おぶもいもいさんのマイページ

神作品

エキスパートレビューアー2024

女性おぶもいもいさん

レビュー数185

ポイント数1651

今年度7位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

空回りするほどに

な、なんと…!
ふたりが同じ制服を着てる〜!(表紙)
と、これだけでちょっとテンションあがります。

つぐみが九重学園に通うことになり、ついに始まるラブラブ学園ライフ…!を、夢見ていた恵は何度も打ちひしがれることになりますが(笑)
相変わらずドタバタな日々のなか、しっかりと感じられるふたりの絆にほっこりできた6巻でした。

αだらけの九重でつぐみがうまくやっていけるのか?という心配はあったけれども、それほど大きなトラブルもなく過ごせている様子に一安心。
つぐみのクラスの担任・永野はまだ信用しきれないところはありますが、なんとなく嫌な奴ではなさそうな気がしています。
永野をつかって恵の父親はふたりを引き離すつもりでいるみたいですが、どれだけ邪魔されえても離れることはないって早く気付いてほしい…。

父親の件を乗り越えなければ彼らにも進展はなさそうですが、このまったり進んでいくのも最高に良いですね。
笑えてキュンとして、たまにエロい。そんなふたりらしい日々をゆっくりと楽しめました。
空回りするほどつぐみのことが大好きな恵を見れたのも嬉しかったです。

ココアのような優しさ

祖母のあとを継いでカフェを営む千波のもとに、客としてやってきた渚。
なんの変哲もないような出会いに見えるけれども、そこから始まるストーリーは単なる「ひとり と ひとり」の恋愛ではなく…
それぞれの過去や家族、複雑な思いを絡ませて進んでいくたくさんのドラマが詰まったものになっていて、すごく引き込まれました。

千波に"何か"を伝えるために、渚はカフェを訪ねてきたわけですが。
軽々しく口にできない理由があるようで、簡単にはそれを明かしてくれません。
この「話があるけど今は言えないんです」みたいなやり取りがただの恋愛絡みのものだったなら、後半でがっかりしていたと思います。
でも渚が伝えたかった話はそんなに軽くはなくて、そこに辿り着くまでの盛り上がりをしっかりと回収してくれるような展開が最高に刺さりました。

そしてそれを伝えるため、千波に対して誠実さをきちんと見せた渚の優しさが胸に沁み渡ります…。
高山さんも渚に話を聞いてもらえて心が救われたところがあったんだろうな。
それがしっかりと千波へも繋がってくれて、本当に良かったなと思いました。

重ためなお話の中でもふたりの気持ちが近付いていく様子はとても自然で、あたたかく想い合うのを感じられたのも素敵でした。

偶然が重なって出会った彼らですが、これからの日々が幸せでありますように。と、心から願いたくなるようなふたりのお話でした。

静かに、美しく。

同じクラスの同級生である七海と八田守。
これまで接点がなく友達と言える関係ではなかったふたりが、とあるキッカケで距離を近付けていくことになった高校3年生のその1年を描いたお話でした。

授業中、八田守がいつも"何か"を書いているノートを拾った七海。
中は彼が書いた小説で、それを読んで心打たれた気持ちを伝えるべく勢いのまま家に届けに行くと。
なんと八田守はセックスの真っ最中だった、というなかなかに激しい始まりでしたが(笑)
ふたりとも性への興味や奔放さには高校生らしさあふれるモノがあるけれども、ふたりが仲良くなるのはそういうのとは関係なく。
相手のことを知るほどに自然と惹かれ合っていく、その様子に萌えました。

両想いになってから一緒に過ごす日々はこれまで以上に幸せで。
それが永遠に続くものだと信じていた七海にとって、八田守の決断を受け入れるのはとても苦しかったと思います。
本当に好きだからこそ、繋ぎ止めることができなかった…そんな切ない別れが悲しくて、胸が締め付けられました。

悲しいままの結末ではないだろうことはなんとなく想像できたけれども、運命のように再会したシーンは新鮮に感動して。
またふたりが同じ時間を過ごせるようになって本当に良かった…!と心から思いました。

ふたりを繋げたのが「小説」なだけあって、その時々で小説調に想いが紡がれていくのがすごく心地よかったです。
変化していく気持ちへの戸惑いも言えずに胸しまい込んだ言葉たちも、文字に起こされることでまた違った見方ができたのが素敵でした。

周りの目を気にしたり誰かの意見に心が揺れたり…というのがないので、ふたりだけの世界にしっかり浸ることができるストーリーがとても美しい作品でした。

シンプルさが最高にイイ

くれの先生作品はまだ数えるほどしか読んでいないのですが、私の中の萌えポイントを刺激するようなお話ばかりで、その世界観にグイグイ引き込んでくれるのがたまらなく良かったです。

表題作と「ひしかくし」の2作品、共にすごく良かったのですが、特に「ひしかくし」が好みでした。
恭一への恋心を伝えられないまま、ずっと友達としてそばにいたミネ。
でもその眼差しからアツい想いはあふれ出していて、恭一はとっくにミネの気持ちに気付いていたわけです。
そんなシンプルな展開の中にあるちょっぴり幼い攻防戦と揺るがない想いが本当に最高で、遠回りしてからくっつくふたりの尊さに悶えました。

表情に気持ちを乗せるのが本当にお上手で、その魅せ方に心を掴まれまくり。
今作も大満足でした!

ハラハラ、ヒリヒリ

前巻に引き続きハラハラな展開になっていた3巻。
ふたりのことだけではなく色んな方向に目を向ける必要があったので、読んでいる間緊張しっぱなしでした。

ヒートがきた西央を何が何でも守りたくて、頭をフル回転させて導き出した自分の部屋への"隔離"だったけれど。
親の理解が無ければ許されるはずもない1週間の籠城を、母親としっかりと解りあえないままに強行することになるわけです。
親を説得するという現実的なやり取りと、彼らの身に起こっている非現実的さ。
誰も真実がわからないからこそ温度差が生まれてしまう、この辺のヒリヒリした感じが抉られるようにツラかった…。

お互いに魂レベルで対の存在だと感じ取り求め合っているので、そこにある気持ちだとか関係性だとかに心配はないのですが。
環境を整えたり家族の理解を得たりという根本的な問題が山積みなので、不安ばかりが募ってしまいました。
次巻では弟の存在がまた新たなハラハラを生むんだろうな…。

でもどういうところに着地するのか見えてこないのも惹かれるポイントだなと感じていて、じっくりゆっくり進んでいくお話を新鮮に楽しめました。

素晴らしい画力

デビューコミックスでは圧倒的な画力と独特な世界観にグイグイ引き込まれ、ものすごい作家さんだ…!と大注目していたうめーち先生。
2冊目も読むのをすごく楽しみにしていました。

今作も画力の高さは相変わらずで、どのページも隅々までしっかりと目を凝らして見たくなる素晴らしさです。
細かいところのこだわりが伝わってくるのが本当にすごい。

そして。ストーリーもやっぱりイイ…!
一見すると深く関わってはいけない系の人っぽい飯田ですが、彼の心の中を知れば知るほどに見方も印象も変わっていくので、クセの強さごと愛したくキャラになっていくんですよね。
佐栗への想いが強すぎて、ずーっと目がキマってるのも面白くて好きでした(笑)

嫌な思い出ばかりだった小学生のころの記憶を
丸ごと忘れてしまっていた佐栗の苦しみは全部チャラにはならないけれども。
飯田との再会で、暗いだけの過去の記憶が少し違うモノに変わってくれたのは救われました。

個性的な脇キャラも時折挟み込まれるぶっ飛び気味なエピソードも、上手い具合にぴったりハマっていてすごく面白かったです。

深まる愛

シリーズ3作目「promise」、最高でした…!
どんどん深まっていくふたりの愛とその中にある変わらない想い、たまらん。
面倒くさい駆け引きがないぶん、彼らの世界にどっぷり浸れました。

3巻に辿り着くまで1巻から読み返し、ここに至るまでの過程を一気におさらいしたんですが
正直こんなに素敵なカップルになるなんて思いませんでした。
円城寺の"悪癖"も含め、これまでの展開にはあまりハマれていなかったので…。

でも一緒に居る時間が増えているだけあって、ふたりの間にある空気感が全然違うなと感じたんです。そこがすっごく良かった。
お互いに相手をきちんと知りたい気持ちがあるから、浅いすれ違いが無くなっていったんだろうな、と。
「好き」とか「愛してる」だけでは語れないモノが見えて、心がじんわりしました。

異国の地で無事結ばれたシーンにも感動でした。
この先もずっと追っていきたいふたりだなと改めて思いました。

CURE BLOOD コミック

戸ヶ谷新 

謎は多いけれど

戸ヶ谷先生の2作目がすごく良かったので、デビュー作も遡って読んでみました。
結果、なんとも言えない独特の世界観があって最高に良かったです。

突然変異によって普通の人間ではなくなってしまって、血を求める衝動に忠雪自身さえも驚き戸惑ったというのに。
それをいとも簡単に受け入れてしまった十字の"なんでもない"優しさがすごく沁みました。

忠雪を支え続けたその生涯、表向きは医師として接していた部分が多かったのかもしれません。
でも医師と患者の関係以外で繋がった37年という日々には、きっとたくさんの愛があふれていたはず。
表情や目線からしか十字の想いはわからないけれど、そこから感じる温かさだけで充分だったな、と。
忠雪の最期のときを見ていれば、多くを語らずともふたりがどんな時間を過ごしてきたのかわかるのも美しかったです。

どうして忠雪はそんな風になってしまったのか?というのは結局わからないままで、謎が謎のまま終わるところにも惹きつけられました。

BLという括りをこえた作品だったなと感じました。すごく面白かった…!

それぞれの1ページ

全話が女性目線からのお話で構成されている、斬新な一冊でした。
チョコドーナツ先生らしい作品の世界観に引き込まれつつ、その時々で心がじんわりあたたかさに包まれて。
客観的な視点から見る彼らの関係に、BLというジャンルをこえたモノがあった気がしています。

彼女たちが見守っているのは、友達だったり恋人だったりそのどれにも当てはまらないときであったりする鬼怒川と泉ですが、
各話の主人公はあくまでも"彼女たち"なので、鬼怒川たちの気持ちすべてを知ることはできません。
でも彼女たち目線で見るその姿は、ふたりの気持ちを絡めないからこそ美しく映った部分があったと思うし、断片的でしか知ることができない想いをより輝かせていたように感じました。

それぞれの主人公たちにもたくさんのドラマがあって、彼女たちの日々の中に"彼らの日々"が少しずつ刻み込まれている。
そんな奇跡みたいな1ページをたくさん見ることができてすごく幸せな気持ちになりました。

夢中で読んでしまった

兄弟モノというと罪悪感に揺れるお話が多い気がしますが、この作品のふたりはそういうレベルではないところから関係がスタートしているのが斬新だなと感じます。

しっかり"兄弟BL"ではあるのだけどこの先どうなっていくのかわからないスリルや
どこか掴みどころのない春の心の内側が気になって、"兄弟"というところに目を向けさせ過ぎない展開がクセになります。
完璧人間っぽいところが目立っていた圭の印象が春との再会で少しずつ変わっていくところも惹きつけられポイントでした。

春が現れたことによって圭の心がかき乱されていく様子は見ていて苦しいところもありますが、
今の段階では結末がどうなるのか全く予想できないので、ただただ読み進めるのみ!という感じでかなり前のめりになって読んでいました。
そんな風に夢中になってしまうほど面白かった。

上巻ではふたりが疎遠になった理由を知るための過去を辿りましたが、それがどう現在と繋がっていくのかかなり気になるところです。
どんな展開になるのか下巻も楽しみに読みたいと思います。