鳳巳乱さんのレビュー一覧

博士と助手 小説

S・稔也  鳳巳乱 

実験時代

何とも今見返すと不思議な判型です。
現在の様な軽装のノベルス版ではなく、かと言って
耽美小説レーベルで用いられていたハードカバー版
ノベルズ仕様でもない。
B6版でハードカバー、そして中編が一編収まる程度に
抑えられた紙幅という当時としても画期的な版型です。
このエクリプスと言う小説レーベルは中々に
へそ曲がりな部分があった様で、後日刊行された雑誌が
A4版であったりもしました。

1

博士と助手 小説

S・稔也  鳳巳乱 

失敗作のアンドロイド

これもファンタジーの部類でしょうね。
天才的な彰人は人嫌いで広大な敷地の別荘で密かに研究を
続けている変人です。
そしてその彰人を博士と敬愛を込めて呼びお世話しているのが
孤児で6歳から引き取られて現在一緒に暮らしている尚です。
この彰人には20歳の時に体外受精して兄へ里子に出している
子供がいたのですが、3歳で亡くなっているのだが現在も
生きている事になっている。
それは天才的な…

1

ささめごと コミック

鳳巳乱 

大JUNE掲載の江戸時代モノ

青年編と少年編は、違う雑誌に掲載されました。
青年編である表題作の方は、青年誌に掲載です。

時は天保、江戸の町に礁舶という名の闇医者がいた。
腕はいいが、変わり者。
若いのに白髪である。(毒を飲んだためという理由あり。)
たった一人の妹・おようのことを何よりも大切にしていて、彼女のためならどんなことでもします。
盗み、強請、そして殺人。

幼い頃、母親から虐待されていた二人。

2

さかあがりの地平線は恋の視線 小説

佐々木禎子  鳳巳乱 

うむむ…

明るくてエロいラブコメディが二本。トラウマ系のネタをちょこっと組み込んます。
トラウマ系のネタは、いかにもありがちでとってつけたようで浮いてたので、いっそないほうが良かったような気がしました。
あと、わざとだろうけど、すべてをたった一日の出来事とするには、無理がありすぎるような気がしました。
受けのアホアホっぷりは突き抜けてて面白かったし、こういうタイプって大好きなんですけど。

0
PAGE TOP