月上ひなこさんのレビュー一覧

俺の兄貴に手をだすな 小説

月上ひなこ  こうじま奈月 

20世紀のライトなBLそのもの。

別々に育った双子の兄弟が、事情でまた一緒に暮らすようになって・・・という『弟×兄』ものですね。

まず、あ~こういうBL全盛の時代だったんだろうな~と感じました。『兄弟(双子)』ものがどうこうというよりも(別に兄弟もの自体が好みなわけでもないんですが)、それ以前にちょっと軽過ぎというか薄過ぎです。ライトなコメディはキライじゃないですが、それにしてももう少し中身が欲しいですね。

何よりも、…

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海賊と攫われた花嫁 小説

月上ひなこ  桜城やや 

想像通り!

面白かったです。意外性はなく、先の展開やオチが中盤では想像できてしまいますが、だからこそラストまで安心して読めます。

アリエルは貴族のおぼっちゃまで若干世間に疎いというか無知なところがあって。海賊に対しても先入観からか蔑むような態度を取ったり。でも根は素直な子です。
海に落ちた時にブラッドに救われ彼の優しさを知りそれまでの非礼を詫びます。
ブラッドと会話を交わすようになり、どんどん好意を…

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猫より愛して 小説

月上ひなこ  佐々成美 

ペットはペットでも・・・

これは、なぜか私が最初に持っていた印象(タイトルと、あらすじの深読みか?)とはまったく違いました。BLで『猫(ペット)』って言えば普通・・・ねえ?
いやもう、実際にはあらすじ通りのイメージなんですが。

とにかく、『家出した受が攻の家に匿われる』という設定から想像するストーリーをすべて超越してるんですよ。『世話になる代わりにH』でも、『不遇な健気ちゃんを救う金持ち男』でもないんです(いや、こ…

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無垢な花嫁 小説

月上ひなこ  佐々成美 

ありえない設定なんだけど・・・

いくら『BLファンタジー』といえど、あまりにも浮世離れした設定ですので、ダメな人は徹底的にダメ(というか読まずにスルー)なんだろうな、と感じました。
そういう私自身も『花嫁』が特別好きなわけでもないんですが、意外と面白かったことに逆に驚きました。
『苦手な設定だから』最初から避けずに読んでみたら、いろいろと発見もあるのかも?と思いましたよ。

紫乃(受)の名前からも連想できますが、これは『…

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悪魔に嫁入り 小説

月上ひなこ  佐々成美 

小麦のひみつ日記②・・・読みたいっ!

悪魔にくちづけの続編になりますね。
前作でもおバカ丸出しの可愛い子ザル系の受け様
今回もパワーアップと言うか相変わらずのトリ頭ぶりで
笑わして頂きました。
今まで怒っていたかと思ったら餌付けでコロリと忘れちゃう
このまま大人になったらホント大変だと思える受け様
貧乏だから一緒にお風呂で節約、シーツも一緒に寝れば
1枚で洗濯が済むから節約・・・こんな事に騙されて
攻め様の掌でコロコロ…

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悪魔にくちづけ 小説

月上ひなこ  佐々成美 

ヤバイくらいおバカでポジティブ

可愛い受け様を探して、カイさんからおススメされた1冊
いやはや、なんておバカなんだろうと思う受け様でした。
ほんとこんなおバカな受けちゃんは読んでると癒される
基本コミカル好きの私はかなり楽しめた1冊ですね。
悪魔と言っても人外ものじゃなく傲慢不遜系の攻め様で
非常に優秀な頭脳を持つ同い年同士のいつの間にか
くっついてるって感じのラブコメなんですよね。
受け様の兄と攻め様の姉が結婚す…

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この血の果てに 小説

月上ひなこ  奈良千春 

血が引き合う

月上さんは学園物よりアダルト系の話の方が好きですね。

大学生・葉月〔受〕は家事でアパートを焼け出されて、高熱でふらついていたところを車で轢かれそうになり、日本画家・蒼〔攻〕の家にやっかいになる事になります。
蒼の家にはしょっ中、女性が出入りしてはセックスをしていますが蒼はそれを隠そうとはしません。
そしてその光景を見てしまった葉月を抜いてやると言って、彼らの関係が始まります。
葉月は蒼…

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たったひとつだけの恋 小説

月上ひなこ  山田ユギ 

あの晃ちゃんが!

折り返しの山田ユギさんも書かれてましたが、「晃ちゃんが立派な攻になっておばちゃんは嬉しいです」にまるっと同意。

ちなみにこれは江戸友禅シリーズ3作目にあたりますが、1作目の「君が誰の隣にいても」は読んでおいた方が、えええっ!この可愛かった晃ちゃんが攻に成長するなんてー!って感じで楽しめます。
その後の祐一と暁也もちょっと登場しますしね。
2作目は読んでなくても特に問題ないと思います。

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君が誰の隣りにいても 小説

月上ひなこ  山田ユギ 

生徒×教師再会モノ、禁断の愛!

高校教師だった祐一〔受〕は、生徒の暁也に口説かれに口説かれてついに禁断の愛に落ちてしまいます。
蜜月も束の間で、彼らの関係が暁也の母親の知るところとなり、その母親に言われるままに祐一は暁也を突き放して、彼を捨てる形で別れます。

そして6年後、祐一は教師を辞め江戸友禅作家(江戸友禅なんてあるんですねー、この作品を読んで初めて知りましたですよ)として弟子と息子の晃と共に暮らしています。
そん…

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ロマンティックに愛で殺して 小説

月上ひなこ  CJ Michalski 

○○モノでした~

タイトルが何やら凄いですが、文章自体はややコミカルちっくな感じでサクサク読めます。

瑞希〔受〕は学園一のアイドルで可愛い牡丹からラブレターを貰い、お付き合いを始めようとするのですが牡丹には超ブラコンの兄、幹彦〔攻〕の存在が常に邪魔をしまくってきます。
そんな折、弾みで瑞希は幹彦を階段から突き飛ばしてしまい、幹彦は意識不明となるんですが、目覚めた時彼は何と前世の記憶を思い出し、今まで敵視して…

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