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55/138(合計:1371件)
南川恵
葡萄瓜
シリーズ作の刊行順列はとても重要だと この巻は教えてくれます。 と言うのはシリーズ四巻目であると現在の 刊行順から捉えられているこの本、掲載内容 から考えると実質的にはシリーズの二巻目に 相当するのです。 つまり正しい作品の時間経緯は以下の様に なります。 「見えない指輪」…「魔法使いの弟子」新装版 ↓ 「秘密」(本巻) ↓ 「逢魔ヶ刻」 ↓ 「燃える指輪」 ↓ …
シリーズ第一集の実質的な新装版です。 版元の方針が変わった故に可能になった 作業でしょう。 新装刊行にあたり書題は敢えて変えたのか どうか定かではございませんが。 版形がコンパクトになったとは言え味わいは 変わりません。 限りなくJUNEに近く、又限りなくJUNEから 遠い作品であると言う歯応えです。 併録作「ワン・ペア」は、かつてのJUNEの気分を 良く表した一編であ…
楠本弘樹
二次創作作品は作者さんの原点を示すもので あろう、と評者は常々考えております。 BLEACHを題材に色々と包丁を振るったこの一冊も まさにそう言う部類でしょう。 長編ではオヤジ萌え、掌編では細かい笑い。 いずれもこの作者さんの持ち味で、二次創作 だからこその遊びもあります。 日番谷隊長の扱いが些か不憫なのが気掛かりですが。
尾崎南
「絶愛」と「BRONZE」を先に読んだ上で この本を読まれた方はきっと強烈な違和感を 抱かれる事でしょう。 言うなればこの一冊は楽屋落ち的な内容です。 内容から考えれば裏設定集と言ってしまっても 良いですね。 又、尾崎南と言う作家だけが持っていた何かを 知る為の手掛かりになるかも知れません。
定広美香
ゲームに興じている人間と熱を秘めて 生きている人間の対比がよく判る新装版 第二巻目。 旧版を読んだ時の熱さを一番良く思い出せる 巻でもある様な気がします。 起承転結で言えば承転と言う所でしょうか。 同人誌よりの再録作は物語のそもそもの 始まりの種明かし。 ネタバレと言うには一寸苦い一匙です。
今回描き下ろされた表紙自体が既に ネタばれの様なもんです。 満ち足りた顔で抱き合っては居りますが 内心では今度はどっちかなどと火花を 散らしている事でしょう。 今回のゲームの勝者は主人公達と言う 事で物語のケリはつきました。 じゃあ、この連中は後は舞台を降りて 大人しく過ごすのでしょうか? まあ、後日譚を読んだ限りでは最低 あと50年はなにかしらかやらかしてそう ですね。…
絵空事、と言う条件を最大限に活用して BLを活写したシリーズの文庫版です。 作中に描かれた条件を一つでも削って しまえばこの物語は瞬く間にセットの中の 箱庭レベルにまで色褪せてしまうでしょう。 作中人物の中で退屈なゲームに興じて いるのは恐らく一人だけです。 主人公達を含む連中は真剣な駆け引きで 血を沸かせて生きてますから。 同人誌から再録の一編は馬鹿馬鹿しい程に 甘い…
秋里和国
表題作は分類するとすれば推理ものの 範疇に入るのでしょう。だから展開について あれこれ言うのは差し控えておきます。 ただ、この方の他作品の味わいをご存知の 方ならきっと腑に落ちる味わいの筈です。 筆者選択のトーンの殆どは表題作に掛かる ものとご承知下さい。 表紙も何事かをきっと語りかけてくるでしょう。 同時収録作は乗馬機械となっていた青年が 凍結されていた人間性を回復する物語…
原作に飽き足りないから生まれた暴走ではなく、 原作の隙間を埋める為の暴走が詰まっております。 版元がこういう場を設けたのは一種の実験なのやも 知れませんが。
おぐらみき
前巻『いとこどうし』刊行後も継続されていた 作品の総纏めですが、後書きによれば刊行 されるかどうかの自信が作者さんには無かった との事。 BLで4コマ漫画の単行本展開はどうしても 厳しいのでしょうか。 前巻では高校生だった二人が大学生になり、 そして外の世界との温度差も知る様になって …と言う展開です。それなりに重みがございます。 その割に作品世界に影を感じないのは、主役の …