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エキスパートレビューアー2019

女性ふばばさん

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男臭いけど甘い肉弾戦

…とタイトルには書いたけど、はじめから甘いわけじゃありません。
舞台は前線の基地。
これから戦場に赴かんと訓練している兵士たち。
そこでアンバーは、孤児院で世話していた子供の一人だったレイヴンに再会した…
どことなくよそよそしいレイヴン。だがそれは、レイヴンが年上のアンバーにずっと恋心を抱いていたから。
トゲトゲしい基地内でも弱い者思いのアンバーは、一人の兵士のためにゴロツキの兵士たちからレイプされる…
レイヴンは思わずアンバーに想いを告げてしまうが、アンバーは受け入れてくれず、2人はそれぞれ戦場に。
…と、一度は離れ離れになる2人です。
しかし、戦闘という極限の中で確かなものは生きている肉体だけ。
2人は敵軍に囲まれて逃げ込んだ戦車の中で求め合う…
ずっとアンバーを慕っていたレイヴンは涙を浮かべながらアンバーを抱き、一方アンバーは慈愛をもって若いレイヴンを受け入れる。
肉体的には正に鍛え上げられた漢である2人だけど、死と隣り合わせの交合は慈しみに満ちて。
そして戦争は終わり、2人で旅をして共に生きる2人。
ラストシーンは年を重ねた2人の姿が尊いです。
戦車の中での激しすぎるFxxK、兵士同士の戦場BL、なんていう気持ちで選んだ作品ですが、内容は年下攻めの一途な恋心と優しく包容力のある受けの包み込む愛の物語でした。
もちろん肉体美もおすすめです。

大人組は複雑で

シリーズ3作目。
そして、なんと「ハルナツ」ではなくて川瀬xモクのアダルト組のストーリーとなっています。
だから、ハルとナツのそれからがどうなったのか、ヘンゲンさんはどうなったのか、そういうのは立ち消え…
だけど、本作は特に1作目の「三月某日、〜」とは全く空気感が違って非常に私好みです。
川瀬とモクは面倒な干渉無しのセフレ。
だけど実際はモクはハルの事が好きなのだ。そして川瀬はそれに気づいている。
今まで何事もなく過ごしていたのに、ギャラリーオーナーの甥・ミチが波風を起こす。
このミチが…。こういう余計なことする人キライだわ…
だけどストーリー的にはこの事でドラマチックに動いていきます。
モクは川瀬にハルへの想いを明かす。それを知っても何かを埋めてあげるかのようにモクを抱く川瀬。
一方川瀬の方にも忘れられない楔のような過去があって…
想いを形にも言葉にもしなかったために、ずっと心に澱のように沈む後悔。
今は亡き川瀬の友人は、命を賭けた恋をしていた…
だから、川瀬はモクに対してハルにぶつかってみろ、と言う。
でもモクは云わないのです。
ハルのナツへの柔らかな眼差しを見て引く事を選んだ…
一度は逃げたようなモクだけど。
これが大人の、大人ゆえの弱さなのか。不器用さなのか。
お互いから離れた3年間、それでも心から消えなかったのがモクであり、川瀬。
甘い空気を漂わせて物語は終わります。
この、2人の和解というか、自分の心を許すような感覚…ここがハルとナツの恋とは年輪が違うね。
表紙もとっても素敵で大好きな作品です。

交差するそれぞれの想い

「三月某日、クマを拾った」の続編。(この後「九月のサヨナラ」に続き三部作的な展開となります。)
本作はいわゆる「ハルナツ」シリーズの続編で、結構(かなり?)難解な部分のあった前作よりも随分とわかりやすく読めると思う。
というのも、BL作品らしく「恋愛」の部分がクローズアップされてるから。

ナツはどうやら過去にハルに会っているらしい。そしてハルが自分を救ってくれた人として焦がれている。
描けなくなったナツに描けと言ってくれたハル。だけど描けないのはハルも同じで。
オトナに見えるハルも、十分若いんだよね…
彼も抱え込んでいる事があって。若さゆえの、友情と友を見捨ててしまったような後悔と。それらを引きずっている。
そのせいで恋愛を遠ざけ、それどころか絵そのものにもまともに向き合わずにきたけれど。
結局はまっすぐぶつかってくるナツの恋心を受け入れるわけだけど、ナツってホントに天然って言うか…
ただ、なし崩しにナツの押せ押せに負けてるだけのハルだから、これからどうなるか不安定でもある。

で、「ヘンゲンさん」の謎はまだ解けないんだけど、どうやらナツの心を捉えて離さないモノのイメージ、のような?
ヘンゲンさんのことをハルに聞かれて、赤くなって答えられないナツがかわいい。

創作、というものの凄み

大好きな高緒拾先生の2011年発表作品。
「麗人」なんだけどエロは抑えられて、かなりこじれた青春の忘れ物のような。

舞台は美術系の予備校の寮。
そこに住む講師が拾ってしまうワケありの男。
そのワケを知れば随分とおセンチないきさつな訳だけど、川瀬のクールさが穂積との関係性をエモく見せて、ATGの映画みたい。つまり文芸っぽい。
後半、いわゆる「ハルナツ」シリーズになります。
こちらはまた…
芸術系若者の何ともエキセントリックな。
トンがってる、っていうのとは違うんだけど、人とは違うものを見て追い求める…そういう子が恋をしたら…という物語。
そしてそれはちっとも甘くもなく楽しくもなく、「芸術」だけを見る無垢だったり、選ばれしものの持つ苦痛だったり、表現への貪欲さだったり。
溢れ出る「何か」を持ち、憑かれたようにしか表現しきれないナツ。
ナツが焦がれるハル。
ハルの先輩で、川瀬のセフレでもあるモク。
そしてナツが囚われている「ヘンゲンさん」…
そして物語はナツの過去にあった事件へ。
非常に不思議な味のある物語で引き込まれる。冒頭のヒゲぼーぼーのクマ男の話からこんな所に進むなんてね。

親友との恋愛もの

大学生同士の親友が、恋人になるまで。

主人公は、初来真生(はつき まお)、ゲイ。周囲には隠している。気も弱くあまり自己主張ができず頼まれごとは断れないタイプ。
親友は、江野広人(こうの ひろと)、ノンケ。明るく気さくで人受けが良い。
真生はクローゼットゲイだけれど、広人だけは真生がゲイと知っている。そして一切態度を変えずずっと親友で、なんでも話せる相手。
また、真生はガタイが良くタチとして振舞っているのだけれど、実は心の中では抱かれたい、という葛藤を抱えている…
…という設定があって、ある日部屋で2人で飲んでいる時に真生が「もっと可愛ければ俺も抱いてもらえたのかな」と心の中の本心を呟いてしまい…
すると広人が真生の願いを叶えてやりたい、と真生を抱くわけです。
真生は、親友なのに何で?広人とは親友のままでいたい、嫌われたくない、とグルグル。
一方広人は全然葛藤してなくて、どんどん距離を縮めてくる。
そんなこの2人の対比/温度差も描かれます。
真生は優しい広人に惹かれ始め、ついには恋心を。でも広人の真意がわからず今度は片想いに苦しむ真生の姿。
結局好きでなければ「男を抱く」なんてできないわけで、広人はとうに真生が好きだったわけで。
ストーリー展開としては、一人当て馬が出てきて波乱を起こしそれで地固まる、的なよくあるものだけど、片想いの切なさや両片想いのほろ苦い甘さ、ゲイの葛藤、同時にノンケの葛藤も描かれて納得できる内容でした。

男臭さと甘さの融合

シリーズ前作の「幽霊狩り」ラストにて。
プロフェットとのEE社でのパートナーシップを解消しコープを選んだトムと、全ての連絡を絶ちEE社を辞めて地下に潜ったプロフェット。さあこの2人の未来はどうなる⁈というところで終わっていましたが。
のっけからプロフェットを恋しがって、返事の来ない恋文のようなメールを延々送るトムの姿。
陰謀渦巻くハードボイルドな物語の中でこのような甘さが出てくるのは読者としては読みやすいけれど、ただ肉弾戦のようだった2人の間にこんなにも恋情感が出てくるとは…
とはいえ2人のやり取りは「幽霊狩り」よりももっと辛辣だったりお互い意地を張っていたり。
でもそれもお互いがお互いを守りたいがため。そしてお互いがそれを理解している。
つまりお互いが離れがたく相手を愛してしまっている証拠…
そんな感じで、一気に2人の間には「恋心」も、より深い「愛」も、もちろん欲情も燃え上がっています。
そして本作の特徴は、トムの過去中心ということ。
トムが抱えている怒りの問題。それがどこから来ているのか。
少年時代にトムが経験したいわれのない悪評と非難の日々。
それらがトムの故郷・南部の熱くワニが蠢くバイユー(沼地)で語られます。勿論プロフェット側の砂漠のフラッシュバックも。
トムの魅力的な少年時代の恋人・エティエンヌの最期には非常に驚きましたが、彼の息子・レミーに向けるプロフェットの優しい眼差しは、『いい父親になれる』という言葉に過剰に反応するプロフェットの過去の何かの伏線なのだろうか?
また、本作ではプロフェットの本名が明かされます。
それはトムがまだ13才の時に女占い師の口から出た運命の頭文字…
彼女の占いが本当なら、プロフェットの未来も全てうまくいく、はずだけど…
健康?長生き?結婚?子供?まだまだもう一波乱二波乱ありそう。

太陽の季節

って感じ。慎太郎と裕次郎な空気感。
て言うのは、とにかく「昭和」。特に1960年代感。
無軌道な若さ、
行き場のない肉欲、
暴走する怒り…

付き合ってる子(♂)に爪痕を残している彼の元カレが気になる…
そして会ってみたらそっちの方に惹かれてしまう!
大切なはずの今カレがいるのに、
今カレの元カレと…

そういう物語。
それが、昭和的な暴走族とか湘南とかバイクでぶっ飛ばすとか、そんな世界観の中で繰り広げられる。
幼い肉欲、そして知る本当の劣情。
相手も自分も傷つけて傷ついて、それでも進むしかないと逸る心…
今カレを裏切り、また他の男をあてがい、そうまでして欲しいのは誰の心なのか。
好き放題に突っ走っているようでナイーブな少年たちです。
この場所(ア◯ル)はお前だけのもの…
3人で愛憎入り乱れながらも自分だけの何かを守り抜く湘司とテル。
浮気、浮気と本気、寝取り、リバーシブル…それらが濃〜い絵柄で繰り広げられます。
読み応え重量級!万人受けするとは思えないけど…BL読みなら一度は触れてみて欲しい世界です。

三角にもなれない弾かれはどこに行く?

個人的注目作家様の雨宮かよう先生作品。
設定はオメガバース。
そして、題名からもわかるとおりトライアングル、三角形のお話です。
Ωの詢(しゅん)。可愛らしいタイプ。
詢の2人の親友・廉久(きよひさ)と陽翔斗(はると)は2人ともイケメンα。
3人はいつも一緒。
廉久と陽翔斗は差別される詢を庇ったり励ましたり。
そんな2人のことが大好きな詢だが…

…となると、2人の攻めに受けが詢で、となりがちですが、ここはそうは進みません。この展開は意外性もありかなりそそられましたが。
「が。」なんですよねー……
ひとり陽翔斗だけが不憫なんですよ…ここが読んでいて受け入れ難く可哀想ということもあるし、陽翔斗の行いがすごくわかりづらいし。
そしてこのわかりづらさははっきりと作者様の作話の練り方がうまくいってないから。
陽翔斗がひとり身を引く、母親に宣戦布告する、そこはわかるし、ここまではすごく面白いんです。
だけどその後話がブチブチ切れて、陽翔斗の感情の流れがわからなくなる。
だからとても残念。
廉久もなんか冷たいし。
逆に詢がポジティブすぎて陽翔斗に対して残酷な事してるのわかってないし。
とにかく陽翔斗が不憫だったなぁという感想でした。
また、いつもは雨宮かよう先生は攻めの造形がすごくいいんですが、本作は描きわけがうまくいってない。修正されたとの事ですが、その事でいつもの攻めのクールでキレのいいかっこよさも薄まった感じ。
そこも残念ポイントでした。

喘がないタイプなの?

「不死身の命日」電子限定描き下ろし漫画となります。

以下、内容となります。
↓↓↓↓


ベッドで寝てるフジミと冬真。
冬真は布団に潜り込んでなんか歌ってる。
「フフフンフーン フフフンフーン フフーン フフフン フーン」
「〜〜♪ 〜〜〜〜♪」

フジミ(くくく 鼻歌もうるせ〜 くっくっ)
『おれは声がでかい冬真さんが好きです』
『でも最近は静かな冬真さんも好きです』

「ねえ冬真さん あんま無理しないでください」ちゅぷっ ちゅぷっ ちゅくっ

冬真さん、全裸で騎乗位。

フジミ「ずっと奥まで入ってるときついでしょう 体重かかって動きづらそうだし」
「体勢変える?」
こく
「そうしましょう」

ちゅっ ちゅ ちゅむ

「んはは さっきの姿勢じゃチューもしづらかったですね」(セックスしてる時 ほんとに静かだな〜)

『やる直前』
冬真「フフ…今日は新たな試みに挑戦しようじゃないか」
フジミ「おお なんすか」
冬真「セックス中俺がイニシアチブを取れる体位だ!わはは」


冬真って研究熱心そうだから、毎回色んな体位とかやり方とか試してそうですね。
で、どんな時もフジミにメロメロっぽい。すぐ乱れちゃいそう!

不死身の命日 コミック

虫歯 

これも愛、あれも愛、たぶん愛、きっと愛

とっても不思議で面白い!
本作のカップリングは…(プロレスやボクシングの入場の感じ、想像してね!)

赤コーナー!Mr.パーフェクト・三角冬真〜!
青コーナー!モブ男、とんでもなく丈夫な男、フージーミー!

っていう感じなのよね。
別にゲイでもない冬真だけど、お見合いする女たちは誰もお眼鏡にかなわない。
自分にふさわしい伴侶は誰なのか。
そう考えているところに現れたフジミは、人間離れした丈夫な男。
そして全く自分に媚びてこない。己の心のままに生きる男。
フジミが好きだ…!となる冬真。
一方フジミも滅法フラットで。
彼はゲイどころか恋愛しない男。
冬真は面白いから一緒にいると楽しい。だから好き。冬真から抱きたいとか言われても、冬真さんとするセックス面白そう〜!で受け入れる。
だけどこのまま冬真攻めxフジミ受けの展開では流れませんよ。
まあ〜一筋縄ではいかない。
いざHとなると寝てしまったり。
で、読み手としては何度もはぐらかされてジレジレしながらもあぁ〜ついに〜の場面でのフジミの鼻血に驚くわけ。
この鼻血はただの「H引き延ばし」ではない。フジミの生きる意味というか、生と死の実感というか、フジミにとっての物凄いエポックメイキングなわけよ。
そしてとうとう、
やっと、
ついに、
ソノ時がやってくるわけですが。
何よりいいのがフジミは「抱かれる」事に何の気負いもないところなの!
読み手的にはこのまま冬真xフジミでいくかな?と思いつつ〜……
最後逆転するんですよね〜。
ここで冬真が攻防するのかと思いきや。俺は与える側の人間だ、と…
この2人の初めてシーン、いいなぁ…しみじみいいなぁ。
お互いへの思いやりや愛みたいなのが溢れてる。
すっごいヘンな話だけど、
面白かった!