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表題作蟷螂の檻 4

深山典彦,32歳,當間家に仕える使用人,秘書
當間育郎,22歳,當間家の若き当主

同時収録作品蟷螂の檻

西浦健一,19歳,蘭蔵の世話係の青年
當間育郎,22歳,當間家の若き当主

同時収録作品蟷螂の檻

役員達
當間育郎,22歳,當間家の若き当主

その他の収録作品

  • 蟷螂の檻の中の人

あらすじ

超クライマックス!
狂愛の腕に抱かれて

サイコパス執着攻×メス若当主


躾けられた雌の躰

「こんな奥、今まで届いたことないでしょう」
政治家に性接待を強いられた育郎は、
側に侍るのみだった典彦を責めた。
しかし典彦は、いびつな独占欲を告げ
3日間、胎の中を塗りつぶすように育郎を抱いた。

典彦に不信を抱いた育郎は
彼との交わりを断つが、
職場や車中…至るところで雄を咥え込んだ記憶を思い出し
股を濡らし仕事もままならない。
若当主として、夫としてあるまじき
ーーーみだらな雌の躰…。

典彦の食い荒らすような愛に苦悩しながら、
育郎は當間家の当主として決断の時を迎えようとしていたーーー。

下克上主従が織りなす、
執着と依存の官能時代ロマン。

作品情報

作品名
蟷螂の檻 4
著者
彩景でりこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
蟷螂の檻
発売日
ISBN
9784396784829
4.4

(156)

(105)

萌々

(25)

(16)

中立

(9)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
26
得点
682
評価数
156
平均
4.4 / 5
神率
67.3%

レビュー投稿数26

5巻が待ち遠しい

前巻から結構時間が空いていたので、本当は1~3巻までの内容をおさらいしてから読みたかったのですが、早く読みたい気持ちを抑えきれず、手に入れた瞬間貪るように読んでしまいました。

ですので難しい考察などは全くできていません。
ただ一つ言えることは、4巻は非常にえっちだったということだけです。

3巻では汚らしいおじさんにぐちゃぐちゃに犯されて満身創痍の体だった育郎さんですが、この巻では開幕早々サイコパス典彦によってこれでもかというほど穴をいじめられますので、「彼のお尻は大丈夫なのだろうか?」と違う意味でもドキドキハラハラしながら読み進めました。

こんな私の心配をよそに容赦なくストーリーは展開していきますので、気がついた時には育郎は社長の役職から降ろされ、さち子とは離婚し、屋敷は燃えていたというわけです。

色々な事件が一気に起こり、読んでいる私も何がなんだか分からず、ただ怒涛のように挿入されるエロシーンだけはやたらと記憶に残っているので、前述の感想に至りました。

その間典彦は様々な謀略をめぐらせて當間家全体を引っ掻き回していたような気がしますが、こいつを止めてくれる人はいないんだろうか。ちょっと変わった趣味をお持ちのようで、育郎を我が物にするだけでは飽き足らず、さらに自らの手で壊すということに至上の快感を覚えるそうですね。こんなやつに付き合わされる育郎かわいそう、、

この地獄のようなストーリーの中に現れた唯一の光明(?)である飯田くんは今後どう関わってくるのか… さち子もここで引き下がる女じゃないですよねー
ともかく典彦の檻から一旦出ることができた育郎はこのまま人間として立ち直ることができるんでしょうか? 早く続きが読みたくてたまらないんですけど5巻は早々に出てくれることを期待します。

20

擦れ違う愛情に、切なさと萌えが詰まってる

『蟷螂の檻』の4巻。

3巻で、会社のために育郎に性接待をさせた典彦。
そして、その姿を、育郎の妻・さち子にも見せつけた。
男に抱かれた育郎を、今度は典彦が壊すほど抱きつぶした。

典彦の外道っぷりはどこまで行くのか、そこに愛はあるのか―。そんな3巻でしたが4巻も典彦の暴走は止まりません。


以下4巻のネタバレあります。ご注意ください。







典彦に少しずつ壊されていく育郎ですが、それに付随するように、会社乗っ取りをたくらむ人物も登場し、育郎はどんどん追い詰められていきます。

『蟷螂の檻』は、典彦と育郎の歪んだ愛情が描かれた作品ですが、4巻で大きくストーリーが動きます。

まず育郎の妻のさち子。
精神的に不安定なキャラが多い中、彼女の存在はまさに正義です。
夫が他の男に抱かれる姿を見ても、動揺はするものの取り乱すことはない。
育郎と婚姻関係を結んだ以上、育郎を支えるのが自分の務めという意識がきちんとあるから。
そして、育郎の腹違いの兄の蘭蔵を思いやり、優しく接しようともします。

もう一人は蘭蔵。
彼は子ども時代の事故(というか事件)のために発達障害というハンデをおっていますが、さち子と関わることで少しずつ自我が芽生えてくる。
この作品において、蘭蔵という青年は大きなキーポイントなんですよね。
育郎という人物を形成した大きな因子。
でも、今の育郎を救うのもまた、彼なのかも。
蘭蔵の育郎への愛情がピュアすぎて悶えます。

そして、飯田くん。
飯田くんは、2巻で登場した育郎の大学時代の友人です。
ブンヤさんになっていた彼は、藤間家の会社を調べ、育郎が追い詰められている事をかぎつけます。
そして、かつてほのかな恋心を抱いていた育郎を心配してやってくるのですが。

典彦と育郎。
育郎とさち子。
育郎と蘭蔵。
そして西浦くんと蘭蔵。

彼らの間にはきちんとした愛情が流れている。
流れているのに、ベクトルが相手にきちんと向いていない。
それゆえにすれ違い、勘違いし、愛情の行方が定まらない。

なぜならそれを操作している人物がいるから。
典彦です。
彼の育郎に向けた歪んだ愛情がすべてを壊していく。

が、それでも、育郎は典彦を求めちゃうんですよね…。
それが、子ども時代からお世話してくれたことによる刷り込みなのか、愛情なのか。

どこまでも果てしなく切なく、ほの暗く、そして怖い作品です。

で。

4巻も「何故ここで終わるのですか、でりこ先生…!」というところで終わっています。

典彦と育郎の安否。
そして蘭蔵と育郎の関係は。
飯田くんはどこまで踏み込んでくるのか。

はー、続きが気になる!

『蟷螂の檻』は、表紙がいつも素敵です。
昼ドラ感満載な淫猥な空気感も良いし、育郎の色気もけしからん美しさです。
が、それ以上に、それぞれの表紙は本誌の内容を端的に表すイラストになってるんですよね。

本誌を読み終えてから表紙をしげしげ見ると、その素晴らしさに圧倒されます。

ドロドロの人間関係、歪んだ愛情、複数の男に育郎が抱かれる描写がある、といった作品なので、好みが分かれる作品かもです。甘くて優しいお話を好む方には正直あまりお勧めできないのですが、4巻も素晴らしく泥沼でめっちゃツボでした。

文句なく、神評価です。

15

坊っちゃんの運命やいかに?!

もはやBLの萌えはないけどそれはとっくにどうでも良いと思ってます。話が面白くて!こういう人間の汚れた部分がいっぱいのドロッドロした作品大好きです。當間一族怒涛の展開になってきました。ようやく色んな方達が自分の私利私欲で大胆に動き始めてきていますが、とくに典彦のサイコパスっぷりが最高潮であります。坊っちゃんに危機迫る!

さちこさん本当お綺麗でBL誌上一番好感度が高く華のある女性キャラではないでしょうか。BLに登場させるだけではもったいない。彼女を主人公にしてストーリーを描いたら面白いかもしれませんね。

読み進めたいくうちに、あ、この巻で終わりかなぁ、こういう最期だったのね〜としみじみ浸り始めていましたら…まだ続くのですね!坊っちゃんの運命や、いかに!?

あ〜、早く続きが読みたい!!コミックス化は次また一年後くらいでしょうか。待てません!

14

「ただ、私の手に落ちてきてほしかった」

炎に巻かれながら、奥の部屋での情事。
そこへまさかの闖入者、蘭蔵さん。

「莫迦か逃げろ 死ぬぞ」と、蘭蔵さんに駆け寄る育郎を見た典彦の表情からは、動揺や絶望を感じます。

「まだ 足りなかったか」そう言った典彦は、一体どどのような顔をしていたのでしょう……

愛しくて、愛しくて、大切にしたい。
大切にしたいから、壊したい。
壊れていくところが、見たい。

「私以外の何もかも全部だめだったと 自分には何もできなかったと ただ私の手に落ちてきてほしかった」

典彦の歪んだ愛の行く末は……
この物語がどのような終わりを迎えるのか、じっくりと見届けさせて頂きたいと思います。

12

恐ろしいほど圧倒的な世界観にのまれました

超クライマックス!とあったので、勝手に最終回かと思いこんでました…アホです、この落胆。
しかもまさかのシーンで、つづく…ひどい、一年も待てない ><
お家炎上とともに、私も燃え尽きてしまいました。

デリコ先生はまさに異才ですね、この読後の放心状態…なかなかないですよ。
毎回作品を読むたびに、いろんなものを持って行かれてしまう作家さんです。
そして、また1巻から全て通して読み直し、お腹いっぱいな状態なのに
4巻は何度も読み返してしまう…中毒性のあるおそろしい作品でした。

ずっと行く末が気になっていた、光属性のさち子。
この屋敷で一人だけ毒にのまれず、典彦に唆された健一に襲われても怯まず
善良に育郎を支えてきましたが、本意ではなく育郎に離縁されました。
個人的にはさち子が無事に屋敷を出られたことにホッとしました。
ただ、さち子がこのまま傍観するのか?絶対しないですよね…どう絡んでくるのか楽しみですが、
この作品の良心であるさち子だけは、最後まで光属性のままで終わって欲しいです。

これぞサイコパス執着攻め…3巻末で真珠持ちの政治家先生に寝取らせた後に上書きする典彦。
「貴方の縋る相手が私だけであればいい」
「貴方の思慕も愛情も信頼も憎しみも苦しみも絶望も、唯一私だけに向けられるものであって欲しい」
愛おしくて仕方ない、ずっと自分の痕をつけたいと思っていたと言い、
3日間壊れるほど抱き潰して、育郎から拒絶されてしまう…それも計算済みの行動でしょう。

屋敷に戻ってからは更に周囲を翻弄する典彦、健一を唆してさち子を襲わせ、
健一に育郎を犯させる…狂気ですよね。

典彦の唆し方が、その人がもともと持っている毒を引き出すというか、
善良であったはずの健一が、蘭丸への愛情と嫉妬を拗らせて、狂気に駆り立てる姿が悲しい。
最後に蘭丸は育郎の元へ行き、健一から離れたんですが、このまま終わるハズはない!
典彦の狂気が健一に投影されていますが、既に蟷螂に食われてしまった健一は転がるしかないのか…。
手を放した蘭丸を追いかけなかった健一なので、踏みとどまってくれる気もします。

そして、お家炎上で典彦との心中が叶わなかった育郎。
典彦を拒絶してからも、ずっと典彦に囚われ続ける姿は、まさに蟷螂の檻です。
1巻の頃にはタイトルの意味が理解できなかったんですが、
4巻にして胸に刺さるタイトル…おそろしい><

典彦が望んだとおりに、育郎の感情は総て典彦に向けられ、典彦に縋って二人だけの世界。
燃える牢部屋の絡みシーン、カラダを繋げたまま心中…あの描写に息をのんで引き込まれてしまった。
蘭丸を助けようとして、育郎は助けられましたが、典彦は炎に消えはしたものの本当に死んだのか?
サイコパスは簡単には死にませんが…。

典彦不在となり、育郎のあのカラダはどうなってしまうのか?!
そこが気になる…育郎がカラダを持て余すことは確実ですが、かと言って
大学同級生のイケメン飯田と関係を持ったりしないで欲しい…。

育郎の生きる道は?伯父に会社を乗っ取られ、
新聞記者の飯田が何やら探ってましたが、何か動きがあるんでしょうか。
蘭丸はどうなるんだろうか?もう?だらけでモヤモヤする。
育郎は穏やかに暮らせるんでしょうか…
5巻発売まで結末を悶々として考える楽しみに変えたいと思います。

デリコ先生のすばらしい妖艶なエロス…圧巻でございました!

11

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