盛林正貴さんのレビュー一覧

迷える夜の仔羊 コミック

盛林正貴 

ひと時代の終わり頃に

互いに抱いてしまった感情故に引き裂かれた兄弟が再会し、
立場を超えて愛し合った末に新しい世界へ旅立ってゆく。
絵柄故にショタ傾向と捉えられそうですが実際は幼年期の
空白を肌を重ねる事で取り戻している成人男子同士です。

表題作も結構骨太ならば併録作も結構骨太です。
自らが作り上げた人工生命体との交歓から何かを知る少年の
話に戦火の中で言葉を閉ざした少年が一時の安らぎを得る話。
そし…

0
PAGE TOP