市川けい先生インタビュー

だんだんと心地よくなる二人の時間… もだえずにいられない思春期ラブ♥
優等生の楢崎が抜擢されたのは、素行不良で有名な寺島のお守り役。次第に心を開く寺島に、最初は面倒に思った楢崎も二人の時間を心地よいと感じはじめます。そんなある日、ふいに寺島がキスしてきて!? 10月17日発売、市川けい先生の新刊『ブルースカイコンプレックス』。互いのことが気になるのになかなか前に進めない……。思春期の恋に、もだえましょう!! それでは「801 AUTHORS 108」第446回、市川けい先生どうぞ！

Q. 新刊の紹介をお願いします！
静かに始まる関係が描きたいなーと思って着想し始めました。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
色っぽいシーンが無いときには明確にどっちがどっち、とは毎度決めてはいないのですが、テンションが表にほとんど出てこないフツメンとぱっと見は大人しそうに見えるヤンキーくさい子の話です。
Q. 当て馬や重要な脇役は？
バーのマスターがいなかったらこの話は動いてなかったんじゃなかろうか、とは思いました。あとは家族描写をだいぶ入れたんですけど、家族は結構気に入ってます。兄弟あたりが。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
弟をかわいく描きたくてそこはがんばりました！ 結果は、さておき、ですが…！

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
淡々とした始まりの関係性を描きたいと思って描き始めましたが、淡々としすぎて何考えてるかわからない、とごもっともな指摘を担当さんから沢山もらって、表現の上での淡々っぷりと、キャラと展開上としての淡々っぷりの両立はひどく難しかったです。難しかったけどとってもいい勉強になりました。
あと海に行くシーンがあるんですが、海に来てますよ感がちゃんと出てるか不安でたまりませんでした。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
ほんとは1話でもっと淡々としてもっとなに考えてるかわからんふたりの描写をしたネームがあったんですが、全ボツくらいました。いま読み返したらそらボツになるわ、と思います。淡々としすぎて！

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします！
作業部屋の片付け＆断舎利＆模様替えしました。以前よりはるかに快適になってヒャッホーイです。

Q. 今、何かハマっていることは？
ハーゲン○ッツがここ毎年秋に出すパンプキン味のアイスに毎年狂ってます。おいしいです。めっちゃおいしいです。
Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？
コミックス発売は何度経験しても慣れませんね…相変わらず胃液吐きそうです…。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
初めまして、以前もこちらのコーナーに呼んでいただいたことがあるのですが、そのとき読んでくださってた方はその時ぶりです！
今回のコミックスもどうぞお手にとっていただけるととっても嬉しいです！ よろしくお願い致します！
京漫画社編集部 Oさんより
淡々とした、テンションの低目な男子がふたり。
放課後の図書室受付をきっかけにじわじわと二人の距離が近づいていく様を是非見守って頂きたいです。
ポーカーフェイスな二人ですが、寺島君は意外と心中百面相だったり、中々お互いの思惑が通じ合わなかったり、回り道に回り道を繰り返して頭を抱える二人が初々しくて可愛いです。

市川先生の描かれる男子は見た目や仕草がシュッとして本当にかっこよくて毎度キュンとさせられますが、実は(？)ネームではもっと丸っこくラフに描かれており、表情も時にサ〇エさんのようなかわいい感じなので、「あれが…これに……!!!」と失礼ながらいつも感心しております…！

また今後、二人のお話を読める機会を設けさせて頂く予定なので、是非『ブルースカイコンプレックス』しっかりチェックしてください♪

特典情報
共通：初版のみ描き下ろしペーパー封入
アニメイト限定：描き下ろしペーパー
とらのあな限定：描き下ろしペーパー
応援書店限定：描き下ろしペーパー

詳しくは東京漫画社ホームページへ

(c)市川けい／東京漫画社