ミナヅキアキラ先生の作品、初読みでした。
圧倒的な美しさと画面を縦横無尽の活動量!!
そして心身共に肉厚なキャラクターに息を切らしながら読了しました。
熱い。
1冊でまとめるにははみ出してしまいそうなストーリー。
闇医者ムラサキの肩には自由の陸に連れてきたアロワナ(タトゥー)が。これにも意味がありました。
闇から自由になるためにもがく
ムラサキと謎めいた変声機を使う黒髪美人(個人の意見です)
ふたりの逃避行の先に幸せがあるのか…
(勿論あるんですがハラハラ度が素晴らしい)
何度も読み返しては「はぁ♡」とため息が出る永久機関のような作品です
出来れば続編かプチストーリーなど出して貰えたら嬉しいです。
沼である
本当に深い深い沼
温かい底のない沼に沈んで息が出来ず意識が遠のいていく
久しぶりに涙を流した作品
細かいことはほかの方のレビューをご参照ください
救済とか極道とかカテゴライズされるとは思いますが お互いがお互いの救いになり大きな胸で包み込むことが私たち読者の凝り固まった感性をホロホロと崩し溶かしていく、そんな一冊です
天授×聖高
出逢うはずのない2人が 夜の闇の隙間で遭遇し
ゆるゆると身体の接触をはじめてしまう
お互いの生きる世界、抱える闇、それを知って相手を大きく抱きとめる
大きなうねりを越えていく2人の姿が本当に映画のクライマックスシーンのようです
仄暗い世界に、灯りが点る
そんな物語でした
皆様、一読お願いします
こんな作画と物語はもっと称えられて良いです
欲を言えば出版社さま、大人版を追加お願いします