葡萄瓜さんのレビュー一覧

非BL作品

GSG!~お絵かきソフトに萌えちゃいました~(アンソロジー著者等複数) コミック

りん  マイ  まゆこ  めぐみ  ゆき 

存外正統派

創作イベント「擬人化王国」で刊行された同人誌から
商業作品が派生した、と言う点から見ると新書館から
出た「カレンダーボーイ」と同じ様な傾向なのかと言う
雰囲気があります。
しかしながら本書の場合はBL的な空気だけを醸し出す
のではなく、擬人化設定を上手く使ったLOVEもきちんと
醸し出していますね。

さて、ここからどう心模様が重なり合い、色を醸し出して
行くのか。それは、同人誌…

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調味料擬人化 旨み成分増量中(当社比)(アンソロジー著者等複数) コミック

様式美はあるのです

学園ものと言うトーンですっきり纏めた
擬人化アンソロジーですね。
キャラクター個々の設定も無難に纏め、
展開としては申し分がない筈なのです。

その無難さがもしかしたら欠点になって
しまったかも知れません。
少なくとも評者はこの本をシリーズ前巻より
高く評価しようとは思わないです。
コミカルさ優先と言う事であればまた
味わいは変わってくると思いますが。

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情熱の行方 小説

月夜の珈琲館 

バランスの一冊

心を絡ませ合う人物はいずれもほぼ間違いなく
スーツ姿と言う一冊です。
心情の駆け引きで進む表題作と心情以外でも
駆け引きをする併録作。実は両方読まないと
作品に内包された熱さが判らない様になっています。

この作者さん方唯一の商業連載作であり、また
漫画部分を交えぬ構成であり、又唯一の新書と
言うONLY尽くしのこの一冊。
技術者達の不器用な恋愛と技術への情熱を
織り交ぜた一冊…

1

ごきぶりくん 虫擬人化(アンソロジー著者等複数) コミック

さりげなく濃厚

とんでもない存在を主役クラスに持ってきたと
いう意味では神評価でも良いのかもしれません。
擬人化と言う展開で考えても必然性がさりげなく
織り込まれており、美味しい一冊であると感じます。
しかし無条件で神と評するには惜しいかな何かが
足りません。
本当に極々些細な何かが足りないのです。

良い意味で裏切られたのですから、更に一歩
踏み込んで欲しかったという贅沢な願いを抱いて
しま…

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非BL作品

肉体派15 歴史漢全攻略(アンソロジー著者他複数) コミック

筋の通った一冊

作家陣が歴史と言う舞台をノルマとして
こなすのではなく、それぞれの想いで
きちんと消化されています。
むしろ思い入れの方が強くなっている
一冊であるのかも知れません。

その中で概略だけを見ると松崎さんの
作品だけが異質な様に見えるでしょう。
しかし、これもまた歴史のひだの一つで
あるかと。

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快楽博覧会 コミック

ひばきち 

生殺し

実に美味しい一冊なのです。
が、この本を心底楽しもうと思うと
実は副読本が3冊要ります。

巻末の「BEAST HEAVEN~New World~」を
楽しむ為には「BEASTY BOYS」「BEEF JAM」、
そして「BEAST HEAVEN」の三冊が必要になりますし、
収録作の『窮乏の男』『忘念の男』を楽しもうと
するならば「BEEF JAM」収録の『一鬼夜行』、
『鬼哭』…

1

溺愛中毒 コミック

新也美樹 

ただそれだけの。

褒め言葉を探すのが難しい一冊です。
全編が予定調和から半歩さえも出て
いない為、濃い内容を求めておられる
方には多分不向きかと思われます。

耽美からBLへの過渡期の雰囲気を
味わってみたい方には、美味しいかも
知れません。

0

逃げ水 小説

月夜の珈琲館 

独立作品、と言うには

表題作は『電脳の森のアダム』に収録されている
作家シリーズの一編です。
だからと言って『電脳の森のアダム』を読まなければ
理解出来ない訳ではありません。
ただ、登場人物の位置関係を理解する為に一瞬
空白が生じる程度です。

併録作も『電脳の森のアダム』に収録された作品の
続き物と言う位置付けですね。
こちらも細部で戸惑いは生じるかと。

こういう位置付けの一冊が出来るのも、シ…

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擬人化天国(アンソロジー著者等複数) コミック

余りにも半端

一応BLの文脈が無いと語れない内容が
多い訳ですのでBL認定して良いのでしょうが…
その割には芯がぶれている一冊です。

とりあえず擬人化の流行所を集めて詰め込み
ましたという趣だとは思うのですが…。
無理にはお奨めしない一冊です。

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野菜擬人化 ベジタブル農大物語(アンソロジー著者等複数) コミック

虚実の合間

ざっくりと印象を申し上げれば二次創作と
オリジナルの間を彷徨っている一冊である、
と言えるでしょう。
各人の設定は半ば実際に沿って居り、
そして半分はイメージで構成されていると
見受けられます。
仮に擬人化の設定を外して再構成したと
しても、充分成立する挿話達ではあるまいか
と愚考します。
擬人化設定が活かされている部分をたまに
邪魔に思えてしまう本もまた味わいの一つ
とは思…

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