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中立作品

エキスパートレビューアー2024

女性おぶもいもいさん

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初恋を辿る

祖父の大切な物を失くしてしまったという後ろめたさだけではなく、伊勢自身が完全にその日本人形に魅せられていて、"物への執着"というだけでは片付けられない感情に突き動かされ探し続ける姿はちょっぴり異質。
でも彼は純粋な気持ちで人形に恋をしたのがわかるので、その不思議な初恋を辿るお話もわりとすんなり飲み込むことはできました。

佐久が初恋の相手に似ているから気になるけど髪型が違うとピンとこないとか、人形にしか恋をしたことがないから自分の気持ちがわからないとか。
そんな伊勢に「うーん??」と思いながらも、少しずつ近くなっていくふたりの距離にはドキドキできたし、人形の行方も含め最終的に彼らがどんなカタチに落ち着くのか先を期待してしまう展開ではありました。

でも盛り込まれた様々なエピソードはどれも浅く、しかも引っかかるところが無いまま駆け足で進んでいくのであっという間に結末を迎えてしまうという…。
人形が見つかったところもおじいさんが亡くなるところも、サラっと過ぎていく感じがどうにもしっくりこなくて。
どんどん進んでいくのではなく、もっと余韻に浸らせてほしかったなと思いました。

人形に惹かれるという他の作品にはあまり無さそうな設定は面白かったのですが、なんとなくスッキリしないままに読み終えてしまったような印象です。

ふんわり気味

舞台は、周りを無条件に魅了する「キラー」と呼ばれる特殊体質の人がいる世界。
そのキラーであるホストの律と、キラーの魅力が"効かない"大学生・日下とのお話でした。

キラーだからという理由ではなく、自分自身を見て愛してほしいと思っている律。
ビルの屋上から飛び降りようとしていたところを日下が助け、そこからふたりの関係は始まっていくことに。
死にたいと思うくらいだからよっぽど思い詰めているのかと思いきや…
日下がキラーが効かない体質と知ってすぐに自分と恋愛をしようと提案する、その切り替えの早さに戸惑いました。

自分自身を見てくれる相手に心から愛されたいと言いながら、出会ってすぐの何も知らない日下に求愛するのはちょっと違うんじゃないかな…。
大金をポンッと渡して帰ったのも常識的じゃなさすぎて何とも言えない気持ちになってしまいました。

キラー関係なく好きになってほしいのなら、それなりに努力しないといけないと思うんですが。
でもそういう部分があまり見えなかったので萌えられず…
アズマくんも当て馬にしてはちょっと中途半端に感じて、刺さるところがないままに読み終えてしまいました。

特殊な設定に惹かれて読んでみたものの、キラーとは結局なんだったのだろう?という疑問が残ります。
しっかりとした設定のわりにふんわりした展開だったのが残念だったなと思いました。

俺の◎◎先生 コミック

 

◎◎には何が入る?

生徒と教師のお話ですが、学校内で出会って気持ちを募らせていくようなモノではなくて。
八木が気軽にワンナイト相手として選んだ相手が、自分の教え子になるアキラだった…という、ちょっぴり衝撃的な関係の始まり方でした。

出会いの場面では八木はまだ教師ではないしアキラも年齢を言わなかったので、全然セーフだったと思います。
でも。教師初日に学校でアレコレしちゃうのはどうなんだろう…?と気になりました。
アキラに脅されたのだとしても、もう少し抗う努力はしてほしかったかな。

BLらしいチョロい展開は好きだけど、あっさり受け入れすぎたら「生徒×教師」の旨味が半減しない?って思ってしまいました。

アキラもなんだかんだ良い子だし、実は過去に会ったことがあることも判明したりしてとても良いお話ではあったのだけど。
あっさり進みすぎてあまり浸れなかったのが残念だったかなと思います。

勢いがすごい

現代より少し先、セクサロイドが流行している世界。
野良セクサロイドの天牙が、自分たちを道具だとしか思っていない人間に報復しようとしているところから始まるお話。

天牙の登場シーンはかなりインパクトがあったのエロめなお話なのかな?と思っていたのですが、そこまでどエロい!というわけではありません。
セックスシーンはそれなりにあってその中で結構エグい描写もあるのだけど、そのどれもがギャグっぽく感じました。

ふたりの気持ちの盛り上がりだけ見ているともっとエロ寄りになってもいい気がするのに、それが伝わってこないチグハグ感がもどかしかったです。
ノリが激しすぎて全部が勢いだけのように見えてしまったからかもしれません…。

最初は突っぱねていた男女島も少しずつ気持ちが動いていってきちんとふたりは"恋愛"しているし、セクサロイドでも感情はある!と伝えてくれる天牙の言葉も良かったのですが…
ふたりの勢いに乗り切れず、ハマれませんでした。

イヤしてオトす コミック

doji 

期待してしまうところがたくさん

お疲れ気味なリーマンの莉央と会社近くのコンビニ店員・彗とのお話。

過去作を読んだとき絵がすごく好みだったので、
新刊が出たら絶対買おうと思ってました。
彗のビジュアルはやっぱりタイプど真ん中だし、なにやらミステリアスな雰囲気もすごくイイ。
彗だけではなく"セルフ社畜化"している莉央もそうなってしまった理由を抱えている感じで、その訳アリ感に期待が高まりました。

そして。終電を逃した莉央と遭遇した彗が家に来ないか誘うという、唐突に訪れたふたりの接触イベントにドキドキ…!
彗に手首を掴まれただけでなぜか莉央は眠ってしまって、しかも翌朝記憶までなくて。
その理由がわからなくて戸惑ったけれど、彗が全く驚いていなかったのできっと彼に不思議な力があるとかなんだろうと予想。
今後この戸惑いが晴れていくだろうと考えていました。

ですが彗が何かしたわけではなく、莉央が疲れすぎていただけ?というようなふんわりしたオチに拍子抜け。
もちろん誰でもいいわけではなく彗の体温が心地良かったから眠ってしまったのでしょうが、記憶まで飛んでしまうのは違う気がします。

そして莉央がセルフ社畜になった理由である上司とのエピソードはあまりインパクトがなく、全体的に薄味。
結局何がしたかったのかわからずでした。

「何かが起こりそう」な部分がたくさんあるにもかかわらず、何も起こらずに終わってしまうという…なんとも物足りなさ残るお話でした。

純愛なのかな…

高校3年で受験を控えている灯眞と2つ上の先輩・冴とのお話。 

1年生の頃からワケあって保健室登校している灯眞が保健室で出会った先輩の冴。
普通の先輩後輩とはちょっと違う関係ではあったけれど、一緒に自習をしたりお互い教室にいかない理由を打ち明けたりしているうちに恋心が芽生えていく、そんな過去のエピソードはすごく素敵でした。

でも2年ぶりに再会してからの冴の灯眞を試すような言動がしっくりこなくて…
高校時代の恋心を打ち明けたところはすごく良い雰囲気だったのに、そこからなぜホテルに行く必要があったのか謎すぎる。
急にビッチ風な振る舞いをする冴に戸惑いしかありませんでした。

そこからはまだ見えていなった冴自身のことを知ることになるのだけど、最初の「うーん??」という印象が覆ることはなく。
同棲していた彼氏とのすれ違いや別れ方もすごくふんわりしていて、本当に好きだったの…?みたいな。
あと一緒に住む部屋を勝手に契約して先に引っ越ししているのもすごく気になりました。
同棲ってそんなに軽いモノじゃないと思うんですけど…本当にこの先大丈夫なの?と思ってしまいました。

めちゃくちゃ純愛だけど、実は共依存しているだけ?みたいな…
なんとも言えないモヤモヤが残るようなお話でした。

情報量が少ない

ひょんなことからルームシェアすることになった、同じ大学に通う結城と和倉のお話。

大学進学を機にひとり暮らしを始めることにした和倉がいざ引っ越してみると、大家さんの手違いで同じ部屋にもうひとり契約者がいることが判明。
それが高校の同級生・結城だったという偶然から始まっていくふたりの生活。

いきなり一緒に暮らすことになったのにそれほど慌てる様子がなく受け入れてしまうところにほんのり疑問を感じましたが、あり得ないことが普通に起こるのがBLの世界だなと納得。

でもその後はエピソードがどれもぶつ切りで、それぞれの気持ちが全然見えてこなくてかなり戸惑いました。
実は高校時代から和倉は結城が気になっていたらしいのですが、それを感じ取ることができないくらいの情報量の少なさになんとも言えない気持ちになって。
キーホルダーを作る回想シーンはあったけれど、どこに恋心があったのか読み返してもわかりませんでした。

結城の兄の登場も何か意味があったのかも謎だったし、気が付いたら両想いな急展開にまったくついて行けず。
ハマることができないままに読み終えてしまいました。
気になっていた相手とルームシェアすることになるだなんてめちゃくちゃ運命的なのに、そのシチュエーションが活きていなかったなと思いました。

長い道のり

今は会社経営者として成功しているにも関わらず、学生時代いじめに遭っていたトラウマから自分にとにかく自信がない笹木。
そんな彼が、ありのままの自分を肯定してくれる相手・翔太との出会いで変わっていく様子を見守るようなお話でした。

ふたりの出会いは良くも悪くも漫画の世界でしか起こらないようなもので、そこからこんな急に距離が近くなることある…?と、戸惑ってしまった部分もありましたが。
チョロくてひとりでわちゃわちゃしている笹木は可愛かったし、翔太があっという間に笹木に惹かれたこともまた微笑ましくて。
付き合う前に身体の関係を持ったふたりですがお互いの好意はだだ漏れなので、拗れることなく両想いになってくれるだろうと思ってました。

でもそこから笹木のスーパーネガティブが発動してなかなか前に進んでいかないので、微笑ましさがだんだんモヤモヤに変わってしまって。
恋愛経験もないうえに人間不信だし、初めてのことに戸惑う気持ちもわかりますが。
あまりにも後ろ向きすぎて魅力が薄れてしまった気がします。

帯にある「ネガティブが止まらない美形おじさん」という言葉がぴったり当てはまる笹木のキャラにハマれるかどうか?がこの作品を楽しめるカギだったかな、と。
メンヘラは嫌いじゃないのですが、拗らせすぎな笹木についていけないまま読み終えてしまいました…。

絵は本当にキレイ

K-POPアイドルとオメガバースの組み合わせというあまり見ない設定にわくわくしつつ、表紙のふたりの美しさにうっとりしながら読み進めました。

あんじ先生の作品というと笑えるものから感動するものまで幅広く、型に嵌まらないお話が多いイメージなので、アイドルの内側の部分+オメガバースをどんな風に表現してくれるのか楽しみにしていたのですが…
アイドルの世界の厳しさとオメガバースのバランスがチグハグだったような印象です。

スヨンはΩだけどもαだと偽ってアイドルをしていて、これまでものすごい緊張感の中で活動してきたと思います。
特に彼が所属しているグループは全員αで誰もが認めるトップアイドル。
それを背負う覚悟でその道を選んだのに、エリ相手にだけそれが崩れてしまうことってあるかな?と。
K-POPアイドルとしてデビューすることはすごく大変で、その後も努力し続けなければいけない。
そんな厳しい世界であることをしっかり伝えてくれているだけに、余計その部分だけ脆く見えてしまったのかもしれません。
運命の番だったのならば、そこは濁さずに描いてほしかったです。

エリもスヨンもキラキラで、顔面つよつよなふたりのイチャイチャとかご褒美でしかなかったし、お互いを想い合う気持ちも本当に素敵だったんです。
でもやっぱり「アイドルとして」の彼らの言動の軽率さが引っかかって、モヤモヤしてしまいました。

ピタッとハマれるかどうか

高校生と先生のお話なので、背徳的な関係になるであろうことは覚悟で読み始めたけれど。
恋愛面でのソレを感じるよりも先に、生徒を殴っている場面で倫理観を疑うことになるとは思いませんでした。

成美から吹っかけたわけでもないし遥香の浅い考えが原因なので、不可抗力というか正当防衛?なのはわかりますが。
あの時点で手を出す選択をするのか…と、モヤってしまいました。
そこから恋が生まれるので無ければならないシーンだったのはわかるけれど…。

遥香のユルさや成美のキャラも嫌いではなかったけれど、でもピタッとハマる感じでもなくて。
心を動かされるところが無いままに読み終えてしまった印象でした。