あらすじも見ないで読んだら文川さんらしい可愛くてシュールでハッピーなお話でした!
同性が好きで内気でこのまま生きてても仕方がないと屋上から飛び降りようとしていた歩は…。
さすが文川さん!
主人公の火事場の馬鹿力?あさっての行動力!
ずっと片想いしていた後輩に最後に騎乗位をしようとするところ!
しかも後輩があっさり騙され許して友達になってくれて…。
友達としての幸せな日々はやがて歩の罪悪感を刺激して。
またしても屋上から飛び降りようとしたら、なんとタイミングが良いことに!
しかも後輩を心配してあっさり柵を乗り越えて戻ってくるなんて〜(笑)
タイトル回収もさすがでした。
短くてハラハラしたりくすっとなって気分転換にもなる良い作品でした。
さすが釘宮さん、しっかりと読ませてくれる盛りだくさんなお話でした。
序盤は主人公があんまりにも不憫で可哀想になってくるほどでした。
母である后の身分もあり末っ子なのもあり本人の諦めもありで、国での待遇や父王の態度にそりゃ悲観的に育つよなあと。
そんな主人公ルシュカが隣の大国へ獣人の第二王子の政略結婚の相手に決まり輿入れするところから始まります。
もしかして?な予感がありつつローマの休日。良かったですねえ。従者でさえ嫌がるのにフィルがルシュカの願いを叶えてくれて。
まるで〇〇えもんですね。ルシュカの願いをみんな叶えてくれる。
後半も含めて内容が盛りだくさんです。
結ばれた2人が次の試練に向かったり、反対派に狙われたり。それを次代へ遺恨を残さないように徹底的につぶしたり。
恋愛部分も甘くてフィルの惜しみない愛情や言葉や態度にルシュカが希望を取り戻すところもとっても良かったです。
なんですが読み終わってみると稲稲稲の印象が強いかなあ?
2人の場面よりもルシュカ1人で王太子妃教育の辛い場面や稲の世話の場面が強くて。
ひたすら頑張ってたなあな。
ここでこそ君の努力を花開かせられるよきっと!
フィルも人間味(獣味)が溢れてて断然良かったです!フィルの稲への想いを尊重してくれて。
あとがきで作者さんもお気に入りのレヴォン!もっと彼のことが読みたい知りたいです。いつか彼の話も読めるといいなあ。
不思議と目が離せない作品でした。
流れが上手いといいますか、飽きないといいますか。
攻めが何年もかけて積み上げて干された受けをカムバックさせるお話です。
受けがゲイバレして干されて5年。
「時代が変わった」で納得いかない展開ですが、攻めの何考えてるかわからないのにやたらグイグイくるところ、なんでそんなに俺のことを?なところ。読み手を離しませんね!
受けのために常識を変えちゃう攻め。新しい攻め像です。
キスはするものの性的な香りは全然しなかったのに、わお!絶倫だったんですね!
トンデモ攻めが窮地を逆手にとったり、全国に受けは俺のもの発信したり、受けのためにこんなふうに育ったのかな?と思うと感慨もひとしおです。
なぜ?をいっぱい浮かべながら、そういうものかと読み進めると…。
なんてことでしょう!な答え合わせが最後に!
なお話でした。そこへ繋げるまでがもどかしいやらお見事やら。
王女護衛騎士のシヴァを好きでたまらない王宮料理人のイーサン。ここぞというチャンスに捨て身でアタックしたら!
なんだかシヴァの反応が不思議なのに、なぜか執着と独占欲を向けられ…。
イーサンの嘘がシヴァの思い込みでますます複雑に絡まり本当のことを言うに言えなくなっていく展開。切ないものの鈍いイーサンとショックを受けたり嫉妬を燃やすシヴァが楽しかったです。
登場人物も多いのにみんな魅力的で。
どんどんお話が膨らんでまさかのイーサン逮捕劇。
そこからが怒涛の展開でした。
なぜ?だったところが明らかになったり、ええ!あなたそうだったの?やらワチャワチャです!
平民で地味なしがない料理人かと思われたイーサンがモテモテで。
こんなに良い子で美味しい料理もできて引っ張りだこですね。
早く嘘ついたって本当のことを話して誤解をときなよ!と何度思ったか。それが最高の形ですべてを明かされるところ!お見事です。
番外編は〇〇の鉄人のパロディ?なんてシヴァに不利な勝負なんだ!な王女が決めた舞台とルール。
こちらもとっても楽しかったです。
1冊を通してあたたかい世界というか、切ないけど辛くはないところが主人公イーサンの性格のおかげでしょうか?
実は小悪魔で魔性の男?
どうやら俺達には話し合いが必要なようだ、ですね!
なってるなってるなってるよ〜!!!!!
泣きそうでした。刺さった!
表紙とタイトルは前から知っていたものの、こんなに素敵なお話だったとは。教えてくださった某レビュアーさんありがとうございます!
自分の人生に幸せそうにしていた課長に高木がぶつかっていったら…、こんな幸せが訪れるなんて(泣)本気の恋をしている!2人が!
本気のロマンスがここにある!
高木と過ごして課長が自分自身と向き合って価値観や人生観が変わったり、大切な人と人生を送ることに幸せを感じたり。
どんどん高木が大人になって思いやりに溢れて。
課長が素直になって穏やかで本当に幸せそうになって。
その課長の笑顔の一因になってるよ!高木!
課長の実家問題が自分とすごく重なって苦しくて。でも兄嫁のはからいや高木の優しさに救われました。
田舎の平気で咎める子作り問題や跡取り問題。
家の存続の重責や家を離れた兄弟へ向く憎しみの矛先。
すごい重なって辛くて。
それなのに課長は誰も恨まず憎まず。
あんなにも遠かった実家が兄嫁と高木のおかげで近づきましたね。
1年後の課長プロデュースのクリスマスデート。課長宅でのホームパーティー。思いやりや優しさの対面通行?そんなあなただから!
このあたたかい世界観、課長を守り支える高木、いつか高木を守る課長。
見守ってくれる高木妹や兄嫁やホテルの店員さんやバーの仲間たち。
諦めるだけじゃないんだよって教えてくれた4冊。
ありがとうごさまいました!
え!ええ?エエェェ!な?お話でした。
正当性がない強い悪意が2人をこんなにも苦しめたのに、最後に軽く流されたようなところが読後感にトドメを刺したかな?
すごく衝撃的な始まりにこちらもダメージをくらって立ち直りきれないうちに、あれ?主人公がコミカルで…。早くちゃんと言わないと!と思ってるうちにあれよあれよとで。
復讐してやる!なやることが可愛いすぎて(笑)22歳なのに!
ジェレミーの気持ちが揺れるところ、フェルディナンを憎みきれず大好きで、もういっそ彼の幸せのために…と考えるところ。良い子すぎるでしょ!
色々気になることが散りばめられてて。そこが気になってお話の流れになかなか乗り切れずって感じでしょうか?
なぜフェルディナンはこんな反応と思い込みを?なぜジェレミーの祝福は言えぬなの?理由をなぜ聞こうとしなかったの?ジェレミー兄は長男なのになぜ家庭内の彼の扱いをなんとかしなかったの?
フェルディナンの孤独な戦いを思うと、こんな激情をジェレミーの兄の言葉を守り続けて…。
醜くなんてないよ!重すぎる愛なんてウェルカムだよ!
読み終わった直後なのでまとまりません。かといって書き残さないと忘れてしまう。
お互いに支え合ってきた2人が強い悪意に負けずやっと乗り越え幸せにたどり着いたお話ですね。
強い悪意をもっと断罪する部分が読みたかったです。