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Dr.天
葡萄瓜
普通の作品ではここで佳境に入る所でしょうが、 本作はこれでもまだ序の口の部類なのです。 受が交代しているのは巴が佳境の露払いとして 守達を守護する武闘に参加しているからです。 平穏な日々に絡みつく守の過去・貴志の中に 潜む母の影・そして外部の思惑。 その合間を縫って織り成される性の営みは、 何かを確認するかの様に熱く、そして執拗。 絆故の執拗さと熱さなのかも知れませんが。 …
いわば「転」の部分に当たる巻です。 守と貴志の関係が内輪以外にも明らかにされ、 そして波紋が広がります。 守が貴志との関係を伏せていたのは或る意思を 尊重し護る為。だからこそ、ただ下命に従うだけの 巴は排除すべき存在だったのでしょう。 同時収録作は守が眼鏡をかける様になった理由の 話と貴志と夢魔・このめの攻防戦二篇、貴志の 兄・浩志の妄想、そして、或る家族の情景と闘う エッセ…
朽葉の護りを拒み、巴の存在を否定する守。 そんな守に反発しながらも惹かれ続け離れられない巴。 一応否定と拒絶の理由は守の口から語られている ものの、さり気なく巴に手を差し伸べる眼差しの奥には 別の感情と理由が隠されている様な感じがします。 そこに絡み合う貴志と守の関係を結びつける如き 一本の糸。 この物語では、性は濃厚に生と結びつくのだと言外に 語る巻です。 同時収録作は…
「東京野蛮之地図」のラストシーンより二年少々 経った所から、物語は始まります。 本書の時点では本編の主人公・篠原貴志とこの 物語の主人公・御調守との関係は雇用関係と 借金関係としか明かされておりませんが、実は結構 深い関係であったり致します。 故に巴が守の下に警護者として仕える為に赴く訳ですが。 この巻で描かれる肉体関係はまだ普通に笑いと共に 在ります。そう、まだ平穏な時間軸の中に…
乱魔猫吉
年上の愛人から結婚するからと言う事で捨てられた 中2の少年が、避暑地で新しい恋に出会って熱い 一夏を過ごす…と言う、とても直球な物語です。 本当にそれだけなのでさっくり読めるのですが、その反面 番外編を連想する事も出来難いですね。 どういう番外編を作ったら良いか、ネタ探しに大変 苦労しますから。 後、読む際に気になるのはやはり作風との相性でしょうか。 ト書きの様に枠の外に書き込まれ…
蝶野飛沫
さて、先ず明言しておくべきは表紙の猫少年と青年は 表題作の主人公ではないと言う事です。表題作と同じ 世界に生きる存在ではありますが。 表題作と世界観を同じくするのは「光の都の迷い悪魔」 から「永遠の秘密」までの四作。そこに双子の間で揺れ 動くヘタレ男・教師と生徒の不器用な恋愛・お伽話に 託けた演劇部員の恋物語・西遊記窯変・ヘタレな 社長と有能になった秘書の恋模様・イラストレーターの …
作家陣をみるとある程度人が入れ替わって きているのかなと感じですね。 アサセリク、麻槻りょう、大咲るう、SHINO、 心斎橋パルコ、瀬名遙、勅使キャサ、LOCO 利光メグミ、姫希拓哉、蜜柑丸、柳月湊、 (以上敬称略)と言う作家陣。 一宮思帆さんは今回カバーのみの参加ですか。 寝室、と言う総題がついては居りますが 展開のメインにすえられているのは 寝室に入る前の睦言なのでし…
邦訳すると「奇想曲」と題したフジミの公式パロディ アンソロジーですが元々原典に対するツッコミは野暮と 言う部分がございますのでまあ愛着の範疇内と言う 事で収まっております。 ある意味時代背景のサンプルとしても使えそうですね。 時事ネタも適度に混じられておりますし。 中身はと申し上げますと…手作り感に溢れた構成、 と言えば適切でしょうか。身体接触表現も適度に 抑えられております。…
橋本あおい
大学生の馨は書店で出会った子供・春樹からの 縁でその父の書店員・裕一郎とも交流を持つ様に なり、その中で自分の祐一郎への恋心を自覚して しまう。そして、裕一郎は裕一郎で…。 表題作もそうですがキス未満でも恋心ありと言う 関係をじっくり読ませる作家さんです。 肌を重ねる作品が一篇(「せなかに太陽」)ありますが、 その描写は懸命でありながらどこか淡々としています。 発散と言うよりは…
深瀬アカネ(深瀬紅音)
一目惚れから強引に恋愛を展開させようとしてくる 受の暴走に苦笑しつつも絆されてゆく攻の戸惑いを 描く表題作をはじめ恋心を自覚してしまったライバル 同士・きちんとした恋を知らずに暴走した生徒に監禁 されてしまった教師の心の揺れ・ノンケと恋愛している 男の戸惑い・政治家の秘書と愛人とに立場が変わって から一気に燃え上がってしまった高校生の時に芽生えた 恋・結果的なポーカーフェイスが生み出…