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エッチな幼馴染×高校生ものかと思いきや

誘い受け・春太の思わぬトラウマ、悩みに迫った過去エピソードに
グッときてしまう、”えちだけじゃない!”
アオハルものでした(*´∀`*)

正直、試し読みをした時点では「よくある高校生×両片思いもの」
かなあ…と思っていたのですが;(ごめんなさい!!!)

お話の進行とともに、徐々に深掘りされ見えてくる
攻め受け双方のキャラと性格、思いの深さが刺さる...!

読み進めるほどにじーんと胸にくるものがある作品、
試し読みで自分のように「ふうん...」という感じだったとしても、
ぜひぜひ”その先”を読んでいただきたいなあ、と。


攻め・一弥(いちや)視点で始まる本編。
密かな”大本命”だった幼馴染で同級生の春太から突然、
「セックス下手そ〜」と言われ煽られ
関係に及んでしまった二人。

まるでセフレのような状態…になってしまったけれど、
根っからポジティブ(かつ天然でちょっとおバカ)な一弥が
「嬉しい!ラッキー」となってるのに笑ってしまった〜ꉂ(๑˃▽˂๑)

そんなコミカルな感じで、学園イベントを経験しながら
互いの想いを確認し合って…と進んでいくのかな、と
予想していたのですが。

それは確かにそうなんだけれど、
”誘い受け”だと思っていた春太の
中学時代のお付き合いのトラウマが明らかにされたところで
「おおっ..?」となり、そこからグッと惹きつけられ
ラストまで一気読みでした。

とにかく、攻め・一弥のブレない「溺愛!」「大好き!」
が読者に伝わってくるのですが、
気持ちを隠したりしない彼のストレートな愛情が
春太の方にも伝わっていく描写が良くて...・:*+.

春太のことが好きすぎて、脳内だけで
「はるたん」と呼んでいたのを
うっかり口に出して呼んでしまい、
誤魔化し方が下手すぎて周囲に爆笑されてる一弥..可愛いなあ//

春太のトラウマとなっている先輩&元カノが
文化祭に現れた際、にこやかに接客しながら
最後の最後に釘を刺す一弥のカッコ良さにも惚れ惚れ(*´◒`*)

あと、二人の日常のイチャイチャが
可愛いのなんのって!!!と色んなシーンで萌えに萌えたのですが..

最大限に爆萌えしたのが、

(春太が一弥の肩にぽすっと頭を乗せて)

春太「…10秒だけ失礼」
一弥「永久(とわ)にいかが!」

このやりとり、このコマでした。幸福感あふれてるー...✧*。

この二人のその後も先生のXにて色々アップされている、
とのことなので、鼻息荒く追いかけていきたいと思います◎

そして二人のお話メインではあるのですが、
個人的に「知りたい〜!」と思ったのが、
同級生・はらぴの引きずる恋のお話。

どうやら先生生徒、という関係らしく
一筋縄ではいかない切なさ香る匂わせ(?)でしたが、
彼のこの想いの行方を見守り隊...!

コミカルで爽やかなお話かと思いきや、
切なさに思いがけず胸がきゅーっとする...

そんな試し読みとのギャップに心つかまれたお話でした✨

★修正:白抜き(局部の描写はほぼなし)電子シーモア

堅物後輩×天然シンパパ、春めく二人の心にときめく物語

ほんわかほのぼの癒される子連れBLが好きで、
手に取ったこちら。最っっ高に良かった…!✨

律くーーーーん!
受けの連れ子が可愛すぎて、「はああ…」と思わず
ため息をつきながら&キュンキュンしながら読み切りました。

こちら、ちるちるさんの試し読みでなんと100P近く
お試し読みができます。大ボリュームでビックリ!!

そして、試し読み後はきっと、この”堅物くん(攻め)”の
恋の行方、行き着くところを知りたくてたまらなくなるのでは
ないでしょうか(*´˘`*)

卯ノ花おそら先生、初読みの先生でしたが
”卯の花”先生と”おそら”先生、二人体勢で
作品を作っていらっしゃるのですね。
週末に心じんわりとする素敵なお話が読めて嬉しいです✧

妻を亡くし、シンパパとして2歳の律の子育てに奮闘する
会社員・桝永春芹(ますながはるき・受け)。

仕事も子育てもしっかりやらなければ、というプレッシャーと
職場での無理解に疲労困憊、夜はこっそりとベランダで
涙を流すことも…

そんなある日、職場面談で総務部社員・
円堂千晟(えんどうちあき・攻め)に
言われた一言に救われます。

そしてなぜか遠藤から枡永宅で”育児体験”をしたいと申し出があり、
無料で枡永をサポートするという話になってー

と始まるお話。

実は朝、律を抱えて出勤する際に見た
”男とキスする隣人”がまさかのー

というサプライズ(読者にはすぐピンとくるのですが( ̄▽ ̄))
あり。
攻めが抱いた恋心の切なさ、甘さ、優しさに心掴まれる物語です。


ただの親切心や下心ではなく、”好きな人を助けたい”と
寄り添おうとする円堂の姿に、たまらなくグッとくるー…!!

急な”押しかけ”にも関わらず、手際良くなんでもこなし
大きな戦力となる円堂、なんって頼もしいんだー!!

一見、”メガネをかけた堅物”に見える円堂だけれども。
律くんとの触れ合い方や枡永家での無駄のない動きなど、
随所随所に優しく柔らかい彼の性格が滲み出ていて
ほんわか、心が温かくなります(*´◒`*)

律くんに怯えられていた当初の様子は
読みながらちょっとドキドキ、心配したけれど...笑
いざ交流が始まって時間が経ってみれば、
「りっちゃん」なんて呼ばれて一緒にキャッキャしていて
頬が緩む緩む...

三人で出かけた水族館で、こっそりイルカのぬいぐるみを買って
枡永にプレゼントするエピソードにもキュン...としました୨୧


そして一方の枡永。
天然シンパパとして限界を感じながらも、
懸命に頑張っている姿、でも堪えきれずに人知れず涙を流す姿に
胸が痛みます...

円堂が現れてくれて、本当に良かった...

途中、なかなかの無自覚天然っぷりを見せてくれる枡永ですが(。-∀-)
最後の最後、忘れ物のスマホを渡しながらの
勇気を振り絞った告白シーン、胸熱だったー...!

そんな”ベランダ越しの恋”にもグッとくることしかり。
そしてまた、”普通”ってなんだろ?という大きなテーマについても、
考えさせられる場面の多い一冊でした

水族館で偶然会った同僚女性の、
「確かに(三人での生活は)普通じゃないかもしれないけど」

「いいのよ 子どもが幸せに育つなら」
「そんな普通なんかなくても」

この言葉。
とてもとても印象的だったな...

枡永と、律くんと、円堂。
そんな三人の”普通じゃない”かもしれない
温かな生活を、ずっとずっと壁となって眺め、
応援していきたくなるー

最高に切なく、甘く、深いお話でした・:*+.


★修正:なし(描写なし)電子シーモア

博物館ではお静かに 電子 コミック

ハラキ 

受け止めきれない気持ちが。。

「望くん、落としてます。」でびっくりトンデモ設定に
驚きひっくり返り夢中になった、ハラキ先生。

こちらの作品も絶対面白いに違いない!!と
ワクワクしながら手に取りました。


えっ、、

ポップでコミカル、楽しい前半から一転、
こんな形のラストだとは思わず、読後の今、愕然としています。。

これ、本当の本当にここで終わりなのでしょうか…!!
魂、戻ってこないの..?戻ってくるよね...?
戻ってくるって言って…!

攻め・受けありませんが、なんと博物館の甲冑×学芸員という
異色の二人。

田舎町の誰も来ない歴史博物館に異動し、
暇を持て余しながらも「こんなもんか…」と思いながら
粛々と仕事をこなして過ごしていた梢(こずえ)。

そんなある日、忘れ物をして博物館に戻ると
なんとその中で展示物たちがワイワイ騒いでいてー!?

という、微ホラーな人外ファンタジー物語です。

甲冑の紺と梢との、夜な夜な散歩の交流が
本当にほのぼの、癒しなんです。

そんな中、紺が素直に仕事ぶりを褒め称えてくれたことで
仕事に対する”やりがい”や誇り、喜びを見出していく梢の描写も
素敵でした✨

微ホラーっぽい描写は、途中出てくる
掛け軸の悪霊のお話部分でしょうか。
「大事な梢どのに何をする!」と、
バッサリかっこよく悪霊を成敗してくれる紺に拍手…!

ずっとこのまま、ひっそりと夜の逢瀬(?)が
続いていくのかと思いきや。

自分は人間のように、昼も夜も関係なく
梢殿と肩を並べて歩くことはできないのだ…
と悟り、切ない思いに悩む紺の心情に胸が痛みます( ; ; )


そして起こる、まさか!!の出来事と、
”ワケあり”らしかった青年と紺との因果関係の発覚。

正直、今思い返しても受け入れられない衝撃のラスト。。

これから先、梢は日々苦しみと悲しみを抱えて
昼の光の下を歩いてゆくのでしょうか。

あまりにも悲しく切ないラストですが、
それだけ心に響き、忘れられない作品の一つになりました

これからも続いていく梢の人生、
その道に少しでも笑顔がありますように( ; ; )

★修正:なし(描写なし)電子シーモア

「地獄の片思い」からの…

「地獄の片思い/三角関係」と銘打たれており、
登場人物全員片思い…という切なさ溢れる展開だった本編。
(個人的には「地獄」からイメージするドロドロ感は感じず、
ただただ切なさに胸締め付けられた神作でした✨)

先日配信されたこちらの番外編は、
そんな片思いや三角関係を乗り越えた
海斗×文哉の愛溢れる日常が覗き見れるものでした(*´˘`*)

「幼馴染」で「友達」から「恋人」へと、関係の変わった二人。

そんな二人がディ◯ニーランド…とおぼしきところで
デートする場面からスタート!
この始まりから光の予感…・:*+.(そしてそれが裏切られることはなく!)

一花たちへのお土産を一緒に選びながら、
お揃いのマグカップも自分たちのために買う姿。

すっかり”耳”(カチューシャ)を付けていることを忘れ、
そのまま電車に乗り込んで「かわいー」と笑われてる姿。

アトラクションの列に並んでいる時、
しりとりで「”る”攻め」する文哉のことを
後からブーブー言ってる海斗(*´艸`)

あーーーーーこういうのを”幸せ”って言うんだね!!
見たかった二人の姿がここに...

付き合って早4ヶ月、時々文哉が何か言いたそうにするのが
気になっていた海斗だけどー

とお話は続きます

で!文哉の本音を引き出すために、一花の提案で
海斗が持ってきたのが、BLの中の萌えグッズ(だと勝手に思っています)、
「交換日記」!!


もーーーーそこに書かれる内容、海斗からの言葉が
愛に満ちていて、読んでいるこっちの方が
「心臓がぎゅってなる」!!(作中の海斗の言葉より)

文哉の嫌がることはしたくない、と手を出すことはせず
遠慮していた海斗。
それに対して、なんてキス以上のことしないの?と
不安に思っていた文哉。

そんな二人のすれ違いが
交換日記という場を経てあらわになり、
お互い想いは同じ、ということを噛み締めてー

からの、二人のエッチはちょっとコミカル、
そして幸福感あふれるものでした。
事後に交換日記に記す「なんかてれる」「なんかてれる おれも」
の文字の尊さ...

夢の国で、お揃いのカップを買うことを躊躇していた文哉。
「いつか割れる」→関係が壊れてしまうんじゃないか、
と心配していたんだね。。

そんな気持ちの吐露に続く海斗の
「でも割れたらまた買えばよくね」というセリフ、
文哉を見つめる真剣な眼差し、
もうたまらなくグッとくるラストでした。

恋人同士となった二人の「初めて」を、
一緒に色々経験させてもらえた番外編。
控えめに言って、”最高”でしたー...!✨

★修正:なし(濡れ場はありますがtn..等の露出なし)シーモア

言葉ではない、机の下の甘いやりとり

こちら「小説Chara vol.49」に掲載されていた
「社長、会議に出てください!」の番外編です。

雑誌で拝読しましたが、読み返す時には
やっぱり電子が便利なので、電子版も購入。
細かく確認したわけではありませんが、加筆修正などは
特にないかと。

一度読んでいるのでお話自体は知っているし、
記憶にもあったのですが
やっぱり何度読んでも良いものは良い〜!(ˊ˘ˋ* )

今まで何度も営業に出てきた重治ですが、
誰もが知る企業の大型案件を取れるか取れないか、
いざ会社の前まで来て足がすくみー

というシーンから始まるお話で、
電子で24P。

前職とは違い、皆の”期待”を
一身に浴びていることを感じるー
だからこそ生まれる緊張感。

エッチ描写はないのですが、無事契約が取れた後、
そんな重治を労おうと声をかけてくる久瀬との
やりとりが描かれています。

一度は久瀬からの誘いを断るものの、
「二人で飲みにいきましょうか」と
珍しく自分から久瀬を誘った重治。

「部下としてではなく、できれば恋人として
労ってくれませんか。あなたの部屋で」

なんて言われたらー…!

愛しい年上の恋人からの、ちょっとした甘え。
本文では”我儘”となっていますが、
こんなのワガママでもなんでもなーーーーーーい!!!!

一気にテンションアップ⤴︎する久瀬の様子が目に見えるようです(*´艸`)

社内での接触はアウト、という約束を思い出し、
重治に触れない代わりにテーブル下で
足でじゃれつく年下恋人・久瀬も可愛すぎる…//

まるでドラマのワンシーンのように
鮮やかに脳内再生され、
ニヤニヤが止まらなくなる番外編でした(*´∀`*)

切なく、優しく、愛おしい…多幸感に包まれる(そして最高にスッキリ)

高橋さーーーーーーーーーーん!!!!!
最っっっっ高!!

言いたいこと、全部全部言語化して言ってくれました。
レビュータイトルとテンションが違い申し訳ないのですが;
最高にスカッとするラスト、女子が出てくるBLでこんなにも興奮したことは
いまだかつてなかったかもしれません。。

次々上がるレビューが気になりすぎて、
紙本をお迎えしてしまいました。
買って本当に良かったー…!読めて良かったー…!

読後の今、圧倒的多幸感(と高橋さんへの興奮!( ̄▽ ̄))
に包まれています。

全てが人並み外れた”特級α”・礼×元同級生で絵本作家、Ωの司。

学生時代に知り合い、密やかに関係を育みつつあった彼らが
ある事件をきっかけに離れ離れになり、10年後に偶然再会ー

という現代(ちょっぴり近未来?)オメガバース物語です。

(※詳細ではないですが、一部陵辱シーンあり。
苦手な方、ご注意ください)

悪役にきちっと制裁が下るラスト、爽快でした。
なんといっても、一番最初に鉄槌を下すのが
元同級生の高橋さん(妊婦の体で…!)というところが
個人的にたんまらなかった…!
あの大コマの立ち回り、最高にカッコ良かった✨

その後しっかり礼が睨みを利かせてくれるところも
個人的「くーーーっ!!」ポイントでした。

高校時代、ファンに追いかけ回され逃げ込んだ先の
美術室で司と出会い…と始まる序盤の甘酸っぱい学園ラブ。

この序盤から心掴まれ、物語世界に引き込まれました。

その後の事件と突然の別れ、そして再会。
真相を知った礼の受けた衝撃…

結果的に番にはなっていない司だけれど、
うなじが隠れるほど伸ばした髪に、そのトラウマが隠れているよね...( ; ; )

この髪を終盤、縁側で礼が切ってあげるシーン。
涙が出そうになっちゃいました。

礼と愛し合うことでやっとやっとトラウマから解放されたんだね。。

そして最後の指輪をはめた指のアップと、
ソファで礼に膝枕される司の姿!!!

そのふっくらしたお腹、二人の穏やかな日常を感じる描写に、
多幸感で胸がいっぱいになりました。

できれば、二人のその後、ベビーを囲む姿まで見たかったけれど。。
それは脳内補完で(*´◒`*)

甘酸っぱい恋にくすぐったくなったり、
信じられない出来事にショックを受け、
その後思い切りスカッとしたり、
そして最後には甘い甘い幸福感に包まれるー

一冊の中で、ジェットコースターのような
感情の波を味わいました

描き下ろしの「197ページの続き」、これがまた
(たった2Pだけど)最っっ高に沁みます。。

会えなかった10年分、たっぷり甘やかしたい礼と
甘えたい司。
糖度の高いやりとりと二人の睦み合い、
眼福以外のなにものでもありませんでした✨

そして…Xの情報によると、先生、今年の秋庭(J庭58)に
お申し込みしてくださったとのこと。
(抽選があるのでまだ確定ではないのかな..)

スペースで直接、感謝と感動をお伝えしたい…!
と今から心を燃やしています。

★修正:なし(濡れ場はありますが露出なし)紙本

次々と明かされゆく延国の闇…ソラの涙に胸が詰まる

延国、許すまじ。

…そんな思いで思わず拳を固く握ってしまう、
シリアス展開の続く2巻でした。
早くも3巻が待ちきれません。

BL的な萌え部分では、もう少しよりぐーーっと踏み込んだものが
見たかったかな、という気持ちもあり
(でも今回は最後まで致してます!)、
「神」か「萌2」かで少し迷ったのですが。。

最終巻・3巻で描かれる結末を早く見たい!!!という気持ち、
確かな興奮あり!! ということで、「神」評価に。

主人公・ソラの出身国である延国の闇の部分が、
次々と明かされていく2巻でした。
(※以下、重要部分に触れるネタバレありのレビューとなります。
未読の方、ご注意ください。)

そろそろ、本気でより詳細な人間関係相関図が欲しくなってきました。
登場人物が、またグッと増える第2巻です。

本を開いて最初にある人物紹介だけでは、物足りず。
手元のメモ帳に、出てくる人物名と役職やら人間関係やらを
書き込みながら読みました。


”呪術”が存在し、呪われて死んだ者は
前世の記憶を持ったまま・呪いを引き継いだまま”忌人”として転生し、
蔑まれる存在となるー

そんな世界観がベースの、
呪われた年上王(110歳!!)×属国の呪術師(20歳の青年)という
敵対関係同士のラブストーリー。

1巻で「くうー!気になる!!」と思っていた点は、
以下のとおり。

・間者が宮殿に紛れ込んでいるー
という疑いが確かなものとなり、ソラが仕掛けた罠に
敵は引っかかるのか。

→これ、壮絶でした。。
間者の正体が発覚し、両腕が吹っ飛ぶ描写がありますので
(血溜まりができて…などの描写も)、苦手な方、ご注意ください;

そして
・シゲン(攻め)の呟いた愛する人の名前「シュウキ」、
その人はなぜ、シゲンを呪い殺すに至ったのか。

→ここに関しては、期待していたような詳細は語られず。
これは「シュウキ」が延国に転生し、再度シゲンを呪ってきたことは
分かったものの、その正体が突き止められていないからですね。
続く最終巻で、”前世シュウキ”の人物の心の内が語られることを
切望しています…!

上記と内容が被りますが、

・呪いが返ったその人、呪った者である「シュウキ」は
どこに、何者となって転生しているのか。

→これ、「この人じゃないの…?この人だよね?」と
自分が目星をつけている人物がいるのですが...早く第3巻で確かめたい!!!

で!!!

今回個人的に「そうだったのか…」と驚いて印象的だったし、
その献身と愛に涙が出そうになったのが、
ソラの叔父・叔母に隠された真実です。

そうだよね…誰も呪うことなく、
解呪のみで王室から見咎められずに過ごせていたなんて
ソラはラッキーだったね!なんて思うところでしたが、
そうではなかったのですね。。

どんな思いで、叔母・タリヤが任務をこなしていたのか。
「もしもの時は逃げて」と叔父叔母夫妻に告げ、
覚悟を決めて延国を出たソラ。

しかしそれよりもずっとずっと前から、
夫妻は命を賭けてソラを守っていたし、
覚悟を決めていたのだな、と。。

ソラがひとり部屋で嗚咽をもらすシーン、
読んでいるこちらも切なくて苦しくて、
胸が痛みました。

そっと現れたシゲンがソラを優しく抱きしめる描写も
美しいです。
たとえ束の間でも、縋れる存在がいてくれて良かった。。

呪いに覆われた体を持つシゲンにとって、
ソラは唯一、その手で触れられる相手。

そして今、真実を知ったソラを受け止め、慰められるのも
シゲンただ一人でー

互いに”唯一無二”である…そんな二人の関係性に、
グッとBL的な萌えを感じずにはいられません。

1巻では、「シュウキ」と無意識に
前世で愛した人の名を呼んでいたシゲンでしたが、
この2巻では”ソラ”がソラだからこそ心許せる、
愛したいと思うー
そんな気持ちが表れていたように思います・:*+.

そして、そんな主役2人の関係性もそうですが、もう一組、
個人的に見逃せないカプが。
部下×上司、忌人同士の
(今回なんとユウシンは忌人ではなくなりましたが)
ユウシン×ロウゼンです。

主役二人の恋の進展と共に、主従関係の二人の恋の行く末も
気になるところ…!

シゲンに告げぬまま、彼の解呪を行った時の
呪いがその身に移ってしまったソラ。

広がりつつある痣に、シゲンはいつ気づくのか。
そして進行を止めることはできるのか。
(呪いの進行を止める=呪いを放った人物が死ぬ、ということになる)

前世のシュウキは、今どんな忌人かつ呪術師となって
延国から呪いの手を伸ばしているのかー

3巻が待ちきれません。
1巻のレビューにも書きましたが、、
完結巻、前のめりに待っています!!!!

攻めが…!超超超超!! ものすごーーーく「変な人」だー!!!

Kindle Unlimitedにて読了したこちら、
渡海先生のリーマン現代もの。

…なんですが、担当さんが「今までで一番不思議な話でした」
とおっしゃったのも納得!の、”顔のいい超絶オタク攻め”のお話で、
ニヤニヤしながら読み切りました( ̄▽ ̄)

そんじょそこらの”オタク”なんかじゃない、
正真正銘のオタク。
家に、ゲーセンにあるゲーム台が二台あり、一般人にはよく分からない
語彙でなんだか色々語っている…

エッチ中に「なんで俺、触手出ないんだろう…」なんて言う攻め、
初めて見ましたꉂ(๑˃▽˂๑) 笑ってしまう〜!

そんな、見た目は超絶かっこいい職場の先輩に
なぜか懐かれ、「萌えなんだ」と言われて
色々付き合っているうちに、いつの間にか恋が爆誕ー!?

というお話です笑

とりあえず攻めに関しては、中身を知ってしまうと
そりゃ一般女子たちには盛大に引かれるでしょうね...という感じ、
カッコ良さという点では正直皆無(※顔を除く)なんですが。。

第三者目線で見てる分には
もう可笑しくて可笑しくて、岡崎(受け)が絆されてく過程を
にまにましながら見守りました。

すれ違いを経て、想いを伝えるのにも
岡崎の方から押せ押せ!なのが笑える。

そしてそんな岡崎は自分が攻める方だと思っていたのに、
いざ事が始まるとあれよあれよという間に脱がされ、
目の下のほくろを舐められ、あらぬところも舐められ
喘がされ…

と、椋本(むくもと・攻め)に翻弄されてるところも
にんまりしてしまうポイントでした。

ものすごーーーく”変わった”人に”三次元萌え”され、
懐かれてしまうお話。

最後まで二人のラストネームが出てこなかったのが
気になるー...!
お互い名前を呼び合ったりしたら、椋本は萌えすぎて
床をゴロゴロするんじゃなかろうか…(*´艸`)

そんな楽しい現代もの、まだ行ったことのないコミケに思いを馳せ、
自分はJ庭で精一杯かなあ…!などと思いながら本を閉じました(。-∀-)

ピンチもありつつ…二人の幸せ・あまあま恋人編!

『おあ貢』続刊、楽しみに待っていました〜!ヾ(*´∀`*)ノ

秋月先生のこちらのシリーズが大好きで、同人誌にグッズに…と
色々揃えてほくほく楽しんでいます☺︎

電子版は電子特装版(16P有償小冊子付き)と通常版(小冊子なし)の
2種類あり。(※ちるちるさんのシーモアさんリンクは通常版に飛びます)
個人的には特装版をおすすめしたいっ…!

歩のバーイベ当日、スパダリ・淳とのあまーい夜のお話が読めます❤︎
バラ風呂を用意するなんてキザだしいかにも!!って感じなんですが、
歩の強火ヲタ・淳なら納得。
あまあま気分に存分に浸れる小冊子でした(*´˘`*)

さて、こちらのシリーズ。

色気を勉強するため、ホストクラブへ赴いた駆け出し舞台俳優・歩(受け)。
するとそこに、彼の強火&廃課金ヲタでNo. 1ホスト・淳(じゅん・攻め)がいて
恋の手解きを受けることになりー

と始まった前巻。
この続刊は、めでたくくっいた二人の甘々な恋人編です✨

序盤、歩が現場終わりからそのまま淳の家へお泊まりに来た場面から、
糖度がメーターを振り切ってくる…!

お風呂での立ちバック、翌日朝、デート出発前の終わらないキス
(淳がリップを塗ってもらうため「ん」と唇を突き出す、
その可愛さたるや!)...

神社で「ずっと淳さんと一緒にいられますように」と願う
歩も可愛ければ、「うさみみしてー」と冗談まじりにお願いされ、
それにちゃんと応えちゃう歩の姿もまた愛おしい。

ウブウブだった歩が、大好きな潤の手によって開花され
エッチの時には蕩けて乱れるさまも見応えたっぷりです。

今回、なんと歩&俳優仲間の相馬によるバスツアー
(推しと一緒に旅行できるファンミ)が開催されることになり、
そこに相馬推しの妹と共に、淳も赴くことになりー

というのが、ラブラブ編のメインでしょうか。

バスの中でちゃっかり最前列を陣取ってる淳さん、
さすがです笑

…で、訪れた”お部屋訪問”の短い時間に、二人は...

というところ、一応オフではなく歩にとっては
”お仕事”の一環かな?と思うので
そこで致しちゃうのかあ。。とチラッと思ったものの;

歩が淳にしか見せない顔はやっぱり可愛いし、
旅行できるチャンスなんて滅多にない!と
燃えあがっちゃう気持ちも分かります。

けれどこの逢瀬をきっかけに、歩の兄・駆(かける)から
交際を猛反対されることになり…

と、中盤以降はシリアス・切ない展開に。

で、ここからの淳さんがもう、最高にかっっっっこ良かった…!!
歩兄に認めてもらえないことのフラストレーション、不安、焦り、
そういったものを決して歩には見せない姿に痺れます。

歩が不注意で車に轢かれそうになった時の
怒鳴り&平手打ちにはかなりびっくりしたけれど!!
(歩くん俳優なのにっ…!と思ってちょっと心配に;)

いつもの余裕ある感じではなく、
感情丸出しで歩を抱きしめる姿が刺さりました。

兄の反対、強制的に距離を置かされたことで
より深まった二人の愛。

お兄ちゃん、絆されるの意外と早いな…とは思いつつも!

自分が一番見たかった、”恋人同士の二人のイチャラブ”を
存分に堪能できる一冊・:*+.

お風呂エッチにテレフォンセックス、歩の初心者フ◯ラ…
と、プレイも愛もぎゅぎゅっと詰まっていました✧*。


★修正:tn白抜き(発光)電子シーモア

人生の「プランB」。カバー折り返しの先生の言葉が沁みる

久慈視点の6巻に萌え転がったのも記憶に新しい、
大好きなシリーズ、なんと7巻です。

新刊のこちら、6巻の萌えとはまた一味違い、
しみじみと人生を考える”味のある”最高の一冊でした。

何がいいってまず、カバー折り返し部分の
先生の言葉が沁みて沁みて。。

必要ですよね、人生の「プランB」。
やりたいことだけを、純粋に追いかけていけるー
そんなふうに順調にはいかないのが、
人生というもの。

今回新たに登場した翻訳学校仲間・柿沼さん(男性)の物語、
彼の選択に、個人的に強く胸を打たれました。

彼が選んだ「プランB」。
それは思い描いた理想とは大きく異なり、
夢を手放さなければいけないことになるとしても...

去ってゆくことを吾妻に話す柿沼さんの表情がまた、とても良くて。
失意や悲壮感に溢れたものではなく、
”覚悟を決めた人の顔”だったことが印象的でした。

子煩悩で家族を大事にしているところ、
そしてその”キャラの濃さ”(←吾妻の言葉を借りました( ̄▽ ̄))が
魅力的な新キャラだったなあ...

そして、今作序盤の一つの山場が、
吾妻の甥っ子・環くんへのカミングアウト。

もーーー..ここも、たまらなくグッとくるシーンでした。

サラッと話す吾妻にももちろん
葛藤や怖さ、怯えがあっただろうことが伺えるし、
受け止める環の緊張感も、痛いほど伝わってきます。

”こういう時 なんて言えばいいんだっけ”
と内心焦り、事前に調べておいたネット情報を必死に頭の中で
検索する環。

けれど、出てきた言葉はシンプルで、
二人への思いがぎゅーーーっと凝縮されたもので。。

”知らない誰かが決めた、用意された言葉じゃなくて
目の前にいる二人の言葉を受け止めればいい”

そんな環の独白にじーん...とし、
しばらくページに見入ってしまいました。

カミングアウト前、久慈が吾妻に話す
学生時代のカミングアウトの思い出もまた、グッとくる。

久慈×吾妻、二人の関係性もまた
穏やかで甘やかで、心地よかったー...

お仕事面でメンタル不安定になりかけた吾妻を
それとなく支え、笑わせ前を向かせてくれる久慈。
そんな久慈にとってもまた、吾妻の存在はなくてはならないものに
なっているんですよね。

終盤季節が変わり、桜咲く中での二人のキスが
映画のワンシーンのようでした

二人の顔も…40歳を超え、その年齢らしい経験やら何やらを
刻んだ顔として描かれているのも、すごくすごくいいなあ...

全ての経験が生かされるー
その言葉通り、前職のMRとしての経験があるからこそ
共訳が決まった、吾妻の新しいお仕事。

仲間との切ない別れも経て、桜咲く春に
暖かい希望の光が見えるラスト、圧倒的な読み応えの7巻でした。

あ...
どうしてもこの巻は柿沼さんのイメージが強かったのですが、
”生き方”という点で今回、柿沼さんと共に考えさせられたのが、
吾妻の叔父のシーンです。

久慈×吾妻、翻訳学校の仲間達、主役二人それぞれの家族…

出てくるキャラクターそれぞれの生き方について
思いを馳せ、考えずにはいられない。
苦味も渋みも、甘さも温かさもある。それが”人生”というものー
そんなことを深く感じる一冊でした。

合間に挟まれる”翻訳小言”も、個人的なお気に入りパートです。
新訳の必要性、”いま”を表現することの難しさ。
言葉を扱う仕事の奥深さをしみじみ感じる内容でした。

巻末には吾妻の訳した絵本、クレアの物語(英語版)が
掲載されています。
もう一度じっくり読み返しながら
日本語訳に挑戦してみたいな、と思います(*´˘`*)


★修正:なし(局部の露出なし)電子シーモア