葡萄瓜さんのレビュー一覧

ベイシティ・ブルース 小説

神崎春子  TOKAI 

耽美からBLへ…

『耽美小説』として世に出た一冊が
軽装版に変わるとボーイズラブに
変わる…これも時代の一幕なのかも
知れません。
ボーイズラブと言うよりはメンズラブに
近いと個人としては思いますが。

3

ベイシティ・ブルース 愛は濡れている 小説

神崎春子  森口悠也 

これも、BL

初出が全て『月刊さぶ』と言うシリーズ文庫篇第一弾。
JUNE色が抜け、かなり性描写が激しくなっているので
好き嫌いは分かれる様な気が致します。
ただ一言添えておけば、イラストも加わったからBLになった、
と言う感じでもありません。
骨太なBLと言う印象を持って戴ければ。

2

LESSON××(2) 小説

おおなぎえい  門地かおり 

ふと過ぎる影

影があるから、光はより一層鮮烈に輝くのですよ。

影と言っても暗い感情から生まれたものではなく、
次に進む為にクリアするべき課題の様なもの。
それにきちんと胸を張って対峙している登場人物達に
好感が持てる連作集です。

惜しむらくは、単行本未収録作品が二篇中ぶらりんで
現在まで放置されている事。一篇はパラレルワールド
扱いだから仕方ないにしても……ねぇ。

0

LESSON×× 小説

おおなぎえい  門地かおり 

青春漫画ノリで

昔の青春学園漫画の構成要素にボーイズラブが
混じりこんで、違和感なく馴染んでいるという感じ。
心底男同士の恋愛だなという感じで展開します。
まあ、学生同士ですから心より体の方が暴走しちゃう
事もままあるんですけどね。

0

いつか夢になる日まで 小説

冬城蒼生  不破慎理 

痛み前提

ハッピーエンドが描かれている物語でも、
展開の前提に「痛み」があるのならば敬遠
されるかも知れない。
でもかつてはその痛みこそがボーイズラブの
愛の形だったのです。
色々と荒削りでした。性描写も、用語も。
展開自体は多分そう古びてはいないと思います。

1

ネコと少年 小説

藤村裕香  新堂姫子 

希少価値

ショタの商業小説と言うのは、在りそうで
実は余り在りません。
ショタ風味と言う作品は探せばあるんですが、
ショタを上手にバランスとって書くのは結構
難しいのです。
この短編集は正しく稀少で貴重な成果ですね。
新堂姫子さんのイラストとの相乗効果も、
とても良いです

1

スター・フェリーは眠らない 小説

堀川むつみ  摩耶薫子 

拍子抜け

……いえ、本編はとても充実しているんです。
前作『タイムレコーダーは眠らない』から更に
良い感じになっておりますから。
只、ここから更に話が続きそうな振りがあるにも
拘らず次が出ていないのです。
或いは続編は読者の心の中に在ると言う事なの
かも知れませんが。

0

タイムレコーダーは眠らない 小説

堀川むつみ  摩耶薫子 

まあ、そんなもの(笑)

リーマンものでもかなり可愛らしい感じの
リーマンで…実際20代前半のリーマンと
言うのはそう言うものです。時々例外は
存在しますが。
トーンとしては決してベタ甘と言う訳ではなく、
締める所はきちんとスパイスが効いて
引き締まっています。

0
二次創作

タカハシマコ 同人作家コレクション 13 コミック

タカハシマコ 

稀少なワクワク

収録ジャンルはHUNTER×HUNTER。
それに加えてデジタルモンスター(無印)・
エヴァンゲリオン・少女革命ウテナ、そして
おジャ魔女どれみから各一篇。そこに加え
オリジナルが二篇。
さりげなく同人誌全仕事の体裁なのだろうかと。

心底カワイイを愛しんで描いておられますね。

1

ベイシティ・ブルース 真夜中の戦士たち 小説

神崎春子  今泉早穂子 

時代の象徴

初出が今は無き『小説JUNE』とこれまた今は無き『月刊さぶ』、
そして「耽美小説」のレーベル“VelvetRomanシリーズ”の創刊
ラインナップの一冊であるというのですから、多少時代がかって
いるのも仕方ありますまい。
しかし、物語としては確固とした芯があり、一読に値しようかと
思われます。

1
PAGE TOP