うわわわわわ~~~~~!!!(;////;)
すっっっっごい良かった!!!(;////;)
救済の要素もあるのでお好きな方は是非…!
っていうのもあるんですけど、
シンプルに三つ巴ラブの感情の絡み合いが良い。
3人の中で攻め受けは完全な両片想いで
もう一人はいわゆる当て馬ポジなんだけど、
受けにとっては弟の様に大事な幼馴染なんです。
それこそ攻めとの事後でも連絡があれば
心配して駆けつけちゃうぐらいには特別で大事。
でも受けにとっては当たり前で無自覚っていう。
受けと当て馬は言わば共依存の関係なんですね。
で。そんな2人を冷静に見つつ、
受けの心を救っていく攻めの言葉や行動が良い…!
でも当て馬も悪い子じゃないので
こっちサイドにも感情移入しちゃうっていう (泣)
切ないけれど素敵な物語でした(;////;)
大好き!!!!!!
さてさて、前置きが長くなりましたが……。
受け:浅見
面倒見が良く世話焼きオカンタイプなんですが、
幼い頃のトラウマが起因していて切ないのです。
"役立たず"にならないよう頑張って生きてる。
それが浅見にとっての当たり前で、
役に立つことで自分を保ってる風にも見られます。
攻め:千晃
全てにおいて無頓着で超マイペースで無欲。
(ゆえに浅見は『千晃の欲探し』をしています)
って思っているのは浅見だけです。
千晃の中には"欲"がちゃーーーんとあるんです。
読者的にはニヤニヤニヤニヤするやつでした。
無表情で不器用そうに見えるけど、
言葉の端々から感じる優しさにスパダリ感が滲む…。
ってかあれ?スパダリなんじゃないか…?ってなる。
当て馬:宝
浅見の年下幼馴染。
浅見に対する態度は甘えん坊で我儘な王様です。
我儘放題されても浅見にとっては可愛い弟分で、
文句言いながらもせっせと世話してるんですが…。
それこそが共依存と言いましょうか。
浅見の中にある"役に立たないと"ってやつは、
もぅ強迫観念に近いものがあるんですよね…。
宝が我儘を言うことで"浅見の役割"が出来るんです。
そして浅見のトラウマである"要らない"は、
宝も同じ経験をしてて同じ痛みを知る者同士でーー。
いや~~~~もうね。
関係は割とシンプルに成り立ってるんですが
(千晃と浅見は片思いといえど相思相愛だし)、
感情の中にトラウマなどが絡むから泣いちゃうっていうか。
千晃の立場からすると宝の存在って厄介だけど、
宝の存在があって浅見が生きてこられたっていう。
(ちょっと大袈裟かもしれんけど個人的解釈です)
でも「役に立たないと生きられない」って
やっぱり違うじゃないですか。好きな人なら特に。
宝と浅見の関係だと傷はずっと塞がらないままで。
そんな共依存に割って入る千晃なんだけど、
強引に引き裂くようなマネはもちろんしません。
宝に対してだと静か~にバチバチしつつも
あくまで浅見第一に考えてるスパダリ感が良き!
(例えばなんだけど、)
(浅見が宝の為にしていることがあったら)
(千晃は「じゃ俺が代わりにやるね」って言うの)
(そんで「浅見は浅見のやりたいことして」って)
浅見は全然気付いてないんだけど
千晃からは終始愛が溢れててグッときました////
それは愛ですね…?愛ですよね…?愛だーーー!
っていう興奮が止まらん(∩´///`∩)
千晃の興味を引くモノ、琴線に触れるモノ。
浅見はずっと探し続けてるけど、
浅見だよ!浅見のことだよ!浅見しか居ないよ!
っていう興奮も止まらん(∩´///`∩)
浅見のトラウマは根深くてしんどいです。
宝には宝なりの、千晃には千晃なりの、
全く違うそれぞれの寄り添い方があるんですね。
宝の共依存関係も悪くは無いんだけど歪で、
やっぱり千晃が大事な事を伝える安心感は強かったです。
後半に向かうにつれて涙涙でした(;///;)
また描き下ろしが17Pもあって、
本編の補足がしっかりされてて良かったです!
"人魚になったら"の意味で泣いちゃったよ…。
(※作者さんのXに1話アップされてますー!)
『ふたりぼっちの恋物語』の言葉に釘付けで
購入に至ったんですがめーーちゃ良かった…!
人間×半吸血鬼の物語なんですけど、
"普通の人間"からは生活も感情もかけ離れてて。
どちらも"何ひとつ持たない者"同士なんですね。
でもギブアンドテイクで一緒に暮らし始めて
こういう言い方はよくないかもしれないけど…、
普通の人間らしい生活の真似事をしていくんです。
カップラーメンは健康に良くないぞ!
身体にいいものを食べろ!食材は手に入れた!
食材だけでは食べられないだと…?料理…??
なるほどオーケー!勉強するわ!
っていう最低限のところから生活を始めてて。
感情すらも持たなかった攻めが、
半吸血鬼との生活で人間らしさを知っていく。
『孤独な者同士の恋』ではなく、
『ふたりぼっちの恋』の言葉がしっくりきます。
2人で暮らす六畳一間は時にコミカルで明るく
失敗した料理も一緒にお風呂も楽しそうで…!
やだもぅかわいい~~~!ってなるんですが、
バックボーンは重くて攻めの生業は殺し屋。
プラスして異種族で共存する切なさもあり。
闇と光のアンバランスさがあって没頭しながら読みました。
さてさて。
受け:沙羅
半分人間・半分吸血鬼。人間だった頃の記憶なし。
吸血鬼のなり損ないゆえに家族の中で疎外されて、
ひとりで寂しかったことだけが伝わりました。
人間のこと、人間の生活、何一つ知りません。
攻め:叶瑛
幼い頃に育児放棄されたまま大きくなったので
感情は何一つ持たず、生きることの執着もなく。
孤独という概念すらなく常に『無』な人間です。
ゆえに吸血鬼の沙羅と出会っても『無』
食料扱いされて血を吸われようが『無』
沙羅が勝手に転がり込んで居候しても『無』
ついでに書くと
そういう環境なので性的無知でDTです…!
この顔・この身体でDTです…!(ビックリした)
そんなこんなで出会った彼等。
沙羅は叶瑛の血を吸わせてもらう代わりに
叶瑛の身の回りの世話(住み込み)を始めました。
沙羅は半吸血鬼で人間の習慣に無知だけど、
感情はとても豊かでコロコロ表情が変わります。
楽しそうに顔を輝かせる時はとても愛らしい!
で。沙羅にとって叶瑛は食料なので、
・叶瑛の為にご飯作る→血の為に元気に生きろ
・叶瑛の怪我の心配 →血の為に元気に生きろ
なんですよね。
でも叶瑛にしてみたら、
心配されるのもご飯作ってもらうのも初めて。
少しずつ少しずつ感情が芽生えていくんです。
人間として生きる感情を知らない叶瑛が
人間じゃない吸血鬼によって感情を知っていく。
少し皮肉さがありつつエモさを感じます(;///;)
そして感情が変化していくのは沙羅も同じでーー。
人間時代の記憶がない吸血鬼の沙羅が
この作品においては一番人間らしいっていうね!
人間の真似事を楽しむ姿が切なキュンなんです!
感情を知り始めた叶瑛は大型ワンコ化してて
こちらもかわいくてキュンとしました。
ちょっと歪でぎこちないところがさらに良し◎
DTで初めてエッチの気持ちよさを知ったあと
猿化しちゃうところも精神的未熟さが出てました。
本当に何も知らず与えられず生きてきたんだなと。
そんな切ないバックボーンを抱えながらも
沙羅との生活を喜び、心を動かし、守り、生きる。
少しずつ変化していく姿がめっちゃ良かったです!
ハッピーエンドではあるけれど
沙羅の過去は少し気になるかなーと…(;ω;)
そもそも何時の時代に吸血鬼になったんだろ?
服装はクラシックで現代とは程遠いんですよ。
そんで吸血鬼の父はいるけど
遺伝子的な意味の血の繋がりはないけど家族…?
家族の概念とかどうなっているんだろ???
沙羅に関しては謎が多くキリがないので
とりあえず今は叶瑛と幸せに生きてくれれば良し!
愛を知っていくお話でとても良かったです。
(沙羅だけ鏡に映らないのとか切ないけど…)
(多分寿命も違うよね?先はどうなっちゃうんだ)
3年ぶりの新刊です…!待ってました…!!
うわ~~分厚い!!うれしいぃぃ (;///;)
2巻もめちゃくちゃ良かったです。
泣きたくなるような気持ちが迫り上がって、
少しだけ息が詰まって苦しくなるんだけど、
大丈夫だよって包まれてる感じもする。
【言葉】と【感情】と【伝える】こと。
1巻の時から徹底して丁寧に紡がれていますが、
これって読者に対してもだな…と実感しました。
十嘉と五十鈴だけの世界で完結せずに
読者にもわかりやすく画面から伝えてくれる。
読者を置いてきぼりにしない感情のやりとり。
ゆえに優しさですら少し泣きたくなるような心の震えがくるんだなと…。
例えばなんですが、冒頭の映画館のシーン。
私は健聴者だけど五十鈴の気持ちがわかるんですね。
映画を観たあとの興奮ってその場だけの生感であり、
感想を話す相手がいなくて悶々としながら帰宅し
家族に聞いてもらう頃には直後の興奮は収まってて。
BLを読んでる時もそうなんですけど、
一旦自分の中で感情を飲み込むと感想が書けない。
(なので、いつもレビューは読み終わった後に)
(感情の赴くままバーッと書いちゃってる…;)
五十鈴の中にある感情のズレの表現が上手いなと。
冒頭で一旦泣きました。わかるよ…!五十鈴…!
そして1巻で2人の関係の下地が整ってるせいか
2巻は五十鈴の感情が常にダイレクトに描かれて。
表情に言葉が全部乗ってる感じがする…!
「好きです」って言葉にしなくても
全身から「十嘉くん大好き」が滲み出てて可愛い。
んで十嘉はというと、
五十鈴の言葉を逃さないよう"見てる"わけで。
それこそ僅かな機微すらも逃さないほど見る。
そんな十嘉が気付かないわけがないよね…!!!
っていうさーーーーー(尊みの大の字)
そんなこんなで、
2巻の五十鈴は表情の変化がめちゃ良かったです。
安心感、喜び、心を締め付けるような愛しさ。
はしゃいでる様子も見られてグッときました。
1巻を鑑みるに五十鈴が素直にはしゃげるのって
相当信頼してないと出来ないですもんね(;///;)
五十鈴が可愛い…。可愛さ爆発しておる…。
五十鈴といるときの十嘉も随分変わりました。
表情が豊かになったし、
自分の弱さも全部言葉にして丁寧に伝える。
五十鈴といて自然に変わった部分でもあるし、
五十鈴のためにしていることでもあるんですね。
"形にしないと"
"五十鈴を置いてきぼりにしてしまう"
このモノローグがとても印象に残りました。
伝えることで五十鈴を1人の世界にしない優しさ。
十嘉の五十鈴を想う気持ちがグッときます。
音楽の世界ではまだまだ藻掻いてる最中ですが、
「感情」と「聞くこと」と「伝えること」に
真摯に向き合っている姿はとてもカッコイイです。
五十鈴の言葉を力に変えるトコがグッときました!
そしてついに…!ですね。
読後の今は幸せな微睡みの中をふわふわ浮いている気分です。
アニメイト小冊子は、
ホテル滞在中の幕間のイチャイチャでした♡
十嘉の浮かれっぷりと五十鈴の可愛さが堪能できます♡
うああああああぁぁぁぁぁ(∩´///`∩)
あまりの+゚。*良さ*。゚+ に本を拝んだ。合掌。
終始萌えが溢れててニマニマしっぱなしでした。
(BL読んでない風を気取って、)
(ポーカーフェイスで読むのは不可能すぎる…;)
(ひとりの時しか読めんほどの萌えに感謝!!!)
2巻のレビューでも書いたんですけど、
この作品の中毒性はなんなんだよもぅ…ッ!!!
読めば読むほどハマってどんどん好きになるよー。
3巻も悶えに悶えたので、
萌え吐き出し支離滅裂レビューです。すみません。
さて。
3巻は第三の男・キングこと旺佑が登場しました。
ヒカルの事を『おれの雛鳥』と心の中で愛でてて、
ちょっとヤバ思考ではあるけど悪い人ではないです。
まぁ読者的には
『ヒカルがかわいい雛鳥』なのも同意だし、
『ヒカルの笑顔を守りたい』のも同意だし、
『ヒカルは庇護欲をかきたてられる』も理解できる。
ので、ちょっと過保護さが鬱陶しいものの
キングの心の声に関してはわかりみが深いんですよ!
え?私の声が出力されてる?ってぐらい同担でしたw
(でも邪魔は許さんからな)
最初は当て馬登場に不安があったけど、
全ッ然!全ッッ然!!!心配なく楽しかった!!!
むしろ良いスパイス&発破かけになってて良き!!
で。3巻の帯見て下さいよ。最高じゃないですか?
【見ないふりしろよ】
【余裕のない俺なんて】
あの忍が!あの忍が!!余裕を失うなんて…!!!
萌えしかないやろーーーーー!!!!!(∩´///`∩)
これね、めちゃくちゃ良かったです。
キングのこと気にしない素振りをみせてるけれど、
無意識にマーキングしちゃったり、
嫉妬が隠せないガツガツしたエッチしたり、
忍の雄みと色気が100倍ぐらい増しててヤバイ////
(嫉妬が隠せないエッチは漫画で萌えたあとに)
(作者さんのあとがきで2度萌えたので更に美味)
そして忍が余裕の失っているのは
あくまでも<ヒカルに対して>なんですよね。
ヒカルの前だから余裕が保てなくて、
ヒカルの前だから嫉妬が隠せなくて、
ヒカルの前だからポーカーフェイスが出来ない。
だからキングの存在自体が単に面白くないだけで、
キング本人には余裕の牽制をかますのが最高でした。
↑この牽制シーンはガチ悶絶モノです/////
私は机に突っ伏してしばらく叫んでましたね。
1度心を整えないと読み進められないぐらい、
致死量レベルのかっこよさを浴びてハァハァハァハア。
(当て馬牽制選手権が開催されたらダントツの1位)
(表情・目線・言葉全てにおいてカッコ良すぎる…)
忍とキングが水面下でバトルしてるというのに
ヒカルはマイペースにピカピカしてて可愛いです。
(雛鳥って言われるのはそういうとこだよ…!)
忍に愛されてる自覚を持つこと。
ヒカル自身が忍を信じて愛すること。
2つが重なったヒカルはより一層愛らしく、強い。
1巻の時はナルシストの勘違いで事故った場面も、
3巻ではすべて間違いじゃないですからねー!
羞恥心抱えてしょんぼりしてた姿も可愛かったけど、
やっぱり愛されて嬉しそうにしてる姿がよく似合う。
ヒカルのピカピカな笑顔にキュンキュンしました。
そしてそして見逃せないのがヒカルの名場面。
タイトルにかけた言葉が最高にかっこよかったです。
ラストに小さく目に溜まった涙がグッときました///
ちなみに今回はキング視点がけっこうあるので、
マスター&ツインズの出番は比較的少なめかな…?
でもいつものノリで明るく元気で可愛かったです!
本編の修正は電子・紙本はほぼ白抜きでしたが、
アニメイト小冊子は+゚。*神*。゚+の忍チンでした♡
ヒカルのご奉仕でエチエチです////
うわ~~~!(∩´///`∩)これ、めっちゃ好き!
照れ顔大好物マンだからギュンギュン萌えた!
あと特筆したいのが+゚。*ツンデレ攻め*。゚+
好きな子に意地悪しちゃう小学生レベルのアレで
素直になれなくて悶々としてるのが可愛い~~!
(※攻めは表紙の黒髪です)
個人的に好きな属性が詰まってて
終始ニヤニヤニヤニヤしながら読みました◎
満たされた~~~!大満足+゚。*(∩´///`∩)*。゚+
さてさて。
受け:那緒
オープンゲイというか、
隠してなかったら尾ひれと共に噂が広がった感じ。
男運がなくて、別れるたびに何度も傷ついてます。
愛のあるセックス経験も無し。
学部では噂の的で浮いているけれど、
気を許した相手には明るくて人懐っこい子です。
徐々に懐いてく変化がめっちゃ可愛かった~!
攻め:美澄
ノンケだったハズが気付いたら那緒に落ちてた人。
好きになった相手の前じゃ素直になれず、
つい小学生レベルの悪態をついちゃう不器用な人。
んで、後からめっちゃ凹んで1人反省会もしてる。
悪い子じゃないです。
ただ那緒の前だと気持ちと行動が一致してないだけ。
(ここがめっちゃ萌えポイントです!!)
学部内では浮いてて友達がいない那緒だけど、
美澄だけはやたら絡んできて悪態をついてきます。
当然、顔を合わせる度にケンカケンカで仲が悪く…。
ある日、売り言葉に買い言葉でワンナイトに至り、
初めてエッチの快感を知った那緒がセフレを提案。
実は那緒のことが好きだった美澄は快諾 (?)
そんなこんなで2人の関係が始まっていくお話です。
これ、美澄視点となると、
・好きな子とセフレでも関係が持てた!
・素直に想いを伝えるキッカケが出来るかも!
・那緒の可愛い姿がいっぱい見られて嬉しい!
っていう美澄のいじらしさが詰まってるんですよ~///
内心はデレて那緒の可愛さを堪能してるくせに、
顔はスンとしてて捻くれた言葉しか出てこない。
そんで素直になれない自分に悶絶して落ち込む。
↑この3点セットに萌えて萌えて仕方がなかったですv
那緒の男運の悪さはバックボーンがありました。
運っていうか…単に愛情に飢えている子なんですね。
だから好きって言われるとすぐに好きになっちゃう。
"好き"の言葉の裏・人間性まで見てないゆえの男運の悪さなんです。
逆に言えば、那緒も元彼たちのことを
本当の意味で好きじゃなかったんだろうな…。
その点で言えば、
美澄は言葉や態度は悪くても内心ベタ惚れだから
エッチは丁寧だし愛情はめちゃくちゃ込めてるし
やっぱりね、そういうのってなんとなく伝わりますよね…!╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
誤解とかもあってすんなりとはいかないけど、
那緒の中で美澄の存在が育っていくのが良きでした♡
で!!!!
ツンデレが素直になった瞬間って
最高のカタルシスがありませんか???(あります!)
ずっと素直になれなくて、反省ばかりで、
誤解して、すれ違って、落ち込んで……。
そんな美澄が素直になった瞬間がもぉぉぉ神でした!
萌えが…萌えが…、瞬間最大風速で…(∩´///`∩)
心臓ギュッてなったハァハァ息切れしながら読んだ。
ここに至るまで美澄の隠れデレは見たけれど、
"那緒に伝えるための言葉"はやっぱり特別ですね。
真っ直ぐで可愛くてめちゃくちゃ良かったです…!
「今まであんな態度ばっかで」
「信じてもらえねぇかもしれないけど」
っていうのがさー。なんかもぅ更にグッとくるよね。
信じてもらえなくても大事な事は伝えなきゃ!って。
はぁ~~~栄養価バリ高~~~!!!(∩´///`∩)
上下巻合わせてのレビューです。
上巻のレビューでも触れましたが、
海外の特権階級による寄宿舎制度を模した学園で
閉鎖的空間で繰り広げられるドラマ性が良き…!
こちらの【薬袋×奈良崎】の物語は、
居場所を失ったことに気付いた青年と
傷ついている彼の居場所になる青年の箱庭が描かれています。
特殊な寄宿舎に入るということは、
大なり小なり"体の良い厄介払い"を意味してたり、
複雑な家庭による"ワケアリ"であったりーーー…。
そういった傷を全部飲み込んで特殊な環境で暮らす。
そんな中で自ずと生まれた恋心は依存と呼ぶべきか。
厄介払いされたと気付き情緒不安定の薬袋に
「お前の居場所を作ってあげる」と微笑んだ奈良崎。
寄り添い合っていた関係は刻々と変化していきます。
「先輩のペットじゃないよ…」
「早く人間(対等)になりたい」
という薬袋の痛みがドッと流れ込んで切ないです。
15歳という年齢よりずっと幼く見える薬袋の
成長の第一歩…、始まりだったかもしれません。
いっぱい泣いて、もがき苦しんで、答えを探す。
そんな過程を経ての現在軸が胸熱なんですよね…!
身体だけじゃなく精神面も立派に育ってて、
え?たった1年で…!?ってなる。成長幅えぐぅ。
対して奈良崎。
いつも微笑みながら腹の底は絶対見せない男が
ほんの僅かに緩むのは薬袋の前だけなんですが、
本人無自覚っぽいところが堪らんです////
自分のことを汚らわしい欠陥品だと思ってて、
だからこそ薬袋から離れなきゃって思ってて、
でもなぜか離すことができない。
読者にすら心の中を見せないキャラでありながら、
薬袋をめちゃくちゃに可愛がってるところがグッときます…!!!萌!!!
そんでさ、結局最後まで奈良崎の口から
「好き」って言葉を聞けなかったんですよね…。
口にした薬袋への感情は「可愛い」だけだった。
ちょっと発展途上な感じもまた学園モノっぽいし、
いつかその言葉を口にした時こそ
薬袋は本物の"人間"になれる時なのかもしれない。
もしくは奈良崎の中に既に好きは自覚してるけど、
今だ欠陥品だと思ってるから口にしないだけかもしれない。
この読み取れ無さが奈良崎らしさがあって好きです。
行動の端々に薬袋だけは特別なんだってことだけは
十分に感じ取れるから大満足…!+゚。*(*´∀`*)*。゚+
下巻は特に痛々しい場面が多かったですが
独特な特殊空間で依存と恋の関係性に萌えました////
大好きです。
箱庭BLってどうしてこう萌えを擽るのでしょうか。
2人だけのサンクチュアリという尊さ。
壁1枚隔てた向こう側にある秘匿空間。
他の誰にも介入出来ない世界ーーー。
こんなん萌えるなってほうが無理でしょ!!!
+゚。*(∩´///`∩)*。゚+ +゚。*(∩´///`∩)*。゚+
全腐女連合で手と手を取り合って尊さを噛みしめよ…
さてさて。
上巻のレビューですのでネタバレは抑え目で、
個人的オススメ萌えポイントをば。。。
①パブリックスクール特有の空気感。
普通の寮じゃないのよ。
親の権力をも人間関係に影響する歪さがあるけど
その中でノブレス・オブリージュの精神が生まれ
そこから始まるドラマ性が本当に堪らないですね…。
(※注:日本には貴族制度がないので、)
(表現はそんなに露骨ではなかったです)
とりあえずパブリックスクールに萌えを感じる方、
是非読もう。
②現在軸から過去に遡って描かれる構図
上巻の表紙は攻めです。
今でこそ大きくて頼もしくてカッコイイ風ですが、
入学時はというと……。
ギャップがもぅもぅヤバイです!!!!
ちっちゃくて可愛くて小生意気で守って上げたい。
そこから表紙の姿に至るまでの成長幅を見守り隊。
ちっちゃい攻めやギャップに萌えを感じる方、
是非読もう。
③カッコイイ受け様
下巻の表紙は受けです。
美人で、腹の底を見せなくて、権力者でもある。
攻めを守る盾となる豪胆さがカッコイイのです。
その反面、見え隠れする繊細さが堪らん…。
一癖も二癖もある男前な受けに萌えを感じる方、
是非読もう。
④細やかな設定資料
上巻の描き下ろしに入っています。
学校内敷地見取図・寮内の間取り・各個室。
暮田さんの綺麗な画面と文字で説明が補足され、
妄想が広がります…!
そして他の寮生たちの紹介もあって、
既に登場しているキャラから未登場のキャラまで
今後のCPが見られるの本当に有り難いッ!!!!
上記好みが合う方は是非に。
ネタバレ込みのレビューは下巻にしますー!
2巻もめちゃくちゃ良かった…!!!
ひろが5歳になって直面する"普通"との違い。
ゲイ夫夫が子どもを持つことへのキツイ言葉。
「違うことは悪いことじゃない」
自分たちが胸を張って生きていられるように、
慎重に子どもに伝えていく姿に胸を打たれました。
昨今よく話題になる『多様性』って、
本当はこういうことなんだろうなって思うのです。
あなたは○○なんだね、
わたしは○○なんだ、
みんな違ってみんな良いねって笑い合う。
優しさと純粋さで出来た世界が荒んだ心に沁みます。
『多様性』って言葉が暴走している今の現実世界で
1度はコレを読んで1回リセットしよ!ってなる…。
仲直りも子どもから学ぶものがありますね!
大人から子どもへの影響力、
子どもから大人への影響力、
大事なことを教えてもらってる気持ちになります。
ちょっと堅苦しいレビューをしてしまいましたが、
2巻もひろの癒やしパワーが溢れてます…!!!
奈央や愛がめいっぱい愛情を注いでるからこそ
ひろの自己肯定感が育っているの良きの良き♡
5歳になって理解力も語彙力が増えてきました。可愛い。
奈央も1巻に強くなっていきましたね~!
「大丈夫じゃない!」
がスルッと出てくるようになって感動しました///
偉い!偉い!
(前なら大丈夫って自分に言い聞かせて、)
(絶対我慢してたとこなんだろうな~…泣)
(愛の愛情深さの賜物だよ…)
そして今回ひろの命名について触れられてて、
もぉぉぉぉ泣いちゃいましたよ~。゚(゚´Д`゚)゚。
事情はわからないけれど、
ひろを生んだママの愛情を感じられて良かった!
繋がってる、紡がれてる、幸せがグッときます。
2巻も心が温まるお話でした。
この作品は優しい気持ちになれるとこが大好き。
駄目な自分でも受け容れられてもらえる感覚がある気がします。
(この作品は言葉の掬い方が本当に丁寧なので、)
(レビューを書くのにちょっと緊張する…;)
(間違った言葉を使っていたらすみません;)
1巻は成長編・2巻から恋愛編とのことで、
まずは序章が描かれた1冊になっていました。
現段階では攻め受けなし&恋愛要素なしです。
摩訶不思議な事象が次々と起こる中で
冒頭と終わりの部分では不穏さを示しつつも、
全体的な印象は優しさと温かさに包まれる日常を感じられます。
これがね。めちゃくちゃ良きなんですよ…!
このお話は灯台から始まるんですが、
灯台守をしているエヴァンは孤独な人なんですね。
自ら孤独を選んでいる…といった方がいいのかな。
過去に何かあったっぽいワケアリな雰囲気が漂ってます。
ある嵐の夜、海にグルッと囲まれている灯台に
一隻の舟が辿り着くんですが誰も人は乗ってません。
舟にいたのは瀕死のカモメの雛だけーーー。
って感じで保護したカモメの雛なんですが、
翌日には翼の生えた子どもの姿へと変貌するんですね。
元はカモメとはいえ人型の子ども。
ルネと名付けて人間の作法を教えながら育てる日常が
めっっっちゃくちゃホッコリするんですよーー!!!
ルネはとーっても天真爛漫で純粋な子で。
孤独を選んだエヴァンの淡々とした日常が一転し、
ドタバタしながら笑顔に溢れていくのがグッときます。
ルネが可愛くて可愛くてもぅ堪らんです!(;////;)
そんでルネの存在をキッカケに、
エヴァンと島民たちの交流が復活するのも良い…!
島民の皆さんも優しくて温かい人たちばかりです。
ルネが現われて生活に加わったことで、
エヴァンを取り巻く環境が変わっていくんですね。
で!
エヴァンの変化は環境だけじゃなくて、
なぜか、なぜかですよ?見た目がドンドン若返る…。
試し読みはハ○ジのおじいちゃんみたいなんですが、
・白髪なのに根本から黒い髪が生えはじめる
・痩けた頬&目の下はハリを取り戻す
・外見は元気ハツラツした雰囲気を纏う
と、若く見えるとかのレベルじゃなくガチのやつです。
(ちょっと羨ましいw)
これはルネの成長を比例してるんですよね。
最初は『幼児ルネ&エヴァンおじいちゃん』
次第に『少年ルネ&エヴァンおじさん』
そして青年期へーーーと少しずつ見た目年齢が近づいていくのです。
これが何を意味するのか、何を示すのか、
現段階ではわからないことばかりなんですが……。
でも個人的に単純に萌えましたね!╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
(空気を読まない感想ですみません)
おじいちゃんと孫状態も可愛いし、
甥っ子とおじさん状態も可愛いし、
2人(+猫チャン)で楽しく暮らしてる姿がもぅ大好き!
小さいルネが灯台守のお仕事を手伝おうとしたり、
エヴァンがルネを大切に大切に育てる姿だったり、
愛情がてんこ盛り感じられて優しい世界に癒やされるんですよ(;///;)
不思議な事象の手がかりは
シスターがルネを『海神が遣わした子』とした事。
海と教会には何か関係ありそうでドキドキします。
不穏な夢も現実に起こることなのかどうなのか…。
どうなっちゃうの…?って心配もあるんですが、
2巻は恋愛編ってことなのでめちゃんこ楽しみです。
既に嫉妬の片鱗は少し見られたのでワクワクします。
追うのが楽しみな作品に出会えましたv
もぉぉぉぉルネが可愛かった~~~~!!(大の字)
2巻が出るとは思わなくてビックリしたんだけど、
10年ぶりって知って更にビックリした(;´∀`)
(まだ5年ぐらいしか経ってないつもりだった)
(時間の流れの速さエグくない…?怖ッ)
こちらのCPは『knife』でも登場してますので、
興味ある方は是非セットで…!
※『knife』は殺人事件も絡むミステリー系です
さてさて。
1巻はきれいに終わっていたし、
『knife』でチラ見えする2人は平和っぽいし、
どんな続編になるのか楽しみにしてました…!
いや~~~~!良かったです!!
ホスト経営者の文と現役警察官の崇晴。
2人は秘密の関係で誰も知らないんですよね。
・ホスト側からすれば→メンドクセー刑事連中ウゼ
・警察官側からすれば→面倒ごとは起こすなよ!
対立とまではいかないけれど立場が水と油でねー。
文と崇晴が恋人関係だなんて想像すらなくて、
当の本人達も外ではお仕事中の顔なので
売り言葉に買い言葉で皮肉を含ませた会話になる。
そのくせ2人きりになった瞬間は
ハグしてキスしてドロドロに溶ける好意に耽るッ!
このギャップが今回も堪りません(∩´///`∩)
でも文はずっと不安を抱えているんですね。
誰も知らない関係ってことは、
崇晴に何があったとしても自分に知らせは来ない。
連絡が取れない期間が長くなると心配で堪らない。
でも崇晴の仕事を尊重しているから
自分の存在が足枷になることもしたくない。
漠然と抱えている不安が蔓延して、
崇晴本人に愚痴っちゃうんですよ…(;ω;)
そんなこんなで文が抱える不安を聞いて、
崇晴がアンサーを出す続編になっていました…!
これがね、愛情深くてめっちゃ良いんですよ…!
文が余所の男とベッドにいるシーンがあるんですが、
崇晴は冷静に淡々と状況把握に努めた上で
目だけはモブを殺しそうな雰囲気を纏ってて良き◎
不安なのは文だけじゃない。
崇晴だって同じなんですよ。
いつもクールで感情を出さない崇晴が、
不安を吐露して涙するのはもらい泣きしました。
崇晴の悲しみがダイレクトに伝わってくるッ…!
そして文に示せる最大の愛情を提示して、
文の不安を少しでも解消させる努力もグッときます。
職業上仕方ないで終わらせるのではなく、
出来ることを積み上げていくとこはシゴデキの人。
めっちゃカッコイイ受け様だーーー!!(∩´///`∩)
この2人って互いの職業がネックではあるけど、
相手の職業や矜持を尊敬してるのが良いんですよね。
時々愚痴りつつも出来る限り応援したいと思ってて。
そんな大人の関係を保ちつつ、
想い合う気持ちにピュアさがあって良き続編でした!
大満足!(∩´///`∩)スキ