シークレットクルーズは危機一髪 アニメイト限定SSペーパー

張がコーヒーにこめたモノ

本品は『シークレットクルーズは危機一髪―』の
アニメイト限定特典ペーパーです。

林視点で張がコーヒーの淹れ方を
伊吹に習っている様子が語られています。

伊吹はいつも一生懸命
林につくしている（様に見える）張に
コーヒーの淹れ方を手解きします。

人慣れした大型犬を彷彿とさせる張が
庇護欲をそそる可愛らしい伊吹に従い
慎重な手つきでコーヒーを入れる様は
実に微笑ましく見えます。

但し、張の実態を知らなければという
注釈つきなので林の目は冷ややかです。

林が眉間をもみつつ
そんな２人をぼうっと見ていると
張がくるりと振り返り
唇に指先を当ててキスを投げてきます。

ずく俺の愛情たっぷりの
コーヒーを飲ませてあげるからね

そんな張の横では
伊吹がニコニコと笑っています。

これほど無邪気に
林を慕っているなんて張はかわいいなぁ
健気な張に
林がもう少し優しくしてやれば良いのに

伊吹の思いが透けて見える林ですが
張がどんな化けの皮を被っているのかを
事細かに教えてやりたいと思ってしまいます。

しかし、張の実態を知ったら伊吹に
張への恐怖心を植え付けてしまいかねない
という厄介な男なのです。

しかもただヘラヘラしてても
林が必殺の間合いで殴りかかったとしても
あっさりと返り討ちにするだろう。

いや、嬉々として殴られた挙句に
もっと可愛がってくださいと
更なる暴行をせがんでくるのか

その光景がまざまざと浮かんで
うんざりする林でしたが

香ばしいコーヒーの香りが漂い始めると
美華と伊吹の仲睦まじさにあてられて
もしかしたら張にも人間らしい常識が
身に付く日が来るかもしれないと
期待を抱きそうになり…

A4サイズ片面ペーパーになります。

本編中でもちらっと話題になっている
林のために張がコーヒーの入れ方を
伊吹に習うというお話です。

伊吹の護衛を任じられている張ですが
張の世界は林を中心に回っているため
本編中でも本当ならば回避された災難が
散見していましたよね。

そんな張なので
伊吹にコーヒーの入れ方を習ったのも
伊吹が考えたような理由ではないのです。

張が林に差し出したコーヒーには
暗殺者が標的を夢うつつにさせる
媚薬がいれられているのです。

林が気付いても気付かなくても
張的にはどっちも美味しそうという
林が頭の痛いオチにたどりつくオチまで
楽しく読めました♪

この２人の床事情を知りたいと思うのは
危険すぎるかな?!