シリアス好き!どエロも好き!を満たしまくってくれる待望の2巻!!
ページ開いただけでニヤニヤしてしまう~
今回も幸せが見えない絡まりっぷりを堪能しました。
受けのナミンくんは相も変わらず可哀想でそれが可愛くて…可哀想萌えマンにはたまらぬ。
不幸になればなるほど輝く子だと思ってる。
痛がってるところもしゅき…
一冊通してほぼほぼ泣いてる気がする。
目がイっちゃってる猛獣に囚われた哀れな子うさぎちゃんぶりにゾクゾクが止まらない。
泣き顔隠さず、おっきな瞳から涙ボロポロ流して怖がり怯えるその素直な様は、攻めじゃなくてもくるものがあるでしょう。
ところで、「果てます…」ってあまり聞かないからインパクトやばないです?
攻めの若旦那は相変わらず類を見ないえげつねぇ目力ですね。
視線からこんなにも圧や感情がダイレクトに伝わってくるなんて。眼球さえも意志持っていそう。
プレイ内容も強引ばかりで、だからこそやめられない止まらない大好きの嵐。
豪華フルカラーという強烈な肌色の波にさらされていたいのに、憎き白抜き!前巻でもキレていた気がする。どうしたら見せてもらえますか(涙)
行為の最中、呼吸の乱れに気付き若旦那がわざわざ息を吸わせようとしてくれたところに特にキュンときました。
でも結局酷い男であることに変わりはないポジに大満足。
お師匠さんにはもっとどん底に突き落としてくれないか期待しているんですけども…これからどうなるのでしょうね。
卑劣な男に変わりはありませんが…自分の身と出世が何より大事だからこそどう転がるか分かりませんね。
盛大にかき乱して、痛々しいくらいに一途なナミンくんをもっともっと泣かせてください。期待してます。
続きがまた読めるまでどう精神を安定させていればいいか分かりません。
先生の書くファンタジーは、一癖も二癖もあって面白いなぁ。
はいはい、よくあるやつと決してならないんですよ。
天使と悪魔のお話。
訳あって天使と悪魔が同居していますが、羽を奪われ天使の力を失い天界にも帰れず、憎き悪魔に守ってもらう毎日。
安全のために繰り返される夜の行い。
憎くて憎くて仕方のない悪魔に頼らないと生きていけない…なんて甘美な絶望。
攻めな悪魔ですが、決して悪い奴ではありません。
半分人間の血が混じっており、悲しき過去に繋がるものの信仰深い家族に愛情深く育てられました。
彼の優しい内面まで見てほしいところなのに、悪魔というだけで、凝り固まったモノの見方を変えようとせず天使は悪と決め付け疑いません。
同じ気持ちにならずとも、双方の立場での視点がよく伝わってくるからこそ、そのもどかしさが愛おしく心をズキリとさせてくれる。
癖になる痛みですよ。
長き日が経ち、なんと天使の力が復活してきます。
それがバレないよう悪魔の機嫌を損なわないため徐々にデレはじめた天使。
無邪気に喜ぶ悪魔。
自分に対する天使の気持ちは何一つ変わっていないのに、本心を見抜けずようやく気持ちが届いたかのように幸せを感じる攻めが哀れで哀れで…ごちそうさまでした。
続きはどうなるんだ!と最後まで勢いを失わせないお話です。