相葉キョウコ先生インタビュー

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相葉キョウコ先生インタビュー 好きがダダ漏れ!? 押せ押せなクール年下×感情が見える特殊体質の新感覚じれキュンBL! コミックス『恋愛感情論』

2021/02/08 17:00

恋を自覚したら止まれないっ!! 甘さMAXな初恋にときめく♥

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2620回
相葉キョウコ/リブレビーボーイコミックスDX
コミックス『恋愛感情論』2月10日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
特殊体質の涼真は、他人の感情が記号になって見える。ある日、初めて見る「黒いモヤ」の感情を持った大学生・青山と出会い、心理学の実験材料にしたいと頼まれる。モヤの正体を知るため、期間限定で了承した涼真だけど… モヤの正体は一体? いつか♥(恋)になるのか? 視えるからすれ違って、分からないから愛おしい。 相葉キョウコが贈る、新感覚じれキュンBL!

 
――作品紹介をお願いします

他人の感情を「視覚で捉える」受と「頭で捉える」攻の、人間の感情がテーマのお話です。
タイトルに「論」がついているのですが、最初は主人公2人が客観的な人の感情について論じていて、いつの間にかそれが相手の感情についての論争(?)になったような内容です。
元々「感情が読み取れる話にしましょう」ということでストーリー作りが始まったのですが、攻の方がかなりクセのあるキャラクターになってきた為、
せっかくなのでもっと面倒な性格にしましょう! ということで、攻めの方は別の手法で感情を読み取れる方法として心理学を用いました。


――主人公たちはどんな攻×受ですか?
どちらも人の感情を捉えるのが得意だからこそ、テンプレートに当てはめたがる傾向があり、回りくどい考え方をしたり仕草から意図を汲み取ろうとして結果的に恋愛が下手同士… という感じでしょうか。
受はヘラヘラしつつも相手を冷静に観察するタイプで来るもの拒まず去る者追わずタイプ、攻は恵まれた環境故の人間嫌いで来る者を拒むタイプです。
どちらも最初は利益重視での行動ですが、お互いと関わるうちにそれだけではなくなってきます。


――当て馬や重要な脇役は?
1冊目ではほとんど2人しか出てこないので当て馬は登場しないのですが、続きで重要なキャラクターが出てきます。
名前は至る箇所に出ているので「この名前は!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
あとは1コマしか出ていないのですが、ウェイトレスの女性が出している感情マークが何なのかほかの部分を見るとわかると思うので興味のある方は探してみてください。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
元々自分自身が心理学の知識をつけるのが好きだったのですが、今回はそれを用いてのストーリー作りがテーマだったので、なるべく実用的で身近な心理学の法則などを定期的に出すようにしています。プロットを作るごとに「今回はこれを使ってみようかな」と、色々調べています。
今まで恋愛そのものや、人物の会話が主軸なストーリーが多かったので、今作は「恋愛」と「心理」という2つのテーマを同時進行させるのが拘った点でしょうか。


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
心理学の用語や内容について、あまり専門的すぎずなるべくわかりやすく簡潔に噛み砕いて取り入れようと思っているのですが、あえて言葉に出して相手に行動や考え方を説明するというのは日常でなかなか無いと思うので、そこまでの流れをなるべく自然に持っていけるよう努力しています。
その為に攻がどんどん独特で癖のある人物像になってきているのですが、1巻を通して一皮むけたような気もします。

――今作にまつわる裏話はありますか?

最初ストーリー案を立てた時はホストと心理学者だったので、当初の予定では年上攻でした。
全体の流れと1話のプロットを考えた辺りで担当さんと話し合った結果「こっちの方が面白いのでは」と色々いじっていった結果、攻が年下の学生になり、売上ノルマなどが無くある程度時間に自由が利く方が動かしやすいことから受はホストからレンタル彼氏になりました。
久しぶりに年下攻モノを描いているのですが、年下というだけで無茶なことをしても「年下だから仕方ない」と自分に言い聞かせています(笑)。


――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
漫画とは関係ないのですが、料理を運ぶバイトをするゲームにハマってしまい、仕事の合間に「バイトするよ!!」とアシスタントと毎日バイトに励んでいました。
年末年始も「仕事の合間にバイトして… 私たちオーバーワークだね」などと言いながら、2つの意味で働いていました。


――今、何かハマっていることは?
久しぶりにホラー映画を片っ端から観ています。元々苦手だったのですが、数年前にふとリングを見直した辺りから沼のようにホラー映画大好きに転身してしまい、国内外目についたものを見まくっています。また、元々インテリアが大好きで自宅もよく模様替えしてはああでもないこうでもないと唸っているのですが、
ホラーに限らず映画やドラマを見ると主人公の家の間取りや家具が気になってしまい、映画を見る片手間でインテリアサイトを漁っています。


――本作について、今までの相葉キョウコ先生の作品とここが違う!という部分はなにかありますか?
前々回の単行本『プライベート・リビドー』では、「好きだから出来ない」「好きになれたらよかったのに」というすれ違いが多かったので今作はそもそもその「好き」すらわかっていない2人をテーマにしています。

――もし主人公と同じく「感情が視える」ようになったら、どうしますか?
詐欺師にならないよう頑張って耐えたいと思います(笑)。
人心掌握しやすくなると思うので、営業や人事系の仕事が向いてるかもしれないですね。


――作品にちなんで、日常の中で「感情が視えた!」と思った瞬間はありますか?
付き合いの長い友人などはちょっとした表情の変化や言葉の使い方などで「今こう考えているんだろうな」と判別がつくことは多々ありますね。
目線や会話への食いつき方、歩く速度なんかでも「飽きてるんだな」「楽しみなんだな」「興味ないんだな」くらいは何となくわかるような気がします。
飼い犬は表情豊かなので、感情が見えるといっても過言ではないかもしれません。

――
現在、マガジンビーボーイで続編も連載中とのことですが、どういった内容を予定されていますか?

実は1話の表紙から名前の出ているあの人がようやく登場します。物語の重要なポイントなので動かすのが楽しみです。


――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?

過去作で「相葉の攻は(良い意味で)変態」と、よく言われていたのですが、今作も案の定その路線を走っている気がします。
懲りずにお付き合い頂けると嬉しいなあと思っています。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!

久しぶりに年下のちょっと変わった攻を伸び伸び描かせて頂きました。「恋愛」をテーマにする恋愛漫画という特殊な構造なのですが、読むと多少の心理学用語知識が付くので、機会のある方は日常生活に活かしてみてください(笑)。
今後も毎回名前の出てくる例のあの人が登場したり、涼真にとんでもない出来事が起こったり、色々予定しておりますので、引き続きお手にとって頂けると嬉しいです。

★担当コメント
「相葉キョウコ史上、最甘」と謳った帯の通り、今作はじれキュンが見どころ!
感情が見える特殊体質をきっかけに、好きとは? 恋とは? に向き合う2人のお話です。

感情が見えちゃう受・涼真が、悩んだりぶつかったりしながら、恋に向き合う姿は連載中から大人気!
人の感情がわかるからこそ器用にオトナに生きてきた受が、恋をきっかけに我儘になったり甘えたりする姿は、まさに初恋…!

対する年下攻・青山は、無表情で感情がわかりづらい大学生。
人の感情が分からないからと心理学で理論武装したクセモノな攻ですが、涼真への恋に気づいてからの攻モード(ハート大放出)のギャップがずるいんです…。

一見クールな年下攻から繰り出される「クソデカ感情」ならぬ特大の恋のハートをお楽しみください♪

 

コミックス『恋愛感情論

 

 

 

特典情報

 

 
◆アニメイト
描き下ろしマンガ入り4Pリーフレット

◆コミコミスタジオ
描き下ろしマンガ入り4Pリーフレット

◆とらのあな JOSHIBU
描き下ろしマンガ入りリバーシブルカード

◆丸善ジュンク堂書店
描き下ろしペーパー

◆ビーボーイ応援店
描き下ろしマンガペーパー

◆電子書籍
描き下ろしマンガ1ページ


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(C)相葉キョウコ/リブレ

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