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PREMIUM レビューアー ソムリエ合格

女性いるいるさん

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イルカの耳骨 コミック

 

トラウマへの寄り添い方

うわわわわわ~~~~~!!!(;////;)
すっっっっごい良かった!!!(;////;)

救済の要素もあるのでお好きな方は是非…!
っていうのもあるんですけど、
シンプルに三つ巴ラブの感情の絡み合いが良い。

3人の中で攻め受けは完全な両片想いで
もう一人はいわゆる当て馬ポジなんだけど、
受けにとっては弟の様に大事な幼馴染なんです。

それこそ攻めとの事後でも連絡があれば
心配して駆けつけちゃうぐらいには特別で大事。
でも受けにとっては当たり前で無自覚っていう。

受けと当て馬は言わば共依存の関係なんですね。
で。そんな2人を冷静に見つつ、
受けの心を救っていく攻めの言葉や行動が良い…!

でも当て馬も悪い子じゃないので
こっちサイドにも感情移入しちゃうっていう (泣)

切ないけれど素敵な物語でした(;////;)
大好き!!!!!!


さてさて、前置きが長くなりましたが……。


受け:浅見
面倒見が良く世話焼きオカンタイプなんですが、
幼い頃のトラウマが起因していて切ないのです。
"役立たず"にならないよう頑張って生きてる。

それが浅見にとっての当たり前で、
役に立つことで自分を保ってる風にも見られます。

攻め:千晃
全てにおいて無頓着で超マイペースで無欲。
(ゆえに浅見は『千晃の欲探し』をしています)

って思っているのは浅見だけです。
千晃の中には"欲"がちゃーーーんとあるんです。

読者的にはニヤニヤニヤニヤするやつでした。
無表情で不器用そうに見えるけど、
言葉の端々から感じる優しさにスパダリ感が滲む…。
ってかあれ?スパダリなんじゃないか…?ってなる。

当て馬:宝
浅見の年下幼馴染。
浅見に対する態度は甘えん坊で我儘な王様です。

我儘放題されても浅見にとっては可愛い弟分で、
文句言いながらもせっせと世話してるんですが…。
それこそが共依存と言いましょうか。

浅見の中にある"役に立たないと"ってやつは、
もぅ強迫観念に近いものがあるんですよね…。
宝が我儘を言うことで"浅見の役割"が出来るんです。

そして浅見のトラウマである"要らない"は、
宝も同じ経験をしてて同じ痛みを知る者同士でーー。


いや~~~~もうね。
関係は割とシンプルに成り立ってるんですが
(千晃と浅見は片思いといえど相思相愛だし)、
感情の中にトラウマなどが絡むから泣いちゃうっていうか。

千晃の立場からすると宝の存在って厄介だけど、
宝の存在があって浅見が生きてこられたっていう。
(ちょっと大袈裟かもしれんけど個人的解釈です)

でも「役に立たないと生きられない」って
やっぱり違うじゃないですか。好きな人なら特に。
宝と浅見の関係だと傷はずっと塞がらないままで。

そんな共依存に割って入る千晃なんだけど、
強引に引き裂くようなマネはもちろんしません。

宝に対してだと静か~にバチバチしつつも
あくまで浅見第一に考えてるスパダリ感が良き!

(例えばなんだけど、)
(浅見が宝の為にしていることがあったら)
(千晃は「じゃ俺が代わりにやるね」って言うの)
(そんで「浅見は浅見のやりたいことして」って)

浅見は全然気付いてないんだけど
千晃からは終始愛が溢れててグッときました////
それは愛ですね…?愛ですよね…?愛だーーー!
っていう興奮が止まらん(∩´///`∩)

千晃の興味を引くモノ、琴線に触れるモノ。
浅見はずっと探し続けてるけど、
浅見だよ!浅見のことだよ!浅見しか居ないよ!
っていう興奮も止まらん(∩´///`∩)

浅見のトラウマは根深くてしんどいです。
宝には宝なりの、千晃には千晃なりの、
全く違うそれぞれの寄り添い方があるんですね。

宝の共依存関係も悪くは無いんだけど歪で、
やっぱり千晃が大事な事を伝える安心感は強かったです。

後半に向かうにつれて涙涙でした(;///;)

また描き下ろしが17Pもあって、
本編の補足がしっかりされてて良かったです!
"人魚になったら"の意味で泣いちゃったよ…。

何も持たない者同士が六畳一間で。

(※作者さんのXに1話アップされてますー!)

『ふたりぼっちの恋物語』の言葉に釘付けで
購入に至ったんですがめーーちゃ良かった…!

人間×半吸血鬼の物語なんですけど、
"普通の人間"からは生活も感情もかけ離れてて。
どちらも"何ひとつ持たない者"同士なんですね。

でもギブアンドテイクで一緒に暮らし始めて
こういう言い方はよくないかもしれないけど…、
普通の人間らしい生活の真似事をしていくんです。

カップラーメンは健康に良くないぞ!
身体にいいものを食べろ!食材は手に入れた!
食材だけでは食べられないだと…?料理…??
なるほどオーケー!勉強するわ!

っていう最低限のところから生活を始めてて。
感情すらも持たなかった攻めが、
半吸血鬼との生活で人間らしさを知っていく。

『孤独な者同士の恋』ではなく、
『ふたりぼっちの恋』の言葉がしっくりきます。

2人で暮らす六畳一間は時にコミカルで明るく
失敗した料理も一緒にお風呂も楽しそうで…!

やだもぅかわいい~~~!ってなるんですが、
バックボーンは重くて攻めの生業は殺し屋。
プラスして異種族で共存する切なさもあり。
闇と光のアンバランスさがあって没頭しながら読みました。


さてさて。

受け:沙羅
半分人間・半分吸血鬼。人間だった頃の記憶なし。
吸血鬼のなり損ないゆえに家族の中で疎外されて、
ひとりで寂しかったことだけが伝わりました。

人間のこと、人間の生活、何一つ知りません。

攻め:叶瑛
幼い頃に育児放棄されたまま大きくなったので
感情は何一つ持たず、生きることの執着もなく。
孤独という概念すらなく常に『無』な人間です。

ゆえに吸血鬼の沙羅と出会っても『無』
食料扱いされて血を吸われようが『無』
沙羅が勝手に転がり込んで居候しても『無』

ついでに書くと
そういう環境なので性的無知でDTです…!
この顔・この身体でDTです…!(ビックリした)

そんなこんなで出会った彼等。
沙羅は叶瑛の血を吸わせてもらう代わりに
叶瑛の身の回りの世話(住み込み)を始めました。

沙羅は半吸血鬼で人間の習慣に無知だけど、
感情はとても豊かでコロコロ表情が変わります。
楽しそうに顔を輝かせる時はとても愛らしい!

で。沙羅にとって叶瑛は食料なので、
・叶瑛の為にご飯作る→血の為に元気に生きろ
・叶瑛の怪我の心配 →血の為に元気に生きろ
なんですよね。

でも叶瑛にしてみたら、
心配されるのもご飯作ってもらうのも初めて。
少しずつ少しずつ感情が芽生えていくんです。

人間として生きる感情を知らない叶瑛が
人間じゃない吸血鬼によって感情を知っていく。
少し皮肉さがありつつエモさを感じます(;///;)

そして感情が変化していくのは沙羅も同じでーー。

人間時代の記憶がない吸血鬼の沙羅が
この作品においては一番人間らしいっていうね!
人間の真似事を楽しむ姿が切なキュンなんです!

感情を知り始めた叶瑛は大型ワンコ化してて
こちらもかわいくてキュンとしました。
ちょっと歪でぎこちないところがさらに良し◎

DTで初めてエッチの気持ちよさを知ったあと
猿化しちゃうところも精神的未熟さが出てました。
本当に何も知らず与えられず生きてきたんだなと。

そんな切ないバックボーンを抱えながらも
沙羅との生活を喜び、心を動かし、守り、生きる。
少しずつ変化していく姿がめっちゃ良かったです!

ハッピーエンドではあるけれど
沙羅の過去は少し気になるかなーと…(;ω;)
そもそも何時の時代に吸血鬼になったんだろ?
服装はクラシックで現代とは程遠いんですよ。

そんで吸血鬼の父はいるけど
遺伝子的な意味の血の繋がりはないけど家族…?
家族の概念とかどうなっているんだろ???

沙羅に関しては謎が多くキリがないので
とりあえず今は叶瑛と幸せに生きてくれれば良し!
愛を知っていくお話でとても良かったです。

(沙羅だけ鏡に映らないのとか切ないけど…)
(多分寿命も違うよね?先はどうなっちゃうんだ)

五十鈴の表情が堪らない…!(;///;)

3年ぶりの新刊です…!待ってました…!!
うわ~~分厚い!!うれしいぃぃ (;///;)

2巻もめちゃくちゃ良かったです。
泣きたくなるような気持ちが迫り上がって、
少しだけ息が詰まって苦しくなるんだけど、
大丈夫だよって包まれてる感じもする。

【言葉】と【感情】と【伝える】こと。
1巻の時から徹底して丁寧に紡がれていますが、
これって読者に対してもだな…と実感しました。

十嘉と五十鈴だけの世界で完結せずに
読者にもわかりやすく画面から伝えてくれる。
読者を置いてきぼりにしない感情のやりとり。
ゆえに優しさですら少し泣きたくなるような心の震えがくるんだなと…。

例えばなんですが、冒頭の映画館のシーン。
私は健聴者だけど五十鈴の気持ちがわかるんですね。

映画を観たあとの興奮ってその場だけの生感であり、
感想を話す相手がいなくて悶々としながら帰宅し
家族に聞いてもらう頃には直後の興奮は収まってて。

BLを読んでる時もそうなんですけど、
一旦自分の中で感情を飲み込むと感想が書けない。
(なので、いつもレビューは読み終わった後に)
(感情の赴くままバーッと書いちゃってる…;)

五十鈴の中にある感情のズレの表現が上手いなと。
冒頭で一旦泣きました。わかるよ…!五十鈴…!

そして1巻で2人の関係の下地が整ってるせいか
2巻は五十鈴の感情が常にダイレクトに描かれて。
表情に言葉が全部乗ってる感じがする…!

「好きです」って言葉にしなくても
全身から「十嘉くん大好き」が滲み出てて可愛い。

んで十嘉はというと、
五十鈴の言葉を逃さないよう"見てる"わけで。
それこそ僅かな機微すらも逃さないほど見る。

そんな十嘉が気付かないわけがないよね…!!!
っていうさーーーーー(尊みの大の字)

そんなこんなで、
2巻の五十鈴は表情の変化がめちゃ良かったです。
安心感、喜び、心を締め付けるような愛しさ。
はしゃいでる様子も見られてグッときました。

1巻を鑑みるに五十鈴が素直にはしゃげるのって
相当信頼してないと出来ないですもんね(;///;)
五十鈴が可愛い…。可愛さ爆発しておる…。

五十鈴といるときの十嘉も随分変わりました。
表情が豊かになったし、
自分の弱さも全部言葉にして丁寧に伝える。

五十鈴といて自然に変わった部分でもあるし、
五十鈴のためにしていることでもあるんですね。

 "形にしないと"
 "五十鈴を置いてきぼりにしてしまう"

このモノローグがとても印象に残りました。
伝えることで五十鈴を1人の世界にしない優しさ。
十嘉の五十鈴を想う気持ちがグッときます。

音楽の世界ではまだまだ藻掻いてる最中ですが、
「感情」と「聞くこと」と「伝えること」に
真摯に向き合っている姿はとてもカッコイイです。
五十鈴の言葉を力に変えるトコがグッときました!

そしてついに…!ですね。
読後の今は幸せな微睡みの中をふわふわ浮いている気分です。

アニメイト小冊子は、
ホテル滞在中の幕間のイチャイチャでした♡
十嘉の浮かれっぷりと五十鈴の可愛さが堪能できます♡

ふぇち×ぴゅあの幼馴染BL(∩´///`∩)サイコウ

表紙がめっっっちゃ可愛くて一目惚れしました。

ブルー×モノトーン×シルバーの配色と可愛い小物
おしゃれなデザインの中に埋もれる男子高校生…。
めちゃくちゃ好き。可愛い。好き。

んで可愛い顔してるけど"骨格は男の子"ってトコが
少しアンバランスを生んで色気を感じるんですよー。
表紙がホント大好き。可愛くてエッチすぎる。

もちろんお話も可愛かったですヾ(*´∀`*)ノ

幼馴染で両片思いですれ違いっていう王道の中で、
女装が仲を繋ぐけど一方で拗らせる原因にもなる。
タイトルの使い方も上手くてグッときました…!!

評価が迷うところ。
表紙がとにかく好きで神にしたい衝動が…ある…。

でも関係性がエッチ中心に全フリしてる感が強く
そこだけはちょっとザンネンな気もするんだよ…。
(好みによるので好きな人は好きなやつです!)

抑えめの萌2であげます。

さてさて。

受け:貴音
生徒会役員をしている真面目な優等生。
モブ生徒からは「潔癖そう」と思われてます。

攻め:晃佑
見た目が派手なイケメンで女子人気高し。
(学校だとチャラくて遊んでそうな印象だけど)
(貴音とのシーンがほとんどのせいか、)
(思ったよりチャラくないぞ…??ってなった)

幼馴染の晃佑と貴音は中学時代のある日を境に
今までニコイチだった関係が没交渉に変わります。

晃佑への片思いを拗らせてた貴音は
 女の子にはなれないけど妄想なら抱いて貰える
 女の子に擬態して晃佑に抱かれる妄想で072
っていう理由で女装してるんですね。

で、072のあと寝落ちしてたのを
ひょんなことから晃佑に見られてしまいます。

女装がバレてヒヤヒヤする貴音に対し晃佑は、
"貴音の女装を見て勃った"
"性癖を歪ませた責任取って"
と関係を迫ってきてーーーとお話が展開します。


裏表紙にも大きく書かれているんですが、
『ふぇち×ぴゅあBL』の言葉がしっくりきます。
エッチ中心に進むけどベースはピュアなんですね。
誤解してる面はあるけど両片想いですから…!

"責任取って"の女装エッチをしながらも、
触れ合っている時の感情は好きで満たされてて。
でもどちらも自分の片思いだと思い込んでてね。

ふぇち満載の女装エッチを突き詰めながら
ぴゅあぴゅあな片思いしてるアンバランスが良き!
こういうすれ違いはめっちゃ滾りますね╭( ・ㅂ・)و ̑̑

だから晃佑も貴音もめっちゃ可愛いんですよ。
えろえろしてもピュアなので目映いというか。

で。ふぇち方面も色々パターンが出てきて、
制服・チャイナ服・メイド服
セクシーランジェリー・ナース服 と…。
晃佑の好みも加えながら色々エッチしてました。

(貴音がどんな恰好してても勃つんだろうけど)
(性癖が歪んだのは本当なんだろうな~とww)

こやつら…、告白は出来ないくせに
エッチだけは素直すぎるだろーーーー!!!!

とツッコミつつも、
好きを言うのは怖いけど性春なら出来ちゃえる
っていう思春期の拗らせ感も個人的萌えです///

あと萌えポイントとして
貴音の外の顔は潔癖そうな優等生なんだけど、
晃佑だけがエッチな顔を見られる優越感よ…!
ギャップで淫靡さが増すのが良きです(∩´///`∩)

他、2人が没交渉になったキッカケとなる
過去のエピソードも入っていました◎

可愛かった~~~!!!
ふぇち×ぴゅあが詰まった幼馴染BLに大満足。

年下攻めは可愛いけど切なしんどい~!(;ω;)

いや~~~~……。これは難しい。

表紙やタイトルから甘酸っぱい恋を想像してたら
受けさんの生き辛さがヒシヒシと伝わるんですね。

現実逃避という名の自傷行為に感じる点があって、
彼を救うには全ての面において攻めは少し幼くて。

この部分こそが物語の根幹でもあるんですよ。
すれ違いの始まりが切なく重く響いてくるの。
それはわかるの。わかるんだけどッ(;ω;)

「再会ラブストーリー♡」ってほど爽やかさはないし、
だからといって救済物語というほどカタルシスもない。

ーーーとマイナスな感想を書きながらも、
好きか嫌いかで言えば好きッッ!!!なんですよね。
年下攻めがめっちゃ可愛かったし、
受けの不器用さは切なキュンだし、
彼等の中のオリジンを感じる物語性はグッときます。

なんでスッキリしないのかなと考えたんですけど
多分受けの心情は丁寧に語られるんですが、
攻め視点が少し足りなくて解釈不足が原因かなと。
(もうちょい攻めの心の内を見たかった…(;ω;))

感情迷子だけどキャラも関係性も大好きなので
気持ち的にが神寄りの萌え2です。
(好きなの…。マイナス感想してるけど好きなの…)
(自分の感情がわからん…。感情迷子になってる…)


そんなこんなで感情迷走しているヤツの感想です。
解釈足りない部分があると思います。すみません。

受けと攻めの出会いは中学生と高校生です。

子どもに近い中学生と大人に近い高校生。
身長体格差はもちろん、恋愛感情や性的知識など、
全てにおいて2人の間には圧倒的差がありました。

中学生である攻めに対して恋心が芽生えた受け。
罪意識から逃れるのに必死で、必死で、必死で、
この辺りの独白は読んでてとてもしんどかったです。

攻めへの感情を打ち消す為に見知らぬ男に抱かれる。
個人的には自傷行為にも感じました。ツライ…。

大人になって地元を離れ就職した今も、
不安になると抱かれたくなる衝動があって悲しい。
思春期の心の傷が全然癒えてないんですよ…!!!
痛々しいほど切なかったです。

で。BLセオリー的に、
そういうときって攻めが支えになるじゃないですか。

でもこの作品の攻めは恋愛未経験だし、DTだし、
陸上だけで生きてる人なので人生経験も足りず…。
受けが長年拗らせた負の感情を包み込むような余裕はありません。

出来るのは真っ直ぐな感情をぶつけること。
この辺りの年下攻めの可愛さがめっちゃ良いです!
喜怒哀楽が全て顔に出るので可愛いったらもぅ…!

私はちょっと勘違いしてましたね。
攻めも片思いしてて受けに会いに行ったと思ったら
恋愛感情ではなかったのね…!?っていう驚きよ…。

無自覚で恋心はあったんだろうけど、
告白されるまで概念すらなかったぽい反応ですよね?
自身の感情に気付く描写がもう少し欲しかったかな。

あと受けの不安定さはもう大丈夫だと思うけど、
もう1話ラブターンがあれば安心出来た気がします。
ちょっと安心しきれてないのよ…。私は…。

(↑私の感情迷子の原因は多分この2点)

余談ですが、現段階だと作者さんのXで
攻めのアザラシ化などが見られるのでおすすめ。
クロスオーバーとかもあって癒やされます。
めっちゃ可愛い…! (∩´///`∩)

続きが待ち遠しい~!。゚(゚´Д`゚)゚。

2巻は良いところで終わってますが、
作者さんのコメントには3巻完結予定とのこと。

本来の物語の強制力から不穏な気配がするので
続きが待ち遠しくジレジレしてます。ヌヌヌ.。oஇ
早く…ッ!早く…ッッッ!ハァハァハァハァ


さてさて。
晴れて正式に恋人となったアークとユリウス。
ユリウスの気持ちは隠してなかったので、
恋人になったところで既に周知の事実状態w
昔から恋人になる気満々だったのが萌えです!

(ユリウスの家柄の立場は王族に近しい上に)
(アークの兄夫婦も王子×騎士のカップルなので、)
(主従関係で恋人は特に問題ではない世界観っぽい)

いや~~~~…良いですね!

ユリウスは元々アークに対して甘やかな人でしたが、
恋人になったことで溺愛度が更に増してて…!!!
そこに<恋人のキス>が加わるからさ~~~~、
もぅ堪んないんですよ!!萌えが!!ヤバイ!!!

しかし一方のアークは
本来の物語で死ぬ年齢が近づいてきたせいか、
曖昧だった物語の記憶が少しずつ思い出されてーーー。

お邪魔キャラであるリオの動きや、
現王政に不満を抱く者のきな臭い動き。
ユリウスは薬を盛られてるっぽくて…。
少しずつ歯車が狂い始めてるのがしんどくてジリジリする(;ω;)

1巻よりもシリアス度が増していて、
やっぱり冒頭の強制力のまま展開するの…!? (泣)
(やだーッ!溺愛に浸らせてくれー!。゚(゚´Д`゚)゚。)

断片的に見える本来の物語は想像より重そうでした。
転生する前のアークは我儘な悪役とされてましたが、
なにか誤解がありそうな感じがしないでもない…;

敵キャラの策略で悪役にされてた感じもします。
(世話役は転生アークを"人が変わった"と言うけど)
(アークの兄達はそんな風に1度も言ってないのよ)

ってことは今の転生アークも
悪役に仕立て上げられる可能性もある…?(ヤダーッ)

ユリウスの溺愛っぷりをニマニマ楽しんだ者として
誤解やすれ違いで傷つく姿は見たくないぞ(;ω;)
頼むから物語の強制力は消えてくれと願うのみです。

(あとリオもな!!!)
(お邪魔キャラだから仕方ないけど、)
(イラッとするのよ。くそぉ…)

そんなこんなで心穏やかに…とはいきませんが、
2巻はね!初エッチがありますから!!ね!!
身も心も結ばれるカタルシスが良…+゚。*

はぁ…3巻明日発売しませんかね?無理ですか。
続きを楽しみに待っております(;ω;)

結末匂わせにハラハラしつつ相思相愛な主従関係にキュンキュン

こ……ッ、これはッッッッ!!!
異世界モノのイメージがない作家さんだったけど
溺愛スパダリ男前攻めとの親和性が高すぎるッ!

・キラキラ目映い金髪碧眼の顔面偏差値の高さ
・どこまでも甘やかな忠誠を誓う護衛騎士
・何においても受け様最優先…!!!
・美しい所作に加えて敬語で接するお姿*。゚+

2巻の表紙にもなっている攻めのスペック強い。
めちゃんこキュンキュンしながら読みました…!

異世界転生モノの大きな目新しさはないけれど
男性妊娠が可能な世界観が楽しみだし、
物語の強制力がどこまであるのか気になるし、
画面が眼福なので大満足です+゚。*(*´∀`*)*。゚+

ちなみに1・2巻同時発売ですが終わってません。
続きを早く…、早く…。゚(゚´Д`゚)゚。


さてさて。
高校生だった主人公が事故で死にかけたところ、
小説の物語の世界に転生した所から始まります。

本来の小説では殺された悪役に転生したので
生き残るために物語を変えようと奮闘しています。

物語の強制力はどのくらいあるのか?
果たして未来を変えて生き残れるのか?
BがLをしつつ展開していきます。

受け:アークフェルト
転生前は17歳高校生。名前は不明。
元の小説は既読済みでも細かい部分の記憶は曖昧。
ゆえに『この後に○○が起こるのを回避』などの
物語の記憶を使った超絶チート技は出てきません。

元々持っている素朴な人柄と優しさで
とにかく真面目に生きて悪役回避だけしています。

攻め:ユリウス
王家に仕える由緒正しき護衛騎士家系の騎士様。
アークフェルトに仕えることが運命であり、
アークフェルトに仕えることが誇りであり、
アークフェルトに仕えることが最大の喜びでもある。

見た目の美しさも相俟ってキラッキラしてますが、
キラッキラな愛を向ける矛先はアークフェルトのみ。
人柄も立派で素敵な騎士様です。


転生した時のアークフェルトは6歳。
ユリウスは10代後半ぐらいかな…?

1巻では幼い子と少年が出会って、心を通わせて、
日々仲良く過ごす姿がめっっっちゃ可愛かった…!

アークがユリウスに抱っこされてるのとか、
小さいアークに頭を垂れて傅くユリウスの姿とか、
おでこや手の甲に忠誠のチューしてるのとか、
王族主従モノの"良さ"をガッツリ 浴 び ら れ る !

あー好き好き。こういうの大好き。
サイズ感も小さいから微笑ましさもマシマシで良き。
ニマニマしながら読みました(∩´///`∩)

そんで1巻の中盤過ぎたあたりから8年後になり、
一気に成長して男度が上がるギャップも最高で…!
(特にユリウス)
(特にユリウス)
(特にユリウス)←大事なことなので3度

成長って素晴らし~~~~!!!+゚。*(*´∀`*)*。゚+

子ども時代の手の甲にチューは微笑ましいのに
おおきくなってからのチューはやっぱ萌えますね///
同じチューなのにドキドキ感が全く違う(∩´///`∩)

そんなこんなで相思相愛な主従関係の2人。
しかし本来の物語だと全く違うんですね。
冒頭で示唆されている結末の匂わせでは、
アークに剣を向け殺すのはユリウスなのです(;ω;)

物語の強制力次第ではいつか起こる未来。
そしてアークには強敵となる遠縁がいてーーー。
(↑こいつが今のところ個人的にめっちゃ邪魔)

愛し合う2人の未来を祈りつつ物語を追うのが楽しみです。

本編はほぼほぼアーク視点でしたが、
描き下ろしはユリウス視点でたっぷりありました♡
ニッコリ微笑んでいる脳内が覗けて面白かった~!

致死量のかわいさ&かっこよさ&萌えを浴びたぜ…(ㅇㅂㅇ)

うああああああぁぁぁぁぁ(∩´///`∩)
あまりの+゚。*良さ*。゚+ に本を拝んだ。合掌。

終始萌えが溢れててニマニマしっぱなしでした。
(BL読んでない風を気取って、)
(ポーカーフェイスで読むのは不可能すぎる…;)
(ひとりの時しか読めんほどの萌えに感謝!!!)

2巻のレビューでも書いたんですけど、
この作品の中毒性はなんなんだよもぅ…ッ!!!
読めば読むほどハマってどんどん好きになるよー。

3巻も悶えに悶えたので、
萌え吐き出し支離滅裂レビューです。すみません。


さて。
3巻は第三の男・キングこと旺佑が登場しました。
ヒカルの事を『おれの雛鳥』と心の中で愛でてて、
ちょっとヤバ思考ではあるけど悪い人ではないです。

まぁ読者的には
『ヒカルがかわいい雛鳥』なのも同意だし、
『ヒカルの笑顔を守りたい』のも同意だし、
『ヒカルは庇護欲をかきたてられる』も理解できる。

ので、ちょっと過保護さが鬱陶しいものの
キングの心の声に関してはわかりみが深いんですよ!
え?私の声が出力されてる?ってぐらい同担でしたw
(でも邪魔は許さんからな)

最初は当て馬登場に不安があったけど、
全ッ然!全ッッ然!!!心配なく楽しかった!!!
むしろ良いスパイス&発破かけになってて良き!!

で。3巻の帯見て下さいよ。最高じゃないですか?
 【見ないふりしろよ】
 【余裕のない俺なんて】
あの忍が!あの忍が!!余裕を失うなんて…!!!
萌えしかないやろーーーーー!!!!!(∩´///`∩)

これね、めちゃくちゃ良かったです。
キングのこと気にしない素振りをみせてるけれど、
無意識にマーキングしちゃったり、
嫉妬が隠せないガツガツしたエッチしたり、
忍の雄みと色気が100倍ぐらい増しててヤバイ////

(嫉妬が隠せないエッチは漫画で萌えたあとに)
(作者さんのあとがきで2度萌えたので更に美味)

そして忍が余裕の失っているのは
あくまでも<ヒカルに対して>なんですよね。

ヒカルの前だから余裕が保てなくて、
ヒカルの前だから嫉妬が隠せなくて、
ヒカルの前だからポーカーフェイスが出来ない。

だからキングの存在自体が単に面白くないだけで、
キング本人には余裕の牽制をかますのが最高でした。

↑この牽制シーンはガチ悶絶モノです/////
私は机に突っ伏してしばらく叫んでましたね。
1度心を整えないと読み進められないぐらい、
致死量レベルのかっこよさを浴びてハァハァハァハア。

(当て馬牽制選手権が開催されたらダントツの1位)
(表情・目線・言葉全てにおいてカッコ良すぎる…)

忍とキングが水面下でバトルしてるというのに
ヒカルはマイペースにピカピカしてて可愛いです。
(雛鳥って言われるのはそういうとこだよ…!)

忍に愛されてる自覚を持つこと。
ヒカル自身が忍を信じて愛すること。
2つが重なったヒカルはより一層愛らしく、強い。

1巻の時はナルシストの勘違いで事故った場面も、
3巻ではすべて間違いじゃないですからねー!

羞恥心抱えてしょんぼりしてた姿も可愛かったけど、
やっぱり愛されて嬉しそうにしてる姿がよく似合う。
ヒカルのピカピカな笑顔にキュンキュンしました。

そしてそして見逃せないのがヒカルの名場面。
タイトルにかけた言葉が最高にかっこよかったです。
ラストに小さく目に溜まった涙がグッときました///

ちなみに今回はキング視点がけっこうあるので、
マスター&ツインズの出番は比較的少なめかな…?
でもいつものノリで明るく元気で可愛かったです!

本編の修正は電子・紙本はほぼ白抜きでしたが、
アニメイト小冊子は+゚。*神*。゚+の忍チンでした♡
ヒカルのご奉仕でエチエチです////

ツンデレ攻めから得られる栄養価がバリ高い

うわ~~~!(∩´///`∩)これ、めっちゃ好き!
照れ顔大好物マンだからギュンギュン萌えた!

あと特筆したいのが+゚。*ツンデレ攻め*。゚+
好きな子に意地悪しちゃう小学生レベルのアレで
素直になれなくて悶々としてるのが可愛い~~!
(※攻めは表紙の黒髪です)

個人的に好きな属性が詰まってて
終始ニヤニヤニヤニヤしながら読みました◎
満たされた~~~!大満足+゚。*(∩´///`∩)*。゚+


さてさて。

受け:那緒
オープンゲイというか、
隠してなかったら尾ひれと共に噂が広がった感じ。
男運がなくて、別れるたびに何度も傷ついてます。
愛のあるセックス経験も無し。

学部では噂の的で浮いているけれど、
気を許した相手には明るくて人懐っこい子です。
徐々に懐いてく変化がめっちゃ可愛かった~!

攻め:美澄
ノンケだったハズが気付いたら那緒に落ちてた人。
好きになった相手の前じゃ素直になれず、
つい小学生レベルの悪態をついちゃう不器用な人。
んで、後からめっちゃ凹んで1人反省会もしてる。

悪い子じゃないです。
ただ那緒の前だと気持ちと行動が一致してないだけ。
(ここがめっちゃ萌えポイントです!!)


学部内では浮いてて友達がいない那緒だけど、
美澄だけはやたら絡んできて悪態をついてきます。
当然、顔を合わせる度にケンカケンカで仲が悪く…。

ある日、売り言葉に買い言葉でワンナイトに至り、
初めてエッチの快感を知った那緒がセフレを提案。
実は那緒のことが好きだった美澄は快諾 (?)
そんなこんなで2人の関係が始まっていくお話です。

これ、美澄視点となると、
 ・好きな子とセフレでも関係が持てた!
 ・素直に想いを伝えるキッカケが出来るかも!
 ・那緒の可愛い姿がいっぱい見られて嬉しい!
っていう美澄のいじらしさが詰まってるんですよ~///

内心はデレて那緒の可愛さを堪能してるくせに、
顔はスンとしてて捻くれた言葉しか出てこない。
そんで素直になれない自分に悶絶して落ち込む。
↑この3点セットに萌えて萌えて仕方がなかったですv

那緒の男運の悪さはバックボーンがありました。
運っていうか…単に愛情に飢えている子なんですね。
だから好きって言われるとすぐに好きになっちゃう。
"好き"の言葉の裏・人間性まで見てないゆえの男運の悪さなんです。

逆に言えば、那緒も元彼たちのことを
本当の意味で好きじゃなかったんだろうな…。

その点で言えば、
美澄は言葉や態度は悪くても内心ベタ惚れだから
エッチは丁寧だし愛情はめちゃくちゃ込めてるし
やっぱりね、そういうのってなんとなく伝わりますよね…!╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

誤解とかもあってすんなりとはいかないけど、
那緒の中で美澄の存在が育っていくのが良きでした♡

で!!!!
ツンデレが素直になった瞬間って
最高のカタルシスがありませんか???(あります!)

ずっと素直になれなくて、反省ばかりで、
誤解して、すれ違って、落ち込んで……。
そんな美澄が素直になった瞬間がもぉぉぉ神でした!

萌えが…萌えが…、瞬間最大風速で…(∩´///`∩)
心臓ギュッてなったハァハァ息切れしながら読んだ。

ここに至るまで美澄の隠れデレは見たけれど、
"那緒に伝えるための言葉"はやっぱり特別ですね。
真っ直ぐで可愛くてめちゃくちゃ良かったです…!

「今まであんな態度ばっかで」
「信じてもらえねぇかもしれないけど」
っていうのがさー。なんかもぅ更にグッとくるよね。
信じてもらえなくても大事な事は伝えなきゃ!って。
はぁ~~~栄養価バリ高~~~!!!(∩´///`∩)

なんだこの可愛い生き物は…!∑(゚◇゚///)

いや~~…もぅね。可愛い生き物過ぎますね。

どっちがって?攻めも受けもどっちもだよッ!
っていう古いノリツッコミを1人でしながら、
ひたすら可愛い生き物を愛でて萌えながら読みました。

可愛いの2乗ってシンプルに倍になるんじゃなくて
100倍ぐらい威力あるから怖いわ~…恐ろし恐ろし。
(↑まんじゅう怖いやつですもっともっと下さいv)


沢山レビューがあがってますので、
個人的に推したい萌えポイントをば。

まず幼馴染関係。6歳差だから良いんですよ~!
年下攻めが子ども扱いされたくないぐらいの差!
んで年上受けからすると、
いつまで経っても【可愛い弟分】なんですよね。

受けが鈍感っていうのもあるだろうけど、
自分より背が高くても幼い弟ぐらいの扱いしてて
攻め→→→→→←受けぐらいの温度差が良きです!

年下攻めのアプローチが全然効かないんですよね。
甘えんぼで可愛いな~ヨシヨシって躱されちゃう。
全然通じてないの可哀想可愛くて萌え!

この作品の年下攻めがホント可愛くてですね。
ツンデレ番犬型に一途ないじらしさが搭載されて
何もかもがただただ可愛いだけの生き物になって
堪らーん!!ってなります。なりました。

受けの前ではかっこいい顔を保とうとしてるけど、
受けの見えないところでは
口元緩ませて喜びに打ち震えてるところが一押し♡
照れ顔+じわぁ~の擬音が可愛さを加速させてます。

んで子供扱いされるとキレる。コレ大事。
年の差は頑張っても埋められないけれど、
出来ることは対等になろうとする姿が良かったです。

(試し読み部分は家事とか甘えてたので)
(ぶっちゃけちょい不安だったけど杞憂でしたv)

年上受けさんに関しては、
個人的に親友にずっと片思いしてるシチュが好き。
親友から結婚を示唆された時が切な痛くてですね。
傷つき萌え属性持ちにはめっちゃ刺さりました。

でも攻めの存在が痛みを和らげてくれて。

長年片思いしか経験してこなかったんですよね。
でも今は攻めにめいっぱい愛されて、
両想いの幸せや楽しさを初めて知って、
ピカピカに幸せそうに笑う姿にグッときました。

どちらもピュアピュアで可愛くて
根が一途な者同士の可愛さに癒やされるお話です。
夏疲れの心によく効きました+゚。*(*´∀`*)*。゚+