小東さと先生インタビュー

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小東さと先生インタビュー 起きたらダメ!? ヤリチン執着年下×鈍感お兄ちゃんの幼馴染ラブ!! 初コミックス『やましい恋のはじめかた』

2019/10/30 18:00

今日もアイツに抱かれて、夢から醒める… 小冊子付き初回版も発売

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2152回
小東さと/笠倉出版社/カルトコミックス PLACEBO collection
コミックス『やましい恋のはじめかた』『やましい恋のはじめかた 初回限定版』10月30日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
大学生の荒木健太郎は、人には言えない悩みを抱えていた。それは上京する前の晩、年下のイケメン幼馴染・吾妻春から寝込みを襲われ、それが原因で“やましい”夢を見続けていること。必死に閉じた瞼の向こうで、アイツはどんな顔してあんな言葉を言ったのか。からかわれただけ…そうは思っても、言葉と感触が生々しくカラダに残り、拭えないまま2年が過ぎる。そして春と同じ大学で再会したことから、あの日の夢の続きが始まり――?

 

――作品紹介をお願いします
言葉足らずで不器用な幼馴染の二人がすれ違いつつ、恋人関係に漕ぎつけるまでのお話です。  




――主人公たちはどんな攻×受ですか?
春(攻)…子供の頃からの報われない片想いを拗らせ、手近で発散することを覚えてしまった(元)ヤリチン
健太郎への想いを諦めきれず、同じ大学同じマンション(隣室)に転がり込んでくる年下執着攻
大事なことほど言葉で伝えることができず遠回りするので、良くも悪くも周囲から誤解されがちです。顔の良さで様々な欠点を幅広くカバーしながら生きてきました。不器用です…。

健太郎(受)…幼馴染の春を弟のように可愛がってきた分、自分に向けられている好意が恋愛感情だとは思いもしない鈍感お兄ちゃん
ある日春に寝込みを襲われ、それ以来春との間には心理的な溝ができてしまいます。しかし肉体は施された快感を忘れられず…春と離れて2年が経つ今も、夢の中で無意識に求めてしまう…そんな自分自身に戸惑うモロ感流され受。平凡で奥手ですが、面倒見がいいので友達には恵まれています。


――当て馬や重要な脇役は?
個人的なお気に入りはよく動きよく喋る落合ですね。たくさん軌道修正してくれて本当に助かりました…。
ネームの時点ではもっとベラベラ喋り倒していますが大抵本筋に関係ないのでカットされています。
軽音部との掛け持ちで、「おしゃクソ眼鏡」というバンドを組んでいる設定でした。
それから実は勇仁のことが好きです。ちなみに勇仁には鬼のように強い彼女がいます。


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
かわいい攻と大きい受が好きなので性癖に正直に描かせて頂きました。キスシーンは春の方が爪先立ちで一生懸命です。
…あとはいかに「睡眠姦」と言い切らない形にできるか、頭を悩ませ続けたストーリー展開ですね…。
後からどんなにフォローしても同意を伴わない行為であることには変わりがないので、簡単に肯定させたくないなと思いながら描いていました。






――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
実は初めてオリジナルBLを描かせて頂いたので、キャラクターをゼロから生み出す作業が最大の苦労でもあり、最大の楽しみでした。
主人公たちの名前を決めるときは迷いに迷ってついに姓名判断のサイトまで見に行きました…。



――今作にまつわる裏話はありますか?
春の両親に関しては妄想構想が膨らみすぎてよく担当さんとのネタ出しが止まらなくなりました(笑)
当たり障りのない部分だけ申し上げますと「若い頃の春父は春を凌ぐ女泣かせだった」という裏設定がインパクト強めでお気に入りです…


――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
生まれて初めてファンレターなるものを頂戴し、椅子から転げ落ちるほど驚きました。どうもありがとうございます。 

――今、何かハマっていることは?
以前は作業中に映画を流していたのですが、手元から視線を外さずに楽しめるので今は落語を音声だけで流しています。
お話の構成を練ったりオチを作る力が足りないなと日々実感しているので大変勉強になります。時間が出来たら寄席にも行きたいです…。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
イベントで担当さんが声をかけて下さったのがきっかけでした。
それまで漫画を描く仕事とは全く別の業界にいたので、よし描くぞと志してからデビューまでの約半年間は毎日が原稿強化合宿状態でした(あれ? すいません今もです)
担当さんには並々ならぬご苦労を強いています…

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
この本が出るまで、応援し、関わって下さった皆様に心より感謝いたします。
次の本はさらに良いものになるよう頑張ります。 

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
はじめまして、小東さとです。
「やましい恋のはじめかた」は電子の単話配信を読んで応援して下さった皆様のおかげでこの度コミックス化が実現いたしました。
本当にありがとうございます。紙の本を楽しみにお待ち頂いている皆様も、ありがとうございます。
やっとお手元にお届けできると思うととっても嬉しいです。
 
お陰様で、ただいま執筆中の『やま恋』続編も近々公開予定です。またお目にかかれますと幸いでございます。

最後までお読みいただきありがとうございました!


プラセボ編集部 担当編集:坂本さんより
小東さと先生のデビューコミックス『やましい恋のはじめかた』が発売となりました!
ずっと春くんと健ちゃんに寄り添わせて頂いていたので、こうして1つのカタチにまとめる事ができて、とても感慨深いですっ。
二人のストーリーを小東先生と考え始めた時、この物語のタイトルは何がいいだろうかと凄く頭を捻りました。
「寝込みを襲ってしまうこと」
これも確かに作品のメインテーマではありますが、あくまで過程にすぎません。本当に伝えたい言葉はもっと奥に、怯えるように隠れています。

大切な人のはずなのに、それだけじゃ物足りない。いけないコトだと解っていても、どうしても抑えられない。春くんの心に芽生えた苦しくも愛しい感情。それはきっと「やましい恋のはじまり」ではないだろうか―。この答えが定まった時、さと先生と「これだ―!」とはしゃいだ日々が今では懐かしいです。

イケメンだけどヤリチンな幼馴染・春と、えっちな夢に悩まされるお兄ちゃんの健太郎。始まりこそ衝撃的ではありますが、二人とも恋愛童貞すぎるので、すれ違う度「言葉を大切に!」と心の中で叫ばずにはいられなくなるはずですっ。
大人びた印象の春くんが、読み進めていくうちに年相応の男の子になっていく所も最高なので、是非ご確認頂ければと思います!
終盤は意外と〇〇な健ちゃんにも、むふふっとなること間違いなしですし、先生の紡ぎ出す迫力のある構図も含め、「やましい恋」の行く末をご堪能ください!
近日配信予定の続編もお楽しみに☆

 

コミックス『やましい恋のはじめかた』『やましい恋のはじめかた 初回限定版

 

特典情報

 




詳細は『やましい恋のはじめかた』特設ページでもご確認いただけます!

 

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(C)小東さと/笠倉出版社

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コメント1

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匿名1番さん(1/1)

やっとコミックス発売されましたね。続編がメチャクチャ楽しみです。

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