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橘孝志
葡萄瓜
作品の傾向が男性向か女性向か、と問われれば 男性向であろう、と評者は判断します。 この当時、ボーイズラブと言う言葉は存在したものの 普遍的なものであるかといえばそうでなく、従って その定義も普遍的ではありませんでした。 この収録作品の初出誌からして「美少年」をキャッチ フレーズにしたものでしたから。 愛玩される対象が美少女から美少年に摩り替わった、 そう言う世界といえば判り易く…
菜槻さあり 穂波ゆきね
思い返せば…評者がこのシリーズよりも先に 国立&育生シリーズを手に取り読んだのは 天の配剤と言うべきなのやも知れません。 国立&育生シリーズと同じ地平線上に存在する 世界ではありますが、ノリは確実に違います。 確かにこれもまたボーイズラブです。 ただ、ライトノベルのノリに相当近しいのでそう言う 点では読み手を選ぶやも知れません。
男の子同士がいちゃつく物語をボーイズラブと 称するならば確かにこの物語もありでしょう。 たとえそれがイチャツキとドタバタ喜劇だけに 終始しても、ボーイズラブの範疇ならば。 これで物語が完結していれば、まだ良いの ですけどね。いやほんと。
須賀邦彦
Vol.1に引き続き「YAOI COMIC」の表記あり。 アンソロジーと言う形態も方向性も確立されて いない荒削りさと暴走しきれないもどかしさが 同居していると言う感じです。 古典としての参照物件と言うべきでしょうか。
七瀬かい
ヤクザな攻は七瀬かいさんの得意ネタです。 そして、女装の受もまた七瀬さんの得意ネタです。 この二つが一緒に登場する本作は、それ故に 成功を約束されていた、筈なのです。 どうしてこんなに物語の切れ味が悪いのか、 評者も読んでいる最中頻りに首を傾げました。 進行のテンポもそんなに悪くは無い筈です。 でも、何かが足りない。 七瀬さんの作品にいつも潜んでいる何かひと味が、 見当たらな…
生嶋美弥
生嶋美弥と言う作家さんは、絵柄からほのぼのした 作風が一番得意だと解釈されがちですが実はとんでも ない曲者です。 この商業デビュー作からして組み合わせが凄い。 受が32歳の僧侶、片や攻はその友人で檀家筋の造園 業者の息子・14歳。そして攻の受に対する思慕は5歳の 時には既に始まっていたと言う。 更に言えば受の友人である筈の攻の父もまた受に対し 友情の域を少し超えた思慕を彼是17年は…
それはまだ彼等が壬生狼と呼ばれる前の頃の物語。 そして時代のうねりの中で、舞台は京都へ、そして明日へ。 漢なればこそ自らと直向きに闘う事もあるのでしょう。 『そして春の月』第二集、同時収録作はパラレル学園もの。
静かに紐解かれる篠原カヲルの過去。 それは彼と岩田天涯の絆を強固にする為の、 足りない欠片だった。 篠原カヲルは一度は離れ、そして還ってゆく。 彼を愛する友達の元へ。そして、かけがえの 無い二枚貝の一対である岩田天涯の元へ。 護られるだけではなく、自らも闘おうとする 受は誠に美しい。彼も漢である故に。
芳本茂珈
表題作は1998年から1999年にかけオリジナルショタ アンソロジー『ROMEO』誌上で「ないものねだり症候群」の タイトルの元発表されたもの。 第二次ショタ商業誌ブームの中での旧作発掘と言う事で 単行本化されたものなのでしょうね。 萌えも確かに感じます。同時に同じ程度の違和感も。 性描写の部分が時々、本当に時々なのですがノルマで 描いている様に感じられてノリが悪いと感じてしまう…
蕗谷忠則が雨宮誉を抱いた理由は 誉を再び立ち上がらせる為でした。 そして、時は流れ。 蕗谷忠則が雨宮誉に抱かれた理由は、 彼を愛したいと自覚したからでした。 雨宮誉が蕗谷忠則に抱かれたのは 誰かに愛されたいと願っていたから でした。 そして、時は流れ。 雨宮誉が蕗谷忠則を抱いたのは、 包み込む様に彼を愛したいと欲した 結果からでした。 肉体的な立ち位置の逆転は、彼等…