葡萄瓜さんのレビュー一覧

愛さえあれば! コミック

速瀬みさき 

出来れば萌えたい

ええ。
出来れば評価はきっぱりと『萌え』にしたいのです。
でも出来ない。萌えと言い切るには惜しいかなあと一味
何かが足りないのです。萌えの一歩手前の評価と
受け取って戴ければ幸いです。
4コマとストーリー仕立ての混在加減で気勢が削がれて
しまうのでしょうか。物語としては良い感触なのですが。

同時収録作はお笑い芸人志望学生の恋愛模様。
こちらも混在ですので…惜しいのです。
確か…

0
二次創作

北高男子の熱情!(アンソロジー著者他複数) コミック

一宮思帆 

二次創作と言う前提と肯定

このカップリングだからこその濃厚さが詰まって
おりますね。
それこそガチな組み合わせと言う奴でしょう。

原典から外れず、かと言って束縛されず。
距離感があるからこそ熱情は暴走するのでしょう。

2

美剣士 コミック

小野塚カホリ  団鬼六 

換骨奪胎の妙

美と言うものの艶やかさ、酷薄さ、そして残酷さを
静かに描き出した佳品。
美の一筋を見出さず溺れ貪る者と美を感じ陶酔し
殉じる者、その彼岸と此岸の距離感は、近い様で
相当遠い。

明治維新を廻る人間模様の深みもさる事ながら、
ボーイズラブにあらざる原作を換骨奪胎して元から
ボーイズラブであったかの様に違和感無く再構成
している「小野塚カホリ」と言う人の恐ろしさを再認識
できると言…

6

69 2 コミック

シマダマサコ 

最早…

回収されない所か分岐してますます複雑になる伏線。
放り投げられっ放しで受け止め手のいない様に見受け
られる登場人物達の感情。
回想と現実との余りに不定期な往還。

ボーイズラブって、苦行の様な感覚を味わいながら
読み進める分野だったのでしょうか。

攻めて後もう一手間加えれば複雑な味わいの活きる
不思議な物語に仕上がったでしょうに。

3

どらきら コミック

シマダマサコ 

ほのぼの・生殺し

森に住む童話作家のカンちゃんと混血吸血鬼のキラ。
キラは牙がないので血が吸えず、精気を吸ったりして
生きてます。
そんな二人の馴れ初めは、キラがカンちゃんの体から
流れた血を舐めとった所から始まったのです…。

ボーイズラブのほのぼのした部分を上手く使った表題作
と一筋縄では行かないひねりを効かせた同時収録作群。
惜しむらくは表題作がとても中途半端な所で切れている
のが玉に瑕でし…

1

真綿の王国(2) コミック

南野ましろ 

色移りしそうな甘々です

人間にもなれるウサギのぬいぐるみ・麦太が
相思相愛の相手の人間・徹太に自分の生活を
健気にも合わせようとしますが元々が綿故の
天然ボケも手伝ってどこかピントがずれてしまう
と言う。
徹太はその様子にハラハラしながらも結局麦太を
甘やかしているんですね。

他人の惚気話に興味の無い方は読まない方が
無難かも知れません。確実にあてられます。

0

真綿の王国(3) コミック

南野ましろ 

一生やってなさい(笑)

時々人間にもなるウサギのぬいぐるみ・麦太と
その持ち主兼恋人・殿上徹太のとても真っ当な
恋愛模様と日常生活を描いた作品です。

麦太の設定こそファンタジーなのですが、あとは
極めて日常的なのですね。麦太が時々抱える
悩みもすごく真っ当。それをファンタジーな部分で
解決するのではなく、きちんと一足ずつ踏んで
解決の方向に持って行っている部分が読んで
いて心地良いかな、と。

2

かなりワガママで愛しい人 コミック

龍瀬弓乃 

お約束+α

BL作品単行本は二冊目となる龍瀬さん。
今回もエロに重心を置きつつ、決してそれだけではない
深い味わいをさりげなく織り込んだ展開を為されております。

表題作は我儘な従兄に振り回されつつも結局彼を愛して
いる大学生の話。年下攻ならではの味わいもしっかり
含んだ話です。
全体にコメディタッチなのは、元からの感性でしょうか?

0
二次創作

フジミ同人誌ワールド 4(アンソロジー著者他複数) コミック

愛あるからこその破壊と創造

公認アンソロジーとは言え、流石に
少し控えては?と言う作品も少し。
いや、愛ある故の暴走とは承知して
いますが、原典に還った時に笑いが
フラッシュバックされる方向性と言う
のは…容認されているからこそ掲載
されているのでしょうが。

ええ、愛は溢れています。
かなり濃い味つけで。

1
二次創作

フジミ同人誌ワールド 3(アンソロジー著者他複数) コミック

氷室桜 

融通の利く公認

公認アンソロジーと名のつく存在は
世間に多々ございますが、凡そは
健全が建前である為どうしても表現に
抑制がでます。
その抑制をどう料理するかも腕の
見せ所でしょうが、同時に興を削ぐ
一因にもなりかねません。

このフジミ『公認』アンソロジーは
その点恵まれております。
健全であれと拘束されるのではなく、
作品自体の欲求で健全になる事も
出来る場合が多々あるのですから。

0
PAGE TOP