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PREMIUM レビューアー ソムリエ合格

女性いるいるさん

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自分が示せる最大の愛情表現

2巻が出るとは思わなくてビックリしたんだけど、
10年ぶりって知って更にビックリした(;´∀`)

(まだ5年ぐらいしか経ってないつもりだった)
(時間の流れの速さエグくない…?怖ッ)

こちらのCPは『knife』でも登場してますので、
興味ある方は是非セットで…!
※『knife』は殺人事件も絡むミステリー系です


さてさて。

1巻はきれいに終わっていたし、
『knife』でチラ見えする2人は平和っぽいし、
どんな続編になるのか楽しみにしてました…!

いや~~~~!良かったです!!

ホスト経営者の文と現役警察官の崇晴。
2人は秘密の関係で誰も知らないんですよね。

・ホスト側からすれば→メンドクセー刑事連中ウゼ
・警察官側からすれば→面倒ごとは起こすなよ!
対立とまではいかないけれど立場が水と油でねー。

文と崇晴が恋人関係だなんて想像すらなくて、
当の本人達も外ではお仕事中の顔なので
売り言葉に買い言葉で皮肉を含ませた会話になる。

そのくせ2人きりになった瞬間は
ハグしてキスしてドロドロに溶ける好意に耽るッ!
このギャップが今回も堪りません(∩´///`∩)

でも文はずっと不安を抱えているんですね。
誰も知らない関係ってことは、
崇晴に何があったとしても自分に知らせは来ない。
連絡が取れない期間が長くなると心配で堪らない。

でも崇晴の仕事を尊重しているから
自分の存在が足枷になることもしたくない。

漠然と抱えている不安が蔓延して、
崇晴本人に愚痴っちゃうんですよ…(;ω;)

そんなこんなで文が抱える不安を聞いて、
崇晴がアンサーを出す続編になっていました…!
これがね、愛情深くてめっちゃ良いんですよ…!

文が余所の男とベッドにいるシーンがあるんですが、
崇晴は冷静に淡々と状況把握に努めた上で
目だけはモブを殺しそうな雰囲気を纏ってて良き◎

不安なのは文だけじゃない。
崇晴だって同じなんですよ。

いつもクールで感情を出さない崇晴が、
不安を吐露して涙するのはもらい泣きしました。
崇晴の悲しみがダイレクトに伝わってくるッ…!

そして文に示せる最大の愛情を提示して、
文の不安を少しでも解消させる努力もグッときます。

職業上仕方ないで終わらせるのではなく、
出来ることを積み上げていくとこはシゴデキの人。
めっちゃカッコイイ受け様だーーー!!(∩´///`∩)

この2人って互いの職業がネックではあるけど、
相手の職業や矜持を尊敬してるのが良いんですよね。
時々愚痴りつつも出来る限り応援したいと思ってて。

そんな大人の関係を保ちつつ、
想い合う気持ちにピュアさがあって良き続編でした!
大満足!(∩´///`∩)スキ

ヒモ攻めの本質を垣間見る表現が上手い

受けの素朴さがグッときます 。
幸田みうさんの作風も相まって可愛さマシマシ。
がんばれがんばれって応援したくなるのです…!

で。
いろいろ重なって心が折れている攻めなので、
楽な方へ流されてヒモ体質に進化した微クズです。
悪い人じゃないけどデリカシーがないのです。

そのせいで受けが傷ついたりしてシンドイけど…!
攻めに対してイラッとする気持ちもあるけども…!

傷つき萌え属性持ちなので萌えたっていうね。
ええ。個人的に大好物のやつなんで。好きです。
(クズに傷つくの見て萌える私がクズ…)

勘違いやすれ違いが切なく沁みて、
再度立ち上がるまでの物語性がすごく良かった。
幸田みうさんの絵と親和性も高くグッときます。


さてさて。

受け:うみ (海)
なんとなくゲイを自覚してるサラリーマン。
仕事と家の往復で趣味などもなく、
自分をつまらない人間だと思ってて切ない。

お人好しが過ぎて逆に危なっかしく、
ちょこっと天然なのかな?と思う部分もありました。

攻め:カイ (海)
人生うまくいかないことにクサクサした結果、
楽な方へ流されて今や立派なヒモです。
一応本職はあるけど開店休業状態になってます。


女に追い出されて行くアテがないカイは、
コインランドリーで出会ったうみに声をかけます。
ヒモの素質を生かして口説き落として居候に成功。

そんなこんなで一緒に生活を始めたんですが。
とあることがキッカケで、
うみはカイと恋人になれたと勘違いしてーーー。


うみの感情がダイレクトに伝わる物語でした。

自分はつまらない人間だと自嘲するうみが、
淡々と送る日々の中で突然始まったカイとの生活。

帰宅すればご飯を作って待っててくれる。
一緒に映画を見て、一緒に休日を過ごす。
そんな普通の日常さえも、
今までにない刺激に溢れてとても楽しいんですね。

楽しくて浮かれてーーーからの勘違いで暗転。

それまで温かさにあふれた素朴な部屋が
一気に無機質な印象に変わるのがだすがだな…と。
うみの悲しみや心の重さが伝わってきました。

で。
カイはすぐに元通りになると思ってるので、
めちゃくちゃデリカシーがないんですよね。
2人の温度差がなんかリアルで刺さる(;ω;)ウウウ

でもカイはヒモだけど真性クズではないので、
この一件で一念発起して動き出すのも印象的でした。
ちゃんとしないとって改心するの良きなんですよー!

印象に残るといえば
カイが真性クズじゃないなと思った場面なんですが、
うみが差し出した1万円札に一瞬戸惑う"間"ですよ。
漫画として引きが上手い…!

色んな感情にも読み取れる表情なんですが、
個人的にはショックを受けてるようにも見えました。
楽しい時間から一気に現実に引き戻されたような…。

お金を受け取る時はヘラヘラ笑顔に戻るんだけど、
一瞬サッと曇った表情がカイの本質なんですよね。

後半でカイの本職へと話が展開したときに、
この時の何とも言えない複雑な表情が附に落ちました。
自分は何をやっているんだと情けなさもあったのかな。

これはあくまで私が感じただけなんですが、
カイという人間は深掘りしがいがあるやもしれません。

また萌えポイントで推したいのが【本命DT】!!!

めっちゃ良い。
ヒモやってたくせに全然役に立たなくて、
ドキドキしちゃって、ぎこちなくて、
DTじゃないのにDT全開な初エッチの栄養度高し!

ニヤニヤしましたねぇ( ´艸`) フフフ
本命DTからしか得られない栄養ってマジあるわ。

オアイコ。 コミック

美山薫子 

人生で大切な人

評価は神寄りです。あとで変更するやも。

表紙が可愛すぎませんか!?(∩´///`∩)
キュンキュンしつつ試し読みへ移ったら、
これまたキュンキュンが止まらーーん!!

個人的に高校生BLが好きってのもあって、
1話目のファーストコンタクトが好きすぎた。

全く交わることがなかった同級生と
ひょんなことから仲良くなってくの良き…。
キッカケなんて些細だったりするんだよね。
可愛い…。とてもとても可愛い…。


さてさて。

攻め:清春
校内カーストトップの中心人物だけど
本当は周りに合わせて流されているだけです。
枠からはみ出ることを恐れてを本音は出さず。

そんな人間関係に息苦しさを感じながらも
状況を変えるほどのエネルギーもなく淡々としてます。

受け:ミズキ
図書委員でいつも黒いマスクを付けています。
(友達は普通にいるみたいだけど、)
(描写としてはいつも1人で登場はしなかった)

飄々とマイペースなようで、
実は誰にも言えない隠し事の重さを感じてます。


ひょんなことで話すようになり、
一緒に過ごす時間が楽しくて楽しくて、
もっと一緒にいたい…
ずっと一緒にいたい…
ってなるんだけど清春には彼女がいるんですね。

清春は彼女といるのはシンドくて。
友達に合わせるのも本当は疲れる。
ミズキといるほうがずっとずっと楽しいんです。

そんなこんなで友情から恋に揺れる様が
甘酸っぱく切なくも可愛さ満載で描かれてます。


清春は彼女は友達の前だとクールなのに、
ミズキの前ではいつも笑顔でワンコになるギャップ。
これが個人的にキュンキュンしました!(∩´///`∩)

ミズキといるのが楽しくて仕方ない感じが伝わり、
読み手の心までときめかせてくれる笑顔が堪らん。
ミズキへの特別感が更に良き!(∩´///`∩)

でもコレってミズキとの物語だから楽しいけど、
友達や彼女に対してはとても失礼なことなんですね。
心のどこかでバカにして一歩引いた態度で下に見て。

そういった部分への切り込みがちゃんとあって、
自分の傲慢さを省みるのがとても良かったです。
高校生の成長点を感じました。

で。清春から見たミズキなんですが、
フラットな思考を持っていて偏見がないんですね。
他人の目を気にしてる清春には目から鱗なんです。

でもミズキ視点になるとそれには理由があって…。

枠をはみ出ないよう"普通"を装ってるミズキと、
他人の目を気にして、他人に流されてきた清春。

元を辿ると案外根っこは同じだったりするのかな…?
なんとなく埋められなかった心の穴を、
出会いによって心が楽になっていくカタルシス良き◎

いや~~~~…もぅめっちゃ好きです。
こういうの大好き。唯一無二って最高。

あの日、出会うことがなければ今も他人のままで、
なんとなく隙間を抱えて生きていたと思うと胸熱。
人生で大切な人に出会った奇跡がグッときます…!

出会えて良かったね!とシンプルに刺さりました////

初えっちは描き下ろしでやっと。
ちなみにアニメイト小冊子もエロエロで、
とにかくミズキがめっちゃえっちでした!
(清春は余裕なしw)
(本命DTっぽくて萌えるやつや!)

だらだら余談:
個人的には大学後が気になる所ですね。
ミズキは就職も東京だろうし、
清春は最初に言ってたまま親の会社…?
就職後もずっと遠距離は厳しくない…?

刹那的な情熱で終わることは無いと思うけど、
でも距離って怖いよ?とリアル思考が過ぎる。ムムム。

三十路すぎてからの初々しさって良きですね…!

終わりがちょこっと残念で☆3にしちゃったけど、
全体的の感想は☆3.5~3.9ぐらいです。
辛口評価だけど個人的に好き系なので楽しく読了。

表紙が……なんて言うか、、試されてますねw
(まぁまぁ勇気がいるやつw(;´∀`))
(電子で買いました←)

インパクトのある表紙ですが、
 ・攻め:恋愛に縁がないまま三十路を迎えた男
 ・受け:相手がクズばかりでまともな恋愛未経験
という恋愛初心者同士のウイウイしたお話です。

30になってから初めて知る恋…!
分別のある大人だからこそ、
相手の立場を慮って我慢しちゃうもどかしさ…!

いや~~~ウイウイで可愛かったですね。
攻めの真面目さがほっこりしてて温かいです。


さてさて。

受け:明日見
付き合った経験はあるものの、
クズ相手に流されてセックスが大体のパターン。
セックスで気持ち良くなったことがありません。

攻め:雄谷
肛門一筋30年 (作中に書かれてるゴロの良さw)
肛門の専門家で肛門への探究心も深い。
恋愛に興味がないまま30を迎えたDTさんです。

セックスで気持ち良くなる経験がない明日見は、
前立腺がないのでは…?と不安になり雄谷に相談。
雄谷は明日見に頼み込まれて診察外で前立腺を確認することになります。

前立腺を刺激された明日見は初めて快感を知り、
快感に震える明日見を見て雄谷も興奮を覚えて。

ーーって感じでアナルきっかけで始まるお話ですが、
これがけっこうピュアなストーリー展開なんですよ!

雄谷が初恋を知る流れが唐突で雑な印象があるけど、
いかんせん雄谷は素直でブレがない真っ当な人間。
自分の中の「好き」という感情を大切にするんです。

明日見が好きだから喜ばせたい。
明日見が好きだから大切にしたい。
明日見が好きだから優しくしたい。

雄谷から陽だまりのような温かい愛情を感じて、
グッとくるんですよー!!!(∩´///`∩)
雄谷の真面目さはめちゃくちゃ好感度高いです。

(看護師さんや患者さんからも愛されてて、)
(とても良い先生なんだなってわかるの良き)

一方の明日見はーーー。
"ゲイ"って理由で今まで嫌な経験があったんでしょう。
ノンケである雄谷の好意を素直に受け容れられません。
雄谷を巻き込みたくないんですよね…。

雄谷からも明日見からも感じられるのは
相手を慮る優しさでした。もどかしいです。

表紙とか1話目試し読みした時の印象と違い
温かさを感じるウイウイした恋が楽しめました。
恋愛に不慣れなもどかしさがキュンキュンする…!

着地点の公私混同が、ちょっとアレで、
ちょっとだったので、ちょっと残念でしたが;;
それ以外は楽しく読むことが出来ました!好き!

ツッコミが足りねぇーーーー!笑

作家買いしている身としては、
いつもと少し毛色が違うテイストが面白かった!

・・・のですが (;´Д`)
帯のラブコメ&アホエロに惹かれた初見さんは
あれ?思ってたんと違う…?ってなるかもです;

岡本K宗澄さんの絵はとにかく美麗なんですよ…!
絵のイメージだけならクールでシリアスみがある。
その絵のままでラブコメ展開は若干テンポの悪さを感じました。

(これギャグなの?笑っていいとこ?)
(って戸惑いがちょっとあったよね…)

少しマイナスなことを書いてしまいましたが、
作家買いしてる身としては新鮮で面白かったです。
ツッコミ不在のラブコメに大笑いで読みました♪

受けの表情が豊かで時々顔芸が出るのも新鮮です。
岡本K宗澄さんの絵で生み出された超美人さんが、
青筋立ててワナワナ歯を食いしばってるだけでなぜか面白い…!

あと真面目な話してる最中なのに
攻めのtんtんが勃ってるのとか。(空気読めw)

攻めも受けもちょっとズレてるとこがあって、
噛み合わないボケ×ボケって感じのラブコメかな?
攻めが受けを溺愛してるのはいつもの安定感です!

読後に一言。
(」°∀°)」{ ツッコミが足りねぇーーーー!笑

評価は☆3.5で萌え2と萌えの間ぐらいかな。
とろ甘なエロスを加味して萌え2で上げます。


さてさて。
学生時代に恋人だった人と再会するお話です。

受け:雪椰
低身長コンプレックスを抱えてますが、
明るくて素直で周囲から可愛がられキャラ。

学生時代に好きだった人に"見られること"が
性的興奮に繋がるようになって拗らせてます。

"見られてて"興奮するのか、
"好きだから"興奮するのか、
違いがわからないまま混乱している恋愛初心者です。

攻め:正親 (チカ)
雪椰の元恋人で昔は雪椰と同じ体格でしたが、
雪椰と別れたショックで身体を鍛えてムキムキに…。

雪椰のことがすっっっっっっっっごい好き。
多分それしか考えてない。
とにかく雪椰が好きって情報しか入ってこない笑


学生時代に雪椰の性癖を狂わせたチカの目線。
大人になって再会し、
またしてもチカの目線に性癖が狂い出す雪椰。
"好き"と"性癖"が混同してパニックを起こしてます。

チカに全て打ち明けてドン引きされるつもりが、
なぜかチカの欲情を煽る結果になって初えっち。
その後はセフレ状態になってしまってーーー。


端的にいえば雪椰が自爆しただけお話ですね!
チカは本当に雪椰のことしか考えてないんだけど、
雪椰は余計な思考が混ざってワー!ギャー!と…。

恋愛初心者ゆえに思考がズレてる雪椰と、
雪椰以外の情報を必要としないマイペースなチカ。
天然みのある2人でボケ同士にしか見えませんw

ホントにね、何度も書くけどね、
「ツッコミが足りねぇーーーー!笑」なんですよ。

2人を見守るポジションの子たちもいるんだけど、
自分で気付きなさいねフフフ…ってスタンスでね。
何にも言わないの!見守るだけ!(マジか…)

そんなこんなで
受けを好きすぎる攻め×恋が分からず暴走する受け
が楽しめました♡既刊の中では毛色が違って良き。

あと描き下ろしの雪椰がめっちゃ可愛かった~!
じわ…っと泣きそうな顔が個人的にツボでした!
あとデビュー作からずっと安定している極上エロスも見逃せません♡

オラオラ×筋肉+メイド服=+゚。*かわいい*。゚+

ホンットに!マジで!
イクヤス作品キャラ+メイド服は大正解すぎる。

ドスドス歩いて、がに股で座って、顔が厳つい。
一見メイドとは対極にあるようで親和性が高く、
フリフリのメイド服が似合ってめっちゃ か・わ・い・い !!(∩´///`∩)

個人的にメイド属性はそんな興味ない分野だったのに
ムキムキでつよつよなメイドに開眼させられましたw
すっごい可愛かった…。
すっごい可愛かった…。
すっごい可愛かった…。スキ。良い。

(コミックスの表紙も良いけど、)
(電子単話のオラオラメイド表紙が更に好み♡)
※口絵でコミックスに収録されてました!ヤター!

ストーリーは四角関係で誤解&拗れが重なり展開。
作家買いしていると慣れ親しんだゴチャりですが、
初見さんだとどう捉えるのか未知数かな…?

登場人物が多く絡み合いも多いので、
人間関係を頭の中で整理しながら読む感じです。
紙本の帯に相関図が書いてあるのでご参考にどぞ!


さてさて。
2CP+モブセフレが加わって、
恋心と思惑と誤解などが絡みあうラブコメです。
メイド服がキーアイテムとなって展開してます。

全員が誤解してるし、拗らせてるし、
なかなかカオス状態にプラスされるメイド服…!
すっごいエッチでかわいいさが溢れてました…!

関係がややこしいので項目に分けて感想をば。


◆荒幡 × 文彦

受け:文彦 (ふーくん)
表紙で雄っぱいバインバインしている元気っ子。
ドスドス歩いて、がに股で座って、迫力あるけど、
「おかえりなさいませ♡ご主人様」が超かわいい。

荒幡に一途な片思いをしているけれど、
荒幡と兄の行為を目撃してしまったことがあって…。
一度は失恋したけれど再度アタックを頑張ってます。

攻め:荒幡
表紙で目が隠れてますが超イケメン。男前。
大学時代に飲み会の悪ノリに絡まれて、
メイド服姿の清彦と一度関係を持ってしまってーー。

今はふーくんのお客としてメイド喫茶に通ってます。


文彦がメイド服を着ているのは荒幡の為、
荒幡の性癖ならばメイド服でも何でも着てやる精神。
結果、ポテンシャルが高すぎて最高のメイド爆誕!
めっちゃ一途で頑張り屋でかわいいんですよー。

一方でちょっと流され体質もあって
兄の清彦を守る為にセフレがいたこともある…。
そのせいで荒幡に誤解されてて恋が進みません。

荒幡はずっと文彦ロックオンにしか見えないので、
読者的には安心して両片想いが楽しめました♡♡
前髪上げるとイケメンなのに隠してるの勿体ない…!

この作品は"ふーくん"の可愛さで構築されてるので、
表紙のメイドさんに惚れた人は是非!超かわいいよ!!

◆タカちゃん×清彦

受け:清彦
文彦をとっても可愛がっている過保護な兄。
1話目試し読みに出てくるメイドはこの人。
大学時代の悪ノリ延長で荒幡と関係持ったこと有り。

幼馴染のタカちゃんに片思いしているけれど、
文彦と関係があると誤解してて既に諦め済み。
タカちゃんと結ばれたい願望は持っていない片思いです。

攻め:タカちゃん
清彦&文彦の幼馴染み。(表紙裏にいるよ!)
変なヒゲと眼鏡してるのはイケメン隠しの変装用です。
メイド服フェチで文彦が着用してるのもタカちゃん作。

ていうかメイドフェチを全員に与えた張本人で、
元を正していくと四角関係を作った原因だったりする。
(本人はただのメイド服が好きなだけなのに…)
(メイド服がキッカケでこれだけ拗れるのオモロ)


こちらのCPはですね。幼馴染なんですよ。
割と"勝手知ったる相手”の部分もあるんですけど、
清彦が少し不器用なので伝わらない部分もあって。

あとタカちゃんがノンケ寄りってのも大きいかな。
清彦とエッチなことをする関係なのに、
そこに恋の感情がついてこないというか…(;´・ω・)

と!思ったら…!!!
一番クソデカ感情抱えてるのタカちゃんでは!?!?
っていうね!!!(最高)

荒幡視点になると清彦への独占欲が重くて萌える…!
本人無自覚だからすれ違うしもどかしいんだけど…!
(幼馴染だから近すぎて分からないの性癖です)
(ありがとうございますありがとうございます)

いや~~~~……ね!
ふーくんが可愛すぎてこっちのCPはそこまで…
とか思ってた自分を恥じてるよ。超いい。好き。
幼馴染のめんどくささがあってニヤニヤ止まらんです♡

2CP共に両片想いを拗らせた結果、
ムキムキでつよつよで超かわいいメイドさん爆誕…!
っていう物語が最高に楽しかったです。眼福でした!
一途でえっちくて可愛かった~+゚。*(∩´///`∩)*。゚+


◆余談:清彦&文彦
個人的にお兄ちゃんムーヴが今超大好物。
ブラコン兄が弟を過保護に可愛がるのに萌える質です。
なので兄弟絡みのシーンはずっとニヤニヤしてました。
ラストページが大好きです!!!!!!

読み終えたところから始まる物語

まるっと1冊かけて
恋と人生のプロローグが描かれている作品でした。
思春期の危うさも含みつつ甘く切なく展開します。

そんで危うい印象はありつつも、
表紙のようなカラッとした夏も似合うんですよね。
相手を想う純粋さが爽やかで甘酸っぱさがあって。

個人的に入り込みづらい点があって☆4ですが
高校生BL大好きマンとしては大満足で読了しました。面白かった!

※攻めも受けもモブとの行為あります注意。
1話目の試し読みが大丈夫なら多分大丈夫。


さてさて。

攻め:七海
陽キャグループにいるノンケ。彼女持ち(だった)。
やんちゃでヤリチンっぽいように見えるけど、
倫理的感覚がキチンとある至って普通の男の子です。

受け:八田守
本人は陰キャを自称してますが、
クラスメイトからは孤高な人と認識されています。
中身はちょっと感覚がズレてる不思議ちゃん…?
倫理観もガバガバで危うさが垣間見えました。

【想い出を、この分厚い小説に乗せて。】
ーーーと帯に書かれている通り、
彼等の出会い・友情・一緒に過ごした季節 etc.
甘く切ない小説の一節をなぞるように展開します。


八田守は高校生の時に小説家デビューしてます。
物語に添えられる小説文章は八田守視点になり、
モノローグは八田守・七海とそれぞれ両視点です。

①八田守 ②七海 ③小説を書いてる時の八田守
結果3視点のモノローグがある状態になるんですね。

この辺が時々ちょっと読みづらかったです。
七海のモノローグのあとに急に八田守に切り替わり、
読み手としても切り替えが追いつかないというか…。
小説としての八田守視点も混ざるから更に入り込みずらい。

私は↑が気になってちょっと萌えが削がれたかな。
それさえ乗り越えたら萌えもあって楽しめました。

個人的に特に好きだったのが…、
お互いにバリバリ意識しまくってる両片想い!!!
「友達になろう!」の言葉に縛られ動けないんです。

距離がめっっちゃ近い…。キス出来るぐらい近い…。
友達の枠は守らななきゃ…。でもでも我慢つらい…。
っていう葛藤!!!焦れったさ!!!

もぅね。夏休みとか実質同棲してますからね。
ご飯作ってる時とかペッタリくっついたりしてて。
でも付き合ってないの!友達は壊したくないの!
でもでも本当はキスしたいしエッチもシたいの!

この距離感たまんないですね。
この期間が一番萌えるかもしれん。

そんで付き合っちゃえばラッブラブなんですよ。
よく今まで我慢出来たね?ってぐらいラブラブ。
特に七海は八田守への愛を惜しまずに注いでる印象がありました。

(八田守は家族のアレコレがあって、)
(いわゆる普通の愛を探している子なので…)
(それを理解してる七海の優しさが温かい…)

でも八田守には七海に言えないことがあって…。
 友達だったら変わらず続いたのか。
 恋人だから壊すしか選択がないのか。
不器用な彼のひとつしか選べない結論が寂しい。
七海の気持ちを考えると涙腺が緩みました。

あ、もちろんハッピーエンドです!大丈夫!

大人だったらもっと選択肢があっただろうけど、
高校生ゆえの刹那的な結論もまた尊いものです。

タイトルにもあるとおり、これはプロローグ。
始まるのはここからなんだと爽やかさを感じました。

武士みたいなナイト攻め×ヤンキー聖女受け

17歳の誕生日を童貞のまま迎えたら
聖女の力が発現して貞操を狙われ始めたーー!?
って感じのドタバタラブコメディなお話です。

攻めは言動がどう見ても武士。武士にしか見えん。
けれど本人は「騎士だ」と言い張るナイト攻め。

受けはヤンキー(っぽくないヤンキー)なのに
聖女の運命を持って生まれた男の子です。
(ヤンキーなのに聖女というチグハグさが良い)

聖女の初めてのお相手には神の加護があるので、
童貞の受けは狙われまくりの貞操の危機ばかり。
なので代々聖女を守る騎士の家系である攻めが護衛につくのですね。

24時間体勢でお護りします!って感じで、
・受けの通う学校に転校し、
・受けの親を説得して住み込みを始めて、
・受けの身の回りの世話をして、
正義感溢れる硬派な武士様っぷりを発揮してました。

聖女と言われてもピンとこない受けは
当然攻めを胡散臭くみてるし、抵抗して逃げますが、
逃げた先で男に襲われては攻めに助けてもらう状態。

童貞捨てればいいんじゃね?
って簡単な話でもなくこれが中々上手くいかないんですよー。

聖女と護る騎士の他にも、
代々聖女を嫁に迎える神の家系も出てくるんですね。
当然男の聖女であろうが関係なく奪いに登場します。

騎士と神が聖女を巡って争いながらも、
少しずつBがLする展開が絡んでお話が進んでました。

騎士には騎士の思惑があったり、
神は決してイイヒトではなかったり、
印象としては読ませる感じの作品だと思います。

但し、設定はかなりフワッとしてます。
(騎士と神の家系はしっかり伝承されているのに)
(聖女の家系だけ誰もわかってないのなんで…?)

BL部分はちょっと心理面が置き去りかなぁ…?
受けが攻めを好きになる理由はわかるんだけど
急に自覚したね!?!?みたいな。

胡散臭い! → 鬱陶しい! → 好き!
って気持ちの移り変わりがパキッとして潔い。
でも好きに変化するととても可愛いくなるので結果オーライ。

個人的に攻めのキャラクター性が好きでした。
何時代の人…?ってぐらい武士っぽいんだけど、
学校では白学ラン着ててこれがまた似合うッ!
(白学ランが似合うって相当だぞ…?)
とっても真面目な人で好感が持てました。

神の存在は物語の良いスパイスだったと思います。

季節の美しさとしっとりした色香が堪らん!

表紙買い大推奨!
小説の絵師でお馴染みの作家さんだけあって、
とっても眼福です…!+゚。*(∩´///`∩)*。゚+

表紙でなんともいえない色気を纏う攻め様は
作中でもずっと!どの角度でも!カッコイイ!
雰囲気・イメージが崩れるところもありません。
ずっとカッコイイ。ずっと眼福。

そして受け様の涙の理由を知ると
思わずもらい泣きしてしまったほどグッときます。
めっっっっっっちゃ良かった…! (;///;)

もちろんストーリーも良いのですよ。
しっとりとした色香が感じられる雰囲気があり、
季節が感じられる美しさの中にポツンとした穴。

何かを忘れているもどかしさが切なく、
それを包み込む優しさが甘く感じられました。
温かくて素敵なお話です(;///;)

(作者さんのXで1話が公開されてますので、)
(気になる方は是非チェックしてみて下さい^^)


さてさて。
鬼が四季を司る世界観のお話です。
鬼の美しさや心の状態は季節に反映されるので、
鬼が安定していると人間も過ごしやすい状態に。

(リアルを当て嵌めると昨今の猛暑は)
(夏の鬼様が荒れ狂ってるってことになる)
(どうか静まり下され…祈)

攻め:立夏
夏を司る鬼です。
過去にある理由で邪氣を使い果たしてしまい、
今は少しずつ回復させている途中にあります。

邪氣回復は基本的に眠ること。もしくは、
他の鬼の精気や唾液の摂取で大幅に回復します。

受け:涙
梅雨を司る鬼です。
立夏の弱体化に伴って夏の補佐をするために、
梅雨を担当する第5の鬼になりました。

梅雨が過ぎても夏の間は立夏と暮らし、
立夏の身の回りの世話をして過ごしています。

邪氣回復の名目で攻めフェ…やらチューやら
イチャイチャして仲良く暮らしてるんですが、
(※付き合ってない)
ある日、涙は胸がザワつく夢を見るんですね。

夢の話を立夏にすると、
何か知ってるような感じで妙に歯切れが悪い。
聞いても「秘密」と答えられてしまってーー。

あの夢は一体何…?
立夏が邪氣を失った過去とは…?

といった感じでストーリーが展開します。


いや~~~~~もうね。
しっとりとした感じの話運びがめっちゃ良きです。
色気をまとっててグイグイと引き込まれました。

色香はキャラビジュアルも影響もあるのかな…?
立夏はもちろんのこと、
春・秋・冬を司る鬼も全員もれなく+゚。*美*。゚+
鬼同士のやりとりも眼福で魅力的なんですよー!

ちなみに一番絡んでくるのは秋の鬼で、
今回ストーリーを進める要になっていました。
(何も話さない立夏では進まなかったと思ふw)

秋の鬼が余計なことをして、
立夏がブチ切れてるシーンがめっちゃ好き…!
(え???顔近すぎん????好き!)

コレ↑涙がいる間は穏やかに微笑んでるのに、
涙が帰ったあとにバチバチにキレるのがド萌え。
キレてる部分は涙に見せないのがめっちゃ良い。

で。
立夏と涙の間には大切な思い出があるんですが、
今の涙は忘れてしまってる状態なんですね。

なので2人の思い出だったはずが、
立夏だけの1人の思い出になってしまった。
口には決して出さない切なさがジンワリと伝わるのです。

記憶喪失とかで片方だけが覚えてるアレ、
めちゃくちゃ萌える質なのできゅ~~ときました。
本当のことを伝えない立夏の気持ちがグッとくる。
立夏はすごくすごく優しい鬼なんですよ(;///;)

表紙で大粒の涙をこぼしている涙ですが、
実際は泣かない子です。泣けない理由があります。

他人を慮ってばかりの涙の我慢強さと
涙の幸せを願っている立夏の思いが重なって、
胸にグワッと込み上げるものがありました(;///;)
読後にタイトルの意味が理解できる仕掛けも良き…

他にも小鬼が実質猫チャンで可愛いし
鬼に付いてる動物(立夏は狐・涙はツバメ)など、
モフモフ要素も魅力がたっぷりで満たされました♡

ただ一つ名残惜しい点は、
冬の鬼の登場が少なくない?
これで終わらせちゃうの…?
こんな強キャラほっとくの勿体ないよ…?

秋も冬ももっと見たいよーーー!。゚(゚´Д`゚)゚。
続編もしくはスピンオフ求む!!。゚(゚´Д`゚)゚。

全てを捨てて選んだ愛し子との生活

評価は神寄りです。
まさか泣くと思わなかった…。良かった…!

国政を担う攻めが全てを捨てて選んだ愛し子。
攻めは受けを保護して大切に大切に育てて、
受けは攻めの庇護下で無垢にすくすくと成長。

しかし、その間に国力が少しずつ衰退して……。

って感じでお話が展開するんですが、そんな中で、
隠れながら必死で生きる姿に泣けてしまう(;///;)

これ、愛の選択を迫られるお話なんですよ…ッ!
健気愛に弱くて涙腺ガバガバなのでアカンでした。

以下、個人的萌えポイントの吐き出しをば……↓↓
 ・大人な攻め様がすごくカッコイイ
 ・疑似親子の始まりが泣ける
 ・攻めが受けを育てる設定に弱いんだよー!
 ・過保護に育てられた受けの健気さが刺さる
 ・年の差20歳という背徳感
 ・攻めが獣人!狼獣人!╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
 ・モフモフもある…最高
 ・保護者攻めに萌える質にはドストライクが過ぎる

萌え要素も満載なので好みが同じの方は是非。
めっちゃ良かったー!好き!(∩´///`∩)


さてさて。

攻め:ゼノ 白狼族 (狼獣人)
国王の弟で王位継承1位のお人。
人望が厚く、能力が高く、従えるカリスマ性もある。
国民からの人気も高いので国王からは疎まれてます。

姉弟同然で育った乳母の娘に子どもを託されました。
ゼノは遺言にそって城には戻らずに国を捨てて、
子どもを守りながら森で隠れるように生活しています。

受け:ユキハ アレキサンドライト族
希少な民族の唯一の生き残り。当時2歳。
母親が亡くなる寸前にゼノに預けられて、
ゼノにめいっぱい愛されて育った無垢な子どもです。

ゼノが王太子であることや、
ユキハが希少民族であること、
帰る村は既に滅ぼされたこと、全て知りません。


疑似親子のように生活してきた2人ですが、
ユキハが17歳になって初めて精通を迎えると
少しずつ距離感に変化が出てくるんですね。

子どもの頃のように屈託なく甘えられなくなり、
ゼノもさりげなくユキハから距離を取り始めて。

親子愛から恋愛の自覚、性の目覚め、欲情。
ゆるやかに変化する関係が官能的に描かれています。


まず特筆したいのがゼノの大きな大きな愛情。
大切な人の忘れ形見でもあるユキハへの
惜しみない愛情がとにかく広くてとても深い。

ゼノは狼獣人なので、愛し方も狼の特性があり、
誓った相手は一生モノっていう執着も良きです!
(おおかみさんの番システムめっちゃ好き)

で。国で2番目に偉い人だったけれど、
なんの未練もなくアッサリと捨てるんですよね。

大切な人たちの凄惨な死の痛みを
ユキハを育てながら癒やしていく印象もありました。
ゼノにとってユキハの存在が生きる意味なんですよ。

それほどまでに大切なユキハに対し、
いつしか欲情を抱いて葛藤してるのも良きでした。
側に居たいけど側に居ると苦しい…みたいなやつ。
めっちゃ萌えました。(保護者攻めの葛藤大好き…!)

ユキハは2歳~7歳~17歳と成長過程が見られます。
2歳のユキハが泣いてるシーンは抉られました;;

何も知らないままゼノの庇護下で生きてきたユキハ。
ゼノが与えてくれた森での生活だけが全てで、
純粋無垢さが癒やしであり、同時に切なさも感じる。

何も知らないって罪なんですよね(;///;)
(何も教えないゼノが悪いんだけど…;)

ゼノが王太子と知って、
苦しみながらひとつの決断をするのが刺さります。
気付いたらハタハタと泣きながら読んでいました。

また、表紙も強く印象に残る美しさで大好きです。
色のトーンとかもめっちゃ好み。カッコイイ。