NEW!04/25 末広マチ先生インタビュー 勘違いから始まる恋!?学校1のモテ男子×奥手なピュア男子♥コミックス『ちぐはぐなキス』
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2019/04/15 18:50
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第1957回
いさか十五郎／Jパブリッシング／G-Lish Comics
コミックス『義兄のいる島』4月18日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
父の死をきっかけに自分に兄弟がいることを知った朔(ハジメ)は、義兄・ヤシオが住み込みで働く、とある孤島のホテルへと向かう。最初はぎこちなかったものの、本当の兄弟のように過ごした幼い日の思い出話は少しずつ二人の距離を元に戻していくようだった。しかし、辺鄙な場所にあるにも関わらず客入りはいいようで、もっと話をしようにもヤシオはなかなかつかまらない。ヤシオを探し島をうろついていた朔は、ある夜、複数の宿泊客たちとセックスをする義兄を目撃してしまうーー…
――作品紹介をお願いします
いつも小さくまとまった話を書きがちなので、少し大きくしよう、と島、首輪、謎の美青年から作り始めたシリアスな話です。
幼馴染のヤシオが義兄になっていた理由を知りに行く主人公朔。義兄が複数の知らない男と寝ている理由や島にいる理由を知って行く中で、ヤシオに対する気持ちが変わっていきます。1本まるっと二人の話になってます。
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻めの朔がとにかく明るくていい子、正義のワンコ攻めっぽい感じです。素直！ 素直攻め大好きなので。
受けのヤシオが褐色で寡黙な人見知りだけど心を開くと甘える子です。そして首輪。
二人とも20で、朔が8/31、ヤシオが8/4と珍しく誕生日を決めました。二人とも真夏に生まれてるので基本ネガティブではないイメージです。
――当て馬や重要な脇役は？
朔の亡き父、亨。出てこない割に割とキーマンです。朔にそっくりな天真爛漫おじさんです。
その亨を敬愛している久ヶ原という年齢不詳(35,6)の管理人はめちゃくちゃ練り上げた気がするんですが、こっちを書きすぎるとメインが消えるのであっさりした感じになってます。書き下ろしも久ヶ原を書こうかと思ってたんですがぐっと堪えました。
朔の父の友人深海(ふかみ)は私が好きそうななんでも知ってるおじさんです。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
見た目攻め×攻めっぽいイケメン二人のカップリングを書くのが多分初めてだと思うので格好よく描こうと頑張ってました。ヤシオが最初のころは寡黙なので説明入れるセリフをなるべく削ったり。あと久ヶ原が楽しかったです。『無条件降伏論』の北村みたいな感じでした。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
頭身が高い二人が絡むので体がしっかり書けないとダメだな、と思いました。ヤシオは心の変化によってセックスが変わって行くので楽しかったです。
割と私にしては風呂敷が広がった話だったので細かいところ詰めるのが大変だな、漫画家っぽいな、と思って頭を悩ませてました。
朔の髪型私何キャラめだ？ って途中で並べて描いて反省会をしていたり。
最近一番大変だったのは実は表紙の密林なんですが、ヤシオを不可視にして描いていたので書き終わって合わせたとき「なんだこりゃあああああああ！ 合わない!!」ってなってしまって、デザインを担当していただいているアルコインクさんになんとかしてください～～と泣きついてスタイリッシュに加工していただけました。アルコインクさんは何度かお世話になっているんですけれど、ここまで色を変えてもらったのが初めてで、それが新鮮だったし嬉しかったです。
あと単独キャラ表紙。攻めが手しかでてない。背景をがっちり描いたのも久しぶりだったし表紙はドキドキしてます。
――今作にまつわる裏話はありますか？
ヤシオの名前がまだ決まってない時担当さんが「南国といえばヤシなんでヤシオとしましょうか」と仮名をつけてくれたんですよ。「ヤシ!!! 単純!!」ってめちゃくちゃ笑ったんですけれど、その仮名で話を練ったので愛着湧いちゃって最後は「もうヤシオでいいんじゃない？」ってヤシオになりました。
あと一話めのカラーで「なんか締まりが悪いから虎書く」と実際にでてこない虎を書いたんですけれど、最終話まで書いてすっかり存在を忘れてて。デザイナーさんと打ち合わせして虎の話になって、やばい!! 虎BLだと思って買った人がいたらどうしよう!! と書き下ろしが虎話になってます。虎って舌がザラザラで服が破れることもあると知って、世間の獣BLは虎あんまりないのはこういうことかーと。実際に虎触った友達に毛並みはどうなのか聞いたら「敷物かな」と言われてしまれて、書き下ろしは色々考えました。あと虎書くの難しかった。このラフ描いてた自分を実際清書するとき呪いました。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
どこか島に行きたい!!!
他の編集さんに「『義兄の島』読みましたよ～」って言われることが結構あって嬉しかったです。でも皆大体「ぎけい」って読んでて「あに」と読んでもらうにはどうしたらいいんだと考えてます。
原稿上がらずに編集部に遊びに行って唐揚げの話してました。担当さんは原稿よこせって思ってたに違いないです。
ガーリッシュコミックス展がトリコさんでありました。私去年本出してないのにエロコーナーに置いてもらえて嬉しかったです。担当さんに「原稿の動画ってもらえるの？」と言われて最終話の1ページを描いてる動画を作ったりとか。
ガーリッシュができた当初からの付き合いの営業さんが辞められたのは寂しかったです。
そしてどこか島に行きたい！
――今、何かハマっていることは？
鶏肉とキノコがベースで何か汁的なものを作ること。阿仁谷ユイジ先生にすすめられて、一昨年から加圧に行ってるんですけど加圧の先生に「お前は仕事で動かないのに、呑みすぎて食いすぎだ！ 痩せろ！ 野菜と鶏肉！」と言われて、休肝日を頑張って作りつつ、野菜は元々大好きなんでよしとして、肉を頑張って取ってます。豚田もこ先生の食生活を見習わないといけません。
あと今年サイン会を何度か行わせていただくんですけれど、同人誌即売会では中々読者さんの顔をじっと見るってことをしなかったんで、目ん玉に焼き付けたいなと思ってるところです。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
いつもと違ってシリアスなのと久々の単行本なんで緊張します。あとサイン会、みんな来てくれるんかな、、と。楽しんでもらえるようにしたいし次もあったら行きたい！ と思ってもらえるような会が開けたらいいなと。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
いつもお世話になってます。いさかです。
ちょっとダークな部分もあるので受け入れてもらえるかドキドキしています。
楽しんでいただけたら楽しかったぜと、SNSやらなんやらで発信してもらえたらいいなと思ってます
6月に花音さんから『みかづち寮』シリーズの新しい本が出ます、そっちはそっちでまた今までの私とは全く違う趣になっているので興味を持っていただけたら嬉しいです。
担当編集より
いさか十五郎先生の約1年ぶりとなるコミックス『義兄のいる島』では、とある孤島を舞台に繰り広げられる複雑な愛と人間模様を丁寧に描いていただきました。無口な褐色美人・ヤシオが何故見ず知らずの男たちにカラダを売っているのか、亡き実父との関係は…？ 謎だらけの義兄を知れば知るほどハマっていく朔の葛藤と真っ直ぐな愛を最後まで見届けてください。コミックスでは描き下ろし＋加筆ページが、なんと約20Pほど追加されされています…！ 細部まで妥協することなく取り組んでいただいた渾身の一冊、何卒よろしくお願い致します！
初版封入：限定描き下ろし漫画ペーパー
アニメイト：限定描き下ろし漫画ペーパー
アニメイト新宿：限定描き下ろし漫画ペーパー
アニメイト秋葉原：限定描き下ろし漫画ペーパー
中央書店コミコミスタジオ：限定描き下ろし漫画ペーパー
とらのあな：限定描き下ろし漫画ペーパー
Renta!：限定描き下ろし4P漫画
コミックシーモア：限定描き下ろし漫画ペーパー
※特典は店舗により配布方法が異なりますので、詳細はお店にお問い合わせください。
その他、詳細はG-Lish公式HPをご覧ください。
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(C)いさか十五郎/Jパブリッシング
