水咲月兎さんのレビュー一覧

君に逢いたい 小説

火崎勇  水咲月兎 

90年代を感じさせる

1冊ぜんぶ表題作です。月野(受け)の視点でストーリーは進みます。

月野は同じ会社の先輩である尾上(攻め)が好きです。恋人にフラれた場面に偶然でくわしたのをきっかけに親しくなりますが、月野と尾上の部署は社内では対立していてます。そんな中で、月野は同期の荒井に、二つの部署を仲良くさせたいと頼まれて…という話です。

月野は「どんどん嘘つきになる」と自嘲しますが、酔った尾上との夜を夢だと装う以…

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それぞれの迷路 小説

火崎勇  水咲月兎 

予想外の面白さ

1冊丸ごと表題作です。
1998年出版なので、当然スマホなんてない時代を感じる作品になってます。イラストの効果もあり(女性の服装とか)古く臭く感じてしまいます。ただ、予想外な展開が面白くて、今風に編集して文庫ででも出版して欲しいなぁと思いました。

深月(受け)の目線でストーリーは進みます。
ある日、親の再婚で姉弟になった深月の血のつながらない姉・沙耶が朝生(攻め)を家に連れてきます。「彼…

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