はやりやまい先生インタビュー

背が伸びて、目線が変わり… 欲にまみれた恋が始まる!!


幸田次郎と、アキこと北原秋春は、同じ塾に通う後輩と先輩。中二の次郎が、二歳年上のアキに憧れを抱いたのが始まりです。アキは天才で、傲慢で、口が悪くて、友達もいなくて、でも、美しいひとで……。3月18日発売、はやりやまい先生の新刊コミックス『青春を呪うな』。最初は舎弟扱いだった次郎ですが、月日とともに関係は変わっていって!? それでは「801 AUTHORS 108」第1207回、はやりやまい先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
同じ塾に通うアキとアキに憧れる次郎という少年が、出会い、恋を知り、そして互いの受験を頑張るお話です。年下攻めです。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
攻めの幸田次郎は人並み以上に勉強が出来て、真面目で少し融通の利かない、そして無自覚に執着心が強い男の子です。
しかし優等生キャラなので周りの人間には幸田は面倒見がいい、優しい、気が利く、と評されるタイプです。


受けの北原秋春は次郎より二つ年上で、勉強に関しては漫画みたいに頭のいい「天才」です。
しかし口の悪さからあまり人に好かれる人間ではなく、次郎と出会うまでは基本的に一人で行動するタイプでした。


個人の見解ではありますが恐らく「わんこ年下攻め」に分類されるのでは…?! と思います。

Q. 当て馬や重要な脇役は？
二人が通う眼鏡塾の塾長がお気に入りです。
塾長が出るシーンはかいていて無性にアガりました。昼行灯キャラ萌えます。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
目まぐるしく学年や季節がかわっていくお話になったので、いま作中ではどのくらいの時期なのか、という季節感？ がわかるように心がけました。




Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
とにかくネームが没になりまくった記憶があります。
まず、初っ端一話目のネームが没になったのですがその際担当さんが「次郎はいま地上から二十センチ浮いてるからせめて二センチにしよう」と仰られたのがなんて的確なアドバイスなんだ…と、とても印象に残っています。
ですので、作中の次郎は地上から二センチ浮いた少年です。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
最初はギャグ要素の強いお話にしようと思っていたので、塾の名称を遊んでみたのですが、描き進めてみると思っていたよりシリアスなお話にもなってしまい、名称で遊んだことを後悔した時期がありましたがいまはこの名前にしてちょうどよかったんだわ。と思っています。



Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
昨年の夏に『シン・ゴジラ』を沢山みにいきました。

Q. 今、何かハマっていることは？
カントリーマアムのバニラ味にハマっています。
ストックが切れたときは『クッキークリッカー』で架空のクッキーを生産して耐えています。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
緊張前の浮遊感で、まだ現実味がありません。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
こんにちは、はやりやまいと申します。
『青春を呪うな』は個人的に今まで自分でも気付いていなかった沢山の「好き」に気づけた作品です。
少しでも楽しんでいただけると嬉しい！ です。よろしくお願いいたします。


編集部からのコメント
『あさはらたそかれ』以来の、はやりやまい先生の2冊目のコミックスになります。
主人公のアキとジロウ、ふたりの始まりはジロウの中学生時代になります。ジロウのふたつ年上のアキは天才と評判なのですが、頭がよすぎるぶん口も悪く、性格的にもちょっと難しく周囲から浮いています(嫌われてはいません！ むしろカリスマみたいな存在です)。本人はまったくそのことを気にしていないのですが…。そんなアキにジロウがぐいぐいと迫っていきます。最初は舎弟扱いなのですが、アキがジロウに落ちていく様子、はやりやまい先生の言葉のセンス、青春だな～という展開にぜひご注目ください。


なお、五月頃からは『iHertZ』にて新連載も始まります。よければぜひこちらも読んでいただけますと嬉しいです。

コミックス『青春を呪うな』

特典情報
小社HPにてご確認ください。

「絵津鼓先生＆はやりやまい先生ギャラリー」開催のお知らせ
3月18日(土)発売、
『続 IN THE APARTMENT』(絵津鼓/著)
『青春を呪うな』(はやりやまい/著)
の発売を記念して、space TORICOで「絵津鼓先生＆はやりやまい先生ギャラリー」が開催されます。
貴重なこの機会にぜひ足をお運びくださいませ。

会場：space TORICO(株式会社TORICO 1Fイベントスペース)
展示日程：2017年3月18日(土)～3月21日(火)(12：00～20：00)
住所：東京都千代田区飯田橋2－3－6

※ギャラリーに関するお問い合わせは、店舗へお願いいたします。


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