英田サキさんのレビュー一覧

NGだらけの恋なんて 小説

英田サキ  かすみ涼和 

英田さんのお初

英田さんの初単行本
マンガ家さんでも小説家さんでも、だれでも必ず一度は通る「芸能界物」
なので、粗筋読んだだけじゃ、以前に読んだ事があるかどうかわからなくって。

やっぱり、一度読んでいた

ありがちなお話だが、文章のテンポがよくって、サクサクッと読めちゃう。
他愛のない話だけれど、その後の英田さんの片鱗が、無い訳じゃない。

1

テ・キエロ・ムーチョ 小説

英田サキ  高階佑 

表紙がロブとネト!!

ロブとネトのカラーの表紙も麗しい、DEAD LOCK番外編。
ネト×ロブが読めるのなんて、同人誌だからこそ。
ネトだったら、
ロブだったら、
こうするだろうなって、納得のいく展開。

これを音で聞いてみたいなぁ
ゆっちーの誘い受け(きゃっ)
健太×遊佐って、なかなか濃厚そうでよさげじゃない?

9

夜が蘇る 小説

英田サキ  山田ユギ 

オモロー!

英田節炸裂で、英田サキのファンとして大満足の一冊でした。
『夜』シリーズの一冊目です。
主人公は探偵の秋津(受)。元警視のクールビューティです。過去に大恋愛をしており、恋人を亡くしている。その恋人は元ヤクザ。
相手役はヤクザの久我(攻)。秋津にベタベタに惚れている。自信過剰で気障な俺様男ですが、大事な場面でヘタレたり微妙にカワイイ。

久我が臭いセリフを吐きまくるんです。
いまどきどんなハードボイ…

8

夜が蘇る 小説

英田サキ  山田ユギ 

英田さんは笑いのセンスもGJ!

「・・・お前、いまから、こいつに抱かれろ。」その答えが、「・・わかった。 寝室はどこだ」ですからね!
どんだけ男前なんだ! 秋津!
キレた久我に「この淫乱!」と罵られた時のセリフがまたイカす。
「俺が淫乱でもお前には関係のない話だ。どうして怒られなきゃならない。」
このセリフ、英田さんの受けのセリフの中で一番好きです(笑)

結局見返りはおクチで。何故か久我のを。になるんですが、これが…

4

デコイ-迷鳥- 小説

英田サキ  奈良千春 

スピード感に陶酔

息を詰めるように読んで、しばし放心。
前編で広がったものが、一気に収束。スピード感があって、苦くて、最後は甘かった。

前編は主に火野と安見の出会いとやりとりがゆっくり語られ、二人の関係も何かねっとりとした不安感があるものの甘やかで優しい。
後編で安見が記憶を取り戻してからは、火野が一気に覚醒・・・
やはり只ものではなかったね。火野。
まさしくLOVE and HATE。そして束縛と執…

3

すべてはこの夜に 小説

英田サキ  海老原由里 

ほんとに神・・・

いつも夜の住人を素敵に書いてくれる、英田サキさん。
どの作品も好きですが、この作品は、特に脇役とサイドストーリーがイイんです!

英田さんの受けって、無自覚にやや残酷なタイプが多いような気がする。
一方の攻め君はとことん強くて、恋に対してはヲトメ属性(笑)
今回も湊のけなげさに涙が出ます。

監禁と見せかけて加持の身の安全を確保したうえ、資金を持ち逃げした従業員まで確保。
冷酷な極…

4

すべてはこの夜に 小説

英田サキ  海老原由里 

いやぁ 泣いた、泣いた 思いっきり泣いた

ネットの個人サイトの小説とか同人誌では、思いっきりツボって泣いちゃうことは時々あるけど、商業出版物でこんな目に遭うとはおもわなんだ
と、思って後書き読んだら、収録作品は、過去の同人作品の再録+未発表作って事で、この辺に涙腺ツボ破壊因子があったらしい。

単なる極道ものみたいだけど、実は、あまりに言葉のでない不器用な男の超純愛もの。
いきなりな結末といい、ここまで来ると商業出版物的には救いが…

4

NGだらけの恋なんて 小説

英田サキ  かすみ涼和 

王道

売れない俳優と、売れっ子漫画家のラブストーリーです。
売れない俳優である木津は、連ドラの主役を勝ち取るために、原作者の矢部に体を提供することになります。
矢部はかつての知り合い。矢部は過去、ずっと片思い木津に片思いしてたという過去がある。
面白かったです。
よくある王道ストーリーですが、英田さんの心理描写の上手さにのせられて、最後まで楽しく読むことができました。

1

バスルームで夕食を 小説

英田サキ 

ラブラブな日常

数ページのごく短い短編が三本載っていますが、どれも二人の日常のちょっとしたひとコマが描かれています。時間的には一巻と二巻の間あたり。
この後、椎葉は永倉の事件を通して、宗近との関係の是非、エスを持つことの覚悟を問われ、悩んでいくのですが、本書ではまだ椎葉の気持ちもそれほど切迫したものではありません。普通の付き合い始めのカップルの痴話喧嘩、みたいな明るいノリ。英田さんはシリアスな中にこういうコミカ…

4

愛してると言う気はない 小説

英田サキ  北畠あけ乃 

想いは通じ合ったけれど…

「さよならを言う気はない」の続編に当たるこの本は飛びぬけた美貌の持ち主なのに、その顔に似合わず口の悪いやくざの天海 泰雅(あまみ たいが)と元マル棒デカで落ちぶれた探偵の陣内 拓郎の二人のその後です。

新しいキャラが数名登場しました、天海の実の弟である佐川泰智と組は違うけれど天海と関係の深い我那覇(がなは?)です、我那覇は変な男だったけど、そのぷっち切れたところが高坂は結構好きだったりします…

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