BLアワード2017|ちるちる

BLアワード2017|ちるちる

ついに今年もランキング決定!!
商業BLの祭典BLアワード2017!!

BEST ディープ 6位

義兄弟のインモラル愛憎劇

「心を殺す方法(1)」

ポイント:
477pt
著  者:
カシオ
出 版 社 :
祥伝社
シリーズ:
onBLUE comics(オンブルーコミックス・祥伝社)
発 売 日 :
2016/6/25

義兄に身体の関係を迫る義弟、そんな義兄を優しく包み込む上司。しかし、嫉妬に燃える義弟の行動はさらにエスカレートし…と、手に汗握るドロドロ愛憎劇が繰り広げられ、もはや昼ドラ! とちるちるでも話題になりました。

ユーザーの声を紹介

まるで昼ドラ!? 愛憎ひしめく義兄弟

タイトル通り心の中の闇というかドロドロしたものがたくさん!
ゆがんだ心、性、すべてがとてもディープな作品です
2jo4さん

読んでいて、昼ドラを観てるような感覚になりました。すごく面白い。
兄弟ものの本をたくさん読んできたけど、この本が出会った中で一番面白かったです。
ちーちさん

昼ドラBLという新しいジャンルを作ってくれました。これまでドロドロBLは読んできましたが、みんな幸せになって…!と思う作品は初めてです。
mgめぐさん

痛い! 怖い! 目が離せない!

犯されるごとに増してゆく義兄の薄幸さに胸が痛かった。
シホモさん

いつものリビング、お風呂、部屋、家庭の何気ない風景さえも息苦しく濃密に感じられるすごい作品です。心を殺しているのはどちらなのか最後まで目が離せません。
セボンさん

皆が望んだ幸せを手に入れられるわけはないんでしょうけども、
どうかいつの日か報われて欲しいと願ってしまう作品です。
好きなだけなのに、受け入れてもらえたはずなのに
拒絶されるのは本当に生きている意味さえ見失いそうになりますね…。
東雲月虹さん

もう題名から刺されます、、、このハッピーエンドがみえなさそうな切なさが、私には日出処の天子の再来でした。線の細い感じも薄幸感を増幅させます。どうぞ読者をいたぶって(?)ください。
ayanyamさん

ものすごくディープでした。カシオ先生の他の作品は独特ながらも可愛らしさがあったりするのですが、こちらの作品は読み手も一緒に胃が痛くなるんじゃないかってくらいに、引き込まれました。
ずんずんさん

物語的にはよくある展開なようであって、通常するっと流れてしまうような心情が深く描かれているので「そうだよね、直後はこういう状態になるよね…」と胸が痛くなりました。
今後この兄弟はどのようになっていくのか目が離せません。
匿名さん

BEST ディープ 7位

この世界観、まるで蟻地獄

「コオリオニ(上)」

ポイント:
356pt
著  者:
梶本レイカ
出 版 社 :
ふゅーじょんぷろだくと
シリーズ:
POEBACKS ~ポーバックス~(コミック・ふゅーじょんぷろだくと)
発 売 日 :
2016/2/24

実在する汚職事件をモチーフに、警官とヤクザが破滅の道をたどる様を描いた本格サスペンス。伏線を張り巡らせた緻密な構成と濃厚な人物描写に、BLの枠を飛び越え新聞各紙の書評にも名を連ねた傑作です。

ユーザーの声を紹介

怒涛の展開に飲まれる! 社会派サスペンス

これはもうヤバイ。サスペンスとエロと人間の深淵が交差して、濁流に飲み込まれるようなスピードで読み終えた作品です。とてもじゃないけどコメントできない。一言では言い表せない。でも1つだけ言えるのは、読んで損することはないってことですね。
堅気のヤーさんさん

私的に2016年で読んだBL作品の中で、1番印象に残ったのはこちらの作品です。
物語の展開の仕方が、予想の上回った形でストーリーが二転三転していく仕掛けがとにかくスゴイ!
怒涛かつスリリングな展開に読者も翻弄されながらも、最後2人が辿り着いた場所は涙なしでは語れない作品です。
是非1人でも多くの方に作品を知って、読んでいただきたいと願っています。
P(ぴー)さん

BLというジャンルを超えて、様々な人間模様が絡み合う、ハードボイルド小説のような作品です。
こまれまきさん

人間とは何か? 考える深みにハマる

BLだけにするにはもったいないくらいのスケールと深さを感じました。人間の本性について考えさせる物語。
匿名さん

途中下車したくなるストーリー。
誰もが加害者であり被害者でもある。
でも間違いなく名作です。
匿名さん

梶本さんの渾身の一作。あまりにディープで一度読んだらしばらく立ち上がれませんでした。事実を基にした内容はBLの枠にとらわれず、人間の暗い内部の奥の奥まで突き詰めて、これでもかと見せつけられるようです。
kapyさん

ディープというかもう、作品のありかたそのものが人生を語ってしまっているのでもろ手を挙げて降参ですっと言わざるをえません。本当に渾身の作品というものを久しぶりに感じられて私は幸せ者だと思います。梶本先生をこれからも応援したいのです!
ぽんちゃん2号さん

自分的には断トツでこの作品。
読み返す度に、違う話としての読み方を発見できます。「表現したいことが一つでないからこそ描かなければならなかった物語」とでも言いますか……
梶本レイカさんが筆を折らずに本当に良かった。
これからも、何度も何度も読み返すでしょう。
fandesuさん

BEST ディープ 8位

儚く切ない、春夏秋冬

「Season」

ポイント:
342pt
著  者:
麻生ミツ晃
出 版 社 :
大洋図書
シリーズ:
H&C Comics ihr HertZシリーズ(コミック・大洋図書)
発 売 日 :
2016/2/29

「まるで映画のよう」というレビュー多数! 四季おりおりの中でときには離れながらも惹かれあう坊ちゃんと元使用人の姿を、確かな構成力でじっくりと魅せてくれます。映像が浮かぶようなコマ割りに、惹き込まれること間違いなし。

ユーザーの声を紹介

丁寧で重厚な昭和前期の恋物語

とても繊細な作画で描かれる時代物BLです。
心理描写やキャラクターの表情、全てが丁寧に描かれており世界観にどっぷりひたれました。
未だにふとした時に、あの美しい情景が頭に浮かんできます。
P(ぴー)さん

ストーリーの重厚感が大好きな作品です。
繊細な絵柄もストーリーの空気感や時代背景に合っていましたし、遠近のつけ方が魅力的でした。
私のバイブルの一冊です。
橘かえでさん

切なくもどかしい純愛が、タイトル通り季節の巡りごとに綴られ、絵画のような非常に印象的なシーンが、心情を如実に伝えてくる、コミックスならではの良さを存分に味わえる素晴らしい作品。前半は受けキャラのひたむきな思いに胸を締め付けられ、後半は攻めキャラの味わいが深く、惹かれずにはおれません。
匿名さん

2016年私のベストでした。
昔に受けた小さな恩を忘れず、貧困に苦しむ東を助ける松岡。ちるちるの紹介では執着攻めとありますが、非道なことをしても東を助ける松岡はむしろ健気攻めだと思います。
主従・時代背景・歳の差と好きな物てんこ盛りな話と、麻生先生の繊細な画が相まって、読み終わった後の感動は胸をつきました。何度も再読しています。
そらそらこさん

映画のような満足感を堪能あれ

1本の映画を見終わったような読了感で、BL好きで良かった…!と思える作品でした。美しい。
匿名さん

巡る季節と移ろう心。丁寧に丁寧に綴られた物語に、長い切ない映画を見たような気持ちになりました。情感たっぷりに描かれたベッドシーンまでの美しさが未だに忘れられません。きっとこれからも何度も読み返すことでしょう。大好きです。
匿名さん

季節の移り変わりとともに二人の心の動きが繊細なタッチで丁寧に描かれている。上質な映画を観たような読後感。とても素敵な作品。
yokorinrinさん

BEST ディープ 9位

タイトルのように一筋縄ではいきません

「ボーイズラブ!(1)」

ポイント:
298pt
著  者:
松本ミーコハウス
出 版 社 :
祥伝社
シリーズ:
onBLUE comics(オンブルーコミックス・祥伝社)
発 売 日 :
2016/10/25

硬派むっつり攻め・美人攻め×平凡受けの3人は平等に付き合うことになり、かわりばんこでラブラブ3P♥ なんて話では終わりません。三者三様の思惑の中で、複雑に絡み合っていきます。この愛はどこに行きつくのか、結末が気になる一冊です。

ユーザーの声を紹介

ただの3Pじゃない!

3Pだけど、最初攻めだった悟が昔受けだったり(トラウマ有)、豪と悟に告白されて1人を選ぶことをできないから3人でと言っちゃう凪まだ完結してないのでどういうところに落ち着くのか未知で、今後の展開が楽しみ。
豪も父親がDVだったり明るいというよりほの暗さもあるけれど、無邪気な凪が悟と豪を持ち前の明るさで救ってくれるのか先がまだ見えません。
emimimiさん

ボーイズラブというド直球なタイトルに心奪われて読んでみたら、ただの3Pものではなかった!続きが気になる!3人の関係がこれからどんな展開を迎えるのか楽しみにしています。
こまきのさん

はじめてこのコミックを読んだ時、「こうくるか!!」と度肝を抜かれました。(1)ということで続編も出るのでしょうが今から楽しみで仕方がありません!!!
この三人がどんな道を歩んでいくのか応援したいと思っています!!
ダムヤンチーさん

ひきずる過去、絡み合う関係

3人少しづつ、背負っている暗い過去。
幸せになって欲しい。3人で幸せになれるの?とも思うけど、なって欲しい。
mettanさん

1巻にして既にこんがらがってきた三人から目が離せないです。三人で一組で居るようで「むむ?これは…これは…」とディープな香りがムンムンとしてきてます。2巻へのさらなるディープな展開に期待せずにいられない作品です。
ナギサさん

BEST ディープ 10位

じわじわくる、共依存BL

「朝とミーチャ(1)」

ポイント:
286pt
著  者:
ビリー・バリバリー
出 版 社 :
フロンティアワークス
シリーズ:
Dariaコミックス(ダリアコミックス・フロンティアワークス)
発 売 日 :
2016/4/22

一緒にいないと息もできない、そんなミーチャと朝彦の共依存な関係をちょっぴりセンチメンタルに描きます。暗い過去を持つ二人ですが、病み過ぎず明るすぎない独特の空気感にじわりじわりとハマってしまいます。

ユーザーの声を紹介

傷と執着、これぞ共依存

朝とミーチャ…タイトルの二人がお互いに深い部分で繋がっていてお互いにしか分からない揺るぎない絆で結ばれている、とても素晴らしい作品だと思います。
にゃにゃマンボウさん

私の中の今年出逢った作品のナンバー1です。学園ものでありながら、繊細で美しさと危うさが隣り合わせのヒリヒリするような相互依存の関係性。オリジナリティー溢れる作画とストーリー。続編がもっとも待たれる作品でもあります。
宮森蓮さん

ディープだけど純粋。その魅力がたまらない。傷付きやすい優しい人たちが、ついた傷を抱えながらもう一度誰かを愛そうとする、そして愛してもらう物語。朝はミーチャを、ミーチャは朝を見つけられてよかった。唯一無二の愛が空っぽの相手の心を満たしていく、美しい物語。
ねねむむやまこさん

メインから脇役まで!魅力的なキャラクター

共依存物が好きな人にはおすすめ!心の傷が背負う2人が依存し合う=美しい!!ラブラブな主人公2人も好きですが、学校のお友達などの脇役も魅力的です!
チャッピー・KLさん

とにかくミーチャ…彼は本当朝ちゃんに関してはディープな所が多く、ヤンデレでありながら朝ちゃんにワンコでもあり…
朝ちゃんも妖艶な影がチラチラする少年で黒なのかグレーなのかな部分が見え隠れする感じがとても楽しめました。
ナギサさん

執着攻と執着受の組み合わせ最高!猫撫でながら授業している先生も最高だし、教室で服の中で受を寝かせてて誰も何も言わない学校最高。
siberiaさん

共依存がテーマだが、それぞれのキャラクターが非常に魅力的なので、非劇的にならない。綴られる一文一文が詩的で、本当に美しい。絵柄も繊細で、読み応えがある。最高に大好きな作品。
くろくま子さん