付き合ってくれるの? 僕のしたいことに

心を殺す方法(1)

kokoro wo korosu houhou

心を殺す方法(1)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神92
  • 萌×229
  • 萌21
  • 中立15
  • しゅみじゃない14

--

レビュー数
20
得点
654
評価数
171
平均
4 / 5
神率
53.8%
著者
カシオ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
心を殺す方法
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396783853

あらすじ

親同士の再婚で義兄弟になった、10歳違いの春樹(はるき)と光(ひかる)。
人見知りな美少年・光は春樹にだけよく懐き、
春樹もそんな義弟をいじらしく思っていた。
時は流れ、高校生になった光は春樹への恋心を募らせる。
両親の旅行中、欲望が溢れた光は春樹の身体をまさぐり、
口淫を強要して、それをひそかに録画していた。
異常な関係に耐えかね逃げようとした春樹に、
光は音声を送りつけ、「逃げるなら親にバラす」と脅して
ついには春樹の後孔を犯し――。

愛憎極まる義兄弟インモラルドラマ、開幕。

表題作心を殺す方法(1)

光 義弟
春樹 義兄

レビュー投稿数20

美しく壊れていく、義兄

この作品で始めてカシオさんという作家さんを知り、この作品を読んだことでカシオさんのファンになりました。

最終巻まで読みましたが、個人的にはめちゃくちゃ大好きな神作品です。


親の再婚で義兄弟となった、春樹と10歳下の光。

初めて2人が出会ったのは、光が13歳の時。
人並み外れた美しさを持つ光は、それゆえに異性から過度の期待を押し付けられ、セクハラ紛いの扱いを受け続けたことで、周りから一切の心を閉ざしていました。

そんな光が、義理の兄・春樹のことだけはすぐに慕うようになります。

誰にも懐かない義弟が、自分にだけは懐き、微笑み、くっついてくる。自分より他の人と仲良くしていると、やきもちを焼く。けど名前を呼べば、パッと顔が明るくなる。
そんな光のことを春樹も可愛く思います。

幸せな、新しい家庭。
けれど、光だけは、普通の幸せなんて持てなかったんです。

その美しさゆえに、光の気持ちなどお構いなしに視線を、劣情を押し付けられる。異性からは性の対象、同性は近づいてこない。
幼い頃からそんな扱いを受けていたら、性格も歪んでいきますよね…。

春樹の前以外では、光には喜怒哀楽がほとんどありません。感情が欠落しているように。
全てを諦めているのです。勝手に興味を持たれ、期待に塗れた眼で、関わろうとしてくる。自分の存在が、周りを掻き回し誰かを傷付ける。
だから光からは決して誰とも関わろうとしないし、関わろうとしてくる人間も遮断するのです。

そんな光が、どうして春樹にだけは心を開くのか?
それは、最終巻で明らかになるのですが…
この時点ではまだ、疑問に思われる方が多いかもですね。そこは、最終巻のお楽しみですね…!


圧倒的美少年の光に比べたら、春樹は地味で平凡な青年なのですが、とにかくとても優しいのです。
その微笑みからも、優しさとか穏やかさとか、人の良さが滲み出ているような。


13歳だった光が高校生になり、物語は大きく動き出します。
ずっと、心の中にあった春樹への気持ちが、学校であったある出来事をキッカケに、溢れてとめられなくなったあの雨の日。

けれど、光はギリギリで思いとどまるんです。
そして春樹を遠ざけようとします。
もし、ここで、春樹も光から距離を置いたら、この先の悲劇にも似た物語は始まらなかったかもしれません。

でも、春樹はそんな光を放っておけなかったんですよね…。
光が何かを抱えているのなら、話を聞いて力になりたかったし、今手を伸ばさなきゃ、光を見失ってしまいそうで。

この時の春樹の優しさに、光は徹底的につけ込みます。悪気なんてなく。
帯の煽りがしっくりきます。
"天使の顔で所業は魔物"
読んでいても時々、光が悪魔のように思えます。とても綺麗な悪魔。

春樹が拒んでも、泣いても、逃げようとしても、あの手この手で逃げ場所を封じて、体を奪います。

春樹がとてつもなく可哀想です。
ゲイでもないのに、可愛がっていた義弟に無理矢理に犯される。
体の痛みも心の痛みも、きっと尋常じゃないはず。

穏やに微笑んでいた序盤の春樹の面影は消え、ストーリーが進むにつれてどんどん影を帯びていき、彼が少しずつ壊れていくのが分かります。

けれどそんな様が、胸が痛むのに目が離せない。
影を帯びていく春樹が、どこか美しいんです…。

今まで、口だけで止まっていた光の欲望がとうとう、後ろにまで伸ばされた時の春樹が、春樹の大きく見開かれた瞳から溢れ出る涙が、綺麗で…
痛々しいのに、でもそこが、"初めて"だということをリアルに強調していて、春樹の、痛み、苦しみ、喪失感、虚無感が強く伝わってきて、とても引き込まれるシーンなんですよね…

そのあとの、強引に襲ったくせに心配して慌てふためく光に向けられた春樹の虚ろな目と、その思い。
なんだか…ゾクゾクとします。

当初、優しい印象ばかり強かった春樹が、段々と怒りや蔑みや諦めや、負の感情を纏っていく様が本当に、読み応えがあるのです。

そして、英(はなぶさ)先輩。
春樹の大学時代からの先輩で、今は法律事務所で春樹の上司(と言うか所長)として共に働いています。
この人…私はすっごい好きです。
飄々としていてるけど根は真面目で、優しくて聡明で、基本的に男らしいし、イケメン。笑

英さんはゲイではありません。けれど、様子がおかしくなっていく春樹を、ただの部下以上に気にかけます。

光に犯され、心身ともにボロボロの春樹が、元気づけようとする英さんに誘われて2人で飲みに行く場面があるのですが、ここのくだりも凄く良いです。

礼儀正しかった春樹が見せるギャップ、英さんの優しさ男らしさ、2人の魅力が爆発してると思います。


この1巻では、光が春樹への劣情を形にして無理矢理犯し、それで穏やかだった春樹が少しずつ壊れていき、けれど英さんという存在に微かな救いを見出す…?というところで再び光に直面して…というところまでが描かれています。

私の最推しは春樹です。
光も英さんもとっても魅力的ですが、レビュー中でも何度も書いていてくどいかもしれないですが、壊れていく春樹が、しんどいくらい好きです( ; ; )
巻を追うに連れて魅力が増すばかりなんですよ…
色気が凄くて…。

あ…あと、光が現在高校生なので15〜6歳だと想定できますが、そうなると春樹さんは25〜6歳。この、春樹さんの、若いんだけど若すぎない絶妙な年齢と、その春樹さんのこと好きで無理矢理犯す高校生っていう年齢設定だけでもだいぶ萌えるんですけど私だけでしょうか…
ちなみに英先輩と春樹は3歳差。30手前の男の人って色気ありますよね…うわーこっちも萌える…!


1巻を読んだ時点で、すごい…!面白い…!と既に神評価でしたが、最終巻まで読むとまた、感無量です。更に更に好きになりました。
神評価より上がないのが残念なくらい。

この作品に出会って以来、カシオさんの作品を集め始めましたが、素晴らしい作品が多い中でもやはりこの作品がNo.1です。

8

怖い。けど面白い。

カシオさんの絵柄がちょっと苦手で。いや、ごめんなさい。でもあらすじを拝見して、面白そうだなと思って手に取ってみました。

読み始めたとき、

美しすぎるビジュアルを持つばかりに子どもの時から異性から性的な目で見られて、それゆえに他人に心を閉ざしてしまった弟くんが、親の結婚によって得た義理のお兄ちゃんによって精神的に救われ成長する話。

かと思ったんです。
いや~、全然違いましたね。

兄に並々ならぬ執着心を持つ光(弟)。
自分にだけ懐く弟を可愛いと思っていたらレイプまでされてしまう春樹(兄)。

もしかしたら読み手を選ぶ作品かな、と思います。甘い話ではないし、ハピエンが想像しにくい。

光が、なぜそこまで春樹に固執するのかが分かりにくい。けれど、それがかえって光の異常性っていうのかな、ホラーチックな怖さが増して面白かった。

一方の春樹も。
父親の幸せを壊したくない、他人に心を閉ざしてしまっている光を助けてあげたい。
そういう親切心があだになってどんどん追い込まれていく。

面白かった。すんごい面白かった。
って言ったら春樹が気の毒なんだけど。

2巻まで読んで、1巻の冒頭を読むと、これまたなんとも意味深。
冒頭のシーンは。喪服だよね。そして、二人とも年齢を重ねている。
ずっとずっと光は春樹だけを求めてたんだろうか。

どんな未来が二人を待ち受けているのか、続きが気になります。

7

悪循環が悪循環を呼ぶ

義兄の心情に感情移入するも美しさで人の幸せを奪っていく悲しい弟にまた同情してしまい、重苦しいテーマなのに心が沸いてついつい読んでその重さと緊迫感にエネルギーを消費して脱力してしまう。
読者すらも巻き込むこの漫画の悪循環はとても楽しいです。
早く続きが出てほしいです。

4

世界で一番好き

死ぬほどこの作品が大好きです。
これまで読んできた中で一番好きです。
春樹さんは壊されれば壊されるほど美しくなります。妖艶で危うくなっていくんです。
巻を追うごとに魅力が増す春樹さんを是非見てほしいです。

2

最高

鬼畜攻めが好きならこれでしょ
攻めの執着大好き。。ドキドキする

0

美しい…

読後になんとも言えない気持ちになるこの作品が大好きです。
多分好き嫌いはっきり分かれる作品の中の一つではないでしょうか。

この作品では蔑ろにされがちなメインCP以外の人々の物語がしっかりと描かれているのがとても良かったかな。
逆にしっかり描かれてしまっているが故、苦しさが増しているというか。

愛で繋がった家族が愛で壊されていく切なさが、とてもとても苦しくて、軽い気持ちで読み始めてしまうと後悔するかもしれません。
ですが一度読み始めたら先が気になってしまうのも確かでしょう。

本当にぐちゃぐちゃでカオスで、それでも美しいと思ってしまうような作品です。

0

今更ながらに拝見させていただきレビューさせていただきます。

過去の経験から義兄にしか感情と興味を持てない美少年の義弟によって正常だったお兄さんが壊されていくお話ですが語彙力がなくなるほど美しくて綺麗です。

これこそが愛と人間らしさなのだと思います。

憎まれることでさえ愛を感じてしまう義弟の執着心が恐ろしくもありとても切なく何度も涙しました。
それは執着心をぶつけられる兄から見ても可哀想だと思うほどに。

可哀想という気持ちが
”僕を好きになってしまったばかりに”と罪の意識に変わり
お兄さんも義弟から離れられない。

他人が割り込む隙間も常識すらもない二人の世界には言葉も出なくなります。
読み終えた後、本を閉じてしばらく虚無感に浸って動けませんでした。
この感覚を是非味わってほしいです。

0

怖いですねー

今のところまだ光が春樹に抱く感情が純粋に恋心なのかどうなのかわかりづらいです。人目を引くほどの美少年なばかりに周りとの距離をおく光に同情しそうにもなるのですが、弟ができたと純粋に愛しく思う春樹の気持ちを考えると、光の春樹に対するやり方に怒りを覚えます。一巻の最後では、春樹の心を壊してしまい、光自身もどうしていいかわからないようになってしまうのですが、気になる続きは二巻ですね。

美少年好きの私としては、美少年は何をやっても許してしまい勝ちなんですが、春樹があまりにいいお兄さんで職場で弟のことを天使みたいだと語る様子や両親の前でもみんなと仲良くなろうと気を使っているところなどを見てしまうと、光はどうしてもう少し違うアプローチで距離を縮められないかなと悲しくなりますね。自分の気持ちばかりになってしまうのが若さゆえなんでしょうけど、今のところ春樹がかわいそうでしかたありません。

5

重さを感じる義兄弟もの

美しい容姿であるがゆえに
周りから望みもしない熱のこもった目で見られ続け
本音を晒せる相手もいない光。
13歳の時に母が再婚し、10歳年上の春樹が兄になり
その春樹だけがなんの含みも無い優しさで包んでくれ
いつしか恋心に変わります。
光が懐いてくれることに
くすぐったいような喜びを覚えた春樹ですが、
光が高校生になった頃、雨に濡れたまま
思いつめたような様子の光に突然キスをされ…。

綺麗だから、逆に嫌な思いしかしない光が可哀想でした。
友達が出来そうだったのに、その彼女が自分に告白してきて
自分は何もしていなくても存在だけで
第三者を傷つけるような状態になるとか
普通ならやりきれなくなりますよね…。
でも光は春樹だけが大事で
春樹さえ手に入れられれば幸せなのです。

雨の日のキスを境に、自分を避ける光が気になって
ちゃんと向き合わなくてはいけないと
両親が別荘へ二週間滞在する間実家に戻り
(春樹は普段アパート暮らし)
光の手に堕とされ、動画を撮ったと脅され
行為を強要されてしまうまでに関係は悪化。

優しくしたのがいけなかったのか、
好きになったのがいけなかったのか。
どちらも決して悪いことではないはずなのに
春樹を追いつめてしまう光と
自分さえ我慢していればいいんだろうと
心を閉ざしていく春樹…。

他になにもいらないからと欲望をぶつけるのは
春樹も同じように想ってくれているのなら問題ありませんが、
光が自分を都合のいい性欲処理に使っていると勘違いさせるほど
春樹の気持ちを考えられなかったのは
若さだけでは片づけられない切羽詰まった情動だったのでしょう。

体調を崩してしまうほどに憔悴した春樹が気の毒でした。
弟が出来て嬉しかっただけなのに。
裏切られた憎しみと悲しみが、これからどこへ向かうのか。

私はハッピーエンドな義兄弟(弟×兄)ものに慣れてしまって
ある意味麻痺していたせいもあるのか
重みがずっしりのしかかってくるような作品です。
2巻で少しでも春樹の気持ちが和らいでくれるといいのですが…。

9

題名に惹かれて・・

題名に惹かれて購入しました。心を殺す方法、とはとても上手く考えたなと思いました。
初読み作家さんです。あらすじを読まずに購入しました。絵柄は正直好みではありません。しかし、ストーリーに引き込まれます。
心を殺す方法なので、最初は弟が義理の兄に恋をして、でも男同士、義理といっても兄弟・・だから叶わないから恋心を殺していくのかと思いました。
そしたら全然違いましたね。私の想像を遥かに超えてました。
執着。私は大好きです。攻めが執着して執着して、受けを自分のモノにするという展開は大好きです。しかし・・これはどうだろう。
大好きな設定だけど、むむむ。
心が痛い。
受けの春樹が攻めの光を好きじゃないからかな。一方的だからか、読むのが少し辛い。けれど、2人がどうなるのか気になるから読んでしまう。

最初の方のシーンで2人とも黒い服を着てるので、喪服だと思いますが、とても印象的です。光が横目で春樹を見る。一方の春樹は光の視線に気づいてるいるのかいないのか、視線を外し目をつむる。2人の関係性を上手く表現していると思います。このイラスト?ページが1番好きです。

3

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