total review:308380today:6
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
90/138(合計:1371件)
葡萄瓜
男子寮と言っても学生寮ばかりではない、と 虎丸さんの作品を掲載する事で証明している 一冊です。それ以外が学生寮と言うのは止むを 得ないのでしょうが。 黒川あづささんの作品は「ロード・オブ・ザ・痴漢」 掲載作品の後日譚に位置します。 そこはかとなく淫蕩でありながら、凛とした作品です。
井波はじめ
痴漢と言う行為を何処に配置するかによって 物語の展開は変化します。 簡単に言えば4コマ漫画の構成と同じです。 この場合起承転結の内結の位置に置く事は 排除されましょう。 七通りの痴漢変奏曲の内、あなたのお気に 召すものはあるでしょうか。 残念ながらカバー絵の様な組み合わせは ございませんが。
愛らしい髭面を集めた一冊です。 愛らしいと言っても絵面の事ではなく、 登場人物達の内面ですが。 傲岸不遜な髭と言うのもそれはそれで 良い味わいがありますが、戸惑いの余りに 立ち竦んでしまう髭もまた味わいがあって 良いかと。 オヤジ属性の無い方にはいささか馴染み 難いかも知れませんが。
双子ネタで何処まで物語が展開できるか。 それに挑戦して幅を広げる試みをしている一冊です。 互いに支え合い、そして他者を救済する双子。 双子に纏わる俗信に振り回されつつ収まる所に 納まる恋。 妄想狂が考える双子の仮想生活。 双子と幼馴染の奇妙な三角関係。 双子と家庭教師の甘い生活。 双子×双子の恋愛模様。 以上六話のバリエーションは、中々の歯応えです。
桜文七
登場するカップリングが全て学ラン×ブレザーの 組み合わせではありません。 制服萌の一つの括り記号として学ランとブレザーが 抽出されただけです。 個人的にはDr.天さんの学ランカップルが好きだったり します。蚤の夫婦のあまあまと言うのもあるのですが、 男くさい受の不承不承の女装もまた美味しそうに 感じますもので。
収録作にLOVEの部分は殆どありません。 LOVEに見えてもそれはEGOの変形だったり 致します。 そうでありながら決して押し付け一辺倒では ないのですね。 むしろ秘められたものを解放し目覚めさせた だけだと。そしてその暴走をご主人様は止める つもりが無いのです。 壊れる事によって生まれるものもあるからこそ。
カバーからみればカワイイとメガネを前面に 押し出したいのでしょう。 でも内容は…ほんの少し何かがずれて しまっています。 作家陣の人選は良いのです。外れの人は いません。 そして、又誌名は刷新される訳ですね。
作家陣を入れ替えつつ「純一」からの流れは続きます。 出発点がやや流行に一線を引く存在であったせいか、 系譜に上がるものも素直に流行に乗っては居りません。 むしろ流行を装いつつ何処まで逸脱できるかを楽しんで いる部分があります。 あっさりカワイイ路線に変えてしまえば…それはそれで 取りこぼしが出てくるのでしょう。
表紙に出てくるキャラクターが作中でも登場する …個人の作品集ならごく当たり前の事なのですが、 アンソロジーでそれをやると言うのは案外珍しい様な 気が致します。 それだけ気合が入っていると言う証左でもあるので しょう。
刊行当時はタイトルからショタアンソロジーでは 無いかと目される事もありましたが、実質の所は 「manga純一」から続くアンソロジー形式の雑誌と 言う形態です。 とりあえず今回は読み切り作品ばかりを収録と 言う事で。