2巻が発売され表紙に惹かれたので読んでみました。
何かとファンタジーが過ぎる作品でした。
オメガバースは、まぁファンタジーですよね、そもそも。それプラスなんちゃってヤクザ物な感じがあって、引っかかってしまった。
オメガバースは作者さんのオリジナル要素で描ける部分があるのでそれぞれに違いがあるところが面白みだと思ってるんですが、今作のオリジナルな部分は幼少期から運命の番を判別出来て、興奮状態じゃない平常時にうなじ噛んでも番成立するってところ。無自覚な子どもの時にこの行為が発生する事がお話のキモなのですが、初めて読んだ設定でした。
ミヒロと柊真、2人ともアルファである事オメガである事で不幸な境遇にあるんだけど、特にミヒロはヤクザの跡取りとして引き取られた割に中途半端な待遇でよくわかんなかった。
大学生なのにもうヤクザなの?子分(組関係の人間)がいてる。
引っ越しを気軽に出来るほど金銭的に余裕がある。
運命の番、を長年調査して近況を把握してる(これもお金があるって事)
父親である組長は、自分の思うように動く跡取りにしたくて結婚相手のオメガも都合の良い人物を用意してる。そんな親がお金出してんの?
親に反発してそうなのに金銭的には頼ってんの?
それともシノギがあって自分で稼いだ金があるの?
マンガやん、そこ突っ込むなよってとこかもだけど気になってしまって。
物件探しという名目で柊真の勤務先の不動産屋にミヒロは連日客として訪れて物件内覧に奔走させるというのは迷惑行為ではないの?と思うので、あんなウェルカムな客扱いされないと思うんだけどな。
電子で購入
修正のいらない描き方
香さんと海香ちゃん、司之介と3人でとてもバランスのいい関係。
香パパ、香の元嫁 円さんにも公認な香さんと司之介の関係。すごく理想的で健やか。
ここでうだうだ拗らせないのがこの作品の心地よいところ。
外野に煩わされるの鬱陶しいもん。
この作品は香さん、司之介の自分との向き合い方、相手との関係性でいかに成長していくかを描いている。
特に今作は司之介の成長ストーリーだった。
ドラマ「冷たい猫が鳴く」の特別編が制作決定し、密かに監督してみたいと思ってた司之介だったけど、願いは叶わず自分と年齢殆ど変わんないコミュ力おばけな監督が起用されて自分と比べて落ち込んじゃう。
司之介ってビジュ爆発してるし、憧れの香さんから溺愛されてるし、脚本家として認められてるのに自信がないんだよね。
香さんが認める天才なのに。
でも、足らないもっと頑張らなきゃと努力するところと新しい事にチャレンジする行動力が成長させるし、香さんが司之介に負けられないといい男であろうとする部分なんだろうな。
娘の海香ちゃんの存在も良い。とても大人な子で2人を客観視してる。アメリカ留学する時、香さんと司之介の方がメソメソしてたもんね。母の円さんに似てるんだと思うわ。それと香さんからの愛情が充分で司之介もいた事が健やかに大人になれた所以なんだろうな。
この作品は、キャラたちが途中で髪型色々変わるのも見どころ。好きなビジュどれだろうなんて楽しみ方も出来ます。ちなみに私は前髪下ろした無造作ヘアで手袋にサスペンダー姿香さん(109ページ)と銀髪の香さん(193ページ)が好みです。
司之介とミイノくんみたいな美少年は元々大好物なので、どのページも可愛い、顔がいい。
こんなにビジュ良くてセンス良さげな司之介が手作りシルバーアクセサリーの内側に刻印したワードが面白すぎるの最高でした。
ミイノくんも司之介の事となるとオタク化して面白行動になっちゃうのが司之介に似てて可愛い。
幸せな気持ちで読み終えられる作品なので、大好きです。
温泉回が18禁バージョンで電子単話配信されているみたいなので、是非とも購入したいです。
香さんの香さんと司之介の司之介がど迫力で眺められるなんて、ご褒美ですね。
電子で購入
白抜き修正
顔が良くて元気で天然でいい子な配信者コーイチとむっつり寡黙愛が重めな熊沢の続編。
はじまりこそギャグ?ってなライトコメディでしたが、おバカっぽいコーイチ、結構考えてるし思いやりがあってやっぱいい子なんよね。
言葉と態度で素直に表すコーイチと言葉こそ少ないけど、じっくり考えた上での揺るぎない発言をする熊沢。とても相性がいい組み合わせだと思う。
お互いがお互いを補えてるから同棲もうまくいってるよね。
と思ってたら発生する事態。
生配信でうっかり男の熊沢と付き合ってて同棲している事を言ってしまうかもしれない。自分としてはありのままでいたいから公表したいけど、ゲイとバラしたくない熊沢のプライバシーの事もある。
悩ましい、自分だけの問題じゃないもんね。
そこにお邪魔虫な高校の同級生だった藤さん登場。こんなん、コーイチくんのこと狙ってるのわかるやろな状態なのにコーイチくんは無自覚。
計算高い女の策略にモヤモヤする熊沢。
嫉妬から激しくお風呂場でコーイチを抱いてしまったり。(コーイチ大歓喜)
2巻はずいぶんシリアス展開でした。
でも相変わらずお互いが好き過ぎるあまり顔をジーッと見つめてしまったり、コイツ、いつでも可愛いなと思ってしまったりで羨ましくなるくらいお互いの好きのバランスが取れています。
当て馬苦手な人には女が出張ってくるのでしんどいかもしれませんが、2巻も大変面白かったです。
電子で購入
ライトセーバー修正
スピンオフってわかってたけど、読んでみました。
多分単品でも読めるはずなんだろけど、独特の世界観に私が馴染めず楽しく読めませんでした。
この作品独特の言葉にモヤモヤしてしまってダメでした。
「巨ツノ」その名の通り巨大なツノ。
ツノが大きいほど鬼としての強さがはかれるそう
「恋鬼」鬼のパートナーだから恋人ではなく恋鬼
「食べる」文字通りぱくぱく食べるわけではなくペロペロするだけ。食べるじゃないやん、舐めるしゃぶるやん。
鬼の大喰は巨ツノの噂があるけど、実は豆粒程しかツノがないのがコンプレックス。
後輩赤石の匂いを嗅いだら甘くて美味しそうで思わず食べたくなって涎たらたらうっとり。
大喰先輩は巨ツノの持ち主だと確信してる、ツノ出しのお手伝いをしたいと近付いてきた赤石。
赤石の指を口に突っ込まれてうっとりしてたら大きなツノが出現。
赤石の読み通り大喰先輩のツノのポテンシャルは高いのです。
うん、大筋はわかるんだ。大きなツノにこだわってる奴らがいっぱいいてる事。
赤石がいい匂いだから好きになってんのかなんなのかよくわかんない大喰先輩と巨ツノが好き過ぎて大喰に協力してる赤石。
赤石が得体が知れなくて好きになれないキャラでした。大喰はチョロくていい匂いに夢中になってる顔がエロくて可愛かった。
しかし、「食べる」という表現するのに全然齧る気配はない。ちんを咥えさせる勇気ある赤石すげーなと思ってしまった。食い千切られるかもって思わないのかな?美味しい美味しい言って夢中で咥えてんだよ?ガブッといかれてしまうかもよ?
人気ありそうなシリーズなのにな、私が柔軟性がないんだろうな。
電子で購入
白抜き修正。
BLハマりたての初期に買って読んだきりで内容忘れてるのでもう一度読み返してみました。
4つの短編集です。
好きな話とうーんな話とどっちもありました。
どれもちょっとクセのあるお話でした。
好きな人は好きなテイストかなー。
【カレシ依存症】
高校時代に付き合ってる先輩にレイプまがいな行為をされた反動?でSEX依存症になってしまった友達を放って置けず同棲してもっと依存させてしまってるヤベェお話。
外に出さない様に鍵かけたり喘ぎ声がうるさいと苦情が入ったからと犬の無駄吠え防止用の電流が流れる首輪付けてSEXしたりとちょっと異常行動に思える事を何気なくサラッとやってんのがビックリする。
【チェリーブロッサムの極悪天使】
風俗店で働くボーイとナンバーワンキャスト。スタッフ同士の色恋沙汰禁止だけど、好きになっちゃったから土下座して想いを遂げさせてもらってそれからは本番NGを貫いてくれるナンバーワン。
本番はしないけど、風俗は辞めないよという彼とはきっと長くは続かないだろなー。
【マッド・パパラッチ】
この話が1番人気なんじゃないかな。
女癖の悪い人気俳優に新しく付いたマネージャーは元パパラッチの地味男。スキャンダル防止の為のお目付役兼性処理係。地味なメガネ男子なのに妙な色気があって彼としてから女とは出来なくなってしまってもう手放せなくなってしまって…。
オチはタイトルから想像付く感じです。
【フォトジェニック×エクスタシー】
これはイマイチかなー。
雰囲気の違う人気モデル2人はライバル同士。
ある時ライバルがアメリカに行ってしまうと知ってとった行動とは…。
何故そうなる??んー???でした。
シーモアで購入
白抜き修正
BLハマりたての初期に買って読んだきり内容忘れてるので読み返してみました。
自分がどんなのが面白いと思うのかわかんないから手当たり次第に買ってたんかな?
基本的には有名作、ベストセラー表紙買いな感じですが、この作品はなんでチョイスしたんだろう?セールしてたからかな?
田舎で出会いがなく30歳童貞処女な主人公が一念発起で東京で再就職。
出会い系で脱処女!初めてで良いお相手に出会えて最高の快感を得られたんだけど、翌日出社してみたら就職先の新人研修担当者でしたーってやつ。
良いところは、美形な一見受けっぽい遥さんの方が攻めっぽくって男っぽいワンコ系男子が受けなところ。ギャップがあるのがよいです。
あんまりだなーと思ったのは遥が社内でえっちな事仕掛けすぎるところ。見つかったらどうすんの?不謹慎!って思ってしまってね。
それと、ちゃんと好きだとか付き合おうって交わしてないから遊びかな?と思って当然やん?なのに、僕は付き合ってるつもりだったのに、セフレだと思ってたの?(ひどいなー)みたいな事を言うのどうかと思うわー。
遥に対してちょっとなーと思うところが多々ありました。それと、いくら田舎から出てきた純朴青年だとしても30歳らしからぬ態度で読んでるうちに20代前半設定だったっけ?と何度か勘違いしてしまいました。ちょっと幼いです。
同時収録作品は若手人気イケメン俳優 烏丸×真面目アナウンサー 高嶋です。
高嶋は甘いものを食べると無意識にトロ顔になってしまうんですが、本人無自覚。でもその顔にそそられて烏丸は高嶋の事が気になって仕方ない。
番組で披露した手作りスイーツをご馳走する代わりにえっちな事をさせてと言う交換条件何故成立するんだよーw
ちょっとトンデモ設定ではあります。
2作品とも美人が攻め、受けは純朴そうな黒髪男子、乳首攻めが執拗なので、この部分は作者さんの癖と見た!
どっちも職場でエロい事すんのはやめときなさいと気になってしまいました。
シーモアで購入
白抜き修正
まず題材が良い。同人誌で何度も見た事がある
「〇〇しないと出られない部屋」
商業作品でも小冊子や描き下ろしで読んだ事がありますが、一冊まるまるこれで引っ張るのは初読み。
理屈ではどうにもならないトンデモ設定なだけに強引な部分も大いにありますが、とにかく愉快に読めて楽しい作品なので全然アリです。
「〇〇しないと出られない部屋」をクライアント案件で実施している企業に勤めている2人の話なんです。たくさんの「〇〇部屋」をモニター監視して達成したら部屋の鍵を解錠するお仕事。
その仕事、なんやねーん!なのですが、仕事なんでね、真面目にやっておられます。
上司と部下の2人でペアでしてるのですが、部下の茨田くんは学生時代バイト先の居酒屋で酔い潰れて涙目で吐いている泉さんの姿に一目惚れして追いかけて入社。頑張って同じ部署に配属されたんだって。そしたらまさかの仕事内容だったって話なんだけど、モニター監視の先では、ほぼお題がエロ関係なので好きな人と無修正の性行為を延々見るという地獄のような天国のような環境。
自分もあっち側の部屋に監禁されたいな〜なんて思ってたらなっちゃいましたよ。
しかもお題は秘密、自分達で見つけ出さなければならない。3時間後には爆発するなんて言われてどうする?!2人。てかやるしかないw
ギャグ寄りのラブコメでテンポが良くワードセンスがよい。2人のキャラも最高でした。
これはオススメしたくなる作品です。
電子で購入
大きめライトセーバー修正
宮田トヲル先生といえば、アオハル=学生モノって思っちゃってた。
表紙の2人若々しいから高校生かと思った。
高校の回想シーン多いから半分くらいは学生モノではあるんだけど、時間軸的には社会人モノです。
片思いをお互いにしらばっくれまくりな両片思いです。でもさー、もしこの2人から恋愛相談バラバラに私がされたとしたらさー、それ友達の域超えてるやん告白してみたらいいんじゃない?って言うと思うわ。
隼人の言動
[高校時代]
明らかに特別扱い。頻繁にキスをしてくる。何でもない時にプレゼントをいろいろくれる。距離感がバグってる。
[社会人なってから]
飲み会の後など頻繁に泊まりにくる。高校生カップルが手を繋いでいるのを見て羨ましがり、律と5秒だけ手を繋いで喜んでる。
律の言動
[高校時代]
隼人からのキスやプレゼントをすんなり受け入れる。
[社会人なってから]
隼人が好きだと言っていたパティスリーに就職している。呑んで酔ってやってくる隼人を受け入れていつでも泊めてくれる。隼人用に食器やお泊まりセットを用意している。
隼人から貰った品を大事に持っている。
律の就職先がもう決定的じゃない?
でもね、ここまで想いが強い2人なのに高校卒業して一切連絡取らなかったのはなんで?
そこんとこがちょっと疑問に思ってます。
2人共タイプの違う美形で顔がいい。はぁー、好きな顔だわーとページを捲るたびに眼福でした。
ただ、学生服は慣れた感じでしっくりきてるんですが、スーツ姿がモサッとして見えました。
学生服のブレザーと大人スーツって見せ方違うんだな。不思議だ。
大人のスーツ姿がめっちゃカッコよく描ける先生っていてる。好きだから上手に描けちゃうんだろな。
電子で購入
ライトセーバー修正で見えません
BL読み始めホヤホヤの頃に買って読んだ本。表紙のデザインに惹かれて買ったのかな?
ハマりたてで何故に女装AVの作品に手を出したんだ?何故買ったのか全く覚えてません。
買った時に読んだきりで内容全く覚えてませんでした。今回読み返してみると面白く読めたのですが、ちょいと引っかかる部分もありました。
主人公 杏一は女装専門のAV監督なんだって。
次回作のネコ役でピンとくる子がなかなかいないなと思ってたら街中でダイヤの原石発見してしまった。女装したら絶対可愛くなる男の子 ナオがベンチで泣いてるじゃないの。
理由を聞くと好きな子に振られたと。同性的な感覚でいたから異性として見られないって振られたんだって。今までも女の子みたいって言われた事があるんだって。
じゃあ、振った女の子を見返してやろうよと励ますからさ、普通はカッコよく変身って思うじゃない?それが、彼女よりも可愛い女の子になってやろうよだと?
方向性間違えてない?強引すぎる。女の子みたいって思われるのがナオはコンプレックスって言うてんのに。
なのにね、可愛くしてもらってだんだんその気になってしまうし、もっともっとっていろんな格好で外にお出掛けしてしまうし、可愛いっていってエッチな事されて好きになってしまうし、流されやすくないかい?ナオは大学生だもんな、チョロすぎても仕方がないんかもな。
出会いはこの子をAV出演させようと近付いたのに本気で好きになっちゃって悩む監督。
ノンケだったのに女装にハマってしまうわ、監督の事好きになってしまうわ、新しい扉開きまくりだな。
実際に最近AVで女装モノすっごく多い。めっちゃ可愛い子もいれば、ジャケットと中身で全然違うじゃねーか!って子までいる。
この作品の中ではナオは可愛いらしいんだけど、好みの絵じゃないんですよね。顔が長い。
もっと可愛かったら評価もうひとつ上だったかもしれない。
描き下ろしで杏一も女装するんだけど意外と美人でイイ女でした。この姿で致しているシーンもっと長くみたかったな。
シーモアで購入
白抜き修正
鈍感な受けちゃん 由利と俺様王子様 八色の組み合わせ。
由利くんって割と不幸な境遇で可哀想なんだけど、ぼんやり鈍感な子だからそんなに悲壮感がない。
小さい頃に両親が交通事故で死亡、祖母に育てられたけど祖母も亡くなり今は天涯孤独。IT系会社設立する予定がビジネスパートナーに資金持ち逃げされて1500万の借金抱えてAV出演。2作目、3作目ブツが勃たなくて失敗。闇金業者から男女モノAVではなく、ゲイビのネコとして出演したらと喫茶店で命じられてるところに王子様颯爽と登場!200万の札束ドーン!残りの借金も完済してやるからコイツはオレが預かると住まい代わりにしてるホテルに連れ帰られて、手付金の200万分身体で払えと速攻エッチな展開。ここまでが1話のお話。
なかなかなジェットコースター展開でこの先どうなんの?って先が気になってしまいます。
1話の前にプロローグとして八色と由利の高校時代のお話から単行本は始まるのよ。
最初読んだ時は、よくわかんなかったんだけど、全部読み終わってからプロローグと1話をもう一回読むと八色の事すんごく可愛く思えてきてしまった。
だってね、高校3年間同じクラスだったのに殆ど話した事なかった由利くんの事とっても意識してんのよ。話しかけた時の反応とか。
1話22ページでどうして1500万肩代わりしてくれるのかと聞く由利に対して返事しかけて少し間があっておちゃらけた理由を言うんだけど、本心は違うでしょ!「お前のことが好きだからだよ」でしょーが!って思えて、2周目読むと八色が可愛くて可愛くてニヤニヤしてしまいます。
由利くんからは思うようなリアクション返ってこないけど、付き人として四六時中一緒にいれてご機嫌な八色。傍目から見てても機嫌がいいのがわかるくらいなんだって。
好きだからお前を助けたいし、一緒にいたいとは言わないんだけど、表情と態度で好きがダダ漏れてて可愛いんだ〜。
由利くんの無自覚煽りやすけべなカラダ魅力的ですが、今作は八色が私は好きです。
シーモアで購入
白線修正ならぬ白線部分が引っ掻き仕様
殆ど見えてます