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葡萄瓜
帯に「超訳!?」の文字が躍っているのを 如何受け止めるか。 あの源氏物語を安易にBLにしても面白味なんて 出ないだろうと思ってかかる方にしてみると 鼻で笑ってしまう様な謳い文句でしょう。 しかしてこの謳い文句、実はとても深いもの でした。 源氏物語の主人公・光源氏と言う存在を 如何解釈して臨むかで源氏物語の読み方は 変わりましょう。 実際今迄の源氏物語講釈は光源氏を一人の …
しもがやぴくす みらい戻
現在の肉弾戦中心の作風でこの方々を知った人に してみたら異色な作品集と受け止められるのでは なかろうかと拝察します。 しかし評者にしてみるとほのぼの星矢パロでこの方々を 知ったので後年の作風の方にむしろ「化けた」と言う 感慨を持ってしまうのです。 そう。やる事をやってたりする場面はありますが基本は ほのぼのです。だからたまに見せるシリアスが更に 重みのあるものになるのですね。 …
日本海荒波
巻末二編の存在によりショタ雑誌「半熟天使」と 関連付けられていると奥付では窺えますが、 全体としてショタ傾向は極少で、ついでに言うと ボーイズラブのラブも余りない感じです。 とりあえず受け役と攻め役を絡ませておけば 何か話が生まれるだろう…と言う、非常にシンプルな 構成ですね。 勢いはあったと記憶しているのです。 記憶しているのですが、読み返してみると当時程の 熱さを感じられ…
蝶野飛沫
こう言うレビューのタイトルをつけましたが、 展開がドリフではありませんと申し添えて おきます。 展開は結構オーソドックスです。 ただそこにドリフ的な要素を挿れたのは… ある意味作者さんの自信の表れと評者は 拝察しました。 ドリフ的な要素を味わいに混ぜ込んでも しっかりとBLを構築できるという、そう言う 丹念さへの自信かと。 あと言及しておくべきは、受け攻め共に 漢であり乙…
村野犬彦
筋肉ブームやMen'sLove等が唱えられる以前に 登場した「学ラン」をキーワードにした往時 の『麗人』掲載作にしては漢臭い連作+αです。 BLと言うにはかなり明け透けなノリですね。 別の意味で非常に明るい作品が並びます。 その反動として恐らくはBLとは別種の痛みが 隠し味になったり表の風味になったりと言う感じで 配されておりますね。 そう言う奥深い所もある作品集でありな…
新堂姫子
表題作は羅砂と呼ばれる国を舞台にした 異境もの…ではありますが、登場人物名が ことごとく横文字では無いので恐らく親しみ 易いノリかと思われます。 かと言って展開に(初々しさはあれど)一切の 手抜はなく、活劇としてもそれなりの味わいに 仕上がっておりますね。 一冊通しての味わいは現在でいう所の ロリショタに近しいものがありましょう。 但しそこには「男の子らしさ」と言う筋が一本 …
藤原タクト
未読の方に作品の空気を説明するとしたら 筆者はこう答えるでしょう。 「尾崎南さんのノリをもう少し洗練させた様な」 今読み返して見るとこの方の作品も時代の気分を 表したものだったな、と筆者は感じるのです。 感覚から連鎖して発生する饒舌と痛み。そして道化。 それらのバランスを加減乗除しながら構成されて いる虚構。 それらは日常から遠い位置にある様で実は 紙一重の位置に在っ…
阿部川キネコ
阿部川さんの初ショタ作品集に当たる一冊ですね。 シリーズと言うほど話数はなく…と言う作品と読み切り 短編で構成されています。 正直な所を言えば、阿部川さんのショタ作品は BLからの派生と言うよりは男性向けのそれに近い ノリがあります。 ですから甘々は期待しない方が良いかも知れません。 もっともそれは阿部川さんが元々持っているノリでは なく、言うなれば時代の流行が求めたノリだと解…
アンソロジーに統一感を求める、と言うのが そもそもわがままなのかも知れません。 しかし散漫さ加減にも限界と言うものはございます。 せめて童話と児童文学の区分だけはお願い したくなります。 あと、BLにしたい為に童話の世界を離れて 原話をアレンジしたと言う例も散見されますが、 それならわざわざ童話アンソロジーに掲載する 必然性はないかと。 童話を換骨奪胎した結果骨組だけしか …
猫田リコ
この作者さんの紡ぐ世界の艶っぽさは、 瞬間と瞬間の隙間からにじみ出てきます。 この方の色々な作品を観て来て思うのは、 微塵も動かぬ止め絵の上手さ加減です。 一コマ一コマがスチール写真の様に構成され そこには余分な動きが入り込む余地が 一切無い。 そう言う固まった断片を積み重ね、そして その隙間からにじみ出る何かに補足の深みを 語らせる。 これも映画的な作り方なのでしょう。 …