専務取締役の生方千晃(α)×秘書の成田蓮(β)のお話です。
しかしラット中のαに咄嗟に自分の身体を差し出す蓮、キモが座りすぎてませんか?!?!
一夜でビッチングにより一時的なβ→Ω状態になってしまうのですが、設定自体は嫌いじゃないんです。
ひとまず読了したので感想。
気軽に読めて楽しかったかと言われたら楽しかった。
でも、うーーん……設定は嫌いじゃないのに色々惜しい作品でした。
千晃が蓮に好意を持っているのは身体を繋げる前から伝わってきます。
ただ、繋いでからの態度がどうにも煮え切らない。
好きな相手がΩになる可能性があるなら、私なら絶対逃さない気持ちで告白するし、そのまま完全Ω状態にするね!!
千晃は優しいのでそんなことはしないのですが、その優しさが逆に煮え切らなく感じてしまいました。
告白もかなり終盤ですし、この人は本当に蓮のことが好きなのか少し悩んでしまった。
さらに気になったのが世界観の部分。
過去に千晃は、βの女性から「いずれΩと番になるでしょう」と振られた経験があります。
そのため、この世界では生まれ持ったバース性によって将来が決まるような価値観が根強いのだと感じました。
でもビッチングでβ→Ωになれるならなんでもありじゃね???
設定としては面白いのですが、そのせいで今まで語られてきたバース性の価値観との整合性が少し気になってしまいました。
また、バース性に振り回されてきたのであれば、千晃はこういった知識をもっと持っていても良さそうな気がします。
設定は嫌いじゃないだけに、もっとちゃんとはやく告白してちゃんとしてよ!!!!と思ってしまいました。
社長の妾の子だった始は、母を亡くして8歳で引き取られた。
本家の本妻と兄には疎まれ、家では放置されていた始。
そんな彼の世話をしてくれたのが猫獣人の執事・八代だった。
自分のそばにずっといてくれて、誘拐されそうな時には命がけで守ってくれて……そんなの好きになっちゃうだろ〜〜〜〜!!なモノローグから始まる。
なるよね〜!!わかる〜!!!!!とめちゃめちゃ思った。
勇気を出して告白してみたものの完全に拒絶。
一方の八代も、心の中では「始さまは今日も天使……」と思うくらいには始のことが大好きなんだよね。
八代も幼い頃に両親を亡くしていて、姿形を気味悪がられていたところで始と出会った。
執事と主人でありながら、お互いに救い救われた関係性に萌えたな。
両思いなのにこの関係性が邪魔をするのが難しいところ!!
でも1話で両思いになるので安心して読めます!
メインのお話は3話なので、事件は起きつつも、恋人になったあとの二人の絆を深めていくお話だったと思います。
描き下ろしが31ページ分あるのも豪華でした。
なにげに作中で一番気になったのが次男坊と兎執事のお話だったので、この二人のエピソードが読めたのは嬉しかったかも。
同時に、もっと掘り下げてくれても良かった……!!とも思いました。
気軽に読める執事×主人ものかな。
気になる点を挙げるなら、全体的にかなりあっさり読めること。
BL単行本としてはページ数もやや少なめなので、もう少しボリュームが欲しかったかも……!
自己肯定感の低いアイドル・アヤト(弓波)×陸で暮らす人魚のオキツグのお話です。
まず、地上で人魚が普通に暮らし、陸のアイドルを推しているというなかなか不思議な設定です。
推しの撮影現場を見に行ったオキツグは、そこで弓波と出会います。 人魚であることがバレてしまい、なぜか映画に付き合うことになるのですが、それをきっかけに二人の交流が始まります。
そしてこの弓波こそ、オキツグが推しているアイドル・アヤト本人なんですよね。
正体を知らないままアヤトへの好きを語るオキツグが可愛かったですし、そんなオキツグを見ている弓波もかなり意識している様子。
オキツグとのエッチな夢を見たりと、わりと序盤から好意がダダ漏れでした。
オキツグは弓波とアヤトに向ける気持ちの違いに気づき始めますが、旅行中に弓波の正体がアヤトだと知ってしまいます。
最初は弓波もちょろいな〜と思っていたのですが、まさか初対面の頃から一目惚れしていたとはびっくりです。
両思いになったあとも実際の俺はこんなだけどと自信のなさそうな弓波ですが、オキツグが好きになったのはアイドルのアヤトではなく弓波の方なんですよね。
両思いになったあとの二人のやり取りも可愛かったです。
ただ、個人的には世界観の説明があまりないため、なぜ人魚が普通に地上で暮らしているのかが自分のなかでずっと残っていて、少し集中できなかったのかも。
あと気になったのが表紙です。
作中ではオキツグが気づかないくらい弓波とアヤトのビジュアルが違うのに、表紙では弓波の姿でアイドル衣装を着ています。
本編ではその組み合わせで登場することがなかったと思うので、少し不思議に感じました。
(これは弓波でいいのか、ちょっと悩んだ)
エロとコメディの勢いがすごかったです。
全話エロあり!たぶん勢いのあるエロコメが好きな方はハマると思います。
25歳以上の童貞のみが感染するウィルスが流行中で、その症状はなんと発情。
しかも治療法はセックスのみ。
まずこの設定がとんでもなさすぎて笑いました。
潔癖症ゆえに他人に触れられず童貞だった一馬ですが、ある日突然発症。
セックスなんて絶対無理なはずなのに、薫と出会ったことで一気に状況が変わっていきます。
何度会っても完治する様子はなく、発症者の感情によって長期化する場合もあるとのこと。
もうかなり薫に惹かれているのに、関係の始まりがウィルスによるものだったからこそ悩んでしまう一馬が切なかったです。
薫なら同じ状況の人を誰でも助けていたのだと思います。
それでも、自分だけの特別であってほしいと思ってしまう一馬の気持ちもわかるな〜と思いました。
すれ違いはありつつも、誰とも付き合えないくらい潔癖だった一馬が、薫だけは大丈夫になっていく関係性がとても良かったです。
設定はかなりぶっ飛んでいるのに、ちゃんと恋愛として楽しめる作品でした。
受けの国光がヒモ生活を送る女癖の悪いクズ男なので、まずそこで評価が分かれそうです。
(やってることはクズだけど、ぽやぽやしているのでなぜか可愛く見える)
ろくでなしだとわかっていても、一度看病されたことをきっかけに突き放せず、なんだかんだ世話を焼いてしまう翔真との関係性が独特でした。
国光を好きじゃないはずなのに、エロく見えるし、家に泊める代わりに見返りを要求したり、彼女への牽制のような場面があったりと、
翔真は「好きじゃない」と言いながらも、これが好きじゃないなら何なんだ!?と思いながら読んでいました。
しかし自覚後の翔真は想像以上でした。
身体から落とす気満々だし、超絶めんどくさい束縛男に。
まーでも国光も一生自分を養ってくれそうな男をゲットできたし、なんだかんだお似合いなのかな……。
拗らせた二人がコミカルに気持ちを自覚していく過程を楽しむ作品なのかなと思います。
正直私にはちょっと難しい関係性だなと思ってしまったのですが、拗らせラブコメが好きな方には刺さる作品かもしれません。
声優の塩瀬は壊滅的な口下手で、セリフ以外はろくに話すこともできない。
でもしっかりお仕事で主人公を務めているってことは、それだけ実力があってすごい人ってことだよね。 まずそこに感心した。
しかし、ラジオやアニメイベントでは口下手ゆえに度々事故りかけるというちょっと切ない状況。 声優さんに本来なら求める仕事ではない気もするのですが、難しいね……。
一方の蜜木は、俳優から声優へ転向した新人声優。
トークもビジュアルもずば抜けていて、まさに光属性。
声優も顔出しが当たり前の時代。
「このままでは生き残れない」と指摘された塩瀬は、苦手なコミュニケーションにも向き合おうと頑張ることに。
アニメの円盤発売記念お渡し会で会話に慣れようとするも上手くいかず……。
そんなところに、まさかの蜜木がやってきて!? というところからお話が大きく動き出します。
もう本当に塩瀬が口下手で不器用でハラハラするんですが、蜜木が光属性すぎる……!!
真っ直ぐに気持ちを伝えてくれる蜜木がめちゃくちゃ良い。
塩瀬のことが大好きなのが伝わってきて、めちゃめちゃ推せました。
そんな中で決まったお仕事が、蜜木とのBLCD共演!?
口下手でもお渡し会やラジオ、イベントに参加する塩瀬が本当に偉いんですよね。
苦手なりに頑張っていることが伝わるからこそ、次のお仕事にも繋がっているのだと思います。
塩瀬はただの口下手ではなく、声の演技のことになると的確にアドバイスできるんです。
その姿に「ほぉ……」となってしまいました。
しかも口ではそっけないのにめちゃくちゃ面倒見が良い。
そりゃ蜜木が惹かれるのもわかるわ〜となりました。
BLCDの共演をきっかけに演技指導をすることになり、距離を縮めていく二人。
この練習中の塩瀬がめちゃくちゃ可愛いんですよ!!!
演技を超えて縮まっていく距離にドキドキ。
口下手なことを一生懸命説明する塩瀬にも萌えました。
二人の距離が縮まる様子が丁寧に描かれていて本当に好きだった!
友達だと思っていたはずなのに、いつの間にか蜜木の存在が大きくなっていて。
でも蜜木は誰にでも優しいから、この気持ちがバレたら嫌われるかもしれない――そう思って距離を置いてしまう塩瀬が切なかったです。
蜜木への気持ちを抱えたまま迎えた終盤の展開には胸が締め付けられました。
そんな中で描かれる蜜木の想いが本当に良かった。
今まで何にも興味を持てなかった男が、塩瀬の演技に心を動かされ、救われ、恋に落ちる。
もう最高じゃないですか〜?!
え〜!!二人のBLCD聴きたすぎるよ〜!!!
発売してくれ頼む!!!
描き下ろしも含めて大満足でした。
本編はキスのみです。
これがデビューコミックスとかまじですか……? めちゃくちゃ面白かったです。
2巻です!
……あれ、付き合ってたんだっけ?!と序盤から少し困惑しました!笑
今回は転校生の間宮くんに振り回される三角関係(?)展開。
間宮くんは純粋に結城くんを“不埒な目”から守ろうとしているだけなのですが、それが余計にややこしいです。
二人のデートにまでついてくるのはさすがにどうなんだろうと思い、私も七海と一緒になってイライラしてしまいました。
もちろん今回も七海のエッチな妄想は健在です。
一線を越えた後、二人の間ではちゃんと付き合っていることになっていたようで安心しました。
普通に間宮くんをデートに同行させていたので、結局どういう関係なんだろう?と思っていた疑問が解消されてよかったです。
それにしても、付き合った後も変わらず妄想を繰り広げる七海は本当に残念なイケメンだなと思います!!!!
ツンデレカフェに行ってから、七海の好きなタイプを勘違いした結城くんがツンデレになるのも可愛かったです。
エスパーのようにその状況を見抜く間宮くんには思わず笑ってしまいました。
今回は大きな展開があるというより、付き合った後さらにバカップル度が増した二人を眺めてニヤニヤできる一冊でした。
相変わらず妄想全開な七海とマイペースな結城くんのやり取りが楽しく、二人が幸せそうで何よりです。
ちなみに、まだまだ続きそうなところで終わっています。
お隣さんの夜の騒音に悩まされるところから始まる、隣人同士のラブストーリーです。
酔っぱらって目を覚ましたら、お隣さんの家にいて――という出来事をきっかけに距離が縮まっていきます。
士門は顔が良いのですがかなり生活能力が低く、人と深く関わらないよう遊びだと割り切って生きてきたキャラクターです。
ただ個人的には、その考え方が最後まであまりしっくり来ませんでした。
人と距離を取るために割り切っていたとのことなのですが、お世話になった相手と関係を持つという行動が、むしろ相手との繋がりを作っているようにも見えてしまい、士門の行動原理には最後まで違和感が残りました。
一方の佑月は母親との関係に問題を抱えており、読んでいてかなりしんどかったです。
息子にお金をたかる母親には思わずマジか……となりました。
士門と佑月がお互いに惹かれていく流れ自体は分かるのですが、恋愛感情が深まる過程や心情の変化がやや駆け足に感じられ、もう少し丁寧に描いてほしかったかも。
最後はきちんとハッピーエンドです。
絵はとても綺麗でした!!
ただ個人的にはキャラクターの行動や心情に納得しきれない部分が多く、最後までどこに萌えればいいのか分からないまま読み終えてしまいました。
デビュー作とのことですので、今後の作品に期待したいです…!!
気軽によめるエロカワラブコメです。
表紙がかなりかわいくて、最初は幼めのふわふわした子かと思っていたのですが、実際の陽くんは思った以上にしっかりした男の子でした。
(もちろん十分かわいいです!)
大学デビューを果たし、モテるためにテニサーへ入った陽。
しかしそこはヤリサーの噂がある男だけのサークルでした。
危機感を覚えた陽は女子部員を勧誘するものの、なぜか男たちからモテモテに。
普段の陽くんもかわいいのですが、酔っぱらったときのぽやぽや具合が最高でした。
無自覚に男をたらしまくる陽くんは、受けの才能があると思います。
レオは女の子にモテモテなのに、最初から陽にロックオン。
一途に陽だけを追いかけているのが良かったです。
強引なところはあるものの、陽くんもかなりちょろかわなので嫌な感じはありませんでした。
最初は抵抗していた陽くんも、気づけばレオのことが気になってしまうのがかわいかったです。
後半のレオ視点も好きでした。
顔だけのアクセサリーのように扱われることにうんざりしていて、それでも誰かと一緒にいたくてテニサーに入り、陽と出会うレオ。
気づけば陽くんに惹かれていて、他のやつには渡さないという独占欲を見せるのも良かったです。
ほぼ両思いのような状況ですが、1巻ではラストに半分挿入のみ。
各話に触れ合うエロ描写はあるものの、ラストにいくまでは挿入には至らないので、個人的にはそこまでエロ特化という印象ではありませんでした。
絵柄がきれいでかわいいからかもしれません。
描き下ろしの陽くんもとてもかわいかったです。
たぶんレオがいなくても誰かに即食われていた気がするので、ベタ惚れのレオがそばにいてくれて良かったかも?
キスの描写も好きでした!
ナンバリングタイトルなので続きます。
2巻は8月発売とのことで、今から楽しみです。
お疲れ気味のサラリーマンがひたすらに甘やかされる、癒しのリーマンBLでした。
わりとはじまりがしんどーーーい!!
頑張っているのに人に頼ることが不器用で、心理的な発作にも悩まされている西ヶ瀬くん。
そんな彼を気にかけてくれる杜下くんが本当に良かったです。
会社には知られたくないけれど、通院もままならない。
そんな状況から始まるハグセラピーという設定も面白かったです。
あああもう、読んでいて1話からずっと好きがあふれて困りました。
普段そこまでリーマンBLにハマることは少ないのですが、この作品はとても良かったです。
女子にモテモテな営業部エースの杜下くんがまず最高でした。
見た目も好みなのですが、優しくて仕事もできるスーパーエリート。
こういうキャラクターに弱いので、それだけでもかなり刺さりました。
そんな人が入社した頃からずっと西ヶ瀬くんのことを気にかけていたのかと思うと、たまらなく萌えました。
一方の西ヶ瀬くんは、新入社員研修の頃は好印象だったものの、なんでも器用にこなす杜下くんにコンプレックスを抱き、次第に苦手意識を持つように。
それでも杜下くんとの交流を通して、忘れていた好きなものへの気持ちや仕事への情熱を少しずつ取り戻していく姿がとても良かったです。
変わっていく西ヶ瀬くんの表情も可愛くて、そりゃ他の人には見せたくないよね……とニヤニヤしてしまいました。
少しずつ距離を縮めていく二人にたまらーーーん!となるのですが、なんせ西ヶ瀬くんが激ニブなので盛大にすれ違います。
それでも、自分から一歩踏み出した西ヶ瀬くんには成長を感じましたし、そんな彼を入社した頃からずっと見ていてくれたのが杜下くんだったのが本当に良かったです。
杜下くん、本当に素敵な人だ……。
実は最初から気になっていて、心の内をさらけ出すところが見てみたいと思っていたのも、少し重たくて良いなと思いました。
描き下ろしでは可愛くてえっちな二人も見られて、最後まで大満足でした。
楽しかったです〜!!!!!