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年下✕年上の金字塔

萌えすぎて泡噴いて倒れるところでした。
こんなに読んでる最中ずっと鳩尾を殴られ続けるBLは久方ぶりです。

年下攻めが好きで色々読んでいるのですが、とにかくこの外川がもう絶妙に萌えツボを抉ってくるキャラで最高でした。
本当にずっと死ぬほど野末さんのことが好きで必死に口説き続けているその一言一言、一つ一つの仕草が健気で切なくてもどかしくて愛おしくて。

そしておじさんを自覚している年上受けの描かれ方もまた全部わたし好みでした。
きちんとその魅力を詳細に伝えたいのに語彙力を完全に消失してしまっていて悔しいです。
年下攻めのことを『可愛い』って思うのたまらなく好きです。

この二人の魅力溢れるキャラクターがしっかりと在る上で、同性同士の、社会人同士の、上司と部下の、じわじわと紡がれて、越えたいけど越えられない、気付いているけど気付きたくない恋の物語が非常にリアリティがあって美しかったです。
また、味のある絵柄が作品にとても合っていて、家の内装、小物、パンケーキなどの描写、そして、海外の漫画のような、無声でポンポンポンと小刻みに感情が描かれていくようなコマの進み方に、コーヒーの香りとキャラメルの苦味を感じるような美味しさがありました。

大好きです。良い漫画に出逢えた。
電子で読みましたが、紙でも買いたいです。

恋するAI 電子 コミック

lico 

王道ゆえの物足りなさ

よくある設定、よくある展開。
自分の好みそのものだったのでそれなりに楽しめましたが、とにかく薄いです。
もっと過去をじっくり掘り下げる、もっとサチの心が育つ過程をじっくり展開する、もっと青士の感情の変化をじっくり描写する、そうやってもっと深みを出してほしかったです。
描いているテーマ自体は重いですが、結局その中で可もなく不可もなく、という感じ。

青年漫画のような絵柄が如何にもBLらしいそれではなくて逆に惹かれる点だったので、長く味わいたかったです。

闇にリアリティがあって、さらりとは終わらない

実はこれ、相当深い物語だな。
と、最終話で畳み掛けるように思い知らされました。
『一方通行な恋心をぶら下げたまま不純な関係を続ける受けを天然クソデカハートの攻めが救う話』という風に括れば、ありがちなストーリーではあるのですが。
なんかもっと、そういう、表面的にカテゴライズしただけでは伝わらない、10代の男の子が汚い大人にぶち壊された自己肯定感を取り戻すまでの闘いの話だと感じました。

塩川先生とそういう関係になってしまった時に憧れていたものが恐怖に変わったのに、自分がそれまで感じていた喜びを否定したくなかったから認められなかった、塩川先生からは愛情なんて注がれていないのはわかっていたのに、虚無感に圧し潰されてしまうから認められなかった。
そういう風にして、逃れられない暗闇の中でどんどん追い詰められていっていた光が、別れを切り出した時も尚、その圧に屈せられそうになりながらも抜け出すことができた最後の力となったのが、大樹からでっかいハートマークをぶつけられ続けて、『こんな自分でも守らないとって思えた』からという理由だったのが最高に感動した所です。

また、更に後半、クズと縁を切って両想いになってハッピーエンド♡という単純さではなくて、9年もの間、10代の頃から縛られ続けた呪いを自ら断ち切った後の恐怖感とか、必死に保ってきた自分自身を一度全部壊さなくてはならなくなったことに対する絶望とか、そういうのが全部ちゃんと表現されていて、ただのファンタジーではないんだと感じさせてくれた所がすごく好きです。

言葉が変かもしれないし、作者様に対してもしかしたら失礼なことかもしれないのですが、わたしはこの作品を読んで、『あ、これは本当に自分自身のことを嫌いになったことがある人が描いた話だな』と感じました。
実際にはぷぅ先生は超自己肯定感MAXエヴリデイハッピー☆な人生を過ごされていたとしても、そう感じさせるだけの説得力があったということです。

大樹が何故、あんな別れ方をして9年も経ってからまた連絡をしてきて、あんなに呑気な態度なのか、序盤ではなかなか理解が追い付かなかったのですが、海のエピソードを知って、ああ、これなら、そして彼の性格なら、と腑に落ちることができました。
特に好きな大樹の台詞は「光のこと諦める理由にならない」「惚れ直す」と、その後の「想像つかないな」〜「考えられないや」です。

結び方も好きで、『たぶん俺は幸せだ』の『たぶん』という言葉にまだ未知への怖さが覗いている感じがして、手放しなめでたしめでたしではないリアルさが好感の持てる所です。
二人とも、海から変わることができたので、幸せのモチーフとして貝殻のアップで終わるのも好きです。

描き下ろしは愛に飢えていたからこそ真実の愛への触れ方が不器用な光が可愛くて健気で愛おしみがあります。
これから、ゆっくり幸せに馴染んでいってほしいです。

あと、ぷぅ先生の描くごはんは美味しそう。
女の子がキャーキャーしてる時に居る眼鏡の小太りの先生すごく好きです。

なんとなくそんな予感はしたけど、1話から4話にかけてこっち向いてくれる扉絵、ありがとうございました。

応援したくなる思春期の恋

とにかく可愛くて可愛くて何度も読み返してしまっています。
なんとなくエチエチな方向強めなのかな?と思っていたら、とんでもなく青くて純粋で一生懸命な恋のお話でした。

自身の性的指向を自覚し、傷ついた過去を持ち、恋に憧れて頑張ろうとする思春期真っ直中の日向のことを応援する気持ちで読み進めました。
妄想が暴走してしまうのも、いかにもフィクションなギャグという感じはしなくて、高校生としたらリアルなものとして微笑ましく捉えることができました。
……でありながら、随所に春田先生節の光る突き抜けたギャグが散りばめられていて、そのバランスがすごく楽しかったです。

そして、亜輝くんがとにかくかっこいい!めちゃくちゃ作画が良い!
これは一目惚れせざるを得ないと一発で納得させられる顔面の強さで感服しました。
対して、日向がもうきゅるんきゅるんに可愛くて、これは一目惚れry
特に目のアップがお気に入りです。

居候初日に日向が妄想した一緒に買い物、一緒に映画、お風呂でハプニングが全部現実になってるのも仕込みが細かいな〜と面白く感じた点です。
また、日向の夢オチを連発した後にいきなり亜輝くんの夢オチを差し込んでグッと展開を切り替える感じも見事ですごく気持ちよかったです。

ほっぺをつねりながら、間違いなく現実だと一番確実な形で証明しながら「俺も好きだよ」と伝えてくれる亜輝くんにキュンッキュンしましたし、その後の「いくらでも言ってやるよ」の後吹き出しが空白になっているのも、そのキスと共に溶けるように言ってくれたんだなというのが伝わってきて最高に萌えました。

絶滅危惧種の湘南ヤンキー(←この肩書きが最高に好き)の不可三くんは期待以上にめちゃめちゃ良い子で、日向と仲良くなってくれたのが嬉しかったです。
波瑠くんの物語への絡み方が少しフワッとしてしまっていた点だけが残念でした。
もう少し、日向に酷いことをするならする、応援するならする、でどちらかにベクトルが強かったら良かったかなと。
日向と亜輝くんが両想いになった後ももうひと絡みあったら嬉しかったです。

とはいえ、全体的にはとても萌え萌えキュンキュンな作品でしたので神評価を付けさせていただきました!

恋するあさはか コミック

森世 

うーーーん、全てが物足りない

匂いに反応してしまうという体質がまずこの作品の肝になっていると思ったのですが、それが大きく扱われたのは冒頭しか無く、あとは後付けのような感じというか、チラつかせるだけで活かせていないなと思いました。
それから恋くんのお友達について。彼がどのような境遇で、どうやって恋くんと知り合ってどう関係を築いてきたのか全く触れられていなかったので、ほとんど名ありのモブみたいな感じで、結局何だったんだろう……とぽかんとして終わってしまいました。
あとは、恋くんの実家とかに関すること。淫魔なのに尽く人間のような設定で、色々面白い場面が登場するのかと期待したのですが、何も無いまま終わってしまって残念でした。

以上のようなことから全体の満足度は低いです。
恋くんの明光くんを想う気持ちはとても純粋で可愛くて、受験のシーンはうっかり涙が出ました。
多分、明光くんのどうしようもなく情けない感情や全てを投げ出してしまいたくなっている状態に、個人的に共感してしまった部分もあります。

親が、周りが、と、なんとなく勉強し続けてなんとなくレールに身を任せていた明光くんが、沢山のはじめてのことで浮かされていたことがタイトルにある『あさはか』なのかなと思いました。
なので、まだ彼らのこれからに心配が残ります。新しいステップに進んで、本当の恋を実らせていくのかどうかはまだまだわからないなと感じます。
後日談ももう少し欲しかったです。

僕らの食卓 コミック

三田織 

優しさでできている

柔らかな線の絵柄も含めて、とても優しい作品でした。
双方にトラウマや辛い心情がある二人が、ゆっくり寄り添って自然とそばに居ることで愛おしさを育んでいく物語。
二人を繋ぐ幼い弟と、愉快で空気を読んでくれるお父さんという登場人物全てが優しい世界。
そして美味しいごはん。

種くんが描いた絵を元にしてゆっくりと明かされていく豊の過去と二人に出逢えた感謝の言葉は、何度読み返しても涙がこみ上げてきてしまいます。
そして、お互い不器用ながらも一緒に居ることを選んでくれてよかった。

各話の扉の絵もどれも凄く良かったです。

描き下ろしの種くんの様子は、ちょっと彼にとっては乗り越えなきゃならない辛いハードルがこれからあるなぁと、胸が痛くなりました。
彼にもまた、運命の出逢いがあるといいなぁと思います。

キャスティングの大勝利

ドラマCD化が決まってから予習の為にまず原作を読んだ時は、『いつになったら盛り上がるんだろう?』と思っているうちに終わってしまいました。
でも、白井さんのファンで、江口さんとの共演は是が非でも聴きたかったので迷わず購入。

これはもう、キャスティングの大勝利です。
先に書いたように、ストーリーらしいストーリーは無く、王道のシチュエーションを繋ぎ合わせただけのような展開なので、萌えの比重がキャラのみに集中してしまっている作品であり、江口さん、白井さんは見事にそれを音声作品として昇華してくれました。
とにかくお二人ともそれぞれの役に合っている。

江口さんは正にキャラ紹介文の通りの“チャラふわ”を表現してくれていて、すごくチャーミングです。
江口さんなら思い切り振り切ることも可能な所を初心な大学生の郁美くんらしく、本当に全体的にふわっと演じてくれていたのがすごく良かったです。
度々出てくる、春潔くんの言動に戸惑った時の「ぉ」とも「ぁ」とも「ぇ」とも文字に起こせないような素直なリアクションが本当にわたし好みで、あぁこういう芝居ができる人でよかったー!って思いました。

そして白井さんが今回本当に個人的にすごく、すごく嬉しくなる芝居センスを発揮してくれていました。
原作を読んだだけの段階では、なんとなく春潔くんのキャラを掴みあぐねていたのですが、白井さんのお芝居ですーっと入ってきてくれたことに感動しました。
第一印象の人見知り感から、めちゃくちゃ小さい声で郁美くんがかっこいいから無理なのだと白状する所、「郁美くん」と呼んでみるけど眉間に皺が寄ってる所、「めちゃくちゃ降られた」ってはじめて笑う所、……と、1トラック目だけでも小手先でこなしては平たく流れてしまう細かなお芝居がいくつも丁寧に積み重ねられていて、その一つ一つが春潔くんを生きた人間としてこちらに伝えてきてくれました。
以降も、恋する受けくんらしく可愛く、怒るトーン等もいちいち理想通りで、ここまで自分の中に心地良くフィットする芝居をしてくれたことがひたすら嬉しかったです。

前半部分は音声作品として少々テンポが悪いかなと感じる部分もありましたが、もう特に5トラックめの旅行の話とかはここはもう江口さんのノリの良さが存分に活きてくる所でもあり、何度も声を出して笑うくらい面白かったです。

……と、長々と書いてしまいましたが、まとめると、可愛い×可愛いのキャラ萌えCPを楽しみたい人向け作品であり、CDとしてその要素は存分に満たしてくれています!

特典の描き下ろしも可愛かったですし、フリトは普通に仲良し声優二人の面白ラジオを聴いてる気分でした。(笑)
めちゃくちゃ楽しかったです。
また是非共演してほしい。

ちゃんと面白い良作だった!

心身が疲れている時、失礼ながら“あまり内容の無さそうな”作品を軽く摂取したいと思って、タイトル、表紙イラスト、あらすじをさっと読んで軽率に読み始めたのですが、これがなんと、“とても内容のある”作品でした。

あたたかな心の交流、毒親、自立・再生等といった要素があって、自然と感情が引き込まれ、惰性ではなく意欲的にどんどんページを捲りました。
尚且つ、“内容の無さそうな”=“ひたすらエロそう”という期待も裏切らず、濡れ場の展開も凄かったです。
読み物としてしっかり面白く、そしてしっかりドえろい、良い作品でした。
多少の突っ込み所はありますが、流せる程度です。

この作品は、逆の意味で(?)タイトル・表紙詐欺だと思います。
読後感がほわほわと幸せな気持ちだったので、なんかもっと、そういった、心情に寄ったいい感じのタイトルにすればよかったのに……と思いました。
あと、一つわがままを言うと、ヴィジュアルの変化が物語の一つの肝なので、できれば要所要所で挿し絵が欲しかったです。

ゲロあまと迸るエロ

前作『〜恋してしまいました』の音声化をきっかけにまず原作を読んで、典雅先生の文章のファンになりました。
ようやく読むことができた今作も、流石の面白さでした!

登場人物達があちこちで真顔でボケを連発するような典雅節が今作もいかんなく炸裂していたなと思います。
地の文で私が特に笑ってしまったのは『「世界の動物大集合」を見ながら一家団欒中に「珍しいマナティの交尾シーン」が始まってしまったときのお母さんのような表情』です。わかりすぎて……(笑)
あと『節子の庭』wwww
白椚さんの声は完全にあの方の早口で再生されました。

先生ご自身もあとがきで書かれていたように正にゲロ甘バカップル。
葛生さんの変態要素も旬くんのエロに積極的な部分も濃度を増していて、相変わらずネガティヴにぐるぐる行ったり来たりしつつも、平和にあまあまな二人をこれでもかと見せつけられました。
国民的スターと一般人の男同士という関係故に苦しい部分、もどかしい部分も沢山あって、特に序盤はこちらも読みながら相当おあずけを食らっていたような感覚だったので、二人が我慢して我慢して我慢した先に久々に体を繋げることができたシーンの盛り上がりは凄かったです。
今作も複数ラウンド展開されていますが、典雅先生の、登場人物達の本能のままに書き殴ったようなエロ描写がとても良いです。

通い婚をする為の引っ越し先について『パートナーシップ条例のある街』という希望を旬くんが出したのがとても生々しく切実な願いを感じて、何か胸に迫るものがありました。
いつか互いに堂々とパートナーを名乗れる日が来るといいなぁと思います。
最後の、「呼んだだけ」のやり取りが本当にたまらなくて、幸せいっぱいの読後感でした。

樫原さんも日暮さんもやっぱりなんだかんだ優しくて協力的で、本当に安心して読める作品だなと思います。

原作まるごと、丁寧に作り上げられた一枚

原作既読です。

原作のストーリー自体が丁寧な作りで、二段階の感動があって好きな作品なのですが、CDも本当にそれに忠実に、細部まで心を行き届かせて作ってくださったのが伝わってきました。

この作品はもう萌えとかそういう言葉で表せられる範疇ではなく、人と人の触れ合いの物語なのでただ泣けてしまいます。
白井さん、佐藤さん、堀江くんのキャスティングはぴったりでした。
佐藤さんは本当に、狙い通りの芝居をくれるというか、他の作品でも、私がこう来てほしいと思った通りのお芝居をしてくださる率が非常に高い方なので、やはり今回の陵も素晴らしかったです。
ホスト喋りも、荒んだ感じも、心を曝け出して誘う色気も間違いなかったです。
堀江くんは一番大事な泣きのシーンが期待の3倍くらい良かったので見事に泣かされました。
他の方も書かれてますが、少年の役を男性がやってくれたこと自体も嬉しかったです。
白井さんはあの『幸せに生きてきた』お人好しな勇一の普通っぽさとか、人を受け入れてくれる温かさとか、やっぱり合ってるなぁと感じました。
そして原作よりだいぶ盛られた濡れ場での受け芝居の匙加減がほんと、うまいなぁと。
あくまでノンケで、ただ陵を想う気持ち、守りたい、寄り添いたい気持ち、そういう所から自然に体を開いた関係であることと、そのうち次第に開発されて純粋な快感に酔いつつあることのバランスが見事で。
ただこの二人の行為は本当に、縋りたい攻めといくらでも抱き締めてあげたい受けというわたしの最も好きな構図でのその最たるものなので、エロさと切なさと温かさの混じり合いが最高でした。

最初から原作を見ながら聴いてしまったので、次は音声だけで聴いてみたいと思います。