「ねくたいや」のスピンオフに当たるこちら、早速読みました。
前作で出てきた有働家次男 友久の元セフレの環と有働家長男 佳久のお話です。
この2人出会いは6歳、その時に環は佳久に一目惚れして3度も告白してはフラれを繰り返してたけど、21歳の時に性欲解消やら気持ちの紛らわせやらで友久とセフレ関係に。
2度目の時に佳久にバレて包丁で身体を切り付けられたんだって。
環服脱いだらすごい傷跡なんよ、炭治郎もビックリなくらいの。
これ、読んで行くと両片思いの拗らせ愛なんよね。
佳久に感情移入してみるとメチャクチャしんどい。
ずっと一緒にいてて自分の事を好いてくれている環。でもお互いの実家の家業があって跡取り息子だから結婚して家を継ぐ立場でもあるから好きだからと簡単に付き合えるものでもないとぐるぐるしてるうちに、弟とセフレになってるって何?!そりゃショックよ。何してるん!俺の事好きなんじゃないん?しかも何で弟なんよ!ってやらせない気持ちになるわ。
逃避目的もあって海外修行に6年間行くんだよ。
そこにも一度も会いに来ないし、あいつの好きは大した事ないんかななんて思うわな、そりゃ。
環に感情移入してみたらば、佳久は一度も好意がある素振りを見せてくれないから自己満足で好きってだけでもいいかななんて中途半端な気持ちでおるんよね。その間ずっと友久と身体の関係続けてたのは信じられないけども。
弟たち、環の会社の仕立て職人の悠さんの助けがあってやっと結ばれた2人。24年越しのお付き合いなんて浮かれまくりだろうな。ちびっ子の時の好きになったエピソード、笑顔が可愛くて天使かと思ったってそんなお前も天使かよ!
前作で友久に永瀬との方が環とのSEXより気持ちがいいと言われてたけど、テク大丈夫ですか?本命とセフレとで態度違うのです?そこんとこ気になります。
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修正の要らない構図
基本ハード目なお話を買いがちなのですが、こちらは木原先生にしては大人しそうだな。読み始める。
めちゃくちゃおもしろい!
7時起きだから早く寝なきゃと思いつつ止まらなくて2時半まで読んでしまった。
高校生がイタズラでゲイ雑誌の文通コーナーに載ってた男宛に手紙を書いたら返事が来て…ってところから始まるお話。
主人公の高校2年生の男の子、女子にモテたいけどモテない。気になる女子からその返事が来たゲイを見てみたいから約束の場所に行こう!と言われて喫茶店に出向いたら自分たちの通う高校の現国の先生だったって世間は狭い。
喫茶店で何時間も待ってる姿に気の毒さを感じで同情で会ってしまう。その後も断ろうと思いつつ何度も電話したり会ったりしてるうちにだんだん絆されていく主人公。ノンケなのに、初めて好意を抱かれる感覚に心地よさを感じるし10も年上の先生に可愛いなと感じてきてもっと触れ合いたいって思うように。
とても心の動きがわかる。同性愛者じゃなかったのに好きになってしまったらもう止まらない。
木原作品って片方が激重感情でもう片方はそうでもないって関係性のばっかり読んでたからお互いが激重って初めてかも。一方が強すぎるのって本当に恋愛?って怖さを感じてたけど、こちらはめちゃよかったです。
行間にスペースがなく時間経過してても続けて書かれているので最初少し戸惑いました。
あとがき見たらこちらが商業デビュー作品だったのですね。文章的な拙さやわかりにくさは全くなくとても話に引き込まれました。
木原作品にしてはこの2人は珍しいなと思ってたら、書き下ろしにらしいゲスい奴が出てきました。
主人公の幼馴染の男です。
ノンケの友達がゲイになってしまった。しかも、自分の恋愛よりも長続きしてるって事にコンプレックスを抱き続け、職場で自分に恋心を抱いている後輩イケメンくんに対して酷いやり取りをしやがりますが、この後輩くんも引き下がるような男ではないみたいなので、コレはいつものパターンのカップルになりそうな2人でした。てっきり攻めだとばかり思ってた彼が受けを甘んじて受け入れていたのがビックリでした。後輩くんは抱かれたいと思ってたんじゃなくて抱きたいと思ってたとは!
表紙はシックですが、エッロエロです。
春庭で出てた同人誌の方を先に買って読んでいました。コウキ。先生がWEBでこの子達のお話をちょこちょこ描いておられたのは知らなかったです。
詳しいことはわからないままにすけべなDKを見てたのですが、詳しくは単行本で読めるって事で発売を心待ちにしていました。
発売前からアニメイト小冊子付きが売り切れて再販のお知らせがあったりして、そんな人気なんだ!と期待が高まりました。
幼馴染ど執着モノでした。好きです!面白かった。
攻めが仕掛けていくわけではなく、受けの方から引っかかってくる感じが他にはなく新鮮でした。
顔面がよく人気者でカースト上位な主人公 衛星。
元カノにセッが下手だと動画サイトで承認欲求の為に暴露されて、そっからなんとなく不登校。
相手から寄ってきて選び放題だけど、トロフィー彼氏の様に使われるのうっとーしいな。モテるってあんまり羨ましくないかも。自分の好きな人から好かれるだけでいいわ。
気分転換に幼馴染の月王くんちに遊びに行ったり泊まったりしてるうちに上手なセッの仕方教えてよ?ってなってそこから始まる幼馴染以上の関係。
普通そんな事にならんだろー(笑)これ、急展開で第一話でこんな事なってますから。
そんで、2人の関係性やキャラクターもしっかり描かれている。月王くんは主人公より1つ年上で深夜大人のオネーサンの車で自宅前まで送ってもらい路上キスするようなちょい悪な面を持ちつつ学校では黒マスク男子で目立たずカースト下位な男子友達と一緒にいてる。クラスメイト女子からは暗くてキモいと思われてるみたい。月王くん、身長高いし衛生くんに負けず劣らず顔もカッコいいよ?
ちょっと髪型がマッシュってほどのボリュームがなくてヘルメットだけどね。
とにかく人気者でモテる甘えん坊でチョロい衛生くんと衛星くんを手に入れる為長期計画で粘着質でど執着な月王くんのお話最高でした。続編決定したそうで、喜びです。
紙本で購入
引っ掻き修正で描かれているモノはほぼ見えませんが、デカさは把握できます。2人共ボリューム感がある。受けが小さく描かれているのは好きじゃないのでコチラは好みです。穴部分は少しだけ見えてます。
上巻はホッコリ人情話って感じだったけど、豪さんと宇楽さんの過去編はとっても濃ゆい時間だった。宇楽さんの愛人の島田さんが悪い男なんだけどカッコいいんだわ。
上巻からは考えられない展開だから苦手に思う人もいるかもしれないけど、私は好きだよ、痺れた。
宇楽さんを挟んで島田さんと豪さんの三角関係。
自分らがするとこ見てけよって目の前でやっちゃったり3人でするのが当たり前な感じになったり、挙句豪さん島田さんの質屋で働き出すし。
3人でする時、島田さん豪くんにもキスしちゃったりしてさ、2人の事気に入ってたんだろうな。
あんなマッシュヘアのカジュアルボーイな豪さんがゴリゴリ派手派手ファッションにどうやったらなるん?って思ってたら島田オマージュだったとは。泣けたわ、これからは2人分俺があの人の分もそばに居るって…。
三人三様のお互いへの複雑な感情があるのがたまらなく良かったです。
そこから時は現代に戻って豪さんの実家事情のお話になってからすんなりと丸く治ってあれ?これで終わりなの???って続きがありそうな終わり方でした。もっといろんな話が見たかったなー。ダンサー辞めて紹介所始めたキッカケとか、豪さんのお母さんに会いに行く話とか。
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白抜きっていうかその部分描いてなさそうな感じ
ゲイ専門?のカップル紹介所を営んでいる宇楽と豪。そこに出会いを求めてやってくる人達のお話2つと、宇楽と豪の出会いのストーリー(途中まで、続きは下巻)
面白くて、キャラが魅力的で引き込まれる。
短編だからちょっと話の展開強引なところもあるけどまぁそこは重要じゃないからヨシ。
余命半年で今まで恋したことがないから本気の恋がしたいとの申し出に宇楽さんが選んだお相手は、売春まがいの事をしてくさくさしてた川谷くん。
この子の事がもちょっと知りたかったな。宇楽さんが合鍵持ってて土足でズカズカ上がり込んでヘアカットからスーツ購入までの身繕いまでしてあげる仲ってどんな関係なの?
当初は読切だったから設定が端折られてるとかなのかな?
まぁでも面白く読めたから良いのです。二つ目のお話にホロリとさせられました。過去の出来事に囚われているお弁当屋おじさんの心のわだかまりを若い男子が解いてくれるお話。こういうグイグイいけるのは若さ故なんだろうな。泣いてるおじさんにグッときました。
最後は宇楽さんと豪さんの出会いのお話。
この時から近所のおばちゃんゆかりちゃんとお知り合いなのがいい。この時は小料理屋をやってたゆかりちゃん、今は店を畳んで昼夜お弁当屋の弁当みたい。自分でお店やってた人が毎日食べてるくらいだからここのお弁当美味しいんだろうな。
朝はあの喫茶店のモーニングなのかな?密かな恋心抱いているマスターとカウンターでお話しするのが毎日の喜びって顔してる。
宇楽さんと豪さんとってもオシャレ。ハイヒールが素敵。姿勢良くハイヒールで歩く姿はカッコいい。
下巻も楽しみに読みます。
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阿部あかね先生にしてはエロ控えめ。
修正が必要なシーンなし
最終巻か…と寂しかったので2巻の後すぐに読まずに関連作【無邪気なわんこと猫かぶり】を間に挟んで3巻読みました。
はぁ…、とっても良かったです。
最後まで2人の日常だったのが良かった。当て馬も試練もトラウマもない。邪魔してくる存在もいない。そんなのなくても面白いお話はおもしろい。キャラが立ってるから日常がちゃんと面白い。
今回はチコたんの友達?恋人?のにゃんこについてのお話があったり、柔道大会で優勝したらご褒美誠治さんで頑張ってしまう晋くんとか誠治さんの指輪のサイズを調べるために奮闘する晋くんだったりと全部面白かった。
面白いとキュンとすけべの塩梅と文字の分量が丁度よくて読みやすい。
このシリーズは定期的に読み返したい。特別誠治くん、晋くん私の好みのタイプではないんだけど、愛し合う2人が愛おしい。好みじゃないからより俯瞰で楽しめたのかもしれない。
描き下ろし小冊子のラブホでコスプレするお話、ギャグ寄りで面白かった。誠治くんがお医者さんごっこ始めたもんだから何故だか患者さんの晋くんにお医者さんの誠治くんが特大お注射されちゃって。部屋から出たらそん抱きの2人と遭遇しててさり気に宣伝になってて、そっちはまだ読んでないので読もうと思いました。
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白抜き修正
2巻も面白かった。
誠治くんちで同棲始めた2人。
田舎の同性同士のカップルだけど、コソコソせずに自然体でいる2人。クヨクヨ悩んだりしない2人の幸せライフ。そうそう、こーゆーのでいい。
2人とも可愛い。
物語の山場として当て馬とか試練とかそんなん要らんのよ。日々の生活が面白い。
大腸検査でお医者さんにおしりの穴使ってる事バレちゃってほどほどにって言われたり(一度しかしてないのに!晋くんのが凶器だからなの?)夏祭りの射的でゲットした獅子舞のオモチャの音でイチャイチャが邪魔されるくだりが何回か擦られるのとか好き。
ありきたりな毎日に幸せ感じてる晋くんがいいし、いつもおちゃらけてるけどいざって時決めてくる誠治さんにもキュンとさせられる。
大晦日、非番だったのに緊急呼出掛かって仕方なく深夜警備に当たってた晋くんの元に現れて2人で年越し迎えるの良かった。思わず感極まってチューしちゃってた。表紙のイラストはその後なのかな。それを知ってもう一度表紙見返してしまった。そろそろ帰ろうとしてる誠治さんと名残惜しい晋くんって感じだな。
3巻も楽しみ
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白抜き修正
めちゃくちゃ有名作品。
数年前に友達に借りて読んだ覚えがあるけど電子で買ったので再読。これって[無邪気なわんこと猫かぶり]って作品のスピンオフなの?知らなかったわーと思ったらこっちも電子で購入済み積読だった…。過去の私は、準備が良いというか読んでない本どれだけあるんよ。
年の差、長年の片想い、気のいい男前おじさん受け、真っ直ぐなワンコ攻め
最初からこれは面白いと感じさせる安心感のある作品。
攻めの晋くん心のドキドキがとっても伝わってきます。この思いは心に秘めておこうと密かに10年以上片想いだった誠治くんが「男と付き合うのもいいかな?」なんて言い出すんだもの。思わず立候補しちゃうってば。
それからすんなりお付き合いすることにはなるけど、なかなか致しません。だって、晋くんの晋くん完全に白抜きされてて見えないけど、白い範囲がバカデカい。買ってたコンドームXLサイズだったもの。(田舎のコンビニなのに、XLサイズ常備されてるのね)それは、誠治さんの心とカラダの準備が必要だよ。
お預け期間は長いけどしょっちゅうチュッチュしてます。部屋でも外でも。そのチューの描写が情熱的でエロさが伝わります。
途中途中で誠治さんちの飼い猫チコたんが登場してほっこりさせてくれます。いい具合に邪魔してきたり甘えてきたりして。ねこちゃんいいなーかわいいなー。
初めて致すシーン、大変そうで2人の共同作業感がありました。長年の想いを遂げられた晋くんの表情が何とも言えません。にやま先生上手だなー。
晋くんにとっても、誠治さんにとってもお互いが「ぼくのおまわりさん」であるこのタイトル秀逸。
続きとスピンオフ元の作品もこの後読みます。
シーモアで購入
白抜き修正
ブルスカ10巻で10周年!おめでたいなー。毎年夏に新刊出るもんな。この作品を知ったのは後追いだったので私がリアルタイムで買い始めたのは、2019年7月発売の5巻から。
それからでももう5年経ってるもんな。月日が経つのは早いものです、高校生だった彼らが大学卒業してしまいますもの。
⑧⑨巻が心がざわつく事態が起こる回だったからか、今回は平和です。なんか2人とも髪の毛伸びてる?長いです。9巻から時間経ってる感じがしました。大学4年生なのですね、もう大学卒業かぁ。元親は母校の小学校に教育実習に行ってます。双子ちゃんがそわそわ休み時間毎にチカにいちゃんを見に来てるのが可愛いです。
先生になるかわからないけど取れる資格は取っておきたいんだって。あと、弟達の学校生活も見たかったからっていいお兄ちゃんだな。
でも、実際に学校の先生するなら、生徒と関わりあまり持たなくていい高校教師の方が合ってそうな気がする。元親、夏生、栗栖、範康、知羽さんの進路はどうなったんだろ?具体的な就活は今作では描かれておらず、次巻でのお楽しみ状態。
栗栖はフリーターな気がするな。範康くんは、ショップ店員?知羽さんは美容師に戻るのかな?
今回10巻にして新発見は(私の見落としかもしれないですが)楢寺の出身高校は、私立の進学校だった事。てっきり公立だとばかり思ってました。なのに、海外に修学旅行行くんかって思ってた。
夏生かーちゃん、シンママなのに立派だな。私立高校に私立大学行かせてるなんて。
範康くん、一浪してるからみんなよりも一才お兄さんなのか。宝物入れに中森明菜の少女Aのシングル?が入ってるのは何なの?あんなCDシングルないと思うんだけど。たまごっちも入ってるね。今の若者昭和のアイドルソングが逆に新しくていいって思う感覚あるみたいだから好きになったのかもだけど、あれは何?レコードジャケット風ブロマイドなのか何なのか。(どうでもいいところに引っかかっています)
読み進めていくにつれあれ?これ大学卒業する感じだな?なんかまとめに入ってる感じするやん?え?!もしかして最終回だったり???嫌だーって思いながら読み終わってしまって心がざわつくままあとがき読んだらひとまず大学生生活が終わったって事で、次巻からもよろしくと書かれていて安心しました。
大好きな作品なので2人がおじいちゃんになるまで見届けたい気持ちです。
特別な事が起こらなくていいんです。私は彼らの日常が見たいので。
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あまりそんなシーンはないのですが、チカのチカのドアップ。(いつも思うのですがシワっぽくておじいちゃん味を感じてしまう)
セルフ顔射してしまった夏生の精液を当たり前のようにペロッと舐めとるチカが良かったです。
自分のは口移しされてオエッって言うてたのに、好きな人の体液は違うんだな。
上下巻合本版で読みました。登場人物がたくさん出てきて過去の事件と複雑に入り組んでいる今作。韮崎を殺害したのは一体誰なのか?
読み進めていくとヒントが描かれていてこの人だ!って分かってくるのですが、とにかく麻生と山内に感しては運命の悪戯が過ぎる。
どっちの立場もしんど過ぎる。それ以外の登場人物達も、男女問わず人生イージーモードな人なんていない。何処かで辛酸舐めてる。
とんでもない悪党で命を狙われて殺された韮崎。確かにヤクザでズル賢くて悪い人間なんだけど、愛情はあるいい男だったから、2人のいい女な愛人と山内に愛されてたんだよね。
リスクがあっても山内の為に何人か消してたり、実は麻生も殺害ターゲットに入れてたりとか山内練に対して結構な執着だよ。
麻生殺害を回避する為に行った山内の行動もまた業が深い。確実に麻生にダメージ与えるし、事実が発覚したら更に増す。
読後、数日この物語の事ばっかり考えてしまう作品ってあります。間違いなくコチラの作品もそうです。誰が悪人で誰が正義とかじゃないんですよね。人にはいろんな思いがあってそれが偶然カチッとハマってしまうタイミングってのがあるんだな。
そんな中、私は刑務所で練と仲良くなった田村と麻生の同僚の山背が好きでした。なんかヒリヒリしたこの作品の中でほっこりできる2人と言うか、決して裏切らない人物というか。
本編のネタバレになるから本編読後推奨の短編2作品「歩道」と「ガラスの蝶々」どっちも同時収録していただけて感謝です。とても運命的だし、逮捕後の練や今の彼の事を考えたら何とも言えない気持ちになるし、「ガラスの蝶々」ラストにも痺れました。麻生さーん!その曲掛けるんだ!気付いてないかもだけど、練は、キュンとしてるよ?
関連作品がたくさん出てるみたいなのでそれを読むのが楽しみです。