように。

0

いったん区切り?

育郎を傷つけ、ぼろぼろにして、自分に執着させようと、それだけを目的に暗躍する典彦。

そのなかで、さち子が明るい光をもたらすのか?
蘭蔵に言葉を教えるさち子がまぶしい。
家のため、育郎のためと、真摯に心を砕く。

しかし育郎は自分の会社も追われてしまう。
さち子との家庭を守ることに、生きる意味を見出していた育郎だったのに。。

家のものに暇を出し、ひどい言葉をかけてさち子を離縁する。育郎はどこへ行くのか。
奇しくも健一は蘭蔵を連れて家を出る。
誰もいなくなった家に火を放ち、座敷牢で自害しようとする育郎。
典彦が駆けつけ、牢の中で体を繋ぎながら、共に死ぬ道を。。

さち子、飯田という日の当たる場所にいる人達が救えなかった育郎のところへ、唯一の肉親、無垢な兄が駆け込んできて、火の中から育郎を救う。

土壇場で、兄、蘭蔵の手を取った育郎。
燃え盛る牢の中で、まだ足りなかったか、と諦観の表情を見せる典彦。

育郎は助け出されたようですが、典彦はこのまま亡くなってしまうのでしょうか。

最後は、育郎を抱えた蘭蔵が、館に来た飯田に、助けて、と叫ぶシーンです。
行動した蘭蔵。典彦の元を離れた育郎。
この後、新しい展開になる予感。

0

頑張れさち子!

やようやくここまできたか…という感じです。
私は、さち子が好きです。
B Lでここまで女性キャラを応援したことはなかったのですが、さち子はこの作品の良心・オアシスになっていると思います。

さて、そんなさち子とも離婚し社長も退任した育郎。
典彦と2人きりの家に火を放ち、炎の中で典彦に抱かれ心中を図る。
しかし、蘭蔵が育郎を助け出し、車で通りかかった飯田に助けを求めるのだった…

典彦はどうなってしまったのでしょうね?
裸のまま動揺を隠せない典彦が、今までの策士の顔とは違って人間らしくありました。
とにかく、終着点が見えないので続きを待つしかありません。
郁郎の…蘭蔵の…それぞれの幸せとは何なのか?

これから新しい展開になりそうなので、次巻を楽しみに待ちたいと思います。

0

ドロドロの先に少しだけ見えた光。

正直、3巻まで読んでリタイアしようと思ってました。もう、ホントBLってよりホラーを近く感じたので。しかし、一方でこの二人の行く末を見届けなければならないと変な使命感も覚え4巻を手にしました。結果、読んでよかったです。
典彦の歪んだ愛はもちろん、育郎の壊れていくなかでの苦悩や登場人物それぞれの想いが交わり物語はクライマックス。かと思いきや最後に蘭蔵が育郎を助けにくる。幼い頃に手を握り返した育郎に対する純粋な愛が、彼のなかにはあって行動を起こさせたんじゃないでしょうか。そして飯田に言った助けての一言。何て純粋な兄弟愛なんだ(泣)と個人的唯一萌えた場面です。もうこのまま二人で逃げて終わりでもいい気がしましたが、そうさせないのが典彦が放った、まだ足りなかったかの一言。こえーーー!!
表情がなかったのが余計怖かったです。
話の内容的にハッピーエンドは難しいかもしれないけど、とにかく育郎と蘭蔵には最後には心から笑ってほしい。できれば典彦にも救いの手を。ここまできたら最後まで付き合う覚悟で続編を待ちたいと思います。

4

病みきった羅刹の旧家:謎解き編

 シリーズ四巻目ですが、相変わらずなエログロなドロドロした田舎の旧家でお家騒動してる話です。
 内容については、既にたくさんの方が描いておられるので詳しくは書きません。
 ただし登場人物が幸子(受け:育郎の妻)と飯田(育郎の大学時代の悪友)以外は全員が病んでます。
 蘭蔵(育郎の兄)は父母に虐げられた結果、頭は幼児返りしていますが…本当に純粋で!本作の癒しです。

 メインのカップリングはNTR趣味の外道秘書:深山典彦×牝当主:當間 育郎
 ちなみに表紙の絡み合う二人の絵がすでに、ラストで起きる展開のネタバレになっています。
 この四巻目は話としては本当にしんどいけど、謎解き編になっていたので良かったです。
 典彦がいままで育郎にやってきた非道な行いの意図が解かるので、ある意味スッキリしました。
 これですべての病みの原因である典彦が焼死してくれていれば、もっとスッキリできるのですが…
 まぁ次巻に続くようなので、ストーリー的にも中途半端になるので典彦は死なないでしょうね。


☆エロい部分について

 チンポ修正は白抜きでキツイですが、アナルの修正はゆるくてハッキリと輪郭が見える場面もあります。
 また見せない構図、またはセリフや擬音などが多用されているので修正は気になりません。
 全体的にエロシーンは汁多めで、唾液・精液は当たり前ですが…おしっこ描写に注意してください!

 実は三巻目の最後に趣味から外れた、ショックすぎるNTR展開で四巻目を買うか迷ったのですが。
※攻めの典彦が自らの手で牝に仕立て上げた育郎を、真珠チンポおじさん(本多先生)に抱かさせたエピソード…最悪でした。
 その真珠チンポおじさんに抱かれてから、完全に牝に堕ちきった育郎がひたすらにエロいです。
 会社の会議中に淫らな妄想をして、部下たちの見ている前で牝顔を晒しながら精子を漏らしてしまう始末。
 三巻目の最後は、読者にとってもショックなNTRでしたが…牝堕ちした育郎の気持ちを分析すると
 自分を愛してくれていた典彦に裏切られ、母親と同じ枕懺悔をさせられて壊れたのでしょうね。
 この巻でもNTR描写はありましたが、典彦の邪悪な企みにばかり目がいって気になりませんでした。

 性格がとことん悪い病んだS攻めに執着され、虐げれて牝堕ちする受け。
 および相互依存な病んだ関係BL好きには堪らない話でしょうが、やはり趣味じゃない話でした。
 ただし!卓越した画力に話自体には引き込まれる部分もあるので、中立評価です。

1

一番共感出来たのは本多先生

この物語で一番共感出来たのが真珠・本多先生。的を得たお言葉をいただきましたので。

一気に4巻読みましたが、もう少しスピーディに話を進めても良いんじゃないかと。育郎が思ったより(社会的に)無能で、ハラハラ感がない。典彦の企みだけがさくさく進んでいく(実行犯がよく失敗しちゃうんですけどね)。堕ちていく美学を丁寧に描きすぎてるのかな?

横溝正史や手塚治虫の「奇子」など、戦後を描いた秀作は少なくなく、「幽閉」「白痴」「没落」は、あの時代独特の、開放感と閉塞感が同時に入り混じった淫靡・耽美の世界を構築する挑発的な装置の一部で、田舎の家長制度がまたいびつな執着性を生むのだけど、、、それだけじゃドラマというか面白い漫画という訳じゃない。そこに上手く狂言回しとしてブン屋の飯田が登場したので、うーん、丁度4巻出た時点で始めから読んだ私には、これまでが冗長なプロローグで、何かが始まる前兆の様な気がするのです。。。気がしたいのです。まだ育郎と蘭蔵、典彦の物語はこれからだと。

ということで、この先を期待して中立とさせていただきます。

8

「ただ、私の手に落ちてきてほしかった」

炎に巻かれながら、奥の部屋での情事。
そこへまさかの闖入者、蘭蔵さん。

「莫迦か逃げろ 死ぬぞ」と、蘭蔵さんに駆け寄る育郎を見た典彦の表情からは、動揺や絶望を感じます。

「まだ 足りなかったか」そう言った典彦は、一体どどのような顔をしていたのでしょう……

愛しくて、愛しくて、大切にしたい。
大切にしたいから、壊したい。
壊れていくところが、見たい。

「私以外の何もかも全部だめだったと 自分には何もできなかったと ただ私の手に落ちてきてほしかった」

典彦の歪んだ愛の行く末は……
この物語がどのような終わりを迎えるのか、じっくりと見届けさせて頂きたいと思います。

7

自分の目で確かめるまでは死は認められないかな

 あらすじでクライマックスと謳われていて、終盤もまさにクライマックスっぽい展開だったので、最後のページの「つづく」という文字を見るまですっかり最終巻だと思い込んでいました。仮にこれで終わりだったとしても、良い意味で後味が悪く印象に残る作品になったんじゃないかなと思いますが、続くなら続くでこの兄弟の行く末をしっかり見届けたいという気持ちもありますし、嬉しいですね。

 育郎の正の感情も負の感情も、丸ごとすべてが自分に向けられるものであって欲しいという典彦の想い。究極の執着であり、愛だと思います。相手に興味すら抱かれないよりは、憎まれる方がよっぽど良いと思える人間って、そう多くはいないと思うんですね。大概の人は相手に嫌われることを恐れている。だから典彦のようなキャラは貴重だし、とても興味深い。自分に対して育郎が抱く感情が強くなるなら、第三者に彼を嬲られても構わない。最後までただ甘やかすこともなく、一貫した態度で育郎を檻で囲った典彦は、執着攻めとして素晴らしかったです。

 そんな典彦の策略にはまり雁字搦めにされた育郎は本当に気の毒だけど、外道な攻めに捕食される不憫受けが好きな腐女子としては、ついつい食指が動いてしまいますね。体液に塗れて泣き乱れる彼の本質は、檻の中でひたすら可愛がられていた兄に、羨望を抱いていた孤独な男。やはり彼はそういう意味で蘭蔵になりたかったんだなぁと。切なくて、可哀想で、愛おしい。自分にとって蘭蔵に対する父親のようになってくれるかもしれない唯一の存在が、典彦なんですね。ただ、皮肉にも憎んでいた兄に救われてしまった育郎。彼は蘭蔵に恨みや嫉妬しか持ち合わせていないわけではないと思うので、この兄弟が分かり合うことで何か希望が見出せるのか、それは叶わず再び闇に引き戻されるのか、続きが待ち遠しいですね。

4

善悪の彼岸。境界。踏み越える者は誰か。踏み留まる者はいるか。

あわわわ。私もすっかりこれが最終巻、いよいよの完結編だと早とちりしておりました。
典彦の妄執は 育郎さんの身体を蹂躙するだけでは飽き足らず、その身を失脚させ、寄る辺の無い暗黒に突き落とし、なお「壊れて行く様を見たい」と追い詰める。
ただ自分だけに縋りつくしか生き様がない程にと、奸計を張り巡らせ 周囲を巻き込んで狂わせて行く。
たった一人、育ちが良く、その素直な心でもって 育郎を支えたいと願っていたさち子もとうとう離縁されてしまう。この物語の中で、唯一の良心。強くて正しい心の持ち主であったさち子。育郎は、男としてさち子を愛する事は出来なかったけれども、さち子の強い心を愛すればこそ、彼女をこのおぞましい屋敷から逃がしたんだと思う。憐れみや同情を 最初から疎ましいと思っていたなどと 心無い言葉を言い放つ育郎の優しさ。
さち子には本当に出て行って欲しく無かった。彼女だけが、ただひとり、この物語の救いになるかと思っていたのに。

蘭蔵に対する愛情がどこか歪んでしまった健一は、素直なだけに簡単に典彦の企みに堕ちてしまう。
さち子に嫉妬して。それでも屋敷から蘭蔵を逃がしたいと逃避行を目論む。
ところが‼︎
全てを終わらせようとした育郎は、屋敷に火を放ち、典彦共々心中を図る。
ああ、これで何もかも終わるのだ。意外に呆気なかったな、そういう終わり方かぁ。らしいなぁ。
なーんて、思っていたら⁈
屋敷から程なく離れた場所で、炎を見た蘭蔵は健一の手を振りほどき、ひとり育郎を救けに向かう。
炎に包まれ、焼け落ちる家屋をかいくぐり、育郎を救い出した蘭蔵は、車の前に飛び出し大声で助けを乞うのだった。車に乗っていたのは、育郎の大学時代の同級生、飯田。彼は本当の意味で彼らを救えるのか。
たった一筋の光となってくれるのか。次巻が待たれます。待ちきれない。
典彦は、炎の中で息絶えて欲しい‼︎ なんか逃れて醜くなってなお、生きながらえてそうだけど‼︎

所謂白痴と呼ばれる蘭蔵の無垢さ。疎まれても育郎を『可愛い弟』だと、ただひたすらに、それだけを認識していて。この無垢な愛情だけが、育郎を救うのか。
物語はどう収束するのか、想像すら出来ませんが、どうか光ある救いを願ってやみません。

9

もはや、愛情というより情念。

3巻がなかなかに辛くて…4巻は購入したものの、すぐに読むにはためらわれて、心の準備をしてから読みました。

しかし意外にも4巻は、3巻同様むしろそれ以上のかなりのえげつなさにも関わらず、救いの手が要所要所にあったせいか覚悟していたよりは読後感は悪くなかったです。

私は、病んでいるとか、愛情表現が下手くそで変な方向へひねくれちゃってる方が愛しくてたまらないのですが、典彦は今までは好きになれませんでした。と、いうのも典彦からは1番核になる『愛情』の部分がほとんど感じられず、陰湿な執着心ばかりが全面に出ていて掴み所がなく、愛しさの延長での性的な欲求というより、むしろ根底では憎んでいるのかとさえ思えたからです。

ですが、今までの感情が希薄で陰湿で狡猾な感じから、4巻では自分が仕向けたことが表面化することにも躊躇せず、育郎の身体を辱しめ、外堀も埋め、さらに精神的にも追い込んで、育郎の持つ感情の何もかもを奪い尽くそうとする姿に、初めて彼の人間らしい感情が見えたように思えました。

ただ、なぜ相手が育郎でなければならなかったのかという点に関しては、理由付けが薄く、自らへの絶対的な愛情を示してくれる宿主に寄生したい典彦の格好の餌食になっただけにも見え、育郎自身は少なくとも一時は純粋に愛情を感じていたし、どんなに酷い仕打ちをされていてもやっぱり典彦を求めていただけにやるせなかったです。

典彦の最期は確実に表現されていないし、そしてあの一言…。ゾンビのように甦って、さらに邪悪さと情念に拍車をかけて、また育郎の前に現れたらと思うと…かなり怖い。もうBLじゃなくてホラーになっちゃいそう。でも…育郎を取り合ってバージョンアップした「ゾンビ典彦」と「後釜狙い飯田」で直接対決するのも話としては面白そうだし、むしろ読んでみたい気もする。かなりアクの強いキャラだったし、やっぱりこのままフェイドアウトじゃなくて典彦にはもうひと暴れしてほしいかも(笑)

5

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