小説

  • ハネムーンクルーズは絶体絶命

ハネムーンクルーズは絶体絶命

honey moon cruise wa zettaizetsumei

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ハネムーンクルーズは絶体絶命

黎美華,伊吹のトラウマを作ったチャイニーズマフィア
水沢伊吹,男性用下着メーカーに就職した新入社員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

幼い頃パンツを奪ってトラウマを植え付けた美少年・黎美華に、新人研修と騙されて豪華客船に乗船させられた伊吹。再会した美華は香港マフィアの幹部となって、「約束通り迎えに来たよ」と伊吹を陥落しようとして!?

作品情報

作品名
ハネムーンクルーズは絶体絶命
著者
宮緒葵 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
ハネムーンクルーズは絶体絶命
発売日
ISBN
9784041032930
3

(37)

(2)

萌々

(12)

(13)

中立

(6)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
4
得点
103
評価数
37
平均
3 / 5
神率
5.4%

レビュー投稿数4

小児用ぱんつ…もとい白き至宝を巡るチャイニーズマフィアの抗争www

ぱんつ(´゚ω゚):;*.ブフォッ!
油断するとふくから危険www
めっちゃ笑えるこの本。

もうねーハイスペックな攻めなんだけど…伊吹とぱんつが絡むと変な人www
毎食前後にぱんつに祈りを捧げたり、スーツの内ポケットにぱんつ専用ポケットがあって当然のように持ち歩いてたり、伊吹の小児用ぱんつ(幼少期に強奪)を白き至宝と言ってはばからないしね。
めっちゃシリアスに仕事の話をしてると思えばぱんつだしね。
敵と合間見える緊迫場面もぱんつで笑いの場面になるしね。(本人たちが真面目だから余計に笑える)
攻めの境遇大変なんだけど…ぱんつが全てをアレにするwww
しまいに俺とぱんつどっちが大事なんだ?!と伊吹が悩む勢いでぱんつです。
あかん、感想までもがぱんつに侵略されるwww
まだまだぱんつネタあります!!!
是非読んで確認してください((´∀`*))ヶラヶラ

そしてエロもぱんつです(。-∀-)
薄いぱんつの生地が破れるまでお尻を舐められたり、攻めの精液でぐちゃぐちゃになった攻めのぱんつを受けがはかされたりー。

それにしても白き至宝(ぱんつ)を求めてのチャイニーズマフィアによる不思議な抗争とかもう…www
かたや本気で至宝を求め、かたや大事な白いぱんつを守らんと…何これwww
敵がもはや不憫www
一族に伝わる至宝を手に入れられる(☆∀☆)とか思ったら出てくるの小児用ぱんつとかwww
絶望よねwww

ってか帳(チャン)と林(リン)さんの話を読みたい!
ぜひとも読みたい。
あの林さんが取り乱して悲鳴あげそうなぐらい慕いまくる帳。
大好物の餌をずーっと我慢させられてやっとこさ「(・∀・)ぃぃょ→」ってお許し得たぐらいじゃ済まない勢いで林さん連れてったからねwww
あとがき読んだら帳は腹の底からどす黒い大型犬らしいし。
読みたーい!!!
美華と一緒に育った龍爪(司法担当)と龍牙(警察担当)も気になるけどね。
美華に負けず劣らずの曲者らしいしね。

読み終わって頭に残るは『ぱんつ』(≧m≦*)ムプーとかいう。
あー面白かった!
これ好きだわwww
保存本に追加!!!
笑いたい時に読むことにしますよーん。

楽しすぎたので神評価です。

10

変態ぱんつ紳士

思ったより明るく楽しい話でした。
私が読んだことのあるこの方が書くお話は、暗黒執着攻めに堕ちる受けって感じでほの昏いイメージだったのですが、今作は全体的には同じようでありながら、攻めは暗黒面に堕ちてないし、攻めが受けのぱんつを崇拝していることから、緊張が途切れたりあきれたりと、昏くなりがちなところをぱんつに救われた感じがしました。

<あらすじ>
水沢伊吹(受け)は、新入社員研修に香港行きのクルーズ船に招待され、意気揚々と乗船するのですが、なぜかVIP扱いに驚いていると、今度は知らない老人に絡まれ言葉はわからないながら罵倒され、けん銃を突き付けられます。何が何だかわからない絶対絶命の伊吹を助けたのは初恋の相手で幼い伊吹に
トラウマを与えた美華(攻め)でした。10年以上ぶりの再会に驚く伊吹を美華は愛人と呼び、迎えに来たと・・・


伊吹は幼稚園のころ隣に住んでいた一つ年上の女の子が大好きで、ネグレクトされていたその子を家族で面倒みていたのですが、毎日帰る頃になると離れたくないと駄々をこねるその子にズボンとぱんつを強奪されていました。
香港にいる父方の祖父に引き取られる時、実は男だったと告げられ、ぱんつを強奪されお守りにすると言われ、きっと迎えにくるからと去っていったのでした。それ以来、白がトラウマになってしまいます。

美華はチャイニーズマフィアの龍頭の息子と日本人の母親との間に生まれたのですが、別れた後に妊娠がわかり父方に盗られないよう女装させされていました。が、日々の生活に疲れネグレクトされるに至り、それを知った父方の祖父が大金を出して引き取られることになるのです。
日本人の血が流れる美華は祖父以外からは疎外されるのですが、持前の才覚でのし上がり今では龍頭に次ぐ地位・龍首にまで上り詰めるに至ります。
伊吹から強奪した白ぱんつを「白い至宝」と崇拝しており、今までの幸運はすべてこれおかげだと毎食前食後に祈りをささげている、事情を知らない人から見たら変態です。


とにかく、はじめからぱんつぱんつと伊吹がいいまくり、なんのことかわからないなりに白いブリーフパンツになにかトラウマがあるんだなという感じで進んでいくのですが、その後美華が登場すると、伊吹の子供の時のぱ
んつをお守りとして胸ポケットに常にいれ、崇拝するというびっくり仰天の展開でした。
チャイニーズマフィアの幹部になっていた美華は次期龍頭筆頭候補と思われており、滅多に行かない実家の香港へ向かっていることや、龍頭がもつという「白い至宝」と同じ呼称で美華が白ぱんつを呼んでいることが誤解を生み、当主交代かと焦った一族の対立候補(と自分では思っている無能な老人)が美華を陥れようとあれこれ仕掛けてくるのです。
が、なにせ間に入るのが白いぱんつなので、緊張感があるのかないのかわかりません。
愛人だと迫る美華に、伊吹ははじめは完全拒否の構えでしたが、人のいい伊吹は美華とその従者・林のヘンテコ解釈や罪悪感をあおる言動にうまく言いくるめられ、なんだかん
だで流され、時折見せる昔の美華の表情に絆され結局落ちてしまうんですね。
最後は自分とお守りの白いぱんつどっちが大事かなんて驚きの悩みまで発動させるに至り、伊吹を人質にしてまで欲しがった「白い至宝」が白いぱんつだったと知った瞬間の敵など間抜けすぎでそこそこシリアスなはずなのに笑えました。

それにしても、せっかくの豪華客船でのVIPだったのに、結局ほとんど堪能することなく、命を狙われるか美華とベッドにいるかだった伊吹には同情します。

最後の方で、美華の従者・林とその部下の張が作者様お得意の暗黒大型犬(張)と飼い主(林)カップルと判明します。この二人のことも大いに気になるのですが、この二人主役だとちょっと怖そうなので端っこの方でちらちらとその存在を想像させるくらいでちょうどいいかもしれません。

美華のぱんつに掛ける情熱は凄まじく、作中値段を考えたら頭の痛くなるようなぱんつが多数登場し破られていっています。極めつけは婚約指輪をはめるかの如く、ダイヤやパールを縫い込んだ超高級ぱんつをはかせるという、傍から見るとギャグにしか見えない行為を大真面目に神聖な儀式のようにしている二人を見るにつけ、勝手にやってろという呆れにも似たほほえましい気持ちになりました。これからも周りに呆れられながらもぱんつを間に仲睦まじくしてほしいものです。

イラストですが、緒田さんの絵柄とはあっていなかったように思います。
緒田さんはとても好きなイラストレーターさんですが、個人的にはノーブルで繊細でさわやかな印象が強く、どうも血生臭いチャイニーズマフィアはイメージと違っていて、読みながら想像している登場人物とイラストのギャップを感じてしまいました。

1

もっと面白いはずなのに…!!


お話が船内だけで完結します。
期間も2~3日くらいなのでギュッと詰め込まれています。

宮緒葵先生の作品の中では世界観や期間が一番短いと思います。
だからでしょうか…なんだか嵐のようでした。

攻めは受け溺愛のチャイニーズマフィア。
出会ってから最後まで変態で受けしか見えていなくて、もはや崇拝の域。
最初は受けも嫌がっていましたが、過去に仲の良かった子だと思い出したり攻めの孤独を知り絆され…。

そして今回の敵(?)は、攻めを疎ましく思う老人の王老師。
邪魔をしようと画策しては、攻めに敗北。
それを繰り返すこと3回…。

いや、もういいよ!
また来たんかい!と、あまりのしつこさに辟易しました。

結局、この王老師とのいざこざ中にラブラブして、巻き込まれて助け出してハッピーエンド。
分かりやすい流れとお話でした。

攻めに執着はありましたが、それは受けの純白パンツ。
宮緒葵先生のいつものゾクゾクするような執着はありませんでした。
う~ん、物足りない…。

もっと面白いものも書ける人なのに…!と、もどかしさから疑問に思って調べたところ、おそらくレーベル柄ではないかと思います。

とはいえ、執着攻めにハマりだした方には読みやすいと思います。
こちらの作品で執着に慣れた方は、同著者の他作品もぜひ読んでみてほしいです!

0

白ブリーフのゲシュタルト崩壊

初読み作家さん。
お試しを読みコメディの波長を感じたので購入を決意しました。
けれど先生の執筆傾向をみると『痛い・シリアス』との言葉が。
序盤のコメディ感からどう転がっていくのかと思いましたが、
終始パンツの話でした。

一生分のパンツという言葉を読んだきがする。
白ブリーフパンツの持つ能力は伊達じゃない。
何せ攻めを狙った暗殺者を地蔵に変えてボディガードにまで転身させるのです。

攻めの過去が重かったり命を狙われたりという部分有りましたが私はそこまで暗くは感じませんでした。
何かあっても白ブリーフがあるからという信頼感。

作者さんは自分が書くお話としては珍しい部類だと称されていた今作。
そんな今作を手に取った私。これも出会いですね。
コメディ系も開拓しよう。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP