第1話のあまりにロマンティックな展開に舌を巻き、連載時から毎話夢中で読んでいた作品です!
Dom/Subユニバースの前提知識があるほうが意外性をもって楽しめるのでBL中級者以上向けかもしれませんが、わたしはふだんBLを読まない友人にもたくさん読んでもらって「おもしろかった」と感想をもらえました(みんなDom/Subを調べながら読んでくれた模様…感謝…)。ストーリーがしっかりしているので、初めてのDom/Subとしても、案外よいかもしれません。
Dom/Subはコマンド発話が英単語なことが多いので、それがルー◯柴的な本編外のおかしみを生んでしまい苦手という方も少なくないと思うのですが、本作のコマンドは基本的には日本語なので安心してお楽しみいただけます!
また、本作の主な性描写は1話および終盤となっていますが、そのあいだにも実は(?)さまざまなプレイ(代替行為)が描かれます。
そうして少しずつ信頼関係と愛情を構築していくのですが、ふたりが惹かれあったのは、決してふたりがDomでありSubだったからではありません。
本能に抗いながら、そして本能に満たされながら、心の奥の芯にある、自分だけの愛情を掬い上げて相手に渡そうとするふたりの誠実な姿に、本当に胸を打たれます。
ギャグとシリアスの緩急もとてもすばらしく、かなり読みやすい作品だと思いますので、Dom/Subか〜と思ったあなたにもぜひ読んでもらいたいです!!!