転生先はぽっちゃり悪役令息。とあるきっかけで転生前の記憶が蘇る。ファンタジー小説の世界に転生したわけですがなんと自身は断罪エンド。クーデレ王子のフィンセントを守ることで回避出来ると考え奮闘します。そこからの努力はほんとに凄かった。心を入れ替え鍛錬する日々。外見が変わると共に心も変化していく。いつしかフィンセントに憧れを持つようになりますがそこの壁は高かった。慕い過ぎるアルディエールVS生真面目過ぎるフィンセント。そこに周りの友人やクラスメイトが関わっていき二人の距離は離れたり縮まったり。とにかくアルディエールがとてもいい子で好感が持てました。とにかく努力の人。感心しましたし、どんどん背筋が伸びて芯が通っていくのを感じました。かなり鈍くてすれ違い勘違いもあるのですがそこがとても愛らしく楽しかったです。フィンセントも少しずつ心を許し表情が柔らかくなっていくところもよかった。お互いが支え合い高め合える関係なんだと思います。周りのキャラたちもみんな魅力的でスピンオフが読みたくなるくらいでした。
一生懸命な二人の恋、とてもよかったです。
序盤いきなりシリアスなシーンなのですがそこから死に戻り復讐を計画していく。自分の記憶を辿りながら実行していこうとするのですがテンポがとても良くてどんどん読み進めました。義妹のイザベルの悪女っぷりはお見事!読みながらほんとに腹立たしかったです。追い詰められ卑怯な手を使われこれでもかと不憫に思いをさせられますがフェルディナンの毅然とした態度がとてもよかった。何をどうされようが揺るがない想いが強い。そこにますます惹かれちゃいます。勧善懲悪のようにバッサリスカッとする展開もよかった。
フェルディナン自身も孤独な生い立ちがありどちらも家族のことで寂しい日々を過ごしてきて結果的にはそれが出会ったきっかけにもなったように思います。そしてフェルディナンの謎も明らかになっていきますがそれはもう深い深い愛があるからこそ。よくここまで出来たと思う。色々なところに伏線があり、滝沢先生の凄さを感じました。そしていつも優しさがあります。私はジェレミーの能力やテレーズの言葉に特に感じたところでもあります。謎解きのように次々と明かされていく展開が面白くそういうことだったのか!なんて思いながら最後まで楽しませてもらいました。
頑張って頑張ってやっと召喚できたのにまさかのペンギン。でもそのペンギンがとっても可愛い。思うようにコントロール出来ず苦戦しますが素直で頑張り屋さんのピングにとても好感が持てました。義弟との関係は決していいものではなく切なく思いましたが二人の胸の内が明かされていく様子がとてもよかった。それぞれの思いが痛いほど伝わって来ました。
そして主に幼なじみのティーグレの言葉の端々から感じる伏線の数々。それが一体どう繋がっていくのか。わくわくしながら読み進めました。その伏線が明かされていく過程と視点がとても面白かった。すれ違いながらも大切育まれていった恋。守り守られ優しく愛おしい恋でした。友情、恋愛、兄弟愛を大切にしながら成長していったように思います。面白かった!!
定食屋を営んでいた黒江が性悪美青年クロエに転生。奴隷という立場にあり元カレは王弟アルベルト。身分差あるだけではなく弄びその挙句振るというマイナスからのスタート。そこからどう逆転していくのか!
お店を維持することで精一杯だった転生前。アルベルトと出会い共に過ごす時間がクロエの料理に対する思いを変えさせたように感じました。美味しいものを食べると心が満たされ豊かになる。料理をするのがほんとに好きで振る舞いたい、美味しいものを食べさせたいという気持ちが伝わって来ました。奈良千春先生の挿絵がクロエの料理する表情がとても楽しそう!すっごく素敵。アルベルトは一見冷たいようだけどその実、優しく弱き者に手を差し伸べる魅力的な人。立場や奴隷制度を乗り越えていく二人。美味しい料理を囲みながら家族で笑顔いっぱいで過ごす様子が思い浮かびました。
タイトルとお表紙絵からは想像出来ないリヒトの壮絶な半生。ユーリ様と出会ったことによって動き始めた運命の歯車。それはきっとユーリ様にとっても同じではないのかな。出会った瞬間から始まった溺愛の物語。至れり尽くせり、己の愛の全てを注ぎ、何もかも全てリヒトのために。重過ぎる愛なのですがそこがすごくいい。ほんの少しずつ成長していくリヒトに切なく思いながらも見守りたいという気持ちにさせられました。一つ一つの仕草やちょっとした一言、小さな表情の変化、どれをとっても全部可愛いリヒト。慈しみの愛が生まれていくようでした。ユーリ様と出会う前のリヒトの生活も明らかになるのですが不憫でたまらない。そして作中で登場するとある手紙に泣かされました。丁寧で繊細な心理描写が素晴らしい。だからこそより感情移入して心を揺さぶられました。続編、ぜひ!
国の英雄でありながらみんなから嫌われる将軍ガイ。かなり不憫のようですがそんな彼と共に辺境の地へ向かう部下のエリク。ガイを慕いことある事に思いを伝えるのですがそれが全く伝わらず。奇行だと思われる始末。エリクの方が不憫なのかも。そんな二人のやり取りがコミカルでとても面白かったです。まっすぐで真面目で仕事熱心なガイ。恋なんて無縁だった故に自己評価が低いのかも。一方エリクも無自覚に煽られ過剰に反応しこちらも純粋な青年。
ゆっくり愛が進展する過程が読み終えると二人らしいなと感じられました。そして嫌われ将軍は実は愛され将軍だったという展開!
楽しく優しくほのぼのとしたお話でした。
苦労に苦労を重ねた人生。縁あって留まることを決めた土地で新たな人生が切り開かれていく。
運命の手帳というアイテムが面白い!
それを通じて出会った相手は魔王。自身のこれまでのことを思うとなかなか前に進めない主人公ですが葛藤しながらもどんどん特別な存在になっていく。慣れない村での生活も周りの支えもあり心を開いていく様子が感じられました。人との距離感って難しいけれ人間関係がとても優しく描かれていました。過去の苦しみはふとしたきっかけで蘇ることもあるし染みついてしまう所もありますが周りの支えによって踏み出せるようになってよかった。そして魔王の言葉ひとつひとつが力強いというか絶対的な信頼感がありました。主人公もやっと心を休ませることが出来るようになったのではないかな。全てを委ねられる相手と出会えてこれからの長い人生、愛溢れる日々を送ってほしい!
とても面白かったです。
原作小説がとても面白かったのでコミカライズも楽しみにしていました。
吉見先生のイラスト、お表紙絵から美しい!原作の世界観そのままに華やかに描かれていました。色っぽい眼差しやコミカルな表情、一冊の中で色んな顔を見せてくれて魅入っちゃうほどで。ユリウスとラファエルの兄弟間のやり取りや今までの悪辣ぶりからの変化に周りが戸惑う様子、獣人の子であるティモとの出会いなどストーリーの魅力的な要素がいっぱいでした。心を入れ替えるユリウスは元経理マン。その事が活かされ挽回していく様子も面白い。。この先の展開、小説では読んでいてもすごく楽しみです。第二巻が待ち遠しい。
小説を読んだ方も未読の方も楽しめるコミカライズだと思います。
実家のために政略結婚を目論見、辺境伯のアルファ、ライオネルのところに嫁ぐオメガのノア。計算高く性格は悪い、美貌な見た目だけが取り柄と言われ自身もそう思っていますが読み進めるとそうは思えないところがいっぱい。家族思いで弱き者に手を差し伸べ心根の優しさを感じました。一方、ライオネルは純粋でノアを大切にし何でも言うことを聞いてくれる。ノアの思惑通りに事が運んでいきますが裏腹にライオネルに心を寄せるように。過去のことなど葛藤もある中、ライオネルの秘密を知るノア。彼からの手紙は読んでいて切なく胸がいっぱいになりました。でもそこで気持ちを落としたままではないノア。そこから奮闘が始まります。愛する人を信じて守る姿はほんとに頼もしくかっこよく愛に溢れていた。必死に戦う姿のノアに胸を打たれました。なんとかならないのか、なんとかしてほしい。祈るような気持ちで読み進めました。事の真相が明らかになっていく中、一番感じたのはお互いの優しく深い愛でした。この愛が解決へと導き更なる幸せへ繋がるものなのかなと。
切ない展開が続きますがそれだけではなくノアの心の声を聞くとちょっとクスッとしたり緩急ある展開、言葉選びに読む手が止まらなくなりました。ライオネルといることが自分らしくいられると気づくノア。照れ屋さんで素直になれない時もあるけれど自然な笑顔が出せるようになってよかった。周りのキャラも個性豊かな面々で彼らによってノアやライオネルの人柄を感じるところもありました。こんな幸せな未来だったなんて当初の予定とは全く違うときっと二人が一番感じているんじゃないかしら。でもその幸せを手に出来たのは二人の愛の力。とても尊き愛だと思いました。強かで策士のノアでしたが果たしてどちらが策士だったのか、伏線を回収しながらそこのところも楽しませてもらいました。物語の運びとキャラの人柄に惹き込まれすごく嬉しい面白かったです。