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120/138(合計:1371件)
東城麻美
葡萄瓜
耽美が完全に消えてしまった訳ではなく、 又BLと言う言葉はあっても定義がそれ程 明確ではなかった時代。BLに類する様な 作品がレディースコミック雑誌に掲載された 事が時たまありました。 この一冊からはそう言う感じの香りを感じ ます。背徳を描く手段としてBLが選ばれた、 と言う感じでしょうか。 男同士の関係について深く掘り下げて 描かれた作品である筈なのですが、不意に 言い様…
ともゑななこ
好きと言う気持ちがきちんとあるのに 上手く表す事が出来ないから暴走する …という話が多目の短編集です。 基本トーンが甘々なので暴走といっても 微笑ましいものですが。 一言で言うとロリショタ、と言う感じでしょうか。
妃川美波
後書きで、作品の下敷きになったのが 自分の作った同人誌であると告白する 人はままいます。 ナマモノジャンルであり、ある程度の特定も 出来る様なヒントを出す人は珍しいかも 知れません。 BLに於いては確かに商業と同人の意識差が 低い時代はありましたけどね。 この表現を愛の形ととるかどうかは、読者 のみぞ知る所でしょう。 同時収録作は近未来SF戦場もの。
まんだ林檎
二人の父の背中を観て育った息子は、 迷いながらも結論を出した。想い人の 手助けを結構借りて。 それは二人の父と進んだ道と似ている 様で違う道。 そして、穏やかな大団円はゆっくり訪れる。 一つの愛の形を始まりから終わりまで 描いたシリーズ、ここに完結。
鳥人ヒロミ
ある意味で調教ものと言える作品です。 原石の状態の攻を受が挑発しながら自分好みに 仕立てようとし、攻めが迫ると怖気づいて身動ぎ する。その丁々発止がどう収まるかを愉しむのも また一興。 甘いだけではなく、しっかりとスパイスが効いて おります。
野火ノビタ
二人の攻の内どちらかを選ばなければ いけない受…彼が女王様な性格であれば 物語は明るく展開するのでしょうが、そこは 野火さんの作品らしく、三者三様に苦悶して 話が展開します。 野火ノビタ風のBLを味わってみるのも良い やも知れません。
こだか和麻
味わい深い作品が詰まった一冊であるにも拘らず、 とりあえず連載作品以外を詰め込んでしまったら 雑多になってしまったという余り喜ばしくない例です。 表題作がリーマンもので部下攻・上司受と美味しい 設定であるだけに。 ただ、これは後から言える事であってまさか同時 収録作の内二作品の続編が描かれ、更にその内の 一作が単行本化されるまでのシリーズになるとは 往時誰も予測できなかったでし…
苦さを乗り越えて来たから生まれる穏やかさは存在する。 二人だけの世界では持ち得なかったものなのかどうかは はっきりしないけれども。 家族を作る事で、関係は変化して行くのだろうか? 二人以上の関係が形成され行く第三巻。
恋愛も二人だけの世界に浸っていられる間なら 外界の波風や摩擦とは関係なく居られる。 でも、世間の『普通』を否応無く突きつけられた時、 二人の関係をどう解決するべきなのか。 単純な悲劇ではない、苦い展開の第二巻です。 そして物語も受と攻の人生も、続きます。
BLで人生を描く、と言う試みの目論見が 最初からあったのかどうかは定かでは ありませんが、この一冊からその一歩が 刻まれたのは確かです。 お互いの気持ちに気付いて結ばれる、 迄ならよくある話。 人の暮らしにはその先があったり致し ますから。