良かった~!まず関西弁に萌える。そして花の一途さと切ない想いに愛しさが爆発する。童貞奪って姿をくらませたものの、好きすぎて女装男子となって再会。
なにもなかったかのように普通にしてて大胆なこともするけど、からかってるときはなんでもないのに我に返っちゃうと赤面したりでとてもピュア。 すっごく好きなのだだもれなのに怖くて言い出せないのがかわいすぎる。いかんとって、が胸に刺さりました。そして相思相愛になってからもどこかひとりというか、父親の一件での一言切なかった。らぶらぶなんですけどね。
いっくんは花に童貞を奪われて以来振り回されっぱなしだけど、ずっと花のことが心の中にあったし、臆病なところもありつつ、最後ガツンと乗り込んだり、眠ってる花にする仕草から愛しさが溢れてて、相思相愛、すばらしいな!って思いました。
『ミューズに祝福されし者』スピンオフの先生たちの物語です。シリーズ未読でしたがすんなり読めました。特殊設定についても作中でなんとなくこうなのかな、と理解できるので気になりませんでした。
音楽一家に生まれながら才能がなく、学生時代学園に入学することのなかった塚原が校医としてかつて憧れた学園で働いています。才能溢れる生徒たちや才能のある同僚と過ごすことでかつて逃げ出した劣等感などを思い出します。
不知火への好意が自分の本心なのか、不知火の力に影響されているのか、また劣等感という醜い感情から逃れたい一心で一時の感情で北柴に抱かれてしまったり。コンプレックスを抱えた塚原の心が解放される物語です。
現代のお話かな、と思って読み始めましたが、ちょっとレトロな時代のお話。絵柄がほっこりしていて、とても作品にあっていました。1冊を通して、彼らの生きざまを感じられました。京都弁萌え。
家業を継ぐことになんの迷いもなく、一途に頑張る誉の真面目さとそれゆえに友成に振り回されてもだもだしていて、普段はツンツンしてますが、デレた時がとても可愛いです。大福のエピソードはほっこりしてますが、ホロリとさせられました。
飄々としていて女たらしの友成は友成でちょっとある事情を抱えています。大福のエピソードと友成の事情、二人が助け合い、お互いに支えあうことで乗り越えていくのが、これからもそうやって生きていくんだろうと想像をかきたてられつつの、ラストの描き下ろしでした。描き下ろしもほっこりして幸せな雰囲気なのですが、個人的にちょっぴり切なさも感じましたが、1冊で生きざまを感じられて良かったです。
面白かった!真っ暗闇がダメなことから派生して極度の怖がりな容姿も仕事も完璧なはず上司佐久間とそれを偶然知ってしまった滝本。偶然暗闇の中で抱きついた滝本に安心感を覚えた佐久間は夜一緒に寝てくれ、と頼み抱き枕生活が始まるのだが...
佐久間はスマートでモテモテなできる人なんだけど、すれてなくて抜けてるところがあって、それに振り回される滝本。二人のどこか噛み合ってるようで噛み合ってないような会話とそれぞれのモノローグがすごく面白い。
佐久間はまったく恋愛感情なんてなく、ただ単に怖いからそばにいてほしい、って素直に子供のように求めてきて、それに対して滝本はちょっともやっとしたり。そして二人の間に現れる岩瀬という佐久間に執着するヤンデレイケメン...佐久間を幼い頃から知ってるような口ぶりの岩瀬の正体ににやりとさせられます!
暗闇がダメになったトラウマが私的に素晴らしかったです。幼い頃から完璧な父親に同じように完璧を求められ、期待に応えられないとしつけとして、箱の中に閉じ込められて...父親の笑顔と優しい雰囲気、そして箱から出される時の...好きすぎました。
基本コミカルなんだけど、トラウマのシリアスな部分が効いていて好きでした。
カバー裏でバッドエンドが2つあって滝本が選択肢を間違えるとバッドエンドに!っていうのを読んで、バッドエンド!!バッドエンドも読みたい!!ってなりました。