泣き虫勇者の憧れは。
良いお話でした。
ケセランパサランが小パンダのお話を思い出させました。
リヒトもヴィクトールも二人とも頑張ったね!!
一番楽しかったあの子供時代、リヒトの勇者ならこうすべしな言葉の数々。
勇者になれなかったリヒトと勇者になってリヒトを奪おうとしたヴィクトール。
リヒトが周りの悪意に翻弄され辛いです。反対にヴィクトールはリヒトが世界なのでシンプルですね!
ところどころクスッときて、特にヴィクトールの眷属のみんなが楽しかったです。
ヴィクトールが泣き虫で可愛くて。勇者なのにリヒトに対しては子供みたいで。
会いたくて会いたくて、でもヴィクトールが身元は明かせなくてリヒトを下賜してもらった理由も言えなくて。あの日あの時ヴィクトールの悲願が叶ったんだなあとわかるとジーンときます。
リヒトの為なら何でもしちゃうヴィクトール。
リヒトの勇者論を実行するヴィクトールに勇気をもらうリヒト。
いい循環ですね!
幼馴染のジェイドを追いかけて25年。
ライルの切ない片想いがせつせつと綴られ…。
ジェイドとずっとそばで一緒にいたい、一生の相棒になりたい。その一心で一緒に村を出て王都に来て騎士になったのに配属先が別れほとんど会えなくなり。
ジェイドに抱かれたい、強く抱きしめられたい!そんな願望がつのり、ジェイドに誘いを断られるとライルはワンナイトでジェイドに似た体格の男に抱かれ自分を慰める日々。
今日もそんな日のはずだったところから始まり。
お互い気持ちを伝えられなかったのは同じですね。
ライルはせめて食事や飲みに行ければと誘い続け会えたら舞い上がり。
しかしジェイドは団長の言質を取り、ライルを手に入れるために何年も過酷な任務をこなし続け。
ライルを守るためそばにいるためずっと頑張ってきたジェイド。だったら言ってよ〜!
誰よりも強くライルを守り伴侶になりたくて。
ジェイドがコツコツ頑張ってる間に、ほっとかれたライルがジェイドの代わりを見つけてはワンナイトしてたのに。
愛は二人で育てるもの。
最後はようやく対等に並べたようですね。
ライルに飽きられないように昔の男にライルのことを聞いて回っては嫉妬で殴り倒すジェイドが、何やってるの〜?それは得られるものとえぐられるのと諸刃の剣では?でした。
中学時代からの一途さに。
史郎に婚約してほしいと言われ、千早は発情期が来たら考えるよって答えてから幾星霜。
38歳、とうとう千早に発情期がやってきました〜!
心配していたわってくれる史郎に、千早よなんて態度だ!な数々。
今さらΩの危機管理も難しいだろうけど、心配してる史郎のためにもちゃんとして!
千早がなぜ史郎を好きだと実感したのかがよくわからず。史郎の洗濯物や匂いが特別だったから?
ずっと約束を守って待っててくれて、こんなに心配して駆けつけてくれる史郎がなんだか報われたんだけど、なんとも…。
絵が独特な感じで話の繋がりもギクシャクしてて、エピソードも時代を感じて。かなり前の作品なのかと思ったら発売は2022年でした。
ずっとタイトルが気になってた作品です。
長かった…。読めども読めども進まない。
今ならKindleUnlimitedで読めますよ。
内容はドラゴンパパを探してます、見つかりました?なお話です。
5年前に富豪のパーティーに紛れ込み泥酔し気がついたら事後で逃げ帰ったセナ。
しかしその後妊娠が判明し、出産。しかし竜人の息子のリュカ3歳にパパを探さなければいけない事情があり…。
いざ5年前の屋敷を訪れると、なんとリュカにそっくりな竜人の双子、ジノンとヴァンがいて。
ここからが長いんですよ。
次期当主の権利は跡継ぎを作ることなので、双子のどちらもリュカ親子を欲しがり。
でもそう思ってるのはセナで双子はどうやら本当にセナを気に入ってるようで…。
当主の第二夫人や彼女が呼び込んだ双子の婚約者候補やら、セナの生い立ちや育ちを侮辱されたり命を狙われたり。
双子が頑張って協力して解決します。
この双子がどちらも選べないくらい魅力的なんですよ。堅物で愛想がないけど一途なジノン。陽キャでスラスラ甘い言葉を吐いてくるヴァン。
リュカがどっちの子供でもいい、セナとまとめて俺が守る大切にする!な二人。
どちらか選べと迫られるも何日たっても決められないセナに双子が選んだ道は…。
すごい!双子の愛の深さに、セナもリュカもこれが最善なのでは?な。
セナも良い子ですが今作は攻めの双子の魅力が良かったです。リュカも可愛くて可愛くて。もっとリュカの可愛い描写があっても良かったな。
あえて言うなら兄が5年前のことも覚えていて、弟にセナを譲ってくれと頼むところにギュン!としました。セナには甘い言葉を言えないけど愛していて大切にして不器用なところが母性本能をくすぐります。
ず〜っと気になっててようやく読めました。
ら、あれれ〜?エッチがあったの?なかったの?妄想なの?一瞬だったり回想だったりばかり。
一冊読んでて気になって仕方なかったところがいくつか。でも最後まで読むと納得かな。
宗近が奏の世話を焼くのは、進学先を一緒にするのは「仕方ない」なんて言われちゃあねえ。
突然奏がΩになってしまって。
両方の母親同士からあんたたち番になりなさいよ、新居で同居しなさいよ、とあれよあれよとお膳立てされて。宗近もいいよって。
親に言われたから?幼馴染でずっと世話を焼いてきたから?だから同居までして番になろうとしてくれるの?と。そりゃそうだ。
お互いちょっと怖がりで気持ちを言葉にして伝えられなかったんですね。
それにしてもなぜエッチシーンがこんなに短いのだろう?
自分にはすごくお久しぶりな遠野春日さんです。
半分くらいはシリルが翼竜を得られるか?や試験の過酷さや騎士隊長のリュオンの良い人ぶりでしたね。
最初からそうかな?とは思ってたら、やっぱり〜!リュオンはシリルが気になって気になって仕方なかったんですね。
気がつけば相性が良いのがわかり二人でいるのが過ごしやすく、リュオンが何でもできてスパダリで。
陰にひなたにシリルを守ったり助けたり。
もう早くくっつけ〜!まだ?まだなの?と思いながら読んでました。
美しく気高く気も強いシリルが初めての恋に、リュオンを遠ざけてから気持ちを自覚し辛くて泣いたり。も〜、ここはリュオンがしっかりしないと!
難しい立場のシリルがリュオンなら!と直球でぶつかるのが良いですね。耳を赤く染めたり、リュオンにはたまらない可愛さですね。
一日も早く婚姻して一緒に暮らして欲しいものです。
リュオン、君から捕まえないと!な二人でした。