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読み終わったあとのニヤニヤが止まらない

「非BL」だという事で、割とハードなBLが好きな私は「どうかな〜?」と思いつつ1巻だけ購入したのですが、読み終わった瞬間光の速さで2巻も購入しました。新境地に至った気持ちです。

BLではないとの事ですが、終始「君たちどうなの?ねえ……本当はどうなの!?」と問いただしたい距離感。付かず離れず、でも時々ものすごく近い。園木と真嶋という正反対の二人が徐々に打ち解けていくさまにニヤニヤが止まりません。

絵柄が全体的に爽やか&ポップな印象でとても読みやすいです。でもそうしてフムフムと読んでいると、時々訪れる「ン゛ッッ(萌)」なシーンでやられます。

「あちらこちらぼくら」は、たなと先生の魅力が詰まった漫画だと思います。色んな人におすすめしまくりたい大好きな作品です。

大人と子供の境界線でもがく年下攻めのお話

高校生×教師。年下攻めです。
攻めの瀬名(高校生)は、複雑な家庭の事情を抱えた所謂チャラ男です。受けの阿南(教師)はゲイで少しだらしない性格の大人。阿南は、色々な面で子供な瀬名に振り回され続けます。
正直、前半はやりたい放題の瀬名にヒヤヒヤしてしまいます。でもその分、後半の瀬名の成長には驚かされました。ハッピーエンドです。最後の最後まで読んでほしい。

終始瀬名の視点なので、阿南が瀬名のことをどう思っているのかハッキリしないままお話は進んでいきます。そして後半に、初めて阿南から瀬名へあるお願いをするシーンがあるのですが、そのセリフの破壊力たるや。萌えという言葉では言い表せられないほどの衝撃で暫く放心してしまいました(笑)

教師と生徒という二人の立場と、高校生という大人になりきらない年頃の危うさの描写が上手い。エロシーンはとにかくエロい。とても良い作品だと思います。

年下攻め&体格差萌え。何度も読みたくなる名作

遠い異国の地から来た、言葉も通じない褐色美形青年(少年?)カルタカ×文系普通男子稜一朗のお話。
年下攻め(カルタカの正確な年齢が不明ですが…)です。

稜一朗はごく普通の働く青年ですが、その普通さが素晴らしい。素直な性格でとても好感が持てます。カルタカは筋肉ムキムキで稜一朗よりもはるかに体が大きいのですが、稜一朗にはよく甘えます。かわいい。
でも二人とも、真っ直ぐな芯を持っていて男らしい。

後半での空港のシーンは切なさ爆発。素敵すぎます。
感動でジーンと来るお話。エロシーンも良い。時々挟まれるギャグがことごとく面白い。
何度も何度も読みたくなる名作だと思います。